EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

NY株式市場2月以来の下げ



U.S. Stocks Retreat on Housing, Energy Concern; Ford Slumps

※市場マインドがまた下がっていて,VIXが久々に20に近づいています。経済指標によらず,ドル安が進んだ典型的な1週間でした。

このドル安は押し目なのかどうか?非常に悩ましい…来週次第ではもう一段の円高局面を見るのかも。

Minutes of FOMC, April 29-30, 2008

Minutes of Federal Open Market Committee, April 29-30, 2008

全部は長すぎるので,利下げ停止とドル安に関係するところをすこしだけ…

The strength of U.S. exports remained a notable bright spot. Growth in exports, which had been supported by solid advances in foreign economies and by declines in the foreign exchange value of the dollar, had partially insulated the output and profits of U.S. companies, especially those in the manufacturing sector, from the effects of weakening domestic demand. Several participants voiced concern, however, that the pace of activity in the rest of the world could slow in coming quarters, suggesting that the impetus provided from net exports might well diminish.
※ドル安と外国経済の着実な進展で輸出の伸びはサポートされており,自国の弱い需要とは部分的に一線を画するものの,これからの四半期以降,世界のほかの地域の経済も弱含みになり,輸出のもたらす米経済への効果も弱まると言っている。

However, most members viewed the decision to reduce interest rates at this meeting as a close call. The substantial easing of monetary policy since last September, the ongoing steps taken by the Federal Reserve to provide liquidity and support market functioning, and the imminent fiscal stimulus would help to support economic activity. Moreover, although downside risks to growth remained, members were also concerned about the upside risks to the inflation outlook, given the continued increases in oil and commodity prices and the fact that some indicators suggested that inflation expectations had risen in recent months. Nonetheless, most members agreed that a further, modest easing in the stance of policy was appropriate to balance better the risks to achieving the Committee's dual objectives of maximum employment and price stability over the medium run.
※しかしながら,大方のメンバーは今回の利下げを打ち止めのタイミングとみなしており,昨年9月からの一連の金融緩和は,資金の流動性をもたらし市場を機能させまた景気を刺激することによって経済活動をサポートするのに役割を果たした見ている。さらに,経済成長の下ぶれリスクはあるけれども,メンバーは原油や商品の上昇に伴うインフレの上ぶれリスクとインフレ期待の上昇の事実に懸念を示しており,穏やかな利下げの政策は,FRBの雇用と物価の安定という2つの目標をより良くバランスするために適切と考えているようだ。

Mr. Fisher was concerned that an adverse feedback loop was developing by which lowering the funds rate had been pushing down the exchange value of the dollar, contributing to higher commodity and import prices, cutting real spending by businesses and households, and therefore ultimately impairing economic activity. To help prevent inflation expectations from becoming unhinged, both Messrs. Fisher and Plosser felt the Committee should put additional emphasis on its price stability goal at this point, and they believed that another reduction in the funds rate at this meeting could prove costly over the longer run.
※フィッシャー総裁は,FFレートを低下させることによる負のフィードバックを懸念しています。コモディティ価格と輸入価格を上昇させるので,企業と家計における支出を減らしてしまい,結果的に経済活動を妨げていると言っています。フィッシャー総裁を含む3人のメンバーは,インフレ期待が野放しにならないためには,FOMCは物価の安定のより重きを置くべきで,これ以上のFFレートの利下げは米経済にとって結局コストが高くつくだろうと確信していたようです。

原油高と利下げ停止観測のダブルパンチ

Oil Rises Above $133 on U.S. Supply Drop, Bank Price Forecasts
原油価格は暴走機関車ですので,誰にも止められませんね。この影響は更なるドル安の要因となります。

Most Fed Officials Saw April Rate Cut as `Close Call' (Update3)
※株式市場の無いものねだりの上昇はいったん調整されそうです。原油高の影響が強く,利下げ停止でもドル高方向には振れません。

米4月生産者物価コア指数はサプライズ上昇

U.S. Economy: Producer Prices Less Food, Energy Rise (Update1)

4月生産者物価総合指数:1.1% -> 0.2%(予想:0.4%)
4月生産者物価コア指数:0.2% -> 0.4%(予想:0.2%)
※コアが高いのはサプライズだったので,株価はずいぶんと落ち込みました。普通,コアというのは変動が少ないと思われているので株価的にはショックですね。ドルにとっても急激なインフレは百害あって一利なし。

出動可能な株・ラストチャンスの株



私は中国株の個別の動きはトラックしていませんが,モニターしているポートフォリオの中に中国株のクローズドETFであるPGJ(POWERSHARES ETF TRUST GOLDEN DRG USX)というのがあります。(図1)

今年の1月半ば以来,200日移動平均も割って精細を欠いていたのですが,ここへ来てやっとその200日移動平均を越えてくれました。上向きの14日ボリンジャーバンドの1.5σも越えています。手堅く目標株価36ドル近傍として,今から少しずつ買っていくのも良いかもしれません。



図2は前にもお話したCOGNIZANT TECHNOLOGY SOLUTIONS CL A (CTSH: NASDAQ)
ファンダメンタルが良いのは前にも書きましたが,テクニカル的にも直近の30ドル近傍の底をサポートにあがってきています。目標株価40ドルぐらいでいったん手仕舞いするのであれば今がラストチャンスです。もっと長期に持つのであればそんなに厳しいタイミングでは言いませんが…

福井前総裁の次の仕事を見守るエントリ



1.政府系金融機関あるいは特殊法人
2.外資系金融機関あるいは民間会社
3.その他の公的機関(BIS等)
4.富士通総研関連会社
5.1,2,3,4を除く金融機関あるいは民間会社
6.大学等の教授職
7.悠々自適生活(3ヶ月経過後も次の仕事が決まっていないときも含む)

