EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

久々に鋭いツッコミを見ましたね

ドラめもんさんところの11月13日分で見たのですが,

10月24日の衆議院財務金融委員会: 民主党小沢鋭仁委員の質疑
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009517020081024001.htm


『○小沢(鋭)委員 総裁、蓋然的な見通しと、それから下振れ、上振れのリスクを云々という話ですが、変わったんですよ、一言で言うと。そこはきちっとお認めにならないと、あれだけ私は二月の時点で日銀に警告を発したんですから、幾らここで議論したって何にも役に立たないじゃないですか、こんなことばかり言っていたら。ということをまず申し上げておきたいと思います。』

『中川大臣がいなくなっちゃったので、そうしますと、では、まず日銀の方の話で申し上げたいと思いますけれども、要するに、危機の認識というのが余りにも希薄であったので、ですから政策がおくれてきているわけですよ。お手元に配らせていただいた表の中で、「景気と金融政策」という表を皆さんにもお配りさせてもらいました。これは亀井委員が先ほどお配りしたものとほとんど同じなんですが、私の方は先行指数が若干入っている、二本になっている、こういう話だけなんですけれども、これを見れば、明らかなことは、金融引き締めからいわゆる先行指数は一気に落ちて、そして一致指数も落ち始めている、こういう話なんですよ。』

『だから、私が冒頭申し上げたように、ここはもう金融政策の失敗だということだと私はこれで思っているんですけれども、これに対しては、この表の意味する私の申し上げていることに対しては、日銀はどのような意見をお持ちですか。』


10月29日の衆議院財務金融委員会: 民主党古本伸一郎委員の質疑
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009517020081029002.htm


『○古本委員(前半割愛)お配りしている資料の二十をごらんいただきたいと思うんですが、実はこれは、かねてから日銀がおっしゃっておられる利子所得の推移なんです。結局、一九九一年、これからずっと低金利の時代に入ってきましたので、九一年をゼロと置いた場合の、いわゆる得べかりしといいますか、逸失金利、これは、高齢者世帯を初め預金のある皆様に約三百六十兆円の金利を銀行は払わなくて済んだ、いわゆるお年寄りの皆様の預金金利はスズメの涙しかつかなかった、こういう話をよく与野党を超えていろいろな先生方がおっしゃっています。』

『一方で、日銀がつくってくださって、けさやっと間に合ったのでちょっとお配りはできなかったんですが、企業部門を見ますと、今度は逆に低金利のおかげで設備投資ができ、そして物をつくり、そしてそれをまたそこの従業員、家族に労働分配できる、こういうメカニズムでいいますと、実は支払い利息は逆に助かっているんです。当然です。さらに、住宅ローンを抱えておられるいわゆる働き盛りのサラリーマン家庭あるいは家を建てた方によれば、これは低金利のおかげで随分助かっているんです。』

『そこを差し引きますと、実はネットで見ますと、九一年をゼロと置いた場合、ちょっと僕が読み上げますけれども、二百七十三兆円の金利を国民の財布に金融機関が払わなかったという議論がある一方で、企業部門では二百九十六兆円金利が助かった、こういう話があるんです。』


は是非ご覧ください。利上げしないから利子所得が失われたとか,財務省出身だから日銀総裁や副総裁には不可というクォリティの議員しかいないのかと思ったら,あの民主党にも鋭いツッコミをする人がいるのですね。

政党に関係なく経済・金融政策については是々非々でないといけません。どの議員さんも,これからも頑張ってください。

今週破綻した家電チェーン店の…

サーキット・シティの戦略の間違いについて書いてあるHPです。

戦略なきIT投資の“罪と罰”

投資対象を的確に選択するということは,会社経営でも金融事業でも本当に大切ですね。ただし,この会社の破産は金融商品に手を出してバランスシートが毀損したのではなく,じわじわと来ていた経営の悪化に急激な消費の落ち込みがとどめをさしたのでしょうが…。

破綻のニュース:
Circuit City, Electronics Retailer, Seeks Bankruptcy (Update5)

