EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

このブログのご紹介

【世界でもっとも流動性のある外国為替市場(FOREX MARKET)にようこそ!】

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。

現在は,EUR/GBPやGBP/JPYなどの欧州通貨を中心に為替のメカニカルトレードシステムを行っています。といっても裁量トレードも大好きなので,シグナルルールもどちらかというと自分のトレード感覚をそのままルールにしている感じです。そのため大変ヒューリスティックな要素が多いトレードシステムです。

このブログではファンダメンタルを中心に市場雑感や為替動向に関する記録を残しています。できるだけ後に残して意味のあるものにしたいと思いますので,批判や反対コメントも歓迎いたします。どうか,よろしくお願いします

※このブログは2009年5月12日以降はlivedoorブログと同期して同時更新しています。
(どちらかのサーバーが落ちても更新できるためです。ただし,今後のエクスポートのためにコメントやトラックバックはなるべく本ブログのほうにお願いします。)

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ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/02/08の週の展望】

先週はECBは政策金利を据え置きましたが,ギリシャの財政問題については当該国におまかせで,流動性供給については3月までは様子を見るという待ちの姿勢の体たらくでした。その上,ソブリンリスクが金融市場の不安定要素でもあるので週末は各国で「ギリシャ財政は大丈夫」と大合唱しないといけない状況はいかがなものでしょう。金融と財政が分離されたユーロ圏の脆弱さが市場では材料視されてユーロドルは一時1.35ドル台まで下落しました。ユーロ圏の株式市場の下落はリスク回避の動きですが,日米の株式市場では自国通貨高で株式市場が落ち込むという通貨安売り競争の展開が続いています。

原油価格はじわじわと落ちて71ドル台,あんまり落ちると産油国の経済特に問題のあるUAE方面の経済にもまずい状況ですね。また,金価格は「こども店長」必死の積立てのお勧めにもかかわらずこちらも1100ドル越えから1060ドル台へ急落でいよいよ資源新興国ブームも終わるのかも知れません。それと世界中でトヨタ車のリコールがニュースになり日本のメディアだけが大げさには報じないというのは(TV CM自粛報道が出てから放送し始めるというのも)かなり不自然ですね。



ドル円は,予想が91.20円-88.80円で,実際は91.270円-88.540円(終値89.370円)でした。上限は10PIPS以内の誤差で,下限は約30PIPSドル高方向の誤差でした。今週は久々に誤差の少ない週でした。欧州信用危機か米国実体経済かという構図ですので,相対的に変動が少なくなっているドル円ペアは(別に勧めているわけではありませんが)今のところスカルピングに向いている相場と言えるでしょう。5週連続下値を切り下げている現状では方向感としてはそれでも円高方向に進む可能性が高く,下限についてはもう一度87円台に突入するのではないかと考えています。上限については,やっと91円を越えましたが上値を更新する勢いは弱く今週も91円半ば程度でやはり戻り売りにさらされると考えます。よって,今週の上値は91.40円程度と予測し,下値は87.80円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3980ドル-1.3730ドルで,実際は1.40250ドル-1.35840ドル(終値1.36640ドル)でした。上限は戻り売りの圧力にもかかわらず少しだけオーバーシュートして約50PIPSドル高方向に外しました。下限はとうとう1.35ドル台に突入し約150PIPSドル安方向に外しました。3週続けての予想以上のユーロ安の動きにはさらに警戒が必要です。日足で見ると金曜日の下ヒゲが長く感じますが,週足で見るとそれほどでもありません。1.35ドル台に突入してもまだ市場は達成感を感じてはおらず,下落リスクは引き続き強いです。下限については,昨年5月17日の週の安値1.34230ドルが11月までの上昇相場の基点になっていますのでここを明確に下抜けると1.32ドルへの道も開けてくると思われます。上限については,先週のようにサイコロジカルな戻り売りの境界線はありませんし,明確な上ヒゲすら現れませんので極めて上値は重く,今週は1.38ドル越えで満足しないといけないでしょう。よって,今週の上値は1.3820ドル程度と予測し,下値は1.3370ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0720フラン-1.0390フランで,実際は1.07940フラン-1.04960フラン(終値1.07270フラン)でした。上限は4週連続の陽線の勢いに1.08フラン手前まで上昇し約70PIPSドル安方向に外しました。下限は1.05フランがらみでサポートされて約110PIPSドル安方向に外しました。ユーロに負けず劣らずスイスフランもひどく弱い状況でどうやら今週も直近高値を更新する勢いは続きそうですが,上限については,昨年5月24日の週から8月9日の週までの1.08フラン後半から1.09フラン半ばまでの上限突破の攻防が節目となっているので1.08フラン後半での失速を予想しています。下限については,先週の流れからすると今週も1.05フラン台は幅広いサポートして機能すると考えて1.05フラン半ばでの反転を考えています。よって,今週の上値は1.0880フラン程度と予測し,下値は1.0540フラン程度と予測します。

