EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

円高は12月のレベルを記録,欧州通貨も再下落中



ドル円はGMT21日15:00時台に予想を裏切って急激な円高が進み,21日16:00時台には昨年12月14日の週の安値87.12円を更新して87.10円まで下落しました。いま少し88円台に戻していますが,これは綾戻しのレベルで再び87円割れを目指す公算が高いと思います。特に大きな経済ニュースがあったというよりも,時限的な仕掛けで一段の下落を誘った動きのようです。

NY為替市場が突如動くときは,(そしてそれがドル円でロンドン為替市場の動きと異なるときは)明らかに東京為替市場がこのNY市場の動きに乗ることを期待しているのですけど,日本時間の22日の朝から株式市場も開いてどうなるかに注目です。



ユーロドルも週初は1.33ドル台でしたが,月曜・火曜と下落が激しく完全にレンジ相場から脱しました。GMT20日23:00時台にいったんの安値1.2843ドルをつけ,翌21日の3:00時と5:00時に1.30ドルへの復帰を試みましたが,戻り売りに押され再び下落中です。この動きは,1.30ドルの大台をはずしてからは,大勢がショートポジションに傾いていることをはっきり示すものです。

昨年来言っていますが,ECBが金融政策を行っても各国の財政出動や景気対策と必ずしも連動できないことに大きな弱点があることに市場は気がついています。ECBが解決できるのは短期資金調達の問題ですが,もし企業救済に応じるとしても企業のバランスシートの悪化を食い止める仕事は各国政府に任されているのです。国ごとに方針が異なり,大国と小国の政策の違いからくる不公平感・小国のおんぶにだっこ状態への不満・それでいて労働市場は国境を越えて流動的なことなどいろいろ問題は出ており,このままではEMS(EUのマネタリシステム)から離脱する国があるのではという不安がユーロ通貨安にまで及んでいるのです。

一方,英国のほうは金融システム安定策を相当思い切って行っているのですが,RBS(ロイヤルバンク・オブ・スコットランド)の窮状がまず株式市場に反映され,ついでポンドドルの下落につながりました。月曜・火曜の2日かけての下落はユーロドルの下落と同じですが,1.44ドル,1.42ドル,1.40ドルと大台の抜け方が他通貨の2倍です。(笑)

そして,ドルスイスも20日に1.1420フランを越えてなんとか1.15フラン手前で踏ん張ってはいたのですが,GMT21日17:00時台に1.15フランを上抜けしました。

欧州通貨は通貨高のときは別々に反応しますが,悪いときは3つそろって下落するようです。人間の不安心理は連鎖的なんですね。英国もEUもスイスもいまから"Yes, we can"と立て直せそうな国情でもないですし,しばらく下落は続くでしょうね。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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