EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

原油価格は下値模索中



図の通り,原油価格は1バレル36ドル割れを模索中…

直近の節からは上値が42ドルあたりでもみ合い,下値は36ドル抜けで下落が加速すると想定できます。下落で困る人たちは中東勢およびロシアンな人々だと思います。

願わくば,イスラエル・シンパシーなオイル業界の人々がいて,ガザ空爆によって一石二鳥で原油価格を引き上げたがっているなどという悪魔のような計画がありませんように…まあ,未必の故意の連中はゴロゴロいそうですが。

安値をブレイクしないまったり感

経済指標は欧米日ともどこも悪い上に,株価も40台半ばのVIXで従来どおりの感覚ならば相当ボラティリティが高いといえるのですが,思ったほど相場に切迫感がないようです。なんとなくまったりしている原因はなんでしょうか?

■ ユーロドル・ドル円とも昨年の安値を割っていない
安値を見た後に少し上昇して戻しているときは,ひょっとしたら反転かと言う期待があります。また,下落の傾向が多少強くなっても,まだまだ底割れしていないという油断もあります。加えて直近のレンジ相場がはっきりと見て取れます。こういう時はメジャープレーヤーも出動を待っている状態なので相場には全くメリハリがないのです。

■ VIXは昨年の最高値(異常値)の80台からすればかわいいレベル
VIXも昨年の10月から11月にかけてつけた80台を経験しているので,「多少高くてもその頃からすると今は半分じゃないか」という気分があります。登山で言えば,これから頂上に登るのではなく,もはや下山の段階で未曾有の経験はもう無いだろうと言う変な安心感のような感じなのでしょう。

■ 経済指標も悪くなる一方で,アナリストが予想しやすい
景気が急に変調をきたしたときは,サプライズによる相場変動を招きやすいものです。しかし,3か月以上も悪いニュースが続くと,みんな悪い指標に慣れきってしまいます。また,アナリストも悪めの予想を立てて自らの安全を計るのが常です。案の定,「悪い指標でも予想通り」となりサプライズは起きないし,「良い指標なら好転の兆し」と言うことでこれまた楽観論が浮上します。

かくして,「米小売売上高もどうせ悪いだろう。」「ECBの利下げも織り込みだよな。」という市場のコンセンサスが出来てしまい,まったりとした相場で新年気分はいまだに抜けずといったところです。

【ドル円】
現状では予想通り89円台が固くて,下がっても88円台の後半で止まっている。再び88円台の前半をうかがうようでなければ,89円-91円の狭いレンジ相場だろうなと思います。

【ユーロドル】
1.31ドルを割るまではさほど下落の心配はないです。また,1.33ドルまで上がれば,再び1.33ドルから1.36ドルの間のレンジ相場に戻る可能性があります。

次期NY連銀総裁候補&FRB理事退任など

NY連銀次期総裁、ウォーシュ理事が最有力−金融危機対応など評価

ガイトナーNY連銀総裁が財務長官に就任するので,その後釜に誰が来るかと言う話です。

次期米大統領:FRB理事にタルーロ氏−バーゼルIIに批判的(2)

こちらは前任者のクロズナーFRB理事は,任期延長の承認を議会から得られなかったことによるものです。本来は理事の任期は14年ですが,クロズナー理事は2006年3月から3年経たずにFRBでのキャリアを終えました。能力がないとみなされたのか空きポストへの時限就任だったのかは定かではありません。

いずれにしろ,どちらも任期の区切りが来てから,何をやったかで評価をされるのは良いことですね。【財務省出身】というだけで就任前に忌避されるのは良くないことです。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【今週もまた月曜エントリm(__)m】

今日もまたなんとなく月曜日にまで突入してしまった展望エントリです。新年のオバマ期待も持続性がなくなってきました。イスラエルのガザ空爆も,本来でしたら中東情勢の不安定さで原油高につながっても良いはずですが,先週末の雇用統計が大変ひどかったのでセオリーどおりにはなりません。ドルが対円で弱いのはこのような不安定な相場からのリスク回避の動きでしょうが,それに輪を掛けてユーロがドルよりも弱い理由はなぜだか分かりません。今週は,ECBの利下げ発表と米小売売上高の発表がありますが,どちらもおそらく円高要因になると思います。