今週のイベントとしては,月曜日の2月8日の1月スイス失業率はフランが弱いだけに材料視されるかもしれません。水曜日の2月10日の12月英国鉱工業生産が弱ければポンド安からユーロの連れ安もありえます。木曜日の2月11日は日本市場はお休みですが,1月米国小売売上高が力強さを見せればこれもユーロ安の要因です。つまり,今週はユーロが下がる材料をマーケットは都合よく探す展開となるでしょう。間違ってもユーロ買いの逆張りはお薦めできません。

1月失業率は減少も,NFPの修正があり過ぎで信用できない

U.S. Economy: Unemployment Rate Unexpectedly Declines to 9.7%

1月非農業部門雇用者数: -20K (予想:15K,前回修正値:-150K←-85K)
1月失業率: 9.7% (予想:10.0%,前回:10.0%)

1月の失業率は12月の10.0%より減って9.7%でした。しかし,前回12月の雇用者数減のデータ-85Kはさらに大幅減の-150Kに下方修正です。こういう時は,セクター別のNFPは,ニュースのヘッドラインリスクに踊らされずに時系列のデータを直接見るに限ります。その月だけの見てもダメですよ。

Table B-1. Employees on nonfarm payrolls by industry sector and selected industry detail
Employment Situation Summary Table B. Establishment data, seasonally adjusted

引き算されているだけ後者のほうが見やすいかな。

製造業: 1万1000人 (前回:-2万3000人) ※やっとプラスですよ
建設業: -7万5000人 (前回:-3万2000人) ※寒波の影響
金融業: -1万6000人 (前回:-7000人)
リテール部門: 4万2100人 (前回:-1万8000人) ※大幅増
政府部門: -8000人 (前回:-2万7000人)

また,依然として一時雇用者の率も高く今後の変動要因となるでしょう。とはいうものの,今回についてはNFPの値ごときで右往左往してはいけません。指標での往って来い相場のあとは再びドル高・ユーロ安の傾向に戻りました。ユーロ圏のギリシャを始めとするソブリンリスクが主題となっている時には雇用統計だって無視されるのは当然と再確認いたしましょう。

ECBは政策金利を据え置き

ECBは政策金利を1.0%で据え置き…
ECB Leaves Rate at 1% as Greece Takes Center Stage (Update1)

ECBは9回連続金利据え置きでした。トリシェ総裁の記者会見では

「金融危機対応からの脱却は,3月の成長予測およびインフレ予想を待ってからになる」
「6か月ローンによる流動性対策は3月まで続ける」

という判断で,ソブリン債のスプレッドが400BPSに開いたギリシャ財政赤字危機への対応がメイントピックなために利上げは当分できないECBの苦悩を表しています。この一回待ちに近い重苦しい会見は,ユーロドルに対してダウンサイドリスクの脅威となってくるでしょう。




PIIGS諸国の問題がドミノ倒しのように起きればトリシェECB総裁の本当の手腕が問われますので,先月のエントリで書いたような全く冒険しない政策運営では済まされないでしょう。

なお,BOEも同時に政策金利を据え置き0.5%のままにしていますが,ボンド購入プログラムの停止を決めているようです。

Bank of England Pauses 200 Billion-Pound Bond Plan (Update3)

英国のほうが財政と中央銀行が一国のなかでセットになっているので問題はややこしくないのですね。

1月ISM製造業景気指数は前月より大幅上昇&予想も上回る

Manufacturing in U.S. Expands More Than Forecast (Update1)
1月ISM製造業景気指数: 58.4 (予測:55.6,前月修正値:54.9)



1月のISM製造業景気指数は12月の指数からさらに上昇しました。New Orders, Productionが引き続き60台後半で頑張っていてかつ輸出も堅調です。製造業の回復は羨ましい限りです。日本とは大違いですね。為替相場はドルが堅調ですがまだ50PIPSも動いていない通貨ペアが多く小動きです。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/02/01の週の展望】

