EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/02/22の週の展望】

先週は金曜日にFRBがディスカウントレート(公定歩合)を75BPSまで上げましたが,2月10日時点でバーナンキ議長が可能性を示唆していたこともあり,個人的には特に驚きませんでした。

Bernanke Says Discount Rate May Rise ‘Before Long’ (Update4)

ましてや,このディスカウントレートは通常の短期金利市場でレンディングできないときの緊急避難的金利にすぎないので,これが出口戦略に即つながると言うのは早計です。しかし,FFレートとの金利差を予めつけておくと,実際に利上げをする際にFFレートもディスカウントレートも同じベーシスポイント幅の利上げが可能になり,本当の利上げ時に無用な引き締めの印象を与えません。「出口戦略じゃないよ」とはっきり言える時期にこのディスカウントレートの利上げ操作をしておくのは賢明なことだと思われます。一方で,最初に「出口に到達できる」のはやはり米国だと市場が受け取ったのでしょう。ユーロドルは明らかなユーロ安で1.34ドル台まで突入しました。もちろん,その後のNY時間の金曜日の米国CPIはエネルギーと食品を除いたコアが1982年以来の前月比マイナスになるなど,ディスインフレの傾向も出てきていますので,今度は「出口はまだ遠い」と思い直されユーロ安は反転しました。

原油価格はいつの間にかドンドン上がって週の終値が80ドル台を越えて終了し,金価格も1126ドル台に突入した後ほぼ1120ドルで週末を迎えました。



ドル円は,予想が90.80円-88.80円で,実際は92.130円-89.690円(終値91.610円)でした。今週は全般にドル高に推移したので上限は約130PIPSドル安方向に外し,下限は約90PIPSドル安方向に外しました。普段どおり日銀政策金利は据え置きでかつ総裁会見もデフレ克服のためのインフレ目標に対する受け答えが中心でしたので,日本は本気で出口戦略を議論できる状況ではないことが市場のコンセンサスとして明らかになりました。これが米国経済との差として意識され,一時92円台まで円安になったということです。1月12日の高値92.410円が意識されてなんとか上昇は止まりました。上限としては,次の目標は1月11日の高値92.650円ですが92円台では断続的な戻り売りが続くので,今週は93円には達しないと思っています。一方,下限としては,先週は90円近傍での均衡状態とサポートを感じることができましたので90円直下でのサポートを考えています。よって,今週の上値は92.80円程度と予測し,下値は89.80円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3770ドル-1.3410ドルで,実際は1.37880ドル-1.34430ドル(終値1.35940ドル)でした。上限は約20PIPSドル高方向の誤差で済み,下限も約30PIPSドル高方向の誤差で済みました。急速なユーロ安の印象もありましたが,実はテクニカルで見たサポートとレジスタンスがしっかり機能したと言うことです。相対的に米国経済の方が不安要素が少ないのでドルは堅調なのですが,大筋で約束されたギリシャへの財政援助が具体的になるまではユーロが動く材料とはなっていないことが分かります。徐々に良いニュースも悪いニュースも消化されてレンジ相場を抜けていくのでしょう。下限については,今週もしつこいようですが昨年5月17日の週の安値1.34230ドルが意識されますのでこのレベルまでを目指してサポートされるという見方を続けます。上限については,下落基調で先週の高値までは上昇しないと考えるので,今週は1.37ドル前半での失速を予想します。よって,今週の上値は1.3730ドル程度と予測し,下値は継続して1.3410ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0870フラン-1.0650フランで,実際は1.08970フラン-1.06450フラン(終値1.07670フラン)でした。上限は約30PIPSドル安方向の誤差で済み,下限は5PIPS程度のピッタリの予想となりました。加えて週足ではほぼ十字線となり,2週続けてレンジ相場が守られると同時に売買がほぼ均衡していることがわかります。今後予想されるPIIGS諸国の財政不安の拡大はユーロには影響があってもスイスフランにはないと考えていますので,この意味でスイスの経済指標やニュースイベントのサプライズがない限り,ユーロドルとの逆相関の動きは少し弱まるという予想をしています。上限については,昨年5月24日の週から8月9日の週までの1.08フラン後半から1.09フラン半ばまでの上限突破の攻防が破られていない限り上値は重いのですが,今週は是非1.09フラン前半までは上げてもらいましょう。下限については,週足でも5週連続安値を切り上げていますので今週は1.06フラン半ばでの底堅さを継続します。よって,今週の上値は1.0920フラン程度と予測し,下値は継続して1.0650フラン程度と予測します。

今週のイベントとしては,火曜日の2月23日の12月S&Pケースシラー住宅価格は(小売売上高も雇用指標も回復している中で)やっと下げ止まりを確認できるかどうかに注目です。水曜日の2月24日のユーロ圏製造業新規受注や木曜日の2月25日のドイツの2月失業率などは悪ければユーロ安の相場材料となるでしょう。木曜日の2月25日の1月耐久財受注が輸出の好調でポジティブサプライズとなればこれもドル高ユーロ安の原因となる可能性があります。

さて今週は月・火曜日と信州方面に出かけますのでブログの更新は停止します。おそらくTwitterでのつぶやきも最小限となると思います。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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