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望

今週は本業の月曜の昼一のプレゼン準備のために恒例の「展望レポート」が遅れました。とは言っても,最近の相場では予想が外れることが多いので実害はないかもしれません。(笑) 先週は,米雇用統計が予想以上に悪かったりしましたが,ユーロ圏中銀の相次ぐ利下げもあり週全体で見るとうまく中和してしまった感じでした。10月19日の週の円高と翌週の反動幅から見ればどの通貨ペアも平均的な変動といえるでしょう。



ドル円は,予想が95.20円〜99.80円に対してやや上振れて96.75円〜100.54円の範囲でした。しかし,100円台は大統領選の影響による11月4日のなんちゃって100円台でこれからも継続して水準が保てるとは思えない地合いでした。ますます米経済の景気後退への懸念が深まる一方で,日本経済もどうも世界経済の落ち込みに歩調を合わせて悪くなっているのがはっきりしていました。

日本は金融機関が欧米のように打撃を受けていないとはいえ,もともと金融立国ではないのですから物が売れないことの影響のほうが大きいわけです。さらにトヨタ・ショックもびっくりしましたね。ですから,円もドルも一方が強くなるきっかけがつかめないでいる状況です。今週のレンジは先週よりももっと変動が少ないのではないかと予想します。そこで,11月7日の雇用統計ショックでつけた96.75円付近からは下がっても96円台はサポートされると思いますし,100円越えもあまり現実味を感じません。よって,今週の上値は継続して99.90円程度と予測し,下値は96.20円程度までで下げ渋ると予測します。



ユーロドルは,こちらも一相場終わった気がしますね。参考までに週の高値と安値の差は10月19日の週が1034PIPS,10月26日の週が968PIPS,先週は590PIPSと急速に少なくなってきているからです。上に行くか下に行くかについてはこれまでの3,4週の下落幅が大きかったので,今週も綾戻し的な買いも入ってくると思われます。

こういう地合いでは経済指標はさらなる大きな変動にはつながりません。儲けた連中は手仕舞いモードですし,損した連中は資金不足だからです。そこで,ドル円と同じように先週よりさらに小幅な変動が期待されます。よって,今週の上値は1.3050ドル程度と予測し,下値は1.2650ドル程度と予測します。



ドルスイスは,明らかにユーロドルの逆相関の動きからは逸脱しています。ユーロドルが綾戻しの反転を迎えようとしている中で,ドルスイスはフラン高の方向に少しも動いてくれません。これはどのように説明できるでしょうか。

私は,どの通貨ペアにも売られ過ぎ・買われ過ぎがあるので過去の一時点のレートに戻りたがるのではないかと想像しています。例えば,2007年の前半の5月の月足の終値を見てみると,ユーロドルは1.3453ドルで,ドルスイスは1.2249フランです。大きな相場の後は何も無かった水準に徐々に回帰すると考えると,今のユーロドルは1.34ドル台まで戻す(この場合はドル売りになる)必要があり,ドルスイスは1.22フラン台まで戻す(この場合はドル買いになる)必要があるというわけです。よって,今週の上値は1.1920フラン程度で,下値は1.1620フラン程度と予測します。

こういう相場の中心点・均衡点を長期のチャートで見つけるのは大変難しいのですが,よりどころがないからこそ大相場前の水準を市場が適正と考えるのではないかということです。もし,2007年1月の相場が均衡点ならドルスイスはさらに1.24フラン台まで上がりますし,ユーロドルは1.30ドル台までしか上がりません。つまり,このEURO SELLER独自の通貨ペア変動回帰理論(思い込み)によると,ユーロドルの今後の戻しよりドルスイスの戻しのほうが大きそうだと言うことです。

長く相場に生き残る人ほどこういう均衡点を感覚で覚えていて,先月の10月はずっとノーポジで今月になってからの反転でポジションを取ったとか言っている人が多いです。つまり正弦波で例えると第一象限や第三象限のようにプラス方向やマイナス方向への変動が拡大するところではどこまで行くか分からないのでポジションを取らないと言うのですね。第二象限や第四象限のようにゼロ均衡に向かう相場だと彼らにはそのポイントが分かるから安心してポジションを取れると言うのです。