先週は予想通りユーロドルは1.40ドルを割ったばかりか1.39ドルも通り越して大幅なアンダーシュートというか,もっと下がるかも知れない奈落の底の蓋が開いた感じです。ギリシャを始めとするPIIGS諸国の財政不安観測は今後もユーロのダウンサイドリスクに大きく影を落としています。FOMCでは現状維持でひとりだけ文言を変えないことに反対の理事がいましたが,GDPも予想より低かったですしまあユーロが勝手にこけているという構図でしょう。バーナンキFRB議長の再任おめでとうございます。とりあえず,政治ショーでの市場不安は取り除かれました。原油価格は74ドル台から72ドル台まで落ち,金価格はちょっと1100ドルを越えた時期もありましたが典型的な戻り売りで1080ドル台に落ちました。週後半からはダボス会議が始まりましたが,バンカーの出席者の露出が少なかった一方,政治主導で金融規制を行うことに勢いがあったようです。日本から出席した仙石国家戦略相は1回目の発言は政権交代に関するもの,2回目の発言は主体的にというより全体の流れにモデレータの配慮でコメントを求められたという寂しいものでした。今年は米経済もユーロ経済もいずれも低調なのでアジア経済に頑張ってもらわないといけませんが,日本のプレゼンスは経済でも政治でも落ちていることは間違いありません。



ドル円は,予想が91.80円-87.80円で,実際は90.910円-89.120円(終値90.240円)でした。上限は約90PIPSドル高方向の誤差で,下限は約130PIPSドル安方向の誤差でした。つまりドル円は値幅が取れず膠着状態だということです。欧州通貨がこけていますのでそろって日米通貨が相対的に強くなっている中で,日本は実体経済が弱々しい上にソブリンリスクも高まっています。加えて米国も今週の雇用統計に向けて経済の復調が不透明であれば両通貨に大きく差が出てこないのではないでしょうか。ともあれ89円のサポートは健在でしたので,下限については雇用統計のリスクはあるものの89円直下のサポートで持ちこたえると予想します。上限については,91円を越えられなかったのは相当な意外感がありますので今週も上値は相当重いと見なければならず,91円前半を達成したらそれで十分です。よって,今週の上値は91.20円程度と予測し,下値は88.80円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.4250ドル-1.3980ドルで,実際は1.41940ドル-1.38610ドル(終値1.38630ドル)でした。上限は1.42ドルを越えることができず約60PIPSドル安方向に外しました。下限は1.40ドル割れは結果的に1.38ドル台への突入を許して約130PIPSドル安方向に外しました。誤差は先週ほどはありませんでしたが2週続けてのユーロ安の動きには特に警戒が必要です。予想レンジより値幅が少ないときは取引をしないだけですが,予想レンジより下落が激しい時は買い向かうのだけは避けなければなりません。決して現在の1.38ドル台が底だと考えてロングしてはいけません。昨年5月17日の週の急速なユーロ高から再下落して持ちこたえたのは昨年6月14日の週の1.37470ドルです。ここを明確に下抜けしたときにショートから入りましょう。上限については,現在の下落局面では1.40ドル近くに行ったときに戻り売りが起きると考えています。下限については,1.37ドル台前半でのサポートを期待します。よって,今週の上値は1.3980ドル程度と予測し,下値は1.3730ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0550フラン-1.0280フランで,実際は1.06410フラン-1.03660フラン(終値1.06040フラン)でした。上限は一方的な上昇のためとうとう1.06フラン台まで上昇し約90PIPSドル安方向に外しました。下限は月曜日に安値が1.03フラン台半ばまでしか戻らず約90PIPSドル安方向に外しました。どうやら1.0150フランあたりから始まる旧レンジ相場の上限は1.03フラン台前半から後半にかけてやや幅が広いようです。ともあれ先週のブッチ切りの上昇により,この1.03フラン台が新レンジ相場の下限になることは間違いありません。下限については,この新レンジ相場の下限範囲としての1.04フラン直下でのサポートを予想しています。上限については,今週さらにドルスイスの上昇が続いて新レンジどころか新々レンジ相場に突入するかどうかに注目ですが,当面は昨年8月23日の週に1.07128フランでとどまった1.07フラン前半のレジスタンスレベルに注目します。よって,今週の上値は1.0720フラン程度と予測し,下値は1.0390フラン程度と予測します。

今週のイベントとしては,月曜日(火曜日午前0時)の2月1日の1月ISM製造業景気指数が持ちこたえるか,火曜日の2月2日の豪政策金利発表が予想通り利上げするか,木曜日の2月4日のBOE政策金利発表とBOE政策金利発表での据え置き予想と会見発表内容,金曜日の2月5日の雇用統計が予想を下回るかどうかと注目すべきものが多いです。メジャーな指標や政策金利発表では市場の反応が過剰になりますので特に注意が必要です。

