EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

だまってECBについてこい v1.0



動画職人第19弾です。これまで通り,こちらでも告知しておきます。

今回の動画はユーロソブリンリスクが続くECBのトリシェ総裁が主役です。これからも大変でしょうが来年の退任までなんとか過度に悲観的になることなく乗り切っていただきたいと思います。原曲は植木等さんが歌った「だまって俺についてこい」です。短い曲なんですがお楽しみいただけましたら幸いです。

だまってECBについてこい v1.0

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/12/06の週の雑談】

先週は金曜日の米雇用統計がネガティブサプライズだったおかげで,ドルが全面安になり対ユーロでも対円でも週の初めのような勢いがなく反転しました。しかし,株式相場では引き続き何らかの緩和金融政策が取られるとの観測が強いのか強気相場が続いています。それにしても,欧州のストレステスト2とかFRBのQE2とか何でも2度以上やれば安心するのですかね(苦笑)。原油価格は83ドル台で始まり,85ドル台まで上昇してから元のレベルまで下落しましたが,その後は一方的に89ドル台まで上昇して週末を迎えました。一方,金価格は1364ドル台で始まり,こちらもほとんど下落することなく一時1415ドル台まで上昇して1414ドル台で週末を迎えました。



ドル円は,予想が84.70円-83.20円で,実際は84.391円-82.521円(終値82.697円)でした。上限は約30PIPSドル高方向の誤差で,下限は約70PIPSドル高方向に外しました。金曜日のドルの下落は予想外ではあったもののテクニカルで追従できる範囲でした。今週になってからの動きを見ても82円台ではかなりしっかりしたサポートがありますので今回の下落は一時的な円高で終わったと考えています。下限については,今週は82円台前半でのサポートを見てそれより下がることはないと見ています。一方,上限については84円台での売り圧力は引き続き強く,先週突破できなかった84円台半ばまでは戻す機会があるかと思います。よって,今週の上値は84.50円程度と予測し,下値は82.30円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3300ドル-1.2830ドルで,実際は1.34164ドル-1.29681ドル(終値1.34101ドル)でした。上限は約120PIPSドル高方向に外し,下限は約140PIPSドル高方向に外しました。週末のユーロの巻き返しというかドルの自滅で予想どおりのドル高にはなりませんでした。しかし,ドル円のその後の動きでもわかるようにドルは自律回復しておりユーロの勢いも持続的ではありません。下限については,再び1.30ドル台への突入を予想して1.30ドル台後半までの下げを予想します。一方,上限については月曜日の高値が限界であると考えて1.34ドル台前半をメドとします。よって,今週の上値は1.3420ドル程度と予測し,下値は1.3080ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0080フラン-0.9920フランで,実際は1.00649フラン-0.97392フラン(終値0.97537フラン)でした。上限は約15PIPSドル高方向の誤差で,下限は約180PIPSドル高方向に外しました。せっかくのパリティ越えも先週の木曜日と金曜日で台無しになり今週もまだ半値戻しの段階です。月曜日が底であることは間違いないでしょうが,もう一度パリティ越えすることが当面の課題であることはいうまでもありません。上限については,1.00フラン台直前で失速すると予想します。一方,下限については0.97フラン台前半でのサポートは月曜日に予習完了しました(今週もエントリを書くのが遅い!)ので,そのあたりをメドとします。よって,今週の上値は0.9980フラン程度と予測し,下値は0.9720フラン程度と予測します。

今週の予定としては,12月9日の木曜日にはBOEの政策金利の発表(予想は0.5%金利据え置き)がありますが,欧州ソブリンリスクには巻き込まれていないBOEは我が道を行けばよいでしょう。12月10日の金曜日には12月のミシガン大学消費者信頼感指数がありますが,この指標は時々予想より高ブレしますので注意しましょう。ところでもう師走も第2週となりましたから,そろそろ相場は眺めるだけにしましょうね。年中参加するものではありませんよ。

11月失業率は再び悪化し,NFPも予想より大幅ダウン

U.S. Employers Add Fewer Jobs Than Forecast, Bolstering Fed Stimulus Plan

11月非農業部門雇用者数: 39K (予想:150K,前回:151K,前回改定:172K)
11月失業率: 9.8% (予想:9.6%,前回:9.6%)



11月の失業率は10月の9.6%から0.2%悪化しただけでなく,NFPも前回並みの増加の予想が外れて39Kの増加にとどまりました。前回の10月のNFP改定値は上方修正ですのに月ごとのブレが激しいようです。リテール部門が増加から減少に転じ,この部門での一時労働力の不安定性が顕著に現れています。

