このブログのご紹介
【世界でもっとも流動性のある外国為替市場(FOREX MARKET)にようこそ!】
管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。
現在は,EUR/GBPやGBP/JPYなどの欧州通貨を中心に為替のメカニカルトレードシステムを行っています。といっても裁量トレードも大好きなので,シグナルルールもどちらかというと自分のトレード感覚をそのままルールにしている感じです。そのため大変ヒューリスティックな要素が多いトレードシステムです。
このブログではファンダメンタルを中心に市場雑感や為替動向に関する記録を残しています。できるだけ後に残して意味のあるものにしたいと思いますので,批判や反対コメントも歓迎いたします。どうか,よろしくお願いします。
※このブログは2009年5月12日以降はlivedoorブログと同期して同時更新しています。
(どちらかのサーバーが落ちても更新できるためです。ただし,今後のエクスポートのためにコメントやトラックバックはなるべく本ブログのほうにお願いします。)
あと,その他の姉妹サイトは以下の通りです。
■ 細々とやっているシステムトレードのブログはこちらです。
■ 趣味の動画作成と各種チャートの置き場はこちらの総合ブログにマージしました。
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ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/05/14の週】(ギリシャ・JPMショックの週?)
【先週の概況】
先週はギリシャの総選挙後の連立がことごとくうまく行かずにユーロドルが1.29ドル割れ直前まで下落しました。ユーロ全面安の動きに加えて,リスク回避の動きなので円高にもなっておりドル円も80円割れの水準で推移しました。ドルスイスはユーロにつられてフラン安が進み0.93フラン台まで上昇しました。(WTI)原油価格は98ドル台で始まり,いきなり月曜日に95ドル台の安値まで下落した後は上値も97ドル台までで限定的で,火曜日以降は小動きのまま95ドル台で週末を迎えました。金価格は1642ドル台で始まった後は,火曜日に急落して1596ドル台を記録し,その後は上値は1601ドル台までに限定されて続落して1579ドル台で週末を迎えました。

【ドル円】
先週の予想:80.50円-79.30円
先週の変動:80.068円-79.421円(終値79.896円)
的中度:上限は約40PIPSドル高方向の誤差,下限は約10PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:80.50円-79.30円
※欧州のイベントには息が抜けませんが,円は消去法で選ばれているだけですので,今週の下値は79円台前半までの下落を継続し,上値は80円台半ばまでの上昇を継続します。

【ユーロドル】
先週の予想:1.3070ドル-1.2930ドル
先週の変動:1.30641ドル-1.29040ドル(終値1.29124ドル)
的中度:上限は約10PIPSドル安方向の誤差,下限は約30PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:1.2920ドル-1.2790ドル
※今週もギリシャに注目しながら下値を試す展開を予想しますので,今週の下値は1.28ドル割れでの達成感による反転を予想し,上値は極めて重くて1.29ドル台前半までの上昇を予想しています。

【ドルスイス】
先週の予想:0.9280フラン-0.9150フラン
先週の変動:0.93057フラン-0.91938フラン(終値0.92937フラン)
的中度:上限は約30PIPSドル安方向の誤差,下限は約40PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:0.9280フラン-0.9150フラン
※こちらもギャップ空けは当然で,今週の下値は0.92フラン台後半までのギャップを埋める下落を予想し,上値は0.94フラン台前半まででの失速を予想しています。
【今週の指標】
5月15日(火):米4月小売売上高
※現在のリスク回避の相場ではこの経済指標では株式市場などは上向かないでしょう。また景気一服感があるので控えめな予測ですからポジティブ・サプライズを期待しましょう。
5月17日(木):5月フィラデルフィア連銀景況指数
※事前予測では先月なみの数値なのであまり市場インパクトがないと思われます。今週はユーロ圏のイベントで振り回されそうな1週間のはずです。
先週はギリシャの総選挙後の連立がことごとくうまく行かずにユーロドルが1.29ドル割れ直前まで下落しました。ユーロ全面安の動きに加えて,リスク回避の動きなので円高にもなっておりドル円も80円割れの水準で推移しました。ドルスイスはユーロにつられてフラン安が進み0.93フラン台まで上昇しました。(WTI)原油価格は98ドル台で始まり,いきなり月曜日に95ドル台の安値まで下落した後は上値も97ドル台までで限定的で,火曜日以降は小動きのまま95ドル台で週末を迎えました。金価格は1642ドル台で始まった後は,火曜日に急落して1596ドル台を記録し,その後は上値は1601ドル台までに限定されて続落して1579ドル台で週末を迎えました。