FOMC statement, January 27, 2010

FOMC statement

2009年12月16日以来,約40日ぶりのリリースとなります。引き続き政策金利は据え置きです。全般的に大きな変更はないですが,今回はホーニグ総裁が文言に反対票を投じました。

(今回の概要)
1.経済活動は,先回の"has continued to pick up"が"has continued to strengthen"に上方修正された。(※1下線)
2.停滞気味の住宅市場の改善の文言がすっかり落ちている代わりに,設備とソフトウェアへのビジネス支出を追加した。(※2下線)
3.工場在庫については,先回の"continue to make progress in bringing inventory stocks"は"have brought inventory stocks"に変更され,一時ほど在庫の出荷が順調ではないことを示した。(※3下線)
4.経済の改善のペースについては,先回の"to remain weak"が"to be moderate"に上方修正された。(※4下線)
5.金融市場と金融機関を安定させるためのFEDの政策についての説明が下線の文からすっかり落ちている。ここ最近の議会での金融機関救済に関するバッシングに配慮してなくしたのかもしれない。(※5下線)
6.コスト上昇圧力について,先回の"to dampen cost pressures"は"to restrain cost pressures"に変更され,ずっと低下のままではなく抑制されていることを示唆した。(※6下線)
7.レートは今回も0.25%で据え置きで,FOMC文内の優先順位は低い。今回も"warrant exceptionally"と"for an extended period"はどちらも残った。(※7下線)
8.債券買取りは徐々に終了するので,先回の"to evaluate the timing and overall amounts of its purchases of securities"から"to evaluate its purchases of securities"に簡略化され,もはや購入額とそのタイミングについて評価はなくなった。(※8下線)
9.流動性供給のための各種ツールに関しては,第4パラグラフの文の構造はそれなりに変わったが内容は先回とほとんど変えられていない。終了間際に行う流動性供給の規模と期限についての詳細が明記された。(※9下線)
10.ホーニグ総裁がいつまでも時間軸効果を持たせる"an extended period"の表現に反対票を投じた。(※10下線)

For immediate release
Information received since the Federal Open Market Committee met in December suggests that economic activity ※1has continued to strengthen and that the deterioration in the labor market is abating. Household spending is expanding at a moderate rate but remains constrained by a weak labor market, modest income growth, lower housing wealth, and tight credit. ※2Business spending on equipment and software appears to be picking up, but investment in structures is still contracting and employers remain reluctant to add to payrolls. ※3Firms have brought inventory stocks into better alignment with sales. While bank lending continues to contract, financial market conditions remain supportive of economic growth. Although the pace of economic recovery is likely ※4to be moderate for a time, ※5the Committee anticipates a gradual return to higher levels of resource utilization in a context of price stability.

With substantial resource slack continuing ※6to restrain cost pressures and with longer-term inflation expectations stable, inflation is likely to be subdued for some time.

The Committee will maintain the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and continues to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely ※7to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate ※7for an extended period. To provide support to mortgage lending and housing markets and to improve overall conditions in private credit markets, the Federal Reserve is in the process of purchasing $1.25 trillion of agency mortgage-backed securities and about $175 billion of agency debt. In order to promote a smooth transition in markets, the Committee is gradually slowing the pace of these purchases, and it anticipates that these transactions will be executed by the end of the first quarter. The Committee will continue ※8to evaluate its purchases of securities in light of the evolving economic outlook and conditions in financial markets.

In light of improved functioning of financial markets, the Federal Reserve will be closing the Asset-Backed Commercial Paper Money Market Mutual Fund Liquidity Facility, the Commercial Paper Funding Facility, the Primary Dealer Credit Facility, and the Term Securities Lending Facility on February 1, as previously announced. In addition, the temporary liquidity swap arrangements between the Federal Reserve and other central banks will expire on February 1. The Federal Reserve is in the process of winding down ※9its Term Auction Facility: $50 billion in 28-day credit will be offered on February 8 and $25 billion in 28-day credit wil be offered at the final auction on March 8. The anticipated expiration dates for the Term Asset-Backed Securities Loan Facility remain set at June 30 for loans backed by new-issue commercial mortgage-backed securities and March 31 for loans backed by all other types of collateral. The Federal Reserve is prepared to modify these plans if necessary to support financial stability and economic growth.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; James Bullard; Elizabeth A. Duke; Donald L. Kohn; Sandra Pianalto; Eric S. Rosengren; Daniel K. Tarullo; and Kevin M. Warsh. ※10Voting against the policy action was Thomas M. Hoenig, who believed that economic and financial conditions had changed sufficiently that the expectation of exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period was no longer warranted.