ドル円は,予想が94.00円-89.50円で,実際は94.61円-89.97円(終値90.13円)でした。雇用統計の影響で大幅な陰線で週末を迎えていますが,大体想定の範囲です。まず注目すべきは12月29日の安値89.75円あたりのサポートがどうなるかです。水曜日の小売売上高の発表までに下げしろがない場合は,一気に89円割れを伺うと思いますが,もう一度92円まで上昇すれば,89円台のサポートは今週も継続です。それと,ロンドン市場は東京市場を引き継いで円高に向かうと思いますが,時々NY市場は逆の動きをしますので,注意が必要です。一方,上値は日足の一目均衡の雲が徐々に下りてきて週末では95.26円あたりとなります。ここを突破するのは難しいでしょう。よって先週より少しレンジの幅を広げて,今週の上値は95.00円程度と予測し,下値は88.50円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.4150ドル-1.3750ドルで,実際は1.3963ドル-1.3312ドル(終値1.3412ドル)でした。ファンダメンタルの観点では目だったニュースや指標は見当たりませんので,なぜユーロが対ドルに対して下がるのか全くもって不明です。しかし,不明なときの動きこそ期待を裏切った大きな動きになりかねません。1月6日の安値1.3312ドルを明確に割るかどうかに注目し,割ったら1.32ドル台を覚悟しましょう。一方,1月8日の高値1.3799ドルはがんばってもここでブレイクが妨げられたオプション・バリアか何かと考え,1.3750ドルから1.3800ドルの間の戻り売りを推奨します。よって,今週の上値は1.3780ドル程度と予測し,下値は1.3220ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.1100フラン-1.0600フランで,実際は1.1277フラン-1.0700フラン(終値1.1143フラン)でした。今週はさらに円高が進み,フランもユーロより買われるのではないかという予測でいます。それで,月曜日の現時点で1.1154フランまで上昇しているとはいえ,1月6日の高値1.1277フランからは戻り売りがあると思いますので,1.1300フランを越えられないのではないかと思います。一方,1月5日の安値1.0700フランは軽いサポートですが,ドル円の円高次第では1.0600フランまでは下落するでしょう。よって,今週の上値は1.1280フラン程度と予測し,下値は1.0600フラン程度と予測します。

トレンドが無いときの為替相場はエントリが本当に難しいと思います。逆張りよりブレイク後の順張りが推奨されているのは,エントリには相場の勢いがいかに大切かを示しています。上か下かブレイクしたほうについていく準備をしていきたいと思います。

ハイそれまでョ-平成版[v1.0]



もし植木等さんが存命中であったなら,現在の世相をこのような歌詞でズバッっと斬って欲しいですね。内容は少し辛らつかも知れませんが,あくまでエンターテイメントとしてお楽しみください。

ハイそれまでョ-平成版 [v1.0]

ロバート・ルービンもCitiの上級顧問を辞任

Rubin Retires as Citigroup Counselor, to Leave Board (Update3)

表向きは退任ですが,実際には辞任に追い込まれたのでしょう。70歳で辞めるのですから,問題が無かったら健康が許す限り顧問を継続していたと思います。



いくらルービンが前民主党政権の財務長官を務め次期政権と近いところにいるとしても,公的資金を注入したCitiにはエグゼクティブの責任を追求する声が強まっているのは当然でしょう。Citiは,この他にも個人向けのクレジット・ローンの厳しい取立てを政府により禁止させられています。いくら自社の収益を改善するためとはいえ,個人が連鎖的に破産するのを避けるためです。