【ドル円】
先週の予想:80.50円-79.30円
先週の変動:80.068円-79.421円(終値79.896円)
的中度:上限は約40PIPSドル高方向の誤差,下限は約10PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:80.50円-79.30円
※欧州のイベントには息が抜けませんが,円は消去法で選ばれているだけですので,今週の下値は79円台前半までの下落を継続し,上値は80円台半ばまでの上昇を継続します。

【ユーロドル】
先週の予想:1.3070ドル-1.2930ドル
先週の変動:1.30641ドル-1.29040ドル(終値1.29124ドル)
的中度:上限は約10PIPSドル安方向の誤差,下限は約30PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:1.2920ドル-1.2790ドル
※今週もギリシャに注目しながら下値を試す展開を予想しますので,今週の下値は1.28ドル割れでの達成感による反転を予想し,上値は極めて重くて1.29ドル台前半までの上昇を予想しています。

【ドルスイス】
先週の予想:0.9280フラン-0.9150フラン
先週の変動:0.93057フラン-0.91938フラン(終値0.92937フラン)
的中度:上限は約30PIPSドル安方向の誤差,下限は約40PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:0.9280フラン-0.9150フラン
※こちらもギャップ空けは当然で,今週の下値は0.92フラン台後半までのギャップを埋める下落を予想し,上値は0.94フラン台前半まででの失速を予想しています。
【今週の指標】
5月15日(火):米4月小売売上高
※現在のリスク回避の相場ではこの経済指標では株式市場などは上向かないでしょう。また景気一服感があるので控えめな予測ですからポジティブ・サプライズを期待しましょう。
5月17日(木):5月フィラデルフィア連銀景況指数
※事前予測では先月なみの数値なのであまり市場インパクトがないと思われます。今週はユーロ圏のイベントで振り回されそうな1週間のはずです。
ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/05/07の週】(お仕事で休みたいモード)
【先週の概況】
先週は4月米雇用統計良くなかったのでいったんはドル全面安の流れになるかと思われましたが,週単位で見るとユーロドルは1.30ドル台後半まで下落するドル高の展開で,ドル円は79円台後半まで下落する円高の展開でした。ドルスイスも0.91フラン台後半まで上昇しドル高になっています。週末にはフランス大統領選の決選投票で財政緊縮派ではないオランド氏が当選し,またギリシャも選挙の結果,第1党となった新民主主義党が財政再建派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)とは連立を組めそうもなく,今週にかけてはユーロ全面安の展開です。(WTI)原油価格は104ドル台で始まり,火曜日に106ドル台まで上昇するもののその後はゆるやかに下落して104ドル台まで戻り,木曜日と金曜日に急落して98ドル台で週末を迎えました。金価格は1662ドル台で始まった後は火曜日にいったん1671ドル台まで上昇するものの,水曜日から金曜日まで続落して1627ドル台を付けた後に少し戻して1642ドル台で週末を迎えました。

【ドル円】
先週の予想:80.90円-79.50円
先週の変動:80.602円-79.633円(終値79.827円)
的中度:上限は約30PIPSドル高方向の誤差,下限は約10PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:80.50円-79.30円
※まだ欧州のイベントには息が抜けないので,今週の下値は79円台前半までの下落を予想し,上値は80円台半ばまででの失速を予想しています。

【ユーロドル】
先週の予想:1.3330ドル-1.3120ドル
先週の変動:1.32826ドル-1.30795ドル(終値1.30819ドル)
的中度:上限は約50PIPSドル安方向の誤差,下限は約40PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:1.3070ドル-1.2930ドル
※選挙結果を受けてのギャップ空けは当然ですが,今週の下値は1.29ドル台前半までのさらなる下落を予想し,上値はギャップを埋めにいく1.30ドル台後半までの伸長を予想しています。

