EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

8月失業率は0.1%低下も,NFPは事前予想を下回り前回も大幅下方修正

Payrolls in U.S. Rise Less Than Forecast; Jobless 7.3%

8月非農業部門雇用者数: 169K (予想:180K,前回:162K,前回改定:104K)
8月失業率: 7.3% (予想:7.4%,前回:7.4%)



8月の失業率は7月から0.1%低下して7.3%になりましたが,これは労働参加率が63.2%と1978年8月以来の最低になったからのようです。NFPは予想の180Kを大きく下回って169Kという残念な結果となりました。さらに7月のNFPも162Kから104Kに58Kも下方修正されていますので,前月の下方修正の分は今月の増加の見かけ上の増加につながっていると考えると111Kの増加と見ることもできます。前回改定の信じられない下方修正は何か集計ミスが発覚したのではないかと思えるほどで,前日のドル高分は通貨ペアによっては戻してしまいました。

製造業: 1万4000人 (前回:-1万6000人) ※前回のマイナスが今回で戻った程度
建設業: 0人 (前回:-3000人) ※前回のマイナスをリカバリできず
リテール部門: 4万4000人 (前回:4万8800人) ※毎月の雇用の中心
輸送・物流業: 1万2000人 (前回:-1万3900人) ※前回のマイナスの8割戻し
情報業: -1万8000人 (前回:1万3000人) ※このところ振動が続き増加になっていない
金融業: -5000人 (前回:1万7000人) ※今月は冴えないマイナス
プロフェッショナルサービス部門: 2万3000人 (前回:3万2000人) ※自動化できない仕事は残る
教育・医療部門: 4万3000人 (前回:2万6000人) ※ここは堅調な上に一時雇用ではない
民間部門: 15万2000人 (前回:12万7000人) ※プロフェッショナルサービスの低下が影響
政府部門: 1万7000人 (前回:-2万3000人) ※前回がマイナスで今回がプラスに戻す

今月は,教育・医療部門の大幅な増加と,プロフェッショナルサービス部門の堅調な増加が目立ちました。さらに情報業と金融業がマイナスに転じるなど冴えません。リテール部門は引き続き一時雇用も含みますが毎月の雇用の中心ではあります。今月の雇用統計が予想以上に悪かったので,9月にFRBの緩和縮小が行われる可能性はほとんどなくなったのだろうと考えています。

ECBは政策金利を0.50%に据え置き…ドラギ総裁は金利上昇に対するフォワード・ガイダンス破りのECBの「行動」を示唆

Draghi Says ECB Ready to Act as Market Rates Advance

9月5日にECBは政策金利を0.50%のまま据え置きました。欧州経済が徐々に回復しているという背景を汲み取り,政策金利を低水準で維持するとの中銀ガイダンスにもかかわらず短期金融市場で上昇する金利への警戒姿勢を鮮明にして「行動する用意がある」と言明しました。それだとガイダンスとは何だったのかという疑問がわきますが,「景気回復について私は極度に慎重な見方をしている。熱狂する気にはなれない。回復は始まったばかりでその芽はあまりにも青い」と述べることにより利上げできるほどの景気回復ではないことを示しました。



今回の会見直後にはいったんドル安に向かったユーロドル相場でしたが,市場はECBの現状維持の姿勢に反発してドル高方向の動きに反転してきました。その後,金曜日の米雇用統計の期待はずれの数値によりもう一度ドル安に振れるという足掛け2日の行って来い相場となりました。

***

なお,以下のページに会見のトランスクリプトとビデオ映像があります。
トランスクリプト: Introductory statement to the press conference (with Q&A)
ビデオ映像: Webcast of the press conference 5 September 2013

8月ISM製造業景気指数は予想を上回り55も連続クリア

Manufacturing in U.S. Expands at a Faster Pace Than Forecast

8月ISM製造業景気指数: 55.7 (予測:54.0,前月:55.4)



8月のISM製造業景気指数は7月の55.4から0.3ポイント増の55.7に上昇し,事前予想の54.0も上回りました。内訳では,新規受注指数(New Orders)は前月から4.9ポイント増で63.2に,製造指数(Production)は2.6ポイント減で62.4になるやや生産調整が入った状況です。雇用指数(Employment)は1.1ポイント減で,53.3に低下しました。一方,入荷遅延(Supplier Deliveries)は0.2ポイント増で52.3と穏やかな増加です。

