EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…景気予想が悪いにも関わらず金利の据え置きはドラギ総裁の粘りか

ECB Keeps Benchmark Rate at 0.75% as Yields Decline

12月6日にECBは政策金利を0.75%のまま5回連続で据え置きました。今回のステートメントではユーロ圏成長率とインフレ率の予想を大きく引き下げました。記者会見では個別の国の経済について回答するのを拒否しスペインやイタリアの経済への憶測が起きるのを避けました。また,政策委員の過半数が利下げを支持したのにも関わらず金利を据え置いたのは,今後の利下げの余地を残すためだけでなく弱気な景気予想と利下げの相乗効果で市場が過剰に反応するのを避けたのでしょう。



この会見を受けてユーロドルは1.30ドル台半ばから1.29ドル台半ばまで急落しました。ドラギ総裁は政策的には時間稼ぎができたものの,為替市場は年越しまで待つことなく先読みすることがありますので,特にユーロ安の方向には今後も予断を許さない展開が見られそうです。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…国債購入プログラム(OMT)への期待感盛り上げに成功

ECB Holds Rates as Economy Worsens, Spain Resists Aid Request

11月8日にECBは政策金利を0.75%のまま4回連続で据え置きました。インフレリスクは「非常に低い」と発言して利下げが議題に上ったとの観測を牽制すると共に,債務危機がユーロ圏随一の経済大国ドイツにも打撃を与え始めているとの認識を示しました。国債購入プログラム(OMT=アウトライト・マネタリー・トランザクション)については,引き続きスペイン側に主導権があることに言及して,実質特別な金融政策の変化なしに今回の記者会見を乗り切ったのは見事です。



この会見を受けてユーロドルは1.27ドル台後半から前半までわずかに動きました。ドラギ総裁がスペインの決定を待ちながら時間稼ぎをしているのは明らかですので為替市場も大きく動くことはありませんでした。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…国債購入プログラム(OMT)についてはスペイン側の決定待ち

ECB Holds Interest Rates as Spain Keeps Draghi Waiting

10月4日にECBは政策金利を0.75%のまま3回連続で据え置きました。ユーロ圏の経済成長の見通しについては引き続き弱く,一部の金融市場で緊張が続いて高い不透明感が信頼感とセンチメントへの重しになっていると述べました。政策決定後の記者会見でドラギ総裁は「全ての前提条件が整い次第」ECBは国債購入プログラム(OMT=アウトライト・マネタリー・トランザクション)を開始する用意があると語り,救済と引き換えの条件は「必ずしも懲罰的なものである必要はない」とも述べました。国債の購入決定の主導権はいまやスペイン側にあります。なお今回はECBは政策委員会をスロベニアの首都リュブリャナで開きました。



この会見を受けてユーロドルは1.29ドル台後半で堅調な展開となっており,金曜日にかけて1.30ドル台まで上昇する展開です。米雇用統計が予想外の失業率の低下でドルが買い戻されるかと思ったのですがそれほどでもありませんね。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…無制限の国債購入プログラムにも合意…

ECB Holds Rates as Draghi Stakes Credibility on Bond-Buys

9月6日にECBは政策金利を0.75%のまま据え置きました。今回は無制限の国債購入プログラムに合意し,国債市場のひどいゆがみの是正をこのプログラムによって行うと説明しました。欧州金融安定ファシリティー(EFSF)および欧州安定化メカニズム(ESM)などと大層な金融政策のネーミングをするだけでなく,ECB自体への各国銀行への監督権限強化は大切なことです。銀行を潰さない仕組みそのものがユーロ圏の経済成長自体より先に問われているのです。ただし,潰せるべきものは潰すという線引きをどこに引くかという難しい問題はあります。さて,ECBの次の手段はもう利下げ程度しかないですよね。



この会見を受けてユーロドルは1.26ドル台半ばあたりから1.25ドル台半ばあたりまで急落した後にもう一度1.26ドル台まで戻すバタバタした展開になりました。その後は,金曜日の米雇用統計待ちでジリジリと上げる展開へ変わりました。その後の米雇用統計の意外な低調ぶりにユーロドルが1.28ドル台まで上げているのはご存知のとおりです。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…何だかドイツ連銀の肩を持つような発言も…

ECB Keeps Rates As Draghi Pressured To Bring Down Yields

8月2日にECBは政策金利を0.75%のまま据え置きました。今回は債券市場の「深刻な機能不全」についても懸念を示して前回より事態が深刻であることを示しました。ドイツ連銀とバイトマン総裁が債券購入プログラムについて慎重姿勢であることをわざわざ述べたのは,ECBの思うとおりになっていないことへの言い訳なのか,ECBがドイツ連銀のスポークスマンになってしまったのか微妙ですが,市場にとってはユーロ売りの格好の燃料となりました。