【ドルスイス】
先週の予想:0.9150フラン-0.9020フラン
先週の変動:0.91831フラン-0.90419フラン(終値0.91795フラン)
的中度:上限は約30PIPSドル安方向の誤差,下限は約20PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:0.9280フラン-0.9150フラン
※こちらもギャップ空けは当然で,今週の下値は0.91フラン台半ばまでのギャップを埋める下落を予想し,上値は0.92フラン台後半まででの失速を予想しています。
【今週の指標】
5月10日(木):BOE政策金利発表
※景気悪化を指摘されている英国ですが,このところのユーロ圏の不安定さに比べるとマシじゃないかと思われる中,なんとか金利は0.5%のまま据え置きでしょう。
5月10日(木):3月米貿易収支&4月輸入物価指数
※貿易収支でドル相場が動いたのは昔の話で,輸入物価が下落してCPIが上昇しなければ金融緩和を止める必要はないのでスルーで良いです。
あとは大して注目すべき経済指標があるとは思いませんので,ギリシャの総選挙が再選挙になるかどうかのイベントに注目した方が良いかも知れません。
先週は4月米雇用統計良くなかったのでいったんはドル全面安の流れになるかと思われましたが,週単位で見るとユーロドルは1.30ドル台後半まで下落するドル高の展開で,ドル円は79円台後半まで下落する円高の展開でした。ドルスイスも0.91フラン台後半まで上昇しドル高になっています。週末にはフランス大統領選の決選投票で財政緊縮派ではないオランド氏が当選し,またギリシャも選挙の結果,第1党となった新民主主義党が財政再建派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)とは連立を組めそうもなく,今週にかけてはユーロ全面安の展開です。(WTI)原油価格は104ドル台で始まり,火曜日に106ドル台まで上昇するもののその後はゆるやかに下落して104ドル台まで戻り,木曜日と金曜日に急落して98ドル台で週末を迎えました。金価格は1662ドル台で始まった後は火曜日にいったん1671ドル台まで上昇するものの,水曜日から金曜日まで続落して1627ドル台を付けた後に少し戻して1642ドル台で週末を迎えました。

【ドル円】
先週の予想:80.90円-79.50円
先週の変動:80.602円-79.633円(終値79.827円)
的中度:上限は約30PIPSドル高方向の誤差,下限は約10PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:80.50円-79.30円
※まだ欧州のイベントには息が抜けないので,今週の下値は79円台前半までの下落を予想し,上値は80円台半ばまででの失速を予想しています。

【ユーロドル】
先週の予想:1.3330ドル-1.3120ドル
先週の変動:1.32826ドル-1.30795ドル(終値1.30819ドル)
的中度:上限は約50PIPSドル安方向の誤差,下限は約40PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:1.3070ドル-1.2930ドル
※選挙結果を受けてのギャップ空けは当然ですが,今週の下値は1.29ドル台前半までのさらなる下落を予想し,上値はギャップを埋めにいく1.30ドル台後半までの伸長を予想しています。

