EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

TEDスプレッドのチャート



Libor Falls on Government Bailouts, Emergency Central Bank Cash

上記ニュースは引き続きLIBORが下がっていますねという記事です。

USD 3MLIBOR: 4.06(Oct.20) ← 4.64(Oct.14) ← 4.82(Oct.10)
LIBOR-OIS spread: 295(Oct.20) ← 340(Oct.14) ← 364(Oct.10)
TED spread: 293(Oct.20) ← 445(Oct.14) ← 464(Oct.10)

本題はこちらで,
■ TEDスプレッドのチャート
■ USD 3M/1M LIBORのチャート(リニューアル)
の両方が表示できるようになりましたのでリンクを張っておきます。(いつもどおり,トップエントリにもリンクを追加しています。)

"世界的な景気後退"の局面でも有望な株は…

目先は株式市場も為替市場も完全なテクニカルな世界に入ってしまったので,ニュースを市場雑感として捉える気にもなりません。ちょっと視点を変えてこんなニュースを選んで見ました。

JPMorgan Picks 16 U.S. Stocks to Hold in a `Global Recession'

比較的「堅実な経営」をしてきたと思われるJPモルガンが,下記の16銘柄を今後2年間に成長の余地のある株として推奨しています。

3M Co.
Baxter International Inc.
Colgate-Palmolive Co.
CA Inc.
Devon Energy Corp.
General Mills Inc.
Gilead Sciences Inc.
Google Inc.
Hewlett-Packard Co.
McDonald's Corp.
Merck & Co.
Monsanto Co.
Nucor Corp.
Philip Morris International Inc.
Union Pacific Corp.
Visa Inc

※Gilead Sciences Inc.とGoogle Inc.などの少数を除くと超最先端という感じはしませんが,会社としての世界的なブランドが既に確立されているか,世界的に需要のある製品や原材料を供給しているかのどちらかのような気がします。言われてみればそうなんですが,こんな急落の時期ですので,じっくりと中長期投資銘柄を考えるのも良いかもしれません。(キャッシュと勇気があればの話ですが…)

正常とはほど遠いLIBOR

米国もとうとう公的資金の注入のプランを発表するに及んで,LIBORはピークからは下がったようです。

Libor for Dollars, Euros Fall on Government Bank-Rescue Plans

USD 3MLIBOR: 4.64 ← 4.82(Oct.10)
EUR 3MLIBOR: 5.23


各種スプレッドを見てみると…

USD 3MLIBOR - FF Rate: 314BPS (464-150) ← 332(Oct.10) ← 82(Sep.15)
LIBOR-OIS spread: 340BPS (464-124) ← 105(Sep.15) ← 24(Jan.24)
※すぐ返す翌日物のコストと3か月の固定コストとの差が広がるのはみんながキャッシュを欲しがっている証拠です。

TED spread: 445BPS ← 464(Oct.10: the most high since 1984)
※同様に金融市場の信用不安が拡大しているので,信用力の高い米国債が買われ(価格の上昇=利回りの低下)3か月の固定コストとの差も広がります。

短期金融市場の流動性が改善したとは思えない状況で,まだまだLIBORは高止まりと言わざるを得ません。本来,LIBOR3か月レートを日割りにしたものがロールオーバー時に反映されるドルの貸し出しコストと思うのですが,高止まりしているため皆さんのスワップポイントにも影響があって,プラススワップも微々たるものかマイナスかもしれませんね。

空売りされない米国非金融株

VIXが46まで上昇したおかげで,本当に優良な会社の株なら買ってもいいかなと思えるようになりました。でも,金融株は何があるか分からないので…



BreakScanさんBespokeというサイトで見つけてくださったのですが,金融株でもないのにSECへの強力なロービー活動の結果でしょうか,空売り禁止された少なくない会社の株の銘柄があります。図の円グラフの右下のティッカーシンボルのものがそれに当たります。

