EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【09/05/25の週】

先週はこれでもかと言うほどドル安要因が出て,ドル全面安になりました。私も中期予想ではユーロ安がさらにありえると宣言したのに,ユーロドルは1.40ドルを越えてきました。予想しない相場の変動を受けると,たいていの人は自分の相場観にバイアスをかけてしまい,ユーロドルが上抜けた現状を否定したがる傾向があります。こういうときにファンダメンタル分析で突き進むと,

「これは一時的なものだろう。」
「1.43ドルまではいかないだろう。」
「ユーロ安の要因はこれとこれ」

というように,都合の良いデータだけ使いたくなるのです。冷静にテクニカル分析に徹したほうがいいのはまさにこういう時です。



ドル円は,予想が96.20円-92.80円で,実際は96.69円-93.84円(終値94.78円)でした。上限・下限とも少しドル安に見積もったものの,ドル円のレンジ相場に変化はありません。これは,目下の市場の関心が欧州通貨とドルに力関係にあり,円はドルと連動して動いていることの証左です。下限については,93.54円(3月19日の安値),92.75円(2月23日の安値),および92.50円(2月20日の安値)がすべて守られていますので,この3つのサポートが有効であると考えられます。上限は,96.69円が直近の戻り高値ですから,当面はここを越えることが目標です。96円台のショートポジションが投げられるには97円台後半までの上昇が必須ですが,今週はがんばっても97円台前半でとどまってポジションは守られると予想します。よって,今週の上値は97.20円程度と予測し,下値は93.00円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3640ドル-1.3280ドルで,実際は1.4049ドル-1.3423ドル(終値1.4003ドル)でしたので,下限には遠く及ばないばかりか,上限ははるか上にぶっちぎられました。上限については,昨年12月28日の高値1.4363ドルはまだ遠い気がしますが,今週の早い段階で1.41ドルを越えてくるようなら1.43ドル直下までの上昇は考えられるところです。一方,先週までの上限の根拠となった3月15日の週の高値1.3737ドルが,そこを越えてから買い上がった連中のサポートの基点となっていますから,下限についてはだいたい1.37ドル台のどこかで止まると予想しています。よって,今週の上値は1.4270ドル程度と予測し,下値は1.3760ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.1420フラン-1.1120フランで,実際は1.1263フラン-1.0845フラン(終値1.0809フラン)でしたので,こちらも上限には達せず,下限は大きく割り込みました。いつの間にか金価格も950ドルを越えてきていますのでフラン高の流れはしばらく続くかもしれません。レンジを下抜けしたときの上限はわかりやすく,5月18日の高値1.1263フランにどこまで迫れるかが課題です。とはいえ,先週の5日続落の重しはきわめて厳しいものですので,1.12フランを越えるのはやや困難かと思います。一方,下限については1月4日の週の安値1.0707フランを割るかどうかが焦点です。今の流れでは,1.06フラン台をいったんつけなければ市場に達成感はないでしょう。よって,今週の上値は1.1180フラン程度と予測し,下値は1.0690フラン程度と予測します。

しばらく静かだったシステムのほうも今週からやっと始動したようです。長らくレンジ相場だった為替市場も経済指標やイベントで変化が現れるのでしょうか。こういう週は経済指標のマグニチュードよりもイベントに反応したがる市場の流れを読まないといけませんね。予想値とのズレを言い訳にして動くこともあるので,基本的に市場の方向性にあわせた順張りが良いでしょう。

コメント

ユーロがこれまで悪材料に対して殆ど下げて来なかったのは、日本人のみならずアメリカ人にも自国・自国通貨への自信喪失が育っていることの反映のように思えてきました。隣の芝生は青い。実際、欧州通貨が急上昇するのはNY時間に入ってからというのが最近多いです。アイルランドあたりがデフォルトでもしないと米国投資家のそういうセンチメントは壊れないような気がしています。

linateさん,どうもです。
隣の芝生は青い。まさしくそうだと思います。ミクロ的にはダメなところが多いのに,マクロ的にはリスクが分散されているように思える。国家レベルのCDOと言えましょう。
しかし,じわじわ来ると思いますよ。東欧を救うためにIMFに準備させていることは自分たちでは手に負えないということを自覚している証拠ですし,誰も引き金を引きたくないと思っているはずです。まさにその時が来るまでは,上下ともに予断なく付いていくしかないでしょう。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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