2009年12月YTDヘッジファンド成績

12月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。



図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。11月には調整局面からの回復途上でどのファンドも収益があまり伸びなかったのですが,12月はテクノロジーセクターファンドを始め多くのセクターが収益を増加させました。上位の5つはテクノロジーセクターファンド,エネルギーセクターファンド,モーゲージ組成ファンド,ロングオンリー戦略ファンド,ヘルスケアセクターファンドです。エネルギーセクターファンドは年最後の商品市場の上げでダメ押しの収益を上げました。なお,この10種類の中には入れていませんがレギュレーションD限定ファンドがテクノロジーセクターファンドの6.65%の収益の次の5.5%の収益だったのが今月の目立った躍進です。まあ,YTDで見れば単月の収益など大したことはありませんが…

次が,全セクターの12月までのYTDパフォーマンスの図2です。今回から報告されている全てのファンドをベストの順に載せることにします。



57.01%:モーゲージ組成ファンド
46.24%:スペシャル・シチュエーションファンド
44.84%:転換社債裁定ファンド
44.36%:ロングオンリー戦略ファンド
43.38%:エマージング市場ファンド
40.74%:エネルギーセクターファンド
39.20%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
37.43%:バリュー投資ファンド
31.37%:長期・短期投資裁定ファンド
30.55%:イベント主導型ファンド
30.18%:ディストレスドファンド

28.62%:ヘルスケアセクターファンド
23.71%:テクノロジーセクターファンド
22.31%:仕組み債非裁定ファンド
21.93%:ロング&ショート戦略ファンド
20.65%:仕組み債裁定ファンド
20.38%:レギュレーションD限定ファンド
15.42%:マルチ戦略ファンド
14.71%:統計的裁定ファンド
11.34%:ファイナンスセクターファンド
11.14%:オプション戦略ファンド
10.30%:マクロファンド
9.14%:企業合併裁定ファンド
6.15%:資産賃貸ファンド
4.84%:マーケットニュートラルファンド
1.60%:CTA商品先物ファンド
0.15%:短期トレードファンド
-6.38%:その他の裁定ファンド
-20.42%:ショートバイアスファンド


11月に引き続いてモーゲージ組成はトップで,2位はスペシャル・シチュエーションファンドが滑り込みました。転換社債裁定ファンドは3位に後退し,その後はロングオンリー戦略ファンド,エマージング市場ファンドがそれぞれ4位,5位と健闘しました。YTDで11位までもが30%を越える収益とは驚きの成績となりました。こんな年はあと数年はないのではないかと思います。私はあまり買えていませんでしたが2009年の3月に株式を買ったら相当成績が良いはずです。ワーストはショートバイアスファンド,ブービー賞はその他の裁定ファンドです。短期トレードファンドとCTA商品先物ファンドにとっても我慢の年となりました。

なお,このエントリは2010年3月あたりからまた再開することにします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/01/25の週の展望】

先週はオバマ米大統領の提示した金融規制法案がファイナンスセクターの収益圧迫を連想させ,かつバーナンキFRB議長の再任の先行きも不透明なため株式市場が崩壊しました。金価格は1100ドルからとうとう週末に滑り落ちましたし,原油価格も78ドル前後から74ドル台まで下落しています。これは需要の減少というよりはむしろユーロがドルよりもっと弱いという不思議な展開を踏まえたドル高の反映でしょう。