【ドルスイス】
先週の予想:0.9150フラン-0.9020フラン
先週の変動:0.91831フラン-0.90419フラン(終値0.91795フラン)
的中度:上限は約30PIPSドル安方向の誤差,下限は約20PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:0.9280フラン-0.9150フラン
※こちらもギャップ空けは当然で,今週の下値は0.91フラン台半ばまでのギャップを埋める下落を予想し,上値は0.92フラン台後半まででの失速を予想しています。
【今週の指標】
5月10日(木):BOE政策金利発表
※景気悪化を指摘されている英国ですが,このところのユーロ圏の不安定さに比べるとマシじゃないかと思われる中,なんとか金利は0.5%のまま据え置きでしょう。
5月10日(木):3月米貿易収支&4月輸入物価指数
※貿易収支でドル相場が動いたのは昔の話で,輸入物価が下落してCPIが上昇しなければ金融緩和を止める必要はないのでスルーで良いです。
あとは大して注目すべき経済指標があるとは思いませんので,ギリシャの総選挙が再選挙になるかどうかのイベントに注目した方が良いかも知れません。
4月失業率は前月より低下も,NFPの増加は鈍る傾向で一時雇用頼み
Jobless Claims in U.S. Decline More Than Forecast
4月非農業部門雇用者数: 115K (予想:160K,前回:120K,前回改定:154K)
4月失業率: 8.1% (予想:8.2%,前回:8.2%)
4月の失業率は3月からまた0.1%下がって8.1%になりましたが,NFPは予想の160Kを下回る115Kの増加にとどまりました。一方3月のNFPは120Kから154Kに上方修正されています。つまり,上方修正されなかったら115K+34K=149Kの増加だったということです。このようにNFPは指標の絶対値ではなく前月の雇用者数からの差分ですので,前月の上方修正で今月の増加が少なく見られがちですし,逆に前月の下方修正で今月の増加が多く見られがちです。ISMや他の経済指標のようにポイントの絶対値で表わされる場合と比べて,NFPは前月修正の影響で好材料と悪材料の入り交じる展開になりがちなのは覚えておくと良いですね。
製造業: 1万6000人 (前回:4万1000人) ※1Qまでに計画生産の製造業は雇用終了か
建設業: -2000人 (前回:-3000人) ※ともかく新築住宅需要減は確実
金融業: 1000人 (前回:1万4000人) ※このセクターも雇い止めですか
リテール部門: 2万9300人 (前回:-2万900人) ※先月のマイナスから一転大幅プラスに
民間部門: 13万0000人 (前回:16万6000人) ※リテール部門に救われてなんとか持ち直し
政府部門: -1万5000人 (前回:-1万2000人) ※相変わらず定常的に蚊帳の外の部門
今月は,製造業の増加傾向に陰りが出ていますが,これは第1四半期までである程度雇用は確保されているという見方もできます。一方,リテール部門は前月の減少がウソのように一転して大幅増ですが,この月ごとのブレは相変わらず一時雇用が多いことの現れでしょう。他のサービスセクターでは,物流・輸送部門の落ち込みが激しいですがこれは季節要因と考えています。プロサービス部門は前月からは大幅増ですが2月の統計ほど増えているわけではありません。本来手堅いはずの教育・ヘルスケア部門の増加が鈍っているのはあまり良い傾向ではありません。本格的な米景気回復を望むのなら,そろそろリテールの一次雇用頼みの状況から脱することができないと先行きは踊り場にさしかかる可能性があります。これからが米国景気の回復の正念場と言えるでしょう。
また相場観測としては,指標発表後はゆっくりとユーロドルが上昇したかと思うと,NY時間の進展に伴って今度はユーロドルが下落し始めました。この雇用統計自体の相場への影響は軽微であり,市場はもう週末のフランス大統領選の決戦投票に向けて,ユーロドルの上げ代ないし下げ代作りに忙しいようです。
4月非農業部門雇用者数: 115K (予想:160K,前回:120K,前回改定:154K)
4月失業率: 8.1% (予想:8.2%,前回:8.2%)
4月の失業率は3月からまた0.1%下がって8.1%になりましたが,NFPは予想の160Kを下回る115Kの増加にとどまりました。一方3月のNFPは120Kから154Kに上方修正されています。つまり,上方修正されなかったら115K+34K=149Kの増加だったということです。このようにNFPは指標の絶対値ではなく前月の雇用者数からの差分ですので,前月の上方修正で今月の増加が少なく見られがちですし,逆に前月の下方修正で今月の増加が多く見られがちです。ISMや他の経済指標のようにポイントの絶対値で表わされる場合と比べて,NFPは前月修正の影響で好材料と悪材料の入り交じる展開になりがちなのは覚えておくと良いですね。
製造業: 1万6000人 (前回:4万1000人) ※1Qまでに計画生産の製造業は雇用終了か
建設業: -2000人 (前回:-3000人) ※ともかく新築住宅需要減は確実
金融業: 1000人 (前回:1万4000人) ※このセクターも雇い止めですか
リテール部門: 2万9300人 (前回:-2万900人) ※先月のマイナスから一転大幅プラスに
民間部門: 13万0000人 (前回:16万6000人) ※リテール部門に救われてなんとか持ち直し
政府部門: -1万5000人 (前回:-1万2000人) ※相変わらず定常的に蚊帳の外の部門
今月は,製造業の増加傾向に陰りが出ていますが,これは第1四半期までである程度雇用は確保されているという見方もできます。一方,リテール部門は前月の減少がウソのように一転して大幅増ですが,この月ごとのブレは相変わらず一時雇用が多いことの現れでしょう。他のサービスセクターでは,物流・輸送部門の落ち込みが激しいですがこれは季節要因と考えています。プロサービス部門は前月からは大幅増ですが2月の統計ほど増えているわけではありません。本来手堅いはずの教育・ヘルスケア部門の増加が鈍っているのはあまり良い傾向ではありません。本格的な米景気回復を望むのなら,そろそろリテールの一次雇用頼みの状況から脱することができないと先行きは踊り場にさしかかる可能性があります。これからが米国景気の回復の正念場と言えるでしょう。
また相場観測としては,指標発表後はゆっくりとユーロドルが上昇したかと思うと,NY時間の進展に伴って今度はユーロドルが下落し始めました。この雇用統計自体の相場への影響は軽微であり,市場はもう週末のフランス大統領選の決戦投票に向けて,ユーロドルの上げ代ないし下げ代作りに忙しいようです。
ECBは政策金利を1.00%で据え置き…また先行き不透明感のため「出口」から遠のく
Draghi Says Rates Accommodative as Economic Outlook Worsens
5月3日にECBは政策金利を1.00%のまま5回連続で据え置きました。ユーロ各国の財政削減の取り組みが選挙戦次第では流動的なため,景気の先行きの不透明感を強調した会見でした。現在の緩和的政策を適切なものとして評価する一方で,ECBの非伝統的金融政策の「出口」を語るには時期尚早との見方を示しました。ドラギECB総裁をもってしても現在のユーロ圏の景気回復の不透明感は拭えないようです。記者会見ではスペインやオランダなどのホットな国の話題をサラリとかわす余裕を見せました。
ユーロドルは会見中にいったん1.31ドルを割ったものの,さらなる緩和がないことが確認されると1.31ドル台後半まで続伸しました。この会見の後にまた戻し始めましたので相場への影響は軽微だと言えます。
***
なお,会見のトランススクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。
5月3日にECBは政策金利を1.00%のまま5回連続で据え置きました。ユーロ各国の財政削減の取り組みが選挙戦次第では流動的なため,景気の先行きの不透明感を強調した会見でした。現在の緩和的政策を適切なものとして評価する一方で,ECBの非伝統的金融政策の「出口」を語るには時期尚早との見方を示しました。ドラギECB総裁をもってしても現在のユーロ圏の景気回復の不透明感は拭えないようです。記者会見ではスペインやオランダなどのホットな国の話題をサラリとかわす余裕を見せました。
ユーロドルは会見中にいったん1.31ドルを割ったものの,さらなる緩和がないことが確認されると1.31ドル台後半まで続伸しました。この会見の後にまた戻し始めましたので相場への影響は軽微だと言えます。
***
なお,会見のトランススクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。
4月ISM製造業景気指数は予想以上で,連休中の円高からやや回復
Manufacturing in U.S. Grows at Fastest Pace in a Year: Economy
4月ISM製造業景気指数: 54.8 (予測:53.0,前月:53.4)

