EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【09/12/07の週】

先週はドバイ金融ショックが一時的に沈静化したため,金価格は1226ドルまで続伸しましたが,週末金曜日の11月米雇用統計が相当インパクトのあるポジティブサプライズであったため,金価格は反転して1160ドルまで暴落しドルの全面高となりました。この結果,久々にドル円は90円台,ユーロドルは1.48ドル台をつけて週末を迎えました。一部では,この雇用統計の結果を受けてFEDの出口戦略へスピードが早まるとの観測もありますが,まだインフレ期待は強くありませんし,雇用統計の内訳でも一時雇用者が多いために個人消費がGDPを押し上げる力があるかどうかはまだまだ観察を要します。また,米製造業は引き続き人員の削減を行っており,政府によるドル安政策を利用して輸出促進をしないと国内需要減の傾向は継続していることがわかります。ですから,市場は米国政府の政策転換を意識しておらず,商品市場や新興国株式市場の一時調整があるにせよドル安が反転してキャリートレードが終わったと考えるのは早計でしょう。



ドル円は,予想が87.70円-84.50円で,実際は90.760円-85.850円(終値90.490円)でした。先週は金曜日のドル高で上限も下限もは大はずれで比較の意味すらありません。それでも,先週の流れでは今後は下限は85円台で止まりそうだというコンセンサスがなんとかできたことが収穫でした。日銀の新オペや政府のアコード姿勢も直ちにデフレ局面の修正には役立ちませんが,市場に対しては円高修正を促したようです。今週の方針としては,ドル円の下値追いには踏み上げられる可能性があり特に注意を要するということです。下限については,3日続伸となった12月3日の安値87.570円と4日続伸となった12月4日の安値87.980円あたりがいったんのサポートになると考えられます。上限については,11月4日の高値91.297円を明確に越えるまではまでは戻り売りが激しいでしょう。よって,今週の上値は91.40円程度と予測し,下値は87.70円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.5130ドル-1.4820ドルで,実際は1.51410ドル-1.48210ドル(終値1.48440ドル)でした。ドル円の予測とは異なり上限も下限も奇跡的なニアピン賞と言ってよいでしょう。これは1.5140ドルから1.4820ドルの範囲のレンジ相場が先週のイベントには影響を受けない程度に鉄板だったということを意味しています。事実2週にわたっての往って来い相場のように思えます。下限については,今後さらにドル高方向に振れるかどうかは,今週行われる予定のドバイワールドの債権団会議などのイベントによりポンド安の流れがユーロにも影響をおよぼすことが考えられますが,当面1.48ドル直下でなんとかサポートされるとやや楽観しています。上限については,いったん1.50ドルを割った後は1.50ドル台になるまでは戻り売りが強くて上値を重くするでしょうから,今週は1.51ドル越えは厳しく1.50ドル台半ばで失速すると考えています。よって,今週の上値は1.5040ドル程度と予測し,下値は1.4795ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0150フラン-0.9910フランで,実際は1.01890フラン-0.99590フラン(終値1.01680フラン)でした。上限は40PIPS程度ドル安方向に外し,下限は50PIPS程度ドル安方向に外しましたが,それほどひどい誤差でもなくまずまずの予想と言えます。雇用統計の発表を受けてドルが一気に買い戻されたのはユーロドルと同じです。一気にパリティを回復した後は1.01フランを余裕で越えてきましたから,今週中の再度のパリティ割れの可能性は少なくなりました。下限については,パリティ近傍からの買い上げポジションの力強さに注目して1.00フラン台前半と見ておきましょう。上限については,11月20日の高値1.02220フランが当面の目標として考えられますが,11月27日も12月4日もどちらも1.01フラン台後半で失速していることもあり,1.02フランでのオプションの存在が意識されていそうです。よって,今週の上値は1.0190フラン程度と予測し,下値は1.0040フラン程度と予測します。

今週の経済指標は先週の雇用統計が本物かどうか検証する作業に注目が集まると思いますので,木曜日の12月10日の新規失業保険申請件数が予想以上に増加したり,金曜日の12月11日の11月小売売上高が堅調でないとドルの失望売りを生むでしょう。また,12月10日のBOEの政策金利発表では,BOEの金融政策が消極的だと判断されると自国の銀行がドバイショックの影響を一番受けそうなので,これまたポンドの失望売りとなるでしょう。

あと,ドバイワールドの債権団会議は今週前半に行われる予定ですが,大きな進展がなければ木曜日のBOEの発表までに市場のほうが焦れてポンド売りが前倒しでくるかもしれません。さあ,今週も注意して市場に臨みましょう。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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