EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【09/11/30の週】

先週は週半ばにアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ首長国の金融ショック(25日のドバイ・ワールドの債務猶予要請)があり,ドバイ・ワールドへの出資額が大きかったのが主に英国系の銀行(RBSとHSBC)だったので,まず欧州株式市場に衝撃が走りました。その後,26日のNY市場は感謝祭のために休場だったので影響は最小限だったもののその他の株式市場はやはり暴落しました。為替も欧州通貨を中心に暴落し,26日にはいったん売られたドルに対して円は14年ぶりの1ドル84円台をつけました。翌27日にはリスク資産からの資産引き上げの流れが金や原油の商品価格にも波及して暴落し,今度は決済通貨であるドルが再び買い戻されて週末を迎えました。まあ,今の時期に普通は大きなポジションは持たないので対岸の火事のような雰囲気でしたが,思いがけない黒鳥の出現に26日の木曜日と27日の金曜日には多少は為替のポジションを持ちました。



ドル円は,予想が90.20円-88.50円で,実際は89.180円-84.790円(終値86.560円)でした。上限は月曜日の高値でやっと89円を越えただけで,その後は暴落でしたから全くはずれました。下限ももちろんテクニカル分析上の節目はまったくサポートレベルにはならず,上述したように14年ぶりの安値です。ドバイ・ショックについての詳細ステートメントは今週の初めに発表される予定ですので,今後の相場の流れはその発表に市場がどのように反応するかで決まってきますので現在のところ全く予想がつきません。今週の方針としては,どの通貨ペアも上限,下限とも広めに取り,逆張りではなく上に対しても下に対しても常にブレイクアウトでポジションを取るだけです。下限については,いったん86円台まで戻したので84円半ばと予想し,それを割ったらブレイクアウトとみなします。上限については,89円台から一気に暴落してきた経緯から1円ごとに戻り売りの抵抗にあい,直近の87円は越えるかもしれませんが88円は難しいと予想します。よって,今週の上値は87.70円程度と予測し,下値は84.50円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.5040ドル-1.4760ドルで,実際は1.51430ドル-1.48270ドル(終値1.49670ドル)でした。上限は100PIPS程度ドル高方向に外し,下限も50PIPS程度ドル高方向に外しました。25日はユーロドルは金価格の上昇にあわせて週の高値をつけて反落した程度でしたが,26日になると徐々にドバイ・ワールドへの欧州系銀行の関与が明らかになリ,欧州通貨を売ってドルを買う動きが強まったので1.49ドル台に突入しました。27日もその動きが継続して1.48ドル台まで下落したのですが,金や原油が下落幅の半値戻しをするにつれて再びユーロが買われました。為替の方針についてはドル円の場合と同じですが,高値も安値も週の半ばにつけていますのでどちらも今週のレジスタンスおよびサポートレベルとして機能します。上限については,1.51ドル台前半を戻り売りの限界としておきましょう。下限については,激しい下落にもかかわらず1.48ドル台は守られたので今週もそのレベルを限界とします。よって,今週の上値は1.5130ドル程度と予測し,下値は1.4820ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0220フラン-1.0020フランで,実際は1.01740フラン-0.99100フラン(終値1.00530フラン)でした。上限は50PIPS程度ドル高方向に外し,下限はとうとうパリティを割って90PIPS程度ドル高方向に外しました。ユーロドルが下落してドル高方向に反転しても,しばらくはフランはドルに対して強いままでした。リスク退避通貨としていったんフランや円が選ばれ,27日になってみんなが商品価格の下落にあわててようやくドルが買い戻されるという3日間のドタバタ劇でした。その中にあっても,パリティ割れがもはや大きなイベントで無くなったのが大きな変化です。この次のパリティ割れは案外簡単に実現するでしょう。上限については,27日に一時1.0174フランまで行ったのは意外でしたが,1.0200フランは遠かったということですので1.01フラン台半ばを予想しています。下限については,パリティ割れの抵抗がなくなったので次は0.99フラン台がなんとか守られるかどうかが焦点だと考えています。よって,今週の上値は1.0150フラン程度と予測し,下値は0.9910フラン程度と予測します。

引き続き欧州系銀行のドバイ債権回収への不安がありますので,今週はポンドやユーロは対ドル・対円に対して月曜日のシドニー市場から窓を空けて続落するかもしれません。(久しぶりに日曜日にこのエントリを上げたのはこういう予想をしたからなんですけど,毎週遅くてすみません。)

経済指標についても,普通の週とは違ってユーロや英国の指標を口実に売買してくる可能性があります。火曜日の12月1日には,2009年スイス第3四半期GDP,11月英国ネーションワイド住宅価格,11月ドイツ失業率,10月ユーロ圏失業率など香ばしいものがいっぱいです。また,日本時間では翌2日にかかりますが,11月米ISM製造業景気指数もオーソドックスに注目しています。とはいえ,システムトレードは別として先週のトレードはお遊び程度で終えてしまいましたので,トレードポジション的には引き続き手仕舞いモードを継続します。

コメント

黒鳥と呼ぶほどでは・・・

今回は久しぶりに派手に動きました。
ここ最近は市場があまりにも楽観的だったので気を引き締め直さないといけませんね。
英国から目が離せない状況ですが、本物の黒鳥はどこに隠れているのやら。

判断保留の様子見ですね

j-tradeさん,どうもです。
確かに黒鳥というには今のところ影響が限定的です。ただし,ドバイワールドに関しては開示情報が少なくかつ発表のタイミングが休み前で大変胡散臭いと思っております。本当は年末まで待ってみないと黒鳥かどうかは分からないくらいの気持ちでいます。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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