EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/02/08の週の展望】

先週はECBは政策金利を据え置きましたが,ギリシャの財政問題については当該国におまかせで,流動性供給については3月までは様子を見るという待ちの姿勢の体たらくでした。その上,ソブリンリスクが金融市場の不安定要素でもあるので週末は各国で「ギリシャ財政は大丈夫」と大合唱しないといけない状況はいかがなものでしょう。金融と財政が分離されたユーロ圏の脆弱さが市場では材料視されてユーロドルは一時1.35ドル台まで下落しました。ユーロ圏の株式市場の下落はリスク回避の動きですが,日米の株式市場では自国通貨高で株式市場が落ち込むという通貨安売り競争の展開が続いています。

原油価格はじわじわと落ちて71ドル台,あんまり落ちると産油国の経済特に問題のあるUAE方面の経済にもまずい状況ですね。また,金価格は「こども店長」必死の積立てのお勧めにもかかわらずこちらも1100ドル越えから1060ドル台へ急落でいよいよ資源新興国ブームも終わるのかも知れません。それと世界中でトヨタ車のリコールがニュースになり日本のメディアだけが大げさには報じないというのは(TV CM自粛報道が出てから放送し始めるというのも)かなり不自然ですね。



ドル円は,予想が91.20円-88.80円で,実際は91.270円-88.540円(終値89.370円)でした。上限は10PIPS以内の誤差で,下限は約30PIPSドル高方向の誤差でした。今週は久々に誤差の少ない週でした。欧州信用危機か米国実体経済かという構図ですので,相対的に変動が少なくなっているドル円ペアは(別に勧めているわけではありませんが)今のところスカルピングに向いている相場と言えるでしょう。5週連続下値を切り下げている現状では方向感としてはそれでも円高方向に進む可能性が高く,下限についてはもう一度87円台に突入するのではないかと考えています。上限については,やっと91円を越えましたが上値を更新する勢いは弱く今週も91円半ば程度でやはり戻り売りにさらされると考えます。よって,今週の上値は91.40円程度と予測し,下値は87.80円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3980ドル-1.3730ドルで,実際は1.40250ドル-1.35840ドル(終値1.36640ドル)でした。上限は戻り売りの圧力にもかかわらず少しだけオーバーシュートして約50PIPSドル高方向に外しました。下限はとうとう1.35ドル台に突入し約150PIPSドル安方向に外しました。3週続けての予想以上のユーロ安の動きにはさらに警戒が必要です。日足で見ると金曜日の下ヒゲが長く感じますが,週足で見るとそれほどでもありません。1.35ドル台に突入してもまだ市場は達成感を感じてはおらず,下落リスクは引き続き強いです。下限については,昨年5月17日の週の安値1.34230ドルが11月までの上昇相場の基点になっていますのでここを明確に下抜けると1.32ドルへの道も開けてくると思われます。上限については,先週のようにサイコロジカルな戻り売りの境界線はありませんし,明確な上ヒゲすら現れませんので極めて上値は重く,今週は1.38ドル越えで満足しないといけないでしょう。よって,今週の上値は1.3820ドル程度と予測し,下値は1.3370ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0720フラン-1.0390フランで,実際は1.07940フラン-1.04960フラン(終値1.07270フラン)でした。上限は4週連続の陽線の勢いに1.08フラン手前まで上昇し約70PIPSドル安方向に外しました。下限は1.05フランがらみでサポートされて約110PIPSドル安方向に外しました。ユーロに負けず劣らずスイスフランもひどく弱い状況でどうやら今週も直近高値を更新する勢いは続きそうですが,上限については,昨年5月24日の週から8月9日の週までの1.08フラン後半から1.09フラン半ばまでの上限突破の攻防が節目となっているので1.08フラン後半での失速を予想しています。下限については,先週の流れからすると今週も1.05フラン台は幅広いサポートして機能すると考えて1.05フラン半ばでの反転を考えています。よって,今週の上値は1.0880フラン程度と予測し,下値は1.0540フラン程度と予測します。

今週のイベントとしては,月曜日の2月8日の1月スイス失業率はフランが弱いだけに材料視されるかもしれません。水曜日の2月10日の12月英国鉱工業生産が弱ければポンド安からユーロの連れ安もありえます。木曜日の2月11日は日本市場はお休みですが,1月米国小売売上高が力強さを見せればこれもユーロ安の要因です。つまり,今週はユーロが下がる材料をマーケットは都合よく探す展開となるでしょう。間違ってもユーロ買いの逆張りはお薦めできません。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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