そのような感覚は天性のものなのか後天的に身につくものなのかは分かりませんが,彼らは一か八かで勝とうとはしないのです。大相場で勝つ人はいつか大相場でも負けるかもしれないのです。EURO SELLERも,彼らのように大勝ちしないけど負けない戦略を持つようになりたいと思っていますが,まだ均衡点の感覚が身についていませんので日々精進あるのみです。

昨日,累積アクセス数が50万を突破しました



Doblogのアクセスカウンタは日によっては前日のカウントがリセットされないこともあってあまり正確ではないのですが,1年3か月弱かかってやって50万を越えました。まあ,一つの節目でしょうか。

2007年と2008年は尋常じゃないことが次々と起こったのですが,夢中でなんとか更新してきました。最近は相場にもトレンドが無く,かつ面白い調査などもあまり出来ていないのですが,今後とも継続は力なりということでブログを更新していきますので,どうかよろしくお願いします。

悪すぎる雇用統計 - でも市場は自律反発

市場があんまり経済指標の内容を気にしない事例の一つです。こういう地合いで統計値を気にしすぎてはいけませんよ。

U.S. Economy: Jobless Rate Climbs to 14-Year High (Update2)

非農業部門雇用者数: -240K (予想:-200K,前回:-284K)
失業率: 6.5% (予想:6.3%,前回:6.1%)

備忘録のようには書いていますが注目の必要はありません。これだけ下がった株式市場や円高のために,ちょっとやそっとの経済指標には何も影響されないのだと言うことを肌で感じていただければよいでしょう。

利下げ三連発

ECB: 0.5%下げ
SNB: 0.5%下げ(サプライズ利下げ)
BOE: 1.5%下げ(下げ幅がサプライズ)

華麗なる利下げ三連発です。1.5%なんていう大幅な下げは,とんでもないサプライズですが,市場を驚かせて黙らせると言うのもあるのかもしれません。催促相場で細かく下げるのは逆に際限なく下げることを強制されますから…

Trichet Says Can't Rule Out More Cuts as Growth Slows (Update2)

SNB Unexpectedly Cuts Rates, Says Economy May Shrink (Update5)

BOE Leads European Central Banks in Cutting Rates (Update1)

そう言えば初夏に利上げした中央銀行がありましたが,朝令暮改の結果になってしまいましたし,住宅価格が下げ止まらない英国はさらに深刻でしょう。ポンド円・ポンドドルは再びGo Southが開始されたようですね。

流動性危機は徐々に正常化



Libor's Biggest Drop Fails to Match Fed, Spur Loans (Update4)

LIBORが劇的に下がっています。FFレートも下がっているので,4月-6月の水準より下がって当然なのです。(図1)



そして図2はOIS3Mです。当然のことながらこちらはFFレートの低下にダイレクトに追従します。短期金利のプレミアムが図1と図2の差分ですから,これが下がっていることは良い兆候でしょう。

OISのチャートも今回初めてリンクしておきます。

次の財務長官は誰か?

為替市場もしばらくはレンジ相場だろうし,株式市場も自律反発以上のパフォーマンスは期待できない状況ですので,投資家に短期に動けと言っても難しいでしょう。政治主導で米国経済がどのように立て直されるのか半年以上のスパンでゆっくり考えるしかありません。



さて,オバマ新政権の財務長官はだれかということですが,既に「財務長官の代わりがいない」でポールソン現財務長官の留任は無いとお伝えしました。また,「ガイスナーNY連銀総裁は救済処理のスペシャリストだった」ではガイスナーNY連銀総裁(図1)も候補の一人だと言及しました。そして今回,ローレンス・サマーズの名前も取りざたされているようです。

Summers, Emanuel Candidates for Obama Administration (Update1)



ローレンス・サマーズ(図2)はいわずと知れたクリントン政権での財務長官でしたから,市場との対話や財務相会議などでのグローバルなリーダーシップの経験を買われた候補だと思われますが,良い財務長官だったかどうかは記憶にありません。



一方,同じ記事に出ているRahm Emanuel(図3)という人は,ビル・クリントン前政権下で大統領政策顧問を務めた米民主党の下院議員の一人です。既にAP通信が10月30日に,民主党筋の話として,オバマ氏が次期大統領首席補佐官の候補として彼に接触を図っていると伝えていました。

たぶん,先に首席補佐官が決まってその補佐官と相談しながら,財務長官が決まっていくのでしょう。

果たして,ガイスナーかサマーズか?