製造業: -1万5000人 (前回:3000人) ※残念ながらまたマイナスへ逆戻り
建設業: -5000人 (前回:3000人) ※残念ながらまたマイナスへ逆戻り
金融業: -9000人 (前回:0人) ※ほぼ底止まりと見て良いけどまた悪化した
リテール部門: -2万8100人 (前回:1万3000人) ※今月はリテール部門の大幅なマイナスが特徴
民間部門: 5万0000人 (前回:16万0000人) ※NFPの増加の鈍化にそのまま現れている数字
政府部門: -1万1000人 (前回:1万2000人) ※政府部門はマイナスのままで民間部門が頼り

全失業者数の15100Kのうち,一時労働の終了による失業者数は9500K,27週以上の失業者数は6300Kで全失業者数の41.9%にあたります。いったん失業してから再び職につけない人の割合が高いのが今回の高失業率の特徴です。また,仕事がないと諦めて職探しを止めてしまって統計上の失業者に加えられない人々(Discouraged Workers)が1300Kもいます。

今回は性別・人種別・未成年失業率も挙げておきます。
成人男性:10.0%
成人女性:8.4%
白人系成人:8.9%
ヒスパニック系成人:13.2%
黒人系成人:16.0%
アジア系成人:7.6%
未成年:24.6%

まあ,景気が2番底とは思わないもののこれだけ雇用統計が期待はずれだと,ドルは下落してユーロドルは1.34ドル台まで上昇して週末の終値を迎えています。FRBの景気刺激策に対する注目度・風当たりも強まりそうです。

ECBは政策金利を1.0%で据え置き…ECBの出口戦略は明らかに後退

Trichet Says ECB to Delay Emergency-Liquidity Withdrawal Amid Market Woes

12月2日にECBは政策金利を19回連続で据え置きました。今回の会見では政策金利は適切だという見解に加え,非標準的措置についても金融市場の流動性確保およびソブリンリスクへの対応のために延長せざるを得ないことを認め,明らかに前回の会見よりECBの出口戦略は後退しました。



ユーロドルは1.30ドル台半ばまで下落しましたが,朝起きたら1.32ドル台前半まで上昇しています。当初はユーロ売りになりましたが,結局は「出口戦略」の後退という政策の混乱のマイナス面よりソブリンリスクに配慮したECBの非伝統的政策の継続を好感したのかも知れません。今晩の市場の反応は上手く説明できないですね。

11月ISM製造業景気指数はほぼ予想と変わらず焦点は欧州にあり

U.S. Economy: Factories Expand, Companies Add Workers

11月ISM製造業景気指数: 56.6 (予測:56.5,前月:56.9)



11月のISM製造業景気指数は10月の指数から0.3ポイント上がって56.6になりました。予想は前月より低下する56.5だったのでほぼコンセンサス通りです。普通でしたら市場はドルにポジティブに反応するのでしょうが,今回はほぼ織り込み済みでしたしECBの金融政策の方に為替市場の注目が集まっていたので,株式市場への影響に限定されたようです。拡大レベルには違いありませんが,New Orders,Production,Exportsが前月の反動で下がっていますので毎月のブレの範囲かどうかは注意深く見ていく必要があります。

通貨ペアの曜日アノマリー(2010年第2回)

2010年もほぼ47週経過しましたので久しぶりに曜日アノマリーを調べてみました,図に先週までの通貨ペアの曜日アノマリーの集計を示します。(いつものように,2,3,4,5,6は月曜日から金曜日をあらわし,U%は陽線確率,D%は陰線確率です。)






各通貨ペアごとに見てみましょう。

■ ドルスイス
ドルスイスの一日の値幅は大きくなく,また陽線・陰線のアノマリーもハッキリしません。ランダムエントリの場合には収益と損失の割合はほぼ等しいと考えられます。
■ ドル円
ドル円の一日の値幅はドルスイスよりさらに小さいですが,火曜日のドル円は下落傾向にあることは確かです。
■ ポンドドル
ポンドドルだけに一日の値幅は十分にありますが,陽線・陰線のアノマリーはハッキリしません。明確なシグナルに従ってトレードしないと大きな損失を招くでしょう。
■ ユーロドル
ユーロドルにしては一日の値幅は大きめです。今年は週末の土日にユーロ圏の主要な取り決めや発表が多くなされました。月曜日には大きく反応してユーロが売られるアノマリーは顕著になっています。
■ ポンド円
ポンド円の一日の値幅はとても大きなものです。火曜日にポンドを買うルールと水曜日にポンドを売るルールが存在します。
■ 豪ドル円
豪ドル円も一日の値幅はそこそこありますが,陽線・陰線のアノマリーはハッキリしません。
■ ユーロ円
ユーロ円の一日の値幅は十分にあります。ユーロドルと同じく月曜日にユーロを売るルールと水曜日にユーロを買うルールが存在します。
■ ポンドスイス
ポンドスイスの一日の値幅は十分にあります。火曜日にポンドを売るルールが存在し,ポンド円とは逆の動きになっています。
■ ユーロポンド
ユーロポンドの一日の値幅はドル円と同様に小さくて,システムトレード向けの通貨ペアです。月曜日と水曜日にユーロを売るルールが存在し,木曜日と金曜日にユーロを買うルールが存在しています。