在庫指数(Inventories)は0.5ポイント増で,顧客在庫指数(Customers' Inventories)は逆に5.0ポイント減です。受注残指数(Backlog of Orders)は1.5ポイント増でしたので生産は夏の時期の調整段階ですが需要は引き続き強いということでしょう。価格指数(Prices)は先月から5.0ポイント増で54.0まで上昇しました。

輸出指数(Exports)は2.0ポイント増で,輸入指数(Imports)も0.5ポイント増です。どちらも50越えのあと着実に上昇していますので今のところ米国経済にあまり死角はないようです。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2013/09/02の週】



【ドル円】
先週の予想:99.50円-97.80円
先週の変動:98.883円-96.804円(終値98.145円)
的中度:上限は約60PIPSのドル高方向の外し,下限は約100PIPSのドル高方向の外し
今週の予想:99.80円-98.20円
※今週も高値圏でのスタートですので,下限は98円台前半でサポートされるでしょう。一方,上限については久々の100円突破が目前ですが戻り売りが激しく未達と考えます。



【ユーロドル】
先週の予想:1.3450ドル-1.3330ドル
先週の変動:1.33980ドル-1.31726ドル(終値1.32206ドル)
的中度:上限は約50PIPSのドル安方向の外し,下限は約160PIPSのドル安方向の外し
今週の予想:1.3250ドル-1.3090ドル
※先週からシリア問題などでドル高が鮮明になったので,下限は1.30ドル台後半までは下落するかもしれません。一方,上限については1.32ドル台半ばのあたりが伸びの限界と考えます。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9280フラン-0.9150フラン
先週の変動:0.93313フラン-0.91699フラン(終値0.92967フラン)
的中度:上限は約50PIPSのドル安方向の外し,下限は約20PIPSのドル安方向の誤差
今週の予想:0.9420フラン-0.9280フラン
※今週は高値圏でのスタートですので,下限は0.92フラン台後半でサポートされるでしょう。一方,上限は0.94フラン台前半で踏み上げの勢いもなくなると考えています。

【今週の指標/イベント】
9月2日: レイバー・デーのために米国株式市場休み
9月3日: 8月ISM製造業景気指数
9月5日: 日銀/ECB/BOE政策金利発表
9月6日: 米8月雇用統計

※ISMと相次ぐ中央銀行の政策金利発表とNFPの週となりました。やっと相場も動き始めることを期待しますが何もできない(理論上は何もしなくても良い)日銀だけは特異な中央銀行となっています。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2013/08/26の週】



【ドル円】
先週の予想:なし
先週の変動:99.140円-96.901円(終値98.696円)
的中度:該当せず
今週の予想:99.50円-97.80円
※今週は高値圏でのスタートですので,下限は97円台後半でサポートされるでしょう。一方,上限についてはこちらはわかりやすい99円台半ばには見えない壁がありますね。



【ユーロドル】
先週の予想:なし
先週の変動:1.34513ドル-1.32975ドル(終値1.33811ドル)
的中度:該当せず
今週の予想:1.3450ドル-1.3330ドル
※7月以降はほぼ毎週下値を切り上げています。下限は1.33ドル台前半まででいったんサポートされるでしょう。一方,上限については1.34ドル台半ばの先週の限界が再び立ちはだかります。



【ドルスイス】
先週の予想:なし
先週の変動:0.92889フラン-0.91462フラン(終値0.92153フラン)
的中度:該当せず
今週の予想:0.9280フラン-0.9150フラン
※先週の下値を更新する材料はありませんので,下限は0.91フラン台半ばでサポートされるでしょう。一方,上限は0.92フラン台後半までの上昇で阻止されるでしょう。

【今週の指標/イベント】
8月30日: 8月ミシガン大学消費者信頼感

※ジャクソンホールでの中銀総裁シンポジウムも特別の材料とはならずに8月も終りを迎えます。来週以降の9月の雇用統計まではゆったりと構えましょう。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2013/08/19の週】(本業のため今週はチャートのみ)