この会見を受けてユーロドルは一時1.24ドル台まで急上昇した後に1.21ドル台へと急落しました。FOMCで1.22ドル台まで急落した分をじわじわと取り返した後に,再び1.21ドル台まで下落させる会見でしたので,今週は本当に中央銀行リスクが大きい週でしたね。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を0.75%に利下げ…まだECBの手段はあるとドラギは強弁するも…

ECB Cuts Main Rate To Record Low, Deposit Rate To Zero

7月5日にECBは25BP利下げして政策金利を0.75%に変更しました。同時に下限金利の中銀預金金利をゼロに上限金利の限界貸出金利も1.50%にしています。ユーロ圏の経済見通しを取り巻くリスクとしてソブリン債市場の一角でみられる緊張やそれに伴う信用問題を挙げ,利下げは全会一致であると明言しました。さらに,最近のLIBOR操作問題についてはガバナンスの強化の必要を訴えています。なお,インフレ率については2013年に2%を下回る見通しを示していますが,前回と異なり時期を曖昧にしました。



この発表を受けてユーロドルは1.25ドル台から1.23ドル台へと急落しました。利下げが全会一致だったことも踏まえて,ECBがさらなる利下げに追い込まれる可能性なども市場は織り込みつつあるようです。今後はいっそうユーロ安への圧力が強まるでしょう。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を1.00%で据え置き…オペでの応札額全額供給期間を延長して急場しのぎ

Draghi Extends Unlimited Cash Offerings As Outlook Dims

6月6日にECBは政策金利を1.00%のまま6回連続で据え置きました。最新のデータは経済成長の鈍化と不透明感の広まりを示唆していると指摘し,ECBは3カ月物オペを実施すると発表しました。またオペでの応札額全額供給を少なくと2013年1月15日まで延長することも併せて明言しました。なお,インフレ率については2013年の早い時期に2%を下回る見通しを示しています。



ユーロドルは会見中にいったん1.24ドル台後半から1.24ドル台前半まで急降下したものの,その後の質疑応答なども踏まえて戻し始めましたので相場への影響は軽微だと言えます。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を1.00%で据え置き…また先行き不透明感のため「出口」から遠のく

Draghi Says Rates Accommodative as Economic Outlook Worsens

5月3日にECBは政策金利を1.00%のまま5回連続で据え置きました。ユーロ各国の財政削減の取り組みが選挙戦次第では流動的なため,景気の先行きの不透明感を強調した会見でした。現在の緩和的政策を適切なものとして評価する一方で,ECBの非伝統的金融政策の「出口」を語るには時期尚早との見方を示しました。ドラギECB総裁をもってしても現在のユーロ圏の景気回復の不透明感は拭えないようです。記者会見ではスペインやオランダなどのホットな国の話題をサラリとかわす余裕を見せました。



ユーロドルは会見中にいったん1.31ドルを割ったものの,さらなる緩和がないことが確認されると1.31ドル台後半まで続伸しました。この会見の後にまた戻し始めましたので相場への影響は軽微だと言えます。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を1.00%で据え置き…先月よりインフレ懸念を強調し「出口」に向けて地ならし

ECB’s Draghi Sees ‘Upside Risks’ to Outlook for Inflation

4月4日にECBは政策金利を1.00%のまま4回連続で据え置きました。そろそろユーロ圏の金融市場の安定ぶりを形式的にでも唱えて出口戦略のための地ならしをする時期となっています。ドイツを始めとする比較的経済活動が順調な国々のインフレ懸念をその取っ掛かりにすることに間違いはないでしょう。またECBの非伝統的金融政策を恒久的なものではないと確認しています。加えてギリシャ危機を契機として,ユーロ圏の銀行が自己資本拡充とデ・レバレッジの方向に向かうことをいっそう必要とすると明言しました。



ユーロドルは週前半の下落の流れが引き続いており,この会見による相場への影響は軽微でドル高・ユーロ安の流れに変化はありませんでした。現時点では1.31ドル台半ばで推移しており,1.30ドル割れも徐々に視野に入ってきています。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ECBは政策金利を1.00%で据え置き…景気見通しに楽観的で再び利上げに向けて地ならし

Draghi Lays Groundwork for ECB Exit as Inflation Takes Spotlight

3月8日にECBは政策金利を1.00%のまま3回連続で据え置きました。ECBの3年物資金供給オペを自画自賛し,ユーロに対する信頼が戻っている多くの兆しがあると語っていますが,景気見通しにはユーロ圏債券市場における一段の緊張再燃やユーロ圏実体経済への波及の可能性を挙げて引き続き下振れリスクがあることも認めました。「今やボールは各国政府側にある」と開き直っているのは清々しい限りです。(笑)



ユーロドルは週前半の下落を完全にリカバリーする上昇で行って来い相場となりました。でも先週の金曜日の高値には達することができずにおり,このままロングポジションは取れないでしょう。1.33ドル台前半は引き続きレジスタンスレベルとして機能しています。

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なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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