EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/03/07の週】

先週は木曜日にトリシェECB総裁が次回の利上げを示唆したためユーロドルは一時1.40ドルにタッチしました。翌日の米雇用統計は悪くはなかったのですが目下のドル安・ユーロ高のトレンドを覆すことはできませんでした。また,リビアが内戦状態になって原油価格が一段上昇したため米国でもガソリンが3ドル台後半になりました。FRBの緩和政策を原油市場への投機マネーの流入の原因としたり「雇用統計が緩やかに改善しているのだからもっと物価の安定にフォーカスしろ」という世論が多くなりそうです。(WTI)原油価格は98ドル台で始まり,一時96ドル台まで下落しましたがその後は順調に上昇し105ドル台で週末を迎えました。金価格は1410ドル台で始まり,一時1440ドルの最高値をつけた後に1431ドル台で週末を迎えました。



ドル円は,予想が82.90円-81.50円で,実際は83.043円-81.561円(終値82.301円)でした。上限は約10PIPSドル安方向の誤差で,下限は約10PIPSドル安方向の誤差でした。相変わらずレンジ相場での値幅がありません。週足で150PIPSなんですから…。外相辞任や国家予算成立の問題という日本の政治の混乱と資源価格の上昇によるドルの相対的価値低下の間の綱引きが微妙な均衡を保っているのに違いありません。こういう相場では当然ノーポジが推奨されます。もしレンジ相場の逆張りを得意とするシステムがある場合はこのような相場状況を的確にフィルターできる場合のみ採用してください。下限については,今週は81円台後半まで下がれば十分なサポートを期待できます。一方,上限については82円台後半にまで上昇できればましな方でしょう。よって,今週の上値は82.80円程度と予測し,下値は81.80円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3850ドル-1.3620ドルで,実際は1.40066ドル-1.37107ドル(終値1.39838ドル)でした。上限は約160PIPSドル高方向に外し,下限は約90PIPSドル高方向に外しました。トリシェ総裁の記者会見効果は相当なものがありました。先週のエントリでも少し期待はしていたのですがまさか現実のものとなるとは思いませんでした(笑) いままでの居心地の良い1.35ドル-1.38ドルをブレイクアウトしたので1.3850ドル-1.4150ドルの新たなレンジ内での変動が期待できます。しかし,記者会見のQ&Aという一時要因によるブレイクアウトであることとトリシェ総裁も火消しに躍起ですのでこれが継続したトレンドになるかどうかはわかりません。もう一度ファンダメンタルズに立ち返って考えると,米雇用統計が堅調であったこともあり元のレンジに戻る可能性も考えられます。そのため下限については,1.38ドル台半ばのレンジ下限を当面のサポートレベルとします。一方,上限についてはそれなりのサイコロジカルな区切りであることを考慮し,1.40ドルを上抜けしても1.40ドル台半ばあたりで失速することを想定しています。よって,今週の上値は1.4050ドル程度と予測し,下値は1.3850ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.9450フラン-0.9240フランで,実際は0.93282フラン-0.92007フラン(終値0.92577フラン)でした。上限は約120PIPSドル高方向に外し,下限は約40PIPSドル高方向の誤差でした。ドルはこのところ2週連続でフランに対して最安値を更新しています。こういう場合の下限サポートレベルはとても予測しにくい状況です。何とか0.92フラン台を守った先週の動きを尊重しつつも今週の始値が安値圏であることも考慮して多少のアンダーシュートは想定すべきでしょう。下限については,今週は0.91フラン台半ばでのサポートを考えています。一方,上限については今週は強い戻り相場は全く期待できませんので,0.93フラン直下で失速することを想定しています。よって,今週の上値は0.9290フラン程度と予測し,下値は0.9150フラン程度と予測します。

今週の予定としては,3月10日の木曜日にBOE政策金利の発表がありますがスタグフレーションの感がある英国経済にすぐに利上げができずにポンドの動きもややこしいですね。3月11日の金曜日には米3月小売売上高が発表されます。物価が上昇に転じている時の売上高は実際より過大評価になることもありますがそれなりの回復を期待しましょう。今週はリビアの内戦の進展と原油価格の上昇程度,およびユーロドルが再び1.40ドル台に突入してからの動きに注目していきましょう。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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