さてどれになるでしょうか。エントリの日付は今年の7月7日付けにしておきますので,それぐらいにもう一度レビューします。

追記 05/19:
今となっては過去の人ですが,5月17日にこういう記事が載っていました。
日証協の理事に福井前日銀総裁

これは社外取締役のようなものなので,実質の仕事がどれほど発生するかわかりませんが,小さくまとまりましたね。もっと公的な機関で新聞をにぎわせるのではと期待(心配)しておりました。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望



先週は,木曜日までは先々週のドルの下落からの全値戻しの雰囲気でしたが,金曜日のミシガン大学消費者信頼感指数速報値が低下したことや原油価格が一時1バレル127ドルを越えたことなどが嫌気され,半値戻しの結果となりました。

ドル円は,水曜日に週足高値の105円半ばまで上昇しましたが,週足の終値は崩れて104.07円まで下落しています。しかし,週足の安値は月曜日に先々週の終値の102円台から上昇する時につけたもので,実質の安値は火曜日の103.36円程度でした。金曜日にそこを割らなかったことは,4月27日の週の安値である103.20円も下回っていないという事実があります。105円台の上値が重いものの下値も底堅い状況です。そこで今週の上値は106.00円程度,下値は103.50円程度と予測します。すでに日銀の金融政策決定会議での金利据え置きは織り込み済みであり,週後半の米中古住宅販売もそれほど変動しないと思われますので,今週は狭いレンジを予測します。



ユーロドルは,原油価格の上昇にあわせて金曜日に上昇しましたが,1.55ドル台で重くなったのは予測どおりで週足の終値は1.5593ドルで止まりました。ドル円と同じく週足の安値は月曜日に先々週の終値の1.53ドル台から上昇する時につけたもので,実質の安値は木曜日の1.5419ドル程度でした。今週の上値は1.5650ドル程度,下値は1.5400ドルとやはり少し狭いレンジを予測します。ただし,金曜日のユーロのPMIがあまり変化しないことと原油価格の上昇がいったんは止まってくれることが条件です。



ドルスイスは,予測どおり1.05フラン後半で重く,水曜日に週足高値の1.0599フランまで上昇しましたが,週足の終値は崩れて1.0468フランまで下落しています。先々週からの半値戻しの結果には終わりましたが,1.04フランでの下値サポートは良く効いています。そこで今週の上値は1.0620フラン程度,下値は1.0350円程度と予測します。

さらに,円とフランが買われる原因の変化についても注目しています。以前は信用不安に起因する質への逃避から円とフランが買われましたが,今は原油価格が上昇すると買われています。これは,日本は環境や省エネ技術に対して一日の長があると考えられているからかもしれませんし,フランは金相場の上昇とやはり密接な関係があるようです。ただし,信用不安のときほど投資家がパニックになる感じではありません。

今週は経済指標も織り込み済みかマイナーなものが多く,あまり為替レートの変動は少ないのではないかと思いますが,中長期的にドルの反転上昇を見込んでいる私は,積極的にドルの押し目を拾っていく姿勢でいます。

今晩の経済指標

U.S. Industrial Production Dropped More Than Forecast (Update1)

5月NY連銀景況指数:0.6 -> -3.2(予想:0.0)
4月鉱工業生産指数:0.2%(修正値) -> -0.7%(予想:-0.3%)
4月設備稼働率:80.4%(修正値) -> 79.7%(予想:80.1%)
※3つの指数が予想より若干悪化です。

新規失業保険申請数:365K -> 371K(予想:370K)
※この申請数は横ばいです。

5月フィラデルフィア連銀景況指数:-24.9 -> -15.6(予想:-19.0)
※この指数は予想より持ち直しました。

3月のTICデータ:
Net Long-Term Securities Transactions($bln):64.9(修正値) -> 80.4(予想:62.5)
※3月の証券投資は予想より多くなされました。

経済指標は景気後退の可能性を見ていますが,株価は若干上昇しながら景気に先行していることを示しています。

時は流れて…

GEが白物家電部門をオークションにかけるそうですね。GEアプライアンスは親会社が昨年稼いだ1727億ドルの売上高に対し,約 72億ドル寄与していたそうです。確かにメリットは少なくなってきたでしょう。

GE May Sell or Spin Off Appliance Unit, People Say (Update1)



うーん,東芝が白熱電球の生産をやめるのとはスケールが違います。すでに金融部門などもあり,もうGE(General Electric)ではだいぶなくなっていますが,実現すれば社名変更もあるのでしょうか。ダウに長年組み込まれている銘柄ですが,久々にボラティリティがあがるかもしれません。

時が流れると主力商品は変わるものです。



三洋電機:白物家電->エコ電池
IBM:肉挽き器->コンピュータ
シャープ:シャープペンシル->AQUOS
エステー:防虫剤->芳香剤,消臭剤

翻って株に投資する場合には,長年持っている株ほど愛着がわいてくるかもしれませんが,歴史的転換時には思い切って売ったり,買い増したりする契機になる場合もありますし,愛着のせいで損切りできなくて塩漬け株を作らないようにしないといけません。

CPIが鈍化 - 利下げ打ち止め感

Consumer Prices in U.S. Rise Less Than Forecast 0.2% (Update2)

4月消費者物価総合指数:0.3% -> 0.2%(予想:0.3%)
4月消費者物価コア指数:0.2% -> 0.1%(予想:0.2%)
※利下げ打ち止め観測さらに強まりました。株価&ドルには朗報です。景気停滞でガソリンの消費も下がっているので,在庫がある限りはそれほど値上げされないのかもしれません。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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