4月のISM製造業景気指数は3月の53.4から1.4ポイント増の54.8に上昇し,事前予想の53.0も1.8ポイント上回りました。予想よりはかなり良く米国株式市場も上昇しましたし,為替市場もドル高方向に相場が動きました。
内訳では,新規受注指数(New Orders)が前月から3.7ポイントの増加で,製造指数(Production)も2.7ポイントの増加となりました。雇用指数(Employment)も1.2ポイントの増加で週末の雇用統計も悲観する必要はないでしょう。入荷遅延(Supplier Deliveries)が引き続き50を割っていますが少しだけ中立水準に近づいています。
在庫指数(Inventories)がやや減少する一方で,顧客在庫指数(Customers' Inventories)が少しだけ増加し,受注残指数(Backlog of Orders)が3.0ポイントも減少したのは,やっと需給の均衡に近づいている兆候と言えます。価格指数(Prices)は今月は変化ないのですが依然として高止まりです。
輸入指数(Imports)も今月は変化がないのですが,輸出指数(Exports)は3月の減少をほぼ打ち消す5.0ポイントの大幅な増加になりました。総じて米国経済の景気回復のスピードは巡航速度のようでデフレにもならず羨ましい限りです。
4月ISM製造業景気指数: 54.8 (予測:53.0,前月:53.4)

4月のISM製造業景気指数は3月の53.4から1.4ポイント増の54.8に上昇し,事前予想の53.0も1.8ポイント上回りました。予想よりはかなり良く米国株式市場も上昇しましたし,為替市場もドル高方向に相場が動きました。
内訳では,新規受注指数(New Orders)が前月から3.7ポイントの増加で,製造指数(Production)も2.7ポイントの増加となりました。雇用指数(Employment)も1.2ポイントの増加で週末の雇用統計も悲観する必要はないでしょう。入荷遅延(Supplier Deliveries)が引き続き50を割っていますが少しだけ中立水準に近づいています。
在庫指数(Inventories)がやや減少する一方で,顧客在庫指数(Customers' Inventories)が少しだけ増加し,受注残指数(Backlog of Orders)が3.0ポイントも減少したのは,やっと需給の均衡に近づいている兆候と言えます。価格指数(Prices)は今月は変化ないのですが依然として高止まりです。
輸入指数(Imports)も今月は変化がないのですが,輸出指数(Exports)は3月の減少をほぼ打ち消す5.0ポイントの大幅な増加になりました。総じて米国経済の景気回復のスピードは巡航速度のようでデフレにもならず羨ましい限りです。
嵐を呼ぶ都知事 v1.0