さて,ルービンは彼の持ち前の率直さを持って,在任中のサブプライム問題に対して自分の見通しが甘かったと失敗を認めています。とはいえ,「本人が認める認めないにかかわらず,失敗の責任は取らせる。」こういうルールが日本の政治や行政にもあってほしいですね。

あと,GMの会長も辞めるべきだと思いますがね…

米雇用統計,予想通りの悪化

U.S. Payrolls Post Biggest Annual Drop Since 1945 (Update2)

非農業部門雇用者数: -524K (予想:-525K,前回修正値:-584K)
失業率: 7.2% (予想:7.0%,前回:6.7%)

もうその他のことでは驚かなくなりましたね。これほど雇用統計が悪いと。

2008年通年では,258万9000人の職が失われており,1945年以来63年ぶりの落ち込みです。2007年には101万人の雇用が増加したのですが,その倍以上の雇用が失われました。

内訳としては,
サービス部門: 27万3000人
製造業: 14万9000人
建設業: 10万1000人

ですので,製造業と建設業のダメージがサービス業のダメージに匹敵するようになりました。目先,対円ではドルが売られ,対ユーロではドルのほうが買われていますがレンジ相場内の動きです。

これでオバマ大統領の雇用創出政策が効果が無かったら,当分の間はドル安が継続するのは確実でしょう。

相場のボラティリティについて

統計の世界ではよく平均値Mや標準偏差SDが使われることはご存知だと思います。そして,テクニカル分析ではチャート上のエントリを考慮するのに,移動平均SMAに対しての終値の変動も標準偏差σとして表現することがあります。(この2σなどをバンドにして描いたものがボリンジャーバンドです。)

この統計におけるSDとチャート分析におけるσは実は似て非なるものです。

まず,統計の世界では平均値Mを中心に値が正規分布していることを前提としています。ですから,基本的に平均値より上の値も下の値も同程度に存在すると仮定できます。このような時には平均値Mは一定と考えられるので,変動係数Cは,

C=SD / M

で表わされ,これを計算することには意味があります。

一方,チャートの世界では移動平均SMAを計算するとしても,トレンドがある限り,その名の通り時間と共に平均値が変化するのです。そして,上昇トレンドであれば移動平均SMAよりレートが上昇してくるのでSMAがさらに上がり,下降トレンドではその逆のことが起きます。このような時に,変動係数Cを計算しても…

C=σ/ SMA

SMAが変化するので,計算値にあまり意味がないのです。



このことを説明するのに,図1をご覧ください。

もし,(a)のようにドル円が95円を中心にしてレンジ相場を形成し,移動平均線が95円あたりで水平ならば,移動平均SMAは一定で,これは統計の世界と同じに考えられます。

一方,(b)のようにドル円が90円から100円まで上昇トレンドにある場合は,分母の95円が各期間で変化するので,移動平均が95円である期間しかCには意味がありません。

こういう場合は,

V=σ/(SMA(Q) - SMA(P))

を計算したほうがいいです。分母は期間の移動平均の値幅ですから,いわば,標準偏差というばらつきを平均の上昇幅で割ったものです。(分母がゼロの時は極小値で置き換える。)

この値Vには特に名前はついていませんが,期間の平均の上昇幅に対しての変動幅の大小は,逆張り(V無限大)か順張り(Vほどほど)かノーポジ(V極小)かを決定するのに重要なパラメータです。ちょっとテクニカル分析的な話になりましたが,「相場のトレンドの強さに対してボラティリティは高すぎてもいけないし,低すぎてもいけない」と言う意味でエントリを立てました。

BOE利下げでポンドが上がりました

Pound Gains as BOE Reduces Rate to Record Low to Revive Economy

BOEは従来から各国中銀に比べて政策金利は高いほうなのですが,それでも史上最低金利の1.5%まで下げてきました。これで,10月から4回続いた連続利下げで本当に急激な低下と言えます。