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望(電池切れ&休日雑談モード)

今週は,出先で書いていますが,うっかりしてノートPCのACアダプターを忘れてきてしまいました。電池切れの恐怖と戦いながらチャートをキャプチャしました。キャプチャ後は画像だけ下書きでアップして,本文は借りたデスクトップPCでゆっくり書いていますが,PanasonicがSANYOを買収ですか。数社が競争してバッテリ性能を上げてくれるほうが良いのですが,ノートPCのバッテリのセカンドソースが一つ減ってしまいますね。

さて,FOMCは予想どおりの利下げでしたが,BOJは現状維持のKYモードではなかったものの,20BPとは刻んできました。「25BPだとあと1回しか利下げできないけど,20BPだったら10BPずつあと3回利下げできる」と真剣に思っているのではないでしょうね。報道によると白川総裁&山口新副総裁の意向だとのことです。反対した審議委員は一人(たぶん円高による輸入物価下落を歓迎している須田女史)を除いて,25BPの利下げを望んでいましたので,結局は執行部の「あまり動きたくない」モードが勝ったわけです。立場が逆だったらきっと先々週の時点で緊急利下げしていたような気がしますが…なんだか妥協の産物のような気がして,今後の迅速かつ機動的な金融政策に影を落とすのではないかと心配します。



ドル円は,やっと日銀が動いたこともあり,24日の底から反転しています。先週は80円台まで行くのではないかと書いたのですが,遅まきながら当局が動き出すと,市場は達成感を感じるものです。先々週の下落の半値以上を戻したので,いったんは100円を目指して99円台で戻り売りに押されると思います。一方,下値は95円台ではサポートが付きそうです。よって,今週の上値は99.80円程度と予測し,下値は95.20円程度までで何とか下げ渋ると予測します。



ユーロドルは,ドル円ほど達成感はありません。チャート的にも上下にヒゲがありすぎて方向感が定まっていませんが,先週の変動は週の前半は円高是正の動きでドル円もユーロ円も円が反落し,後半はドル円は動かず,ユーロドルがいったんユーロが強くなった後に週末でドルが戻しました。
おそらく,今週からはこの週後半の動きが反映されていくでしょう。つまり,円の動向を相場のメインテーマとする動きはいったん収束に向かい,純粋にユーロドルの力関係がレートに反映されるということです。チャート的には先週のレンジを越えられず,今週の上値は1.2980ドル程度と予測し,下値は1.2350ドル程度と予測します。が,今週から実効的に動き出す米経済政策や大統領選後の政治的な動きにユーロドルが敏感に反応することは予測しておかないといけません。



ドルスイスは,ユーロの下落のようにフラン安にはならず,上値は週前半に1.17フランを越えるのがやっとでした。一方,29日にはサポートだと思った1.1530フラン付近もあっさり割り,30日に1.12フランまで下落しました。週足終値では1.1586フランあたりまで戻していますのでこのレベルが居心地が良いということでしょう。
先週の動きから上値が1.1750フランを越えるのは容易ではないと思います。一方,29日と30日の動きもFOMCがらみの特殊なものでしょうから,下値も1.13フラン台がせいぜいでしょう。よって,今週の上値は1.1730フラン程度で,下値は1.1350フラン程度と予測します。

スイスフランはしばらく低金利通貨だったはずですが,それよりドルのほうがより低金利な通貨になってしまったのですね。この影響は半年程度のディレイで確実に出てきます。ドルキャリートレードが円キャリートレードと同じように起こるのか,それともあまったお金の投資先は再び原油・金なのでしょうか。あるいは,(リスクを嫌う人々の動きはしばらく新興市場株式には向かわないので)米国株式市場の復活でしょうか。こういう総合判断は,コンピュータには向かないのでファジィな人間が行わなければなりません。だから,相場は面白いのですが…

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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