トレードは期待値のゲームです。もしポジション量が同じならば確率のゲームと言い換えることもできます。今週・来週が同じようなアノマリーになる保証はありませんが,

1)勘に頼ったトレードをするのではなく客観的なデータにしたがって自信を持ってポジションを取る。
2)ただし,確率が当たらなくてポジションがアゲンストになったら,潔くポジションをクローズする。

このような厳密なルールを持つことはトレード経験の年数に関わらず必須であると言えるでしょう。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/11/29の週の雑談】

先週はブラックフライデーの売上もそこそこだった一方,北朝鮮による韓国・延坪島砲撃での有事のドル買い・欧州のソブリンリスクがいよいよ増幅されてドル堅調の一週間でした。ユーロドルの予測など散々なもので今週に入ってから1.30ドルも割っています。ドル円だけは比較的高値圏で安定しており均衡が保たれています。原油価格は82ドル台で始まりましたが,80ドル台まで下落してから反転し84円台をつけた後に83ドル台で週末を迎えました。一方,金価格は1353ドル台で始まり,一時1381ドル台まで上昇しましたが1364ドル台まで戻して週末を迎えました。



ドル円は,予想が83.90円-82.70円で,実際は84.174円-82.770円(終値84.090円)でした。上限は約30PIPSドル安方向の誤差で,下限は約10PIPSドル安方向の誤差でした。幾分円安になったものの,84円台の壁が厚く先週は越えるのがやっとだったようです。しかし,長らく続いた円高の動きも84円台での動きが定着すれば収まるものと思われます。下限については,先週の上昇過程から考えると今週は83円台前半でのサポートがメインシナリオです。一方,上限については84円台での売り圧力は引き続き強く,本年9月21日・22日にショートを仕掛けた人たちが諦める85円台後半までは一進一退がまで続くでしょう。今週のところは84円台後半までに上昇と見ています。よって,今週の上値は84.70円程度と予測し,下値は83.20円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3780ドル-1.3450ドルで,実際は1.37855ドル-1.31995ドル(終値1.32462ドル)でした。上限はほぼピッタリでしたが,下限は約250PIPSドル安方向に外しました。ユーロに対する不安は予想以上のものがあり,従来のPIIGS諸国だけでなくベルギーなどの国もソブリンリスクの議論に名前が挙げられています。いったんEU圏に入ると自己都合脱退が自由にできないので護送船団方式で沈んでいきます。迷惑なのはドイツなのですが高邁な理想を掲げ経済共同体になってしまっている以上耐えるしかありません。9月12日の週の上昇が1.27ドル台半ばから始まっていますので,下限については,1.30ドルを割った後は1.28ドル台前半までの下げを予想します。一方,上限については毎週陰線続きのユーロドルとしては今週も月曜日の高値である1.33ドルをメドとします。よって,今週の上値は1.3300ドル程度と予測し,下値は1.2830ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0020フラン-0.9800フランで,実際は1.00527フラン-0.98475フラン(終値1.00258フラン)でした。上限は約30PIPSドル安方向の誤差で,下限は約50PIPSドル安方向の誤差でした。週末にやっとパリティ越えを達成したため,今週はそれが定着するかどうかが気になります。おそらくドル円での円安とある程度連動しているので,週の終値では1.00フラン台をキープするのではと考えています。上限については,1.00フラン台後半まで頑張って上昇してもらいたいです。一方,下限については0.99フラン前半でのサポートは昨日予習完了しました(単にエントリを書くのが遅いだけ!)ので,そのあたりをメドとします。よって,今週の上値は1.0080フラン程度と予測し,下値は0.9920フラン程度と予測します。

今週の予定としては,日付が変わった12月2日の木曜日に11月ISM製造業景気指数の発表があり,同日にはECB政策金利発表があります。さらには12月3日の金曜日には月初の米11月雇用統計の発表があります。米国経済指標とユーロ圏のイベント発表を両睨みにして,相場としてはいつもブレイクアウトについていくようにしたいと思います。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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