EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

日銀短観,過去最大の下げ幅

Japan Tankan Confidence Tumbles to Record on Exports (Update1)

【2009年第1四半期】
日銀短観(大企業製造業・業況判断) -58 (予測:-55,前四半期:-24)
日銀短観(大企業非製造業・業況判断) -31 (予測:-25,前四半期:-9)

-34という過去最大の下げ幅でした。輸出立国の日本が音を立てて崩壊という状況ですね。レバレッジが効いていたのは金融経済の投資だけでなく,その恩恵を受けていた実体経済の消費も同じです。製造業の在庫調整など急にできませんから,

Q:急に
B:バイ・キャンセルが
K:来たから

と言っても,製造コストだけかかって回収ができません。勢い雇用調整は続き,後から悪くなった&製造業に依存しすぎの日本経済のほうが立ち直りは遅いでしょうね。

日本の株式市場は当分はずーーーーーっとアウト,ドル円相場は相対的により弱い経済圏の通貨が弱くなると言う素直な展開でしょうね。

政府版CDO+ストレステストの合わせ技

Fed Takes Lead Role in Executing ‘Stress Tests’ of U.S. Banks

23日発表された不良債権買い取り計画(PPIP)の枠組み(いわゆるバッドバンク計画)は,下落している時価での債券への別の民間機関の取引機会を与える点で,いわば政府版CDO取引と言うことなので,プランとしては非常に美しいものです。

問題は評価損の出ている債券の値上がりを期待して買う買い手ではなく,損失を覚悟で売る金融機関側のインセンティブが必要なのですが,その一つが上記の大手銀行へのストレステスト(健全性審査)で良い審査結果を得ることです。そうすれば新たな政府からの資本注入の道を開くことができるからです。

つまり,ストレステスト対象の19のメジャーな金融機関は,

1.資本注入が必要な場合は,遅かれ速かれ不良債権を政府版CDO取引で売る必要がある。
2.資本注入が不要な場合は,持っている不良債権を今は売らないで将来の値上がり益(評価損の減少)を期待することもできる。

のどちらかの決定を迫られているのです。いわば「損切りしたら資本調達いたしましょう」という取引機会を政府自らが新たに提供しているのです。そして,その取引機会は金融機関の裁量において任意の時間軸で執行されるので,市場原理をうまく利用したものと言えるでしょう。さらに,ストレステストには経営者側の経営責任も当然考慮されるでしょうから,納税者の納得も得られやすいというものです。

座布団二枚です。うまいですね。

 | HOME | 

PAGE TOP ▲

Appendix

EURO SELLER

EURO SELLER

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

DTIブログポータルへ
このブログを通報
Report Abuse

Search

Calender

« | 2009-04 | »
S M T W T F S
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

Forex Rates

This site's QR Code