動画職人第27弾です。これまで通り,こちらでも告知しておきます。
今回の動画は東京都による尖閣列島の土地購入を打ち出して内外に賛否の嵐を巻き起こしている石原慎太郎都知事が主役です。原曲は実弟である石原裕次郎さんが歌ったの1957年の曲「嵐を呼ぶ男」です。もちろんYouTubeがなかったら音源すら手に入れられなかったことでしょう。なお本作品は一政治家の信条・思想・政策に関して推奨も批判も意図しておりません。純粋にエンターテイメントとしてお楽しみいただけましたら幸いです。
嵐を呼ぶ都知事 v1.0
ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/04/30の週】(連休で休みたいモード)
【先週の概況】
先週はフランス大統領選の先行きが不透明なこともありある程度のユーロ安を覚悟していましたが,米2012年第1四半期GDPが良くなかったことなどで週単位で見ると円高およびユーロ高の流れがはっきりしています。ユーロドルは1.32ドル台後半まで上昇し,ドル円も80円台前半まで円高になりました。ドルスイスも0.90フラン台半ばまでフラン高になっています。(WTI)原油価格は104ドル台で始まり,月曜日に101ドル台まで下落しましたがその後は反転して上昇しました。しかし金曜日にかけても上値は重く104ドル台までしか戻せずに週末を迎えました。金価格は1643ドル台で始まった後は火曜日にいったん1624ドル台まで下落するものの,木曜日までには再び週の始値を越える上昇を見せて続伸し,金曜日に1667ドル台の高値を付けた後に少し戻して1662ドル台で週末を迎えました。

【ドル円】
先週の予想:81.50円-80.50円
先週の変動:81.684円-80.205円(終値80.236円)
的中度:上限は約20PIPSドル安方向の誤差,下限は約30PIPSドル高方向の誤差
今週の予想:80.90円-79.50円
※5月連休特有の円高を考慮しながら,今週の下値は79円台半ばまでの下落を予想し,上値は80円台後半での戻り売りによる失速を予想しています。

【ユーロドル】
先週の予想:1.3220ドル-1.3030ドル
先週の変動:1.32691ドル-1.31037ドル(終値1.32501ドル)
的中度:上限は約50PIPSドル高方向の誤差,下限は約70PIPSドル高方向の外し
今週の予想:1.3330ドル-1.3120ドル
※いったん1.32ドル台半ばまで上昇しているので,今週の下値は1.31ドル台前半までの下落を予想し,上値は1.33ドル台前半までの伸長を予想しています。

【ドルスイス】
先週の予想:0.9190フラン-0.9070フラン
先週の変動:0.91710フラン-0.90508フラン(終値0.90618フラン)
的中度:上限は約20PIPSドル高方向の誤差,下限は約20PIPSドル高方向の誤差
今週の予想:0.9150フラン-0.9020フラン
※先週の終値が引き続き下値圏であったので,今週の下値は0.90フラン台前半までの下落を予想し,上値はさらに限定的で0.91フラン台半ばでの失速を予想しています。
【今週の指標】
5月1日(火):4月ISM製造業景気指数
※既に発表された景気関連指標から推測する限り,ほぼ先回と同じ55あたりの事前予想はリーズナブル。市場に特にサプライズは起きないと思います。
5月3日(木):ECB政策金利発表
※政策金利は据え置きでしょうが,各国政府の財政再建への足並みが揃わないことに踏み込んだ発言をするかどうかは気になりますね。
5月4日(金):4月米雇用統計
※個人消費は衰えていないことから雇用統計はそれほど悪くないと見ていますが,ここでネガティブ・サプライズでドル安になって週末のフランス大統領選を迎える流れは面白い。
5月6日(日):フランス大統領選決選投票
※サルコジ現職大統領が決選投票で敗れたらとりあえず連休明けはユーロ売り。それまでの間は円高・ドル安になってユーロの下げ代を作りたいのが今週のトレーダーの心情でしょう。
先週はフランス大統領選の先行きが不透明なこともありある程度のユーロ安を覚悟していましたが,米2012年第1四半期GDPが良くなかったことなどで週単位で見ると円高およびユーロ高の流れがはっきりしています。ユーロドルは1.32ドル台後半まで上昇し,ドル円も80円台前半まで円高になりました。ドルスイスも0.90フラン台半ばまでフラン高になっています。(WTI)原油価格は104ドル台で始まり,月曜日に101ドル台まで下落しましたがその後は反転して上昇しました。しかし金曜日にかけても上値は重く104ドル台までしか戻せずに週末を迎えました。金価格は1643ドル台で始まった後は火曜日にいったん1624ドル台まで下落するものの,木曜日までには再び週の始値を越える上昇を見せて続伸し,金曜日に1667ドル台の高値を付けた後に少し戻して1662ドル台で週末を迎えました。

【ドル円】
先週の予想:81.50円-80.50円
先週の変動:81.684円-80.205円(終値80.236円)
的中度:上限は約20PIPSドル安方向の誤差,下限は約30PIPSドル高方向の誤差
今週の予想:80.90円-79.50円
※5月連休特有の円高を考慮しながら,今週の下値は79円台半ばまでの下落を予想し,上値は80円台後半での戻り売りによる失速を予想しています。