普通に考えればこの利下げは対ドルでポンド安につながりそうですが,逆にポンドドルは上がってきました。さて,原因として考えられる適切な理由は何でしょうか。

■ FRBもほとんどゼロ金利ですから,「それでも高い」と言う評価を受けたから。
■ 米国の失業率の高さのほうが現時点では注目されているから。
■ もっと利下げしてもいいのに下げなかったから,やけくそでポンドが買われたから。
■ ポンドの下げが利下げより早過ぎて,さすがに割安感が出てきたから。

正解は,「全部後付けだから本当の理由は分からない」でしょう。上記の複合的な要因だとしても,何がドミナントなのかは誰にも分かりませんから。

重要なのは,ポンドドルは1月2日に安値の1.4373ドルを付けてから1週間ずっと下値を切り上げているという事実のみです。2001年6月に1.3680ドルの安値を付けましたが,そこまで達することなく切り替えしているので,1.54ドルを越えてきたらさらにしばらく反転が続くと考えています。でも,これは綾戻しとしての悪いポンド高でしょうね。

BOEのインフレターゲット政策は,2008年秋以降物価が上がらずに全く無効になってしまいました。今は惰性で利下げしているようなものです。雇用を創出することを目標としない中銀は,デフレ退治や景気刺激が苦手なんだと思います。同じことがECBにも言えますので,大西洋をはさんだ通貨ペアの相場は,2009年第一四半期は退屈な相場かもしれませんね。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【今年もよろしくお願いします】

2009年はNYダウも9000ドル回復,日経平均も9000円を回復して始まりましたが,いかがお過ごしでしょうか。今年もよろしくお願いします。本ブログも2度目の新年を迎えました。干支にちなんでブル相場だと良いのですが・・・さて年末年始をはさんで為替のほうは小動きでしたので,引き続きレンジ相場のようです。



ドル円は,予想が92.50円-88.00円で,実際は92.38円-89.75円(終値92.07円)でした。日足で見て,12月17日の安値87.12円はいまだに下抜けしていません。それどころか,12月29日の安値89.75円あたりで下落に歯止めがかかっています。一方,12月1日に95.40円から下落した後,93円から92円の間でもみ合いを形成している期間の12月8日の高値93.89円は当面の高値としてまだトライされていません。年明け後,やや円高是正のイメージですので,今週の上値は94.00円程度と予測し,下値は89.50円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.43ドル-1.38ドルで,実際は1.4363ドル-1.3838ドル(終値1.3947ドル)でした。日足で見て,先週は12月29日の高値1.4363ドルが一度も更新されずに続落して1.40ドルを割って週末を迎えました。この終値を考慮すると,12月31日の高値1.4144ドルを越えるのにも苦労しそうです。一方,下値は12月19日の安値1.3824ドル,12月31日の安値1.3849ドル,2009年1月2日の安値1.3838ドルと3度も1.38ドル割れを目指しましたが成功していません。本日5日は4回目のトライとなっています。それなりに底値が堅そうだという印象および1.4150ドルの壁を考慮し,今週の上値は1.4150ドル程度と予測し,下値は1.3750ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.1080フラン-1.0410フランで,実際は1.0844フラン-1.0368フラン(終値1.0725フラン)でした。日足で見て,先週は12月29日の安値1.0368フランが一度も更新されずに上昇して終値を迎えました。この終値を考慮すると,12月19日の上昇時の高値1.1133フランは今週越えるのはまだ難しそうです。一方,下値は2009年1月2日の安値1.0612フランがロングポジションの基点となっており,ここを明確に割るまでは下値は限定的です。よって,今週の上値は1.1100フラン程度と予測し,下値は1.0600フラン程度と予測します。

2009年は2008年の経験から,何が起きてもおかしくないと言う市場参加者のコンセンサスはあることでしょう。しかし,オバマ新政権への期待や企業救済プランのニュース等と悪化する経済指標が相反して,神経質にレンジ相場が形成されると思われます。値幅が取れないので現時点でポジションを取るかどうかは微妙です。大きく動き始めてからエントリしても十分間に合うのではないでしょうか。

しばらくは新年気分で様子見で行きましょう。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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