ドル円は,予想が92.30円-89.30円で,実際は91.860円-89.770円(終値89.850円)でした。上限は約40PIPSドル高方向の誤差で,下限は約50PIPSドル安方向の誤差でした。週足終値で90円割れを達成したとはいえ,ユーロドルやドルスイスに比べると引き続き動きが緩慢なのは言うまでもありません。しかし,今週は米株式市場の影響を継続して受け続ける東京株式市場の続落が円高方向へのリスクが高まるでしょう。下限については,ずっと書いているように89円台のサポートはありますが,それを割ってきたときは88円台には大したサポートはなく87円台への再突入もあり得るでしょう。上限については,1月14日の高値92.03円および1月21日の高値91.86円が示している92円付近でのレジスタンスレベルを意識していくことになるでしょう。よって,今週の上値は91.80円程度と予測し,下値は87.80円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.4520ドル-1.4270ドルで,実際は1.44130ドル-1.40280ドル(終値1.41400ドル)でした。上限は1.44ドル台で失速して約110PIPSドル安方向に外しました。下限は急速にユーロ安が進み約240PIPSドル安方向に外しました。全く予想外のユーロ安の動きに上限・下限とも予測は散々です。先週の安値ではなんとか1.4000ドル割れは回避しましたが,1.4150ドルを明確に上抜けしない限りダウンサイドリスクは継続しています。上限については,1.4150ドルを抜けても1.42ドル台が継続的な戻り売りのレンジで現在のモメンタムでは突破は難しいと考えています。下限については,今週はイベントリスクが高まっているのでいったんは1.40ドルを割れる展開を予想したいと思います。よって,今週の上値は1.4250ドル程度と予測し,下値は1.3980ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0430フラン-1.0140フランで,実際は1.04940フラン-1.02250フラン(終値1.04120フラン)でした。上限は1.04フラン台の戻り売りをこなして1.05フラン直下まで上昇し約60PIPSドル安方向に外しました。一方の下限は1.02フラン付近でのサポートがしっかりしていて約90PIPSドル安方向に外しました。先週にはスイスの独自性を象徴する判決がありました。スイスの行政裁判所は1月22日に「スイス政府が同国最大の金融機関UBSの一部在米顧客の口座情報を米税務当局に提供することを禁止する」判決を下しました。米国に軽く反旗を翻したスイス政府の立場はこれからもドルスイスの安定性(過度なフラン高への対応)のために為替介入をしてくる独自路線を貫くでしょう。一方,ユーロの下落リスクに対しては貿易の観点からは引き続き連動することを望むのではないかと考えています。上限については,高値圏で推移するなかで1.05フランをどこまで越えていくかという期待がありますが基本的にユーロドルの下落次第とも言えます。下限については,今週の1.02フラン台への再突入はわずかにとどまると考えています。よって,今週の上値は1.0550フラン程度と予測し,下値は1.0280フラン程度と予測します。

今週のイベントとしては,火曜日の1月26日の日銀政策金利発表,英2009年4QのGDP,11月S&Pケースシラー住宅価格指数,木曜日の1月28日のFRB政策金利発表,金曜日の1月29日の12月ユーロ圏失業率,米2009年4QのGDPと賑やかしいですね。もちろんバーナンキFRB議長の再任に係わる議論も進んでいくと思いますので,夜中まで起きていて睡眠不足の週になりそうですね。(笑)

1月フィラデルフィア連銀景況指数は予想を下回るも先行指数が大幅アップ

Factories in Philadelphia Fed Region Grew in January (Update2)

1月フィラデルフィア連銀景況指数: 15.2 (予想:18.0,前月修正値:20.4→22.5)

12月分は前回発表がさらに2.1ポイントも上昇修正されているフィラデルフィア連銀景況指数ですが,1月は予想より2.8ポイントも低いです。これは寒波などの季節要因で経済活動が停滞しているのもあるのでしょう。でも,先行指数のほうは先月の35.9が43.3とぐっと上昇して先行きの見通しはさらに改善です。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: 3.2 (前月:8.3)
出荷指数: 11.0 (前月:14.9)
在庫指数: -1.6 (前月:-5.7)
雇用指数: 6.1 (前月:4.5)

というように,受注と出荷がやや鈍っていますが,雇用不安がさらに解消されているのは心強いです。

でも,米株式市場参加者に取っては今月は米企業の決算発表にかき消されていますのであまり定点観測の意味はなかったですね。また,為替市場も欧州通貨の弱さでドルが自然と強くなるという構図ですが,米景気的には今は悪いドル高のような気がします。まだまだ国内消費は本格的に高まらないため輸出のためにはドル安の方が歓迎なんですよ。

【Twitterってリアルタイムにすごい】
ところでPhilFedのRSSフィードは指標発表と同時にリリースされるのに,@PhilFedResearchのTwitter Lineは遅すぎるとつぶやいたら,直接PhilFedの中の人からRTがありました。


@euroseller @euroseller_en re: Business Outlook Survey in TL - Good point. Give us another chance next month. - http://tinyurl.com/philbos


【12月分のフィラデルフィア連銀景況指数】
カテゴリ分けして過去のエントリを見ていたら気づいたのですが,昨年12月分は早い休みでエントリを書いていませんでした。まあ,毎月エントリがあるとは期待しないでくださいね。

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