【ユーロドル】
先週の予想:1.3220ドル-1.3030ドル
先週の変動:1.32691ドル-1.31037ドル(終値1.32501ドル)
的中度:上限は約50PIPSドル高方向の誤差,下限は約70PIPSドル高方向の外し
今週の予想:1.3330ドル-1.3120ドル
※いったん1.32ドル台半ばまで上昇しているので,今週の下値は1.31ドル台前半までの下落を予想し,上値は1.33ドル台前半までの伸長を予想しています。

【ドルスイス】
先週の予想:0.9190フラン-0.9070フラン
先週の変動:0.91710フラン-0.90508フラン(終値0.90618フラン)
的中度:上限は約20PIPSドル高方向の誤差,下限は約20PIPSドル高方向の誤差
今週の予想:0.9150フラン-0.9020フラン
※先週の終値が引き続き下値圏であったので,今週の下値は0.90フラン台前半までの下落を予想し,上値はさらに限定的で0.91フラン台半ばでの失速を予想しています。
【今週の指標】
5月1日(火):4月ISM製造業景気指数
※既に発表された景気関連指標から推測する限り,ほぼ先回と同じ55あたりの事前予想はリーズナブル。市場に特にサプライズは起きないと思います。
5月3日(木):ECB政策金利発表
※政策金利は据え置きでしょうが,各国政府の財政再建への足並みが揃わないことに踏み込んだ発言をするかどうかは気になりますね。
5月4日(金):4月米雇用統計
※個人消費は衰えていないことから雇用統計はそれほど悪くないと見ていますが,ここでネガティブ・サプライズでドル安になって週末のフランス大統領選を迎える流れは面白い。
5月6日(日):フランス大統領選決選投票
※サルコジ現職大統領が決選投票で敗れたらとりあえず連休明けはユーロ売り。それまでの間は円高・ドル安になってユーロの下げ代を作りたいのが今週のトレーダーの心情でしょう。
2012年第1四半期米GDPは予想以下で…個人消費だけが目立つ展開
U.S. Economy Grows at 2.2% Annual Rate, Less Than Forecast
2012年1Q米実質GDP(前期比年率): 2.2% (予想:2.5%,前期:3.0%)
2012年1Q米個人消費(前期比年率): 2.9% (予想:2.3%,前期:2.1%)
第1四半期米GDPは前期比年率で予想を0.3%も下回る2.2%のの伸びでしたが,個人消費のほうは予想を0.6%も上回る2.9%の伸びになりました。前回より控えめな予想なのにどうしたのでしょう。これではいったんはドルを売りたくなりますかね。
図はGDPの変化に対する貢献率を示しているものですが,今回も個人消費の貢献度は拡大中なのですが設備投資の割合は減少に転じました。また,居住用不動産への投資はコンスタントに増加していますが,企業在庫の増加割合は急激に鈍化しました。なお,政府支出および輸入物品の占める割合は引き続き減少しています。
ユーロドルは当然のことながらいったんはユーロ高に動いています。米国株式市場もこれではマイ転もいたしかたないところです。
2012年1Q米実質GDP(前期比年率): 2.2% (予想:2.5%,前期:3.0%)
2012年1Q米個人消費(前期比年率): 2.9% (予想:2.3%,前期:2.1%)
第1四半期米GDPは前期比年率で予想を0.3%も下回る2.2%のの伸びでしたが,個人消費のほうは予想を0.6%も上回る2.9%の伸びになりました。前回より控えめな予想なのにどうしたのでしょう。これではいったんはドルを売りたくなりますかね。
図はGDPの変化に対する貢献率を示しているものですが,今回も個人消費の貢献度は拡大中なのですが設備投資の割合は減少に転じました。また,居住用不動産への投資はコンスタントに増加していますが,企業在庫の増加割合は急激に鈍化しました。なお,政府支出および輸入物品の占める割合は引き続き減少しています。
ユーロドルは当然のことながらいったんはユーロ高に動いています。米国株式市場もこれではマイ転もいたしかたないところです。
2012年3月YTDヘッジファンド成績
4月の後半を迎えましたので,2012年3月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。

図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。年初の株式市場が安定していたので2月までの成績は良かったのですが,3月は収益が悪化しました。その中でも安定しているのがファイナンスセクターファンドで1位の成績になり,2位がヘルスケアセクターファンド,3位がモーゲージ組成ファンド,4位がテクノロジーセクターファンド,5位がオプション戦略ファンドの順となっています。悪いほうで言えば,エネルギーセクターファンドが急激に落ち込み,またエマージング市場ファンドもマイナスに転じました。ロングオンリー戦略ファンドは収益がゼロ近傍でいったんポジションを手仕舞ったのですかねえ。
次が,全セクターの3月までのYTDパフォーマンスの図2です。

