EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

質的・量的緩和解除前夜の白川総裁会見

今週の政策金利決定会合後の白川日銀総裁の記者会見は無事に終わり何よりでした。今回は慎重にも慎重を期す態度がはっきりと出ていましたね。

http://www.boj.or.jp/type/press/kaiken07/kk0910b.pdf



特に市場の反応に気を使っていたところはこんなところです。

『ただ、日本銀行が講じている時限措置には、このCP・社債買入れだけでなく、企業金融支援特別オペや補完当座預金制度、適格担保の要件緩和措置など、様々なものがあります。これら各種の時限措置の取り扱いについては、それぞれの効果や必要性を出来るだけ包括的に点検した上で、次回以降の適切なタイミングで取りまとめて判断することが適当という結論になりました。』
(赤字部分の筆者意訳:「今回は決定を見送りますよ。また,取りまとめて解除できるまで決定を遅らせることも考えます。」)

『また、先ほど「誤解のないように」と申し上げたのは、金融市場あるいは広く国民の皆様に、日本銀行の考えていることが伝わっていくようしっかり説明をしていくということです。日頃より金融政策をウォッチしている方々は、技術的なことも含めてご理解されているかと思いますが、なかなか(閣内の一部の大臣の皆様を含む)一般の方には理解されにくい内容です。景気をしっかり支えていくことと、金融調節の技術的な修正との違いを正確に理解して頂かないと、市場に対して影響が出てくる、そういうことを避けたいという意味です。』(5ページ)
(下線は筆者の挿入,明らかにK&F大臣対策です。お疲れ様でした。)

『今回、時限措置の取扱いについて多少丁寧に説明したのは、技術的な側面が強いにもかかわらず、技術的な話ではなく受け止められる可能性があると考えたからです。ただし、次回以降の決定会合でどのような決定を下すかについて、今回の決定会合で決めたとか、判断を固めたということではありません。あくまでもこれまでのマーケットの状況をみた上で解説し、技術的な説明を行ったということです。』(10ページ)
(日銀文学では「技術論=決定以前の将来の方針転換」と訳す場合が多いようです。それを考慮したうえでの赤字部分の筆者意訳:「将来のどこかでの方針転換を示したのに過ぎないのに,既に決定事項であるとの誤解を受ける可能性があると考えたからです。もちろん,その方針転換も時期が決まっているわけではありません。」)

まあ,マスコミに漏れてしまった「出口戦略」構想の尻拭いをしている感も否めませんが,市場への格別の配慮,どうもありがとうございました。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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