会社名を列挙してみましょう。

【AET】 Aetna Inc. (ヘルスケアサービス)
【CI】 CIGNA Corporation (ヘルスケアサービス)
【CVH】 Coventry Health Care, Inc. (ヘルスケアサービス)
【ESRX】 Express Scripts, Inc. (ヘルスケアサービス)
【F】 Ford Motor Company (自動車会社)
【GE】 General Electric Company (コングロマリット)
【GM】 General Motors Corporation (自動車会社)

【HRB】 H&R Block, Inc (納税者のための金融サービスの会社:金融セクターに同義)
【HUM】 Humana, Inc. (メディケア・サービス)
【IBM】 International Business Machines Corporation (コンピュータ会社)

【MHP】 The McGraw-Hill Companies, Inc. (出版社)
【MHS】 Medco Health Solutions, Inc. (ドラッグストア)
【UNH】 UnitedHealth Group Incorporated (ヘルスケアサービス)
【WLP】 WellPoint, Inc. (メディエイド・サービス)

※一般に介護やヘルスケアサービスの会社が多く,公共性を考慮したともいえなくもないですが,太字の会社だけは国策で株主を損させないためかもしれないです。こういうのも米国の政治の奥の院が勝手に決めることでしょうか。あと,マグロウヒルが入っているのも謎です。

米国金利イールドカーブ・アニメーション

米国金利のイールドカーブ(利回りと残存期間のグラフ)とS&P500の株価が連動してアニメーション表示されるJavaアプレットを見つけましたので,例によって,総合ブログの下記のリンクに貼っておきます。(同じリンクは,トップエントリのチャート類リンクにも追加しておきます。)

米国金利イールドカーブ・アニメーション

予想インフレが上がりかつ短期金利が下がったままの場合,このイールドカーブが立ってきます。そういう状況では,一般的にはどちらかというと債券が割安になり,株価から債券への質への逃避が起きると言われています。

2008年1月以降の株価の下落局面では,しっかりイールドカーブが立っています。一方,2006年から2007年7月までの株価の上昇局面では,イールドカーブは水平に近いです。

景気回復が本格化しないとイールドカーブは水平にはなりませんので,現在のようなきつい傾斜の局面では,株価が下落しつつ低迷している状況がしばらくは継続すると考えるのが自然です。

ノルウェーの石油サービス会社のオプション

このエントリで言及したノルウェーの石油サービス会社の10月18日のプットオプション
STATOILHYDRO ASA SPONSORED ADR OCT 18, 2008 $ 35.000 PUT(STOVG: OPRA)

Trade date: 05/19/2008
Settlement date: 05/20/2008
Security: STOVG
Quantity: XX
Price: $1.45

が現在どっぷりITMで,Price: $5.90になったので,そろそろ手仕舞うことに…たくさん買っておけばよかったのですが,もともとOTMのごみでしたので,そんな勇気は出ませんでした。(笑)

金融株のプットを買うようなETF



引き続き金融関連株の下落が続いていますが,米国市場には面白いETFが多いです。普通のETFはインデックス運用が多く,関連するセクターの株価が上がればETFもあがります。

ところが図のUltraShort Financials ProShares (SKF)は,金融セクター株をショートしてできているETFなので,年初来パフォーマンスは57.25%と抜群です。いかに今年の金融セクターのパフォーマンスがよくないかが分かります。

このチャートもVIXと同じように逆張りで,ピークで特定の金融株を買うこともできなくはないですが,今の素直な流れについていく形では,ブレイクアウトに逆指値で対応していくのがよいと思います。金融セクターが現在の窮状から脱するのは結構時間がかかると思われるからです。

CBOE VIXは30にタッチするか




FRE,FNMのデフォルト観測やイランのミサイル発射報道,原油価格の高値更新は金曜日にVIXを上げるのには十分でした。29.5あたりでピークをつけて戻ってきました。さらに上に行くのか反落するのか,来週が楽しみですね。

去年から今年にかけて30を越えたのは…
2008・3・17: ベア・スターズ破綻報道
2008・1・22: ソジェン不正取引巻き戻しショック
2007・11・12: ブラックストーンを初めとする一連のサブプライム損失ショック 
2007・8・17: サブプライム問題・クォンツ系の投売りを発端とする全面安

