EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【09/10/26の週】

先週は原油価格は1バレルが再び80ドルを越えてから反落しました。金価格は1オンス1070ドルを越えることはできずもう一度1060ドルを割る展開でした。今の為替相場は強くなった通貨のほうが負けのようなババ抜き相場なので,自国通貨が強くなると株式相場が下がる変な展開になっています。これは先進国で絶対的な内需が不足している証拠でもあります。さて,週後半にはポンドが我慢できなくなって反落し,円安もクロス円を中心に進みました。あとは,1.50ドル台に乗せてから上値の抑えられたユーロドルが今週どうなるかが興味深いところです。



ドル円は,予想が91.30円-89.50円で,実際は92.109円-90.064円(終値92.060円)でした。週後半のドル円の上昇により,下限のレベルも50PIPSも円高方向に外しましたし,上限も92円越えまでは想定できませんでした。経済指標が良いと通貨は強くなるほうに反応しますが,先進国の株式市場は目下のところ輸出を経済成長の原動力と見ていますので逆に下がったりするようです。また,急速に経済が良くなるという大きなトレンドではなくじわじわと回復している状況なので,まちまちな指標に対してはあまり説明のつかない展開でもあります。こういうときにはテクニカルに見ていくしかありません。上限は,先週が92円台で終わったことを考えると目いっぱい93円近くまで上がる可能性はありますが,92円台は日足の一目均衡の雲の中に埋もれていますので,勢いが継続するとは思えません。下限については,先週前半の終値ベースとなった90円台後半にはもみ合うしこりが存在します。よって,今週の上値は92.80円程度と予測し,下値は90.70円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.4980ドル-1.4810ドルで,実際は1.50594ドル-1.48280ドル(終値1.49950ドル)でした。こちらは下限はほぼ想定内で,上限は80PIPS程度ドル高に外しました。ただし,1.50ドルという節目を越えましたので踏み上げで60PIPSぐらいオーバーシュートがあるのも不思議ではありません。さて,前回の1.50ドル越えは2008年2月のことで,26日に1.48ドルあたりから一気に1.50ドルを越えていき,翌27日にはその勢いを継続して一気に1.51ドル台に達しました。上限については,今回の上昇ではそこまでの勢いが感じられず1.5060ドルあたりで上値を抑えられている状況で,何かのイベントをトリガーにしないと1.51ドルを大きく越えるのは難しいかもしれません。今週は多少のイベントへの反応があったとしても1.51ドルの前半と見ています。下限については,1.48ドル台半ばを突破した後は1.49ドル直下にロングとショートの均衡点がありますね。よって,今週の上値は1.5110ドル程度と予測し,下値は1.4880ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0290フラン-1.0060フランで,実際は1.02270フラン-1.00319フラン(終値1.00930フラン)でした。上限のレベルはややドル高に外してしまいましたが,下限の予想はパリティには達せずにほぼ想定内でした。これ以上金を買い続けるのは危険という市場のコンセンサスが出来れば今の短期的なフラン高も是正されるでしょう。反面,今年の4月以降ユーロスイスのボラティリティはきわめて少なくなっておりフランのユーロペッグ度は増しています。個人的には金価格との連動が大きいとは思いますが,ユーロドルが1.51ドルを再び早々と越えていけば,再びドルスイスのパリティ割れの危険も高まるでしょう。先週に引き続き純粋なテクニカルでポジションを取るとすると,下限については,パリティ割れギリギリでのサポートを予想しており,上限については,1.0150フランを越える力は今週のドルにはないと思われます。よって,今週の上値は1.0140フラン程度と予測し,下値は1.0005フラン程度と予測します。

さて今週のイベントですが,27日の8月のS&Pケースシラー住宅価格指数ではネガティブサプライズが起きるとドルが下落するでしょう。また,29日の2009年第3四半期の米国GDPも需要の先買い景気対策のために良くて当然という雰囲気が漂っていますから,これもネガティブサプライズには注意が必要です。なお,30日の日銀政策金利決定会合(4月および10月の2回目の会合は基本的に『経済・物価情勢の展望(基本的見解)』公表のためのもの)は前回から時間が経っていませんので市場の反応に変化なし(※1)と見てスルーです。

※1:ただし,前回から一月も経っていないのに企業金融支援オペが打ち切られるとかあるいは前回より踏み込んだ打ち切り姿勢が示唆されたら,日銀は市場の過剰反応と状況判断変化の説明責任という両方の厄介な問題を抱えるでしょう。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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