11.23%:バリュー投資ファンド
10.62%:テクノロジーセクターファンド
10.59%:ロングオンリー戦略ファンド
9.46%:エマージング市場ファンド
8.64%:ヘルスケアセクターファンド
8.44%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
8.43%:ファイナンスセクターファンド
7.13%:レギュレーションD限定ファンド
6.51%:ロング&ショート戦略ファンド
6.45%:ディストレスドファンド
4.71%:イベント主導型ファンド
4.68%:モーゲージ組成ファンド
4.48%:転換社債裁定ファンド
3.74%:エネルギーセクターファンド
3.30%:仕組み債非裁定ファンド
3.20%:マルチ戦略ファンド
3.12%:統計的裁定ファンド
3.05%:オプション戦略ファンド
2.65%:仕組み債裁定ファンド
2.45%:マクロファンド
2.28%:マーケットニュートラルファンド
1.92%:企業合併裁定ファンド
1.71%:資産賃貸ファンド
1.54%:スペシャル・シチュエーションファンド
-0.81%:CTA商品先物ファンド
-12.29%:ショートバイアスファンド
3月までのYTDの成績ではバリュー投資ファンドが1位を確保し,テクノロジーセクターファンドが2位となりました。3位にはロングオンリー戦略ファンドが入り,4位はエマージング市場ファンドでした。5位は手堅くヘルスケアセクターファンドになっています。今年の年初の特徴としてはオーソドックスな戦略が上位5位の良い成績でスタートしています。成績の悪い方では,ショートバイアスファンドが踏み上げられて大きな損失を計上し,為替や商品系のCTA商品先物ファンドもマイナス気味です。ここから4月,5月の利益確定の動きでいかにブレなく収益を上げるかが鍵でしょうが,オーソドックスな戦略が良い成績を上げているのは順調な株式相場の証左と言えます。

図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。年初の株式市場が安定していたので2月までの成績は良かったのですが,3月は収益が悪化しました。その中でも安定しているのがファイナンスセクターファンドで1位の成績になり,2位がヘルスケアセクターファンド,3位がモーゲージ組成ファンド,4位がテクノロジーセクターファンド,5位がオプション戦略ファンドの順となっています。悪いほうで言えば,エネルギーセクターファンドが急激に落ち込み,またエマージング市場ファンドもマイナスに転じました。ロングオンリー戦略ファンドは収益がゼロ近傍でいったんポジションを手仕舞ったのですかねえ。
次が,全セクターの3月までのYTDパフォーマンスの図2です。

11.23%:バリュー投資ファンド
10.62%:テクノロジーセクターファンド
10.59%:ロングオンリー戦略ファンド
9.46%:エマージング市場ファンド
8.64%:ヘルスケアセクターファンド
8.44%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
8.43%:ファイナンスセクターファンド
7.13%:レギュレーションD限定ファンド
6.51%:ロング&ショート戦略ファンド
6.45%:ディストレスドファンド
4.71%:イベント主導型ファンド
4.68%:モーゲージ組成ファンド
4.48%:転換社債裁定ファンド
3.74%:エネルギーセクターファンド
3.30%:仕組み債非裁定ファンド
3.20%:マルチ戦略ファンド
3.12%:統計的裁定ファンド
3.05%:オプション戦略ファンド
2.65%:仕組み債裁定ファンド
2.45%:マクロファンド
2.28%:マーケットニュートラルファンド
1.92%:企業合併裁定ファンド
1.71%:資産賃貸ファンド
1.54%:スペシャル・シチュエーションファンド
-0.81%:CTA商品先物ファンド
-12.29%:ショートバイアスファンド
3月までのYTDの成績ではバリュー投資ファンドが1位を確保し,テクノロジーセクターファンドが2位となりました。3位にはロングオンリー戦略ファンドが入り,4位はエマージング市場ファンドでした。5位は手堅くヘルスケアセクターファンドになっています。今年の年初の特徴としてはオーソドックスな戦略が上位5位の良い成績でスタートしています。成績の悪い方では,ショートバイアスファンドが踏み上げられて大きな損失を計上し,為替や商品系のCTA商品先物ファンドもマイナス気味です。ここから4月,5月の利益確定の動きでいかにブレなく収益を上げるかが鍵でしょうが,オーソドックスな戦略が良い成績を上げているのは順調な株式相場の証左と言えます。


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