EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル戦線異状なし,ユーロ勝手にこけるの図

先週(5/3に始まる週)は,ユーロ防衛基金の創設を含むギリシャの財政破綻救済スキームの確定とCitiによる誤発注騒動など,株式市場にも為替市場にも動揺が走った週でした。

一部では2008年のリーマン破綻後の金融危機の動静に似ているとか2007年のクオンツの崩れ方にやや似ているとかという意見もありますが,個人的意見では今のところ短期金融市場の流動性危機は欧州限定だと思います。

3MドルLIBORを2008年と比べるとこんな感じです。



短期的にはLIBORは上がり気味で株式市場のVIXも40まで行きましたので,米国株式市場に動揺が走っているのは事実ですが,2008年10月のケースと異なり米国債券市場にまでショックが来ているわけではないのです。

次の図は,3か月物米国債(T-bill)と3か月物LIBORの金利差=TEDスプレッドのチャートです。この値が大きいほど金融機関が債券投資を止めて手元の流動資金を確保している(市場の流動性が失われた)取引待ち状態に近いことを示します。明らかに2008年10月とは異なりますね。



つまり,米国債券市場が正常ならば,景気循環的にも米国株式市場のボラティリティの上昇は一時的で相場の良い押し目になるかもしれないと楽観的に考えています。

そして金融政策的には中銀間のドルスワップラインが復活するかもしれませんが,「資金流動性の問題はユーロで何とか解決してほしい。米国の問題ではないよ。」というのが現在のFRBのスタンスでしょう。

この仮定が崩れるのは,ギリシャの財政破綻本当に破綻が確実になるとかギリシャが実際にユーロを離脱するとかの新局面が生じたときです。そうなるとギリシャに対してカウンターパーティリスクを持っている世界中の金融機関や国にまでパニックが生じ新たな戦略が必要ですが,当面は,

■ ユーロドルは戻り売りか下落ブレイクアウトの順張り
■ 欧州経済の影響を受けにくい米国内需株の押し目狙い

の2本立てで行きたいと思います。

コメント

久しぶりにコメントさせていただきます。

EURO SELLERさんが案外に楽観的でしたので、
私もちょっと安心しました(^^)

機を見て売買できるほど私は敏くないので、
淡々と買い続けるだけですが、
あまりに臆病になりすぎることは慎もうと思っています。
もちろん蛮勇になるのは、もっと避けたいと思っていますけど(^^)

どうもこんばんは

40歳無職さん,どうもです。
私もなるべく欧州の影響を受けない市場の株を狙いたいと思っています。もちろん遅れてくる2番底の危険も頭の片隅に置いてです。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://eurofunda.dtiblog.com/tb.php/839-495532a7

« 4月失業率は増加し,NFPは増加したが市場は無関係な動き  | HOME |  ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/05/10の週の展望】 »

PAGE TOP ▲

Appendix

EURO SELLER

EURO SELLER

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

DTIブログポータルへ
このブログを通報
Report Abuse

Search

Calender

« | 2017-10 | »
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

Forex Rates

This site's QR Code