ちなみに
2001・9・11: 同時多発テロのときは

Date Open High Low Close Volume Adj Close*
7-Sep-01 30.99 30.99 30.99 30.99 0 30.99
10-Sep-01 31.84 31.84 31.84 31.84 0 31.84
NY株式市場閉鎖…
17-Sep-01 41.76 41.76 41.76 41.76 0 41.76
18-Sep-01 38.87 38.87 38.87 38.87 0 38.87
19-Sep-01 40.56 40.56 40.56 40.56 0 40.56
20-Sep-01 43.74 43.74 43.74 43.74 0 43.74
21-Sep-01 42.66 42.66 42.66 42.66 0 42.66
24-Sep-01 37.75 37.75 37.75 37.75 0 37.75
25-Sep-01 35.81 35.81 35.81 35.81 0 35.81
26-Sep-01 35.26 35.26 35.26 35.26 0 35.26
この後,約1か月間VIXは30台を推移…
22-Oct-01 32.25 32.25 32.25 32.25 0 32.25
23-Oct-01 32.00 32.00 32.00 32.00 0 32.00
24-Oct-01 30.95 30.95 30.95 30.95 0 30.95

同時多発テロ後に初めて20台に落ちたのが10月25日
25-Oct-01 29.46 29.46 29.46 29.46 0 29.46

ですので,30台でびっくりしてはいけませんです。

※それにしても,DoblogもJavaScriptぐらい使えると自由にチャートを表示できるのですが,なんとかなりませんかねえ。総合ブログの方の使い勝手は相当いいです。

CMEと大証の日経平均先物の騰落パターン



このところ連続下落記録を更新中の日経平均ですが,海外市場主導で振らされる先物の騰落パターンを2007年3月から調べていますので公開します。(2007年3月12日-2008年7月4日)

調査している項目は4つで,

1:大証日経先物の前日が,陽線(U)か陰線(D)か
2:CME日経先物の前日の終値が,大証日経先物の前日の終値より高い(U)か安い(D)か
3:大証日経先物の当日の始値が,CME日経先物の前日の終値より高い(U)か安い(D)か
4:大証日経先物の当日が,陽線(U)か陰線(D)か

となります。1,2,3が与えられたときに,明確に4のU/Dの確率が偏っているならば,アノマリとして利用できます。

結果としては,確率60%以上の割合で騰落がはっきりしているのは,DDUDとDDDUのパターンだけです。

言葉で説明すると,
1:大証の前日が陰線で終わり
2:CMEの前日終値が輪をかけて下落した場合は,

3:大証当日の寄付きがCMEの前日終値を上回れば,4:当日は陰線で終わる確率が高く
3:大証当日の寄付きがCMEの前日終値を下回れば,4:当日は陽線で終わる確率が高い
と言うことになります。つまり,当日寄付きまで下落した場合は調整の上げが生じ,逆に反発した場合は力なく下落が継続するというパターンですね。

ブレイクアウトではなかなかポジションを取れないということです。寄付きに対しては逆張りで行かないとだめなようです。こういう先物に振られる日本株の現物取引は本当に大変です。

MBIA格下げ方向で…



ずいぶん安くなったものです。購買平均価と相談して,ポジションが大きければ少しは切らないといけないかもしれません。Moody'sもいままでトリプルAにしておいてようやく格下げとは,ちょっとへこみますねえ。

MBIA, Ambac Credit Ratings Under Threat at Moody's (Update1)
Moody's Implied Ratings Show MBIA, Ambac Turn to Junk (Update2)

ただし,フェアーバリューよりはるかに格安なのは間違いないので,最終的にはつぶれるかどうかの判断で全部手放すかどうかを決めます。もし,本当につぶれると思っているのならドル資産は今のうちに全部他通貨にすべきです。再保険会社がデフォルトするということはそれぐらい大変なことなのです。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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