本業多忙のため今週の展望のエントリはお休みします。週足チャートだけはアップしておきます。 目立った指標もありません。

※休暇が終わったのに本業の事情ですいません。まあリスク回避の動きで市場はどうもパッとしませんが。新興市場安・ドル高の動きには変化がありません。

【ドル円 -8/16】



【ユーロドル -8/16】



【ドルスイス -8/16】

上を向いて歩こう 2013 v1.0



動画職人第39弾です。これまで通り,こちらでも告知しておきます。

今回の動画は2011年版の「上を向いて歩こう」でサントリーCMの映像をそのまま使わせていただき,一部編集した上で替え歌をインポーズしました。CM出演者の皆さんが替え歌を歌ってくれているような気分になります。曲の隙間が少ないのでクレジットが短く入っています。是非お楽しみいただけましたら幸いです。

上を向いて歩こう 2013 v1.0

8月のフィラデルフィア連銀景況指数は予想を大幅に下回るが拡大は維持

Manufacturing in Philadelphia Regions Expands for Third Month

8月フィラデルフィア連銀景況指数: 9.3 (予想:15.0,前月:19.8)

8月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の19.8から一転低下し9.3になりました。また,先行指数についても先月の44.9から38.9に低下して当面のピークを過ぎました。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: 5.3 (前月:10.2) -> まだプラス圏だが数値は大幅ダウン
出荷指数: -0.9 (前月:14.3) -> ついにマイナスに低下
在庫指数: -11.3 (前月:-21.6) -> 引き続き生産が遅れてる
雇用指数: 3.5 (前月:7.7) -> 雇用もそれほど改善していない

というように,先月の反動で出荷が急低下し少しづつ受注も減っている状況です。そして,今回用意された特別なアンケートでは夏の時期の生産調整に関する2つの質問でした。

Q1:今年の夏の月間(7・8月)でプラント一時閉鎖や生産調整の予定がありますか。
はい: 36.3%[7月] 11.3%[8月]
いいえ: 62.5%[7月] 81.3%[8月]
無回答: 1.2%[7月] 7.4%[8月]

Q2:「はい」と回答した場合は,そのような生産調整の状況を最も表しているのは次のうちどれですか。
例年より多く生産調整: 7.5%[7月] 5.0%[8月]
例年と同じ程度に生産調整: 22.5%[7月] 5.0%[8月]
例年より少なく生産調整: 2.5%[7月] 0.0%[8月]
無回答: 3.8%[7月] 1.3%[8月]
全体への「はい」の割合[2013]: 36.3%[7月] 11.3%[8月]
全体への「はい」の割合[2012]: 35.4%[7月] 26.2%[8月]

と答えています。Q1を見る限りは例年のように夏季生産調整が行われる企業は8月には多くはありませんが7月には1/3ぐらいはあるようです。一方,Q2に見られるように7月の調整のほうは例年通りですが8月の調整は2012年より明らかに少なくなっていることがわかります。この時期の受注が減るのはこのような毎年の生産調整も織り込んでいる可能性が高く,それほどBOSの指数として悪いというほどでもないでしょう。マーケットは割りと過剰に反応するものですが…

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2013/08/12の週】(休暇のため今週はチャートのみ)

休暇のため今週の展望のエントリはお休みします。週足チャートだけはアップしておきます。

8月13日:米7月小売売上高
8月15日:8月フィラデルフィア連銀景況指数

※今週は東京株式市場も出来高が少なくまた為替市場も動意を起こすイベントが少ないので休んだほうが良いですね。日本の政治家の消費税増税に関する軽い発言で動く相場など大した動きになりません。

【ドル円 -8/9】



【ユーロドル -8/9】



【ドルスイス -8/9】

米7月小売売上高は全体は予想以下だが,前月上方修正で堅調な指標

Rise in U.S. Retail Sales Points to Pickup in Spending

7月の小売売上高は「自動車を除くコア」が前月比0.5%と予想の0.4%以上でした。また,全体は前月比0.2%と予想の0.3%以下でした。加えて6月の小売売上高のコアが0.1%,全体が0.6%に上方修正されました。

米7月小売売上高(自動車除くコア): 0.5% (予想:0.4%,前月:0.0%,前月改定:0.1%)
米7月小売売上高: 0.2% (予想:0.3%,前月:0.4%,前月改定:0.6%)



堅調な小売売上高のせいで寄り付きはマイナスで始まった米国株式市場はプラス引け,ドル円も円安に振れて98円台に突入です。木曜日のフィラデルフィア連銀景況指数が良ければドル円は99円台も見込めますが,レンジ相場が長く続いているユーロドルはまともな動意がありません。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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