EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ECBは政策金利を1.50%で据え置き…トリシェ総裁は日本の円売り介入をdisる発言も

Trichet Says ECB Monetary Policy Remains Accommodative

8月4日にECBは政策金利を1.50%に据え置きました。金融政策は引き続き緩和的であるとの判断ですが,同時に物価安定に対する上向きのリスクが金利据え置きを正当化していると述べました。また債券買い入れの決定については全会一致ではなく多数決だったことを初めて明らかにし,(一部ドル逼迫なので)6か月間の追加のリファイナンスオペの実施も決定しています。協調介入以外の為替介入にはやや否定的な見解を述べたため,ドル円で財務省の円売り介入があった日にもかかわらずその効果を半減させました。(笑)



「確かな信頼あるドルが米国そして世界にとっても良い。」といつものようにドルへの信頼を口にしてもすべてを帳消しにすることはできません。記者の誘導に乗せられたとはいえ、日本が円売り介入をやっているその日に,(正論には違いないのですが)不用意な発言が出てしまいました。

「理事会には非常に明確な見解がある。このような介入は多国間の総意に基づいて実施される必要があると考えている。」

もともとロンドン時間で介入効果が薄れてきたところに,このような発言があったので…介入効果は半減しましたです(下のチャート参考)。orz

7月ISM製造業景気指数は予想外に低下,米国景気は拡大と後退の分水嶺に

Manufacturing Index Falls to Two-Year Low

7月ISM製造業景気指数: 50.9 (予測:54.5,前月:55.3)



7月のISM製造業景気指数は6月の55.3を4.4ポイント下回って50.9に下落し,事前予想の54.5を3.6ポイントも下回っています。ISM製造業景気指数は米製造業の景気を知る指標としては一番総合的なものであり,米国景気は拡大と後退の分水嶺に来ていると考えるべきでしょう。

内訳では,新規受注指数(New Orders)も製造指数(Production)も前月から微減ですが,新規受注指数のほうは中立水準以下まで悪化しました。雇用指数(Employment)と入荷遅延指数(Supplier Deliveries)は拡大水準を維持しながらも前月からは大幅に悪化しています。在庫指数(Inventories)も中立水準まで悪化し,輸出指数(Exports)と輸入指数(Imports)だけが前月から気持ち程度改善しました。また中立水準以下の受注残指数(Backlog of Orders)が続いており,需要サイドの問題は改善されていません。

為替市場としては,事前に米国債上限引き上げ法案の与野党合意ができた後ですので,いったんドル高に転じた後にこの指標でそのドル高に戻しが入ったという状況です。米国にとっては一難去ってまた一難という状況ですが,米国もユーロ圏もお互い悪い材料には事欠かないのでユーロドルのレンジ相場が継続しやすい状況にあるといえるでしょう。

« PREV  | HOME | 

PAGE TOP ▲

Appendix

EURO SELLER

EURO SELLER

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

DTIブログポータルへ
このブログを通報
Report Abuse

Search

Calender

« | 2011-08 | »
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

Forex Rates

This site's QR Code