EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/03/21の週】

先週は福島第一原発の冷却処理と爆発および放射線漏れの恐怖のシナリオで株式市場も為替市場も乱高下した大変な週でしたね。私も計画停電のために本業も出社ままならず自宅軟禁状態でありました。連日,震災報道を見せられるのも大変でしたが,せっかく「休んだほうがいいですよ」と言ったのにそんな週にトレードをして大損した人たちや証券業から撤退してしまった会社などもあり,挙句はG7による円高協調介入と100年に1度のようなことが2008年に続いて起きてしまったのですね。ブラックスワンは思ったよりもたくさん発見できるようです。(笑)(WTI)原油価格は100ドル台で始まり,経済停滞による需要不足になるという観測から一時96ドル台まで下落してから,週後半に103ドル台までいったん上昇してから101ドル台で週末を迎えました。金価格は1417ドル台で始まり,一時1383ドルの最安値をつけた後に回復して1419ドル台で週末を迎えました。先週は原油も金も週単位の「行って来い」相場でした。



ドル円は,先週は82.440円-76.732円(終値80.739円)でした。原発が水素爆発を起こしてセンチメントが最低な時点でJSTの17日早朝(=シドニー市場:GMTの16日の終わり近く)にドル円は円が対ドル史上最高値を記録しました。慌ててG7も一両日中に電話会談をする予定を発表。18日の東京市場で協調介入を実際に行なってこれ以上の円高は許さないという当局の姿勢が示されました。76円台をつけたのは瞬間最大風速であり,損切りによるドル売りでのアンダーシュートも含んでいます。概ね80円以下にはしないという当局の意図が良く伝わり18日には82円直下まで一時上昇しました。下限については,80円台前半のサポートは介入直後でしょうから確実だと考えます。一方,上限については先週82円台をつけられなかった事実は大きいですが,82円のオプション・トリガーの防戦売りも今週には適用されないと考えているので65日移動平均の82円台前半までは上昇の見込みがあると考えています。よって,今週の上値は82.30円程度と予測し,下値は80.30円程度と予測します。



ユーロドルは,先週は1.41829ドル-1.38545ドル(終値1.41683ドル)でした。円売り介入が協調介入だったため,各国通貨も円売りと同時に買われたのでユーロもドルも強くなったわけですが,ドル円における円高傾向は介入直後から根強く残りましたので結果的にユーロドルの上限は1.41ドル台に突入しました。3月は日本の期末ということもあり円のレパトリもある程度考慮に入れる必要がありますが,ドルは決済通貨なので他通貨に比べてレパトリの対象になりやすいというのはあるかもしれません。ということなのでさらに月末に向けてのドルの対円に対すると弱含みが続けばユーロの独歩高もあるでしょう。そのため上限については,昨年10月31日の高値である1.42ドル台後半までを当面のレジスタンスレベルとします。一方,下限については1.4150ドルをいったんクリアした関係で1.41ドル前半でのサポートを意識します。よって,今週の上値は1.4280ドル程度と予測し,下値は1.4120ドル程度と予測します。



ドルスイスは,先週は0.93151フラン-0.89046フラン(終値0.90296フラン)でした。ドル円で円が史上最高値をつけたわけですから,ドルスイスが0.89フラン台まで下落したのは当然でしょう。もうパリティどころか0.95フランさえ遠くなりました。以前ほどユーロとフランのトレンドの乖離は少なくなっており,ユーロ自体も対ドルで強くなっているためドルスイスの上値も抑えられる展開になるでしょう。下限については,協調介入した日の下限が0.89フラン台後半なのでほぼ0.90フラン台前半がサポートになると考えています。一方,上限については根強いフラン高観測がありますので,0.91フラン台半ばで失速することを想定しています。よって,今週の上値は0.9150フラン程度と予測し,下値は0.9020フラン程度と予測します。

今週の予定としては,3月24日の木曜日に2月米耐久財受注の発表がありますがこれまでの経済指標を考えるとそれなりに事前予想をクリアすると考えています。また,3月25日の金曜日に2010年第4四半期のGDP確定値は大きくブレると考えていませんのであまりトレード材料にはならないでしょう。同日発表の2010年第4四半期の米個人消費も同様です。世界の注目は先週に続いて震災後の日本経済の復興および空爆継続中のリビア情勢ですが,福島第一原発冷却処理は長期戦になりそうな感じですのでリビア情勢の混乱のほうが短期的な相場の撹乱要因となると考えます。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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