EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ユーロドルの行方(2)

2005年5月16日以降の市場の反応です。

【5/16のN.Y.外為市場概況】
5月のNY連銀景況指数が2003年4月以降で最低となり、また3月の対米証券投資データで買い越し額が事前予想よりも少なかったことで・・・ユーロ・ドルは1.2651まで上昇、1.2640前後で引けた。
【5/17のN.Y.外為市場概況】
4月の米・生産者物価指数が予想以上の上昇を記録、…この日米・財務省が発表した半期毎の為替報告で中国が為替操作国として認定されていない事を理由にドル買いが優勢と
なった。ユーロ・ドルは1.2653まで上昇したが、ドル・円相場の反発をにらんで1.2595まで下げた。
【5/18のN.Y.外為市場概況】
4月の米コアCPI指数が前月比で変わらずとなったことを背景に米国10年債利回りが低下、この動きをにらんで外為市場ではドル売りが先行した。ユーロ・ドルはOECDがユーロ圏の経済成長見通しを下方修正することが材料視され、1.2608まで下落したが、FT紙の報道で一時1.2691まで上昇した。
【5/19のN.Y.外為市場概況】
前週分の失業保険新規申請件数が市場予想以下(321K)となり、モデル系ファンドなどのドル買いでドル・円は107円69銭に上昇した。5月のフィラデルフィア連銀景況指数の低下でドル売りは強まる局面もあったが、ユーロ・円を中心にクロスの円売りのフローが散見され、…ユーロ・ドルは1.2603まで下げたが、マクロ系のファンドがユーロ買いを仕掛けたようで1.2645まで反発した。
【5/20のN.Y.外為市場概況】
グリーンスパンFRB議長が「中国人民元はいずれ切り上げられる」と発言したことが意識されてドル・円は伸び悩みとなり、…ユーロ・ドルは、EU憲法に対するフランスの国民投票に関する世論調査で、反対派が過半数を占めている事を背景にユーロ売りが広がったが、1.25台前半ではロシア中銀とみられるユーロ買いが観測されており、最後は1.2560-65に戻した。
【5/23のN.Y.外為市場概況】
ユーロ・ドルは1.2500付近でロシア中銀がユーロ買いを継続しているとの見方で1.2598まで上昇した。ECB総裁が必要ならば利上げを実施すると発言したことも材料視されたようだ。
ただ、その後はEU憲法批准に関するフランス国民選挙の世論調査で反対派が増加した事やアメリカのアセットマネジャーが欧州株を売却しているとの理由でユーロ・ドルは伸び悩んだ。
【5/24のN.Y.外為市場概況】
4月の米・中古住宅販売件数が過去最高を記録したことを背景にドル・円は107円58銭まで反発した。この日は5月3日開催分のFOMC会合の議事録が公表されたが、インフレ懸念については一部の市場関係者が期待していた見解は示されていなかったようだ。ユーロ・ドルはN.Y.市場で1.2590まで戻したが、1.26台前半にはオファー興味が残されていたようだ。
【5/25のN.Y.外為市場概況】
朝方はモデル系やモメンタム系ファンド筋のドル売りが先行したが、4月の新規住宅販売件数が過去最高水準を記録したことや中国の政府高官が人民元早期切り上げの可能性を否定したことなどを背景にドル買いが広がった。アトランタ連銀総裁のタカ派的なコメントもドル買い材料となった。ユーロ・ドルはロシア中銀のユーロ買いや中期マクロファンド筋のショートカバーで1.2620まで上昇したが、アジア筋のオファーに上値を抑えられた。

※このあたりではまた迷いが生じていますが…

【5/26のN.Y.外為市場概況】
2005年Q1の米GDP改定値が上方修正されたが、市場予想を下回っていたことからドル・円は108円銭前後まで下落した。ユーロ・ドルはフランス国民選挙の世論調査でEU憲法の否決観測が強まり、米投資銀行のユーロ売りで一時1.2494まで下落した。その後もユーロの戻りは鈍く1.2510前後で引けた。

※やっぱり,このEU憲法否決観測がユーロドル下落の決め手だったような気がします。今度はユーロ側の不利なニュースがダメ押しになったのが興味深いです。

【5/27のN.Y.外為市場概況】
この日発表されたコア個人消費支出(PCE)価格指数は予想通りの水準となったが、米系カストディアンのドル買いが優勢となり、ドル・円は108円10銭まで上昇。5月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が市場予想を上回ったことでドル・円は下げ渋った。ユーロ・ドルはEU憲法批准のフランス国民選挙での“否決”を市場は織り込んだとみる投資家の買い戻しで1.2589まで上昇。
【5/30の欧米外為市場概況】
ロンドン市場はバンクホリデー、N.Y.市場はメモリアルデーのため外為市場はクローズ。フランスの国民投票でEU憲法の批准が否決されたため、ユーロ売りが優勢となり、ユーロ・ドルは1.2465まで下落、ユーロ・円は134円55銭まで下落した。

※決して週末や祝日のニュースを侮ってはいけませんよ。

【5/31の欧米外為市場概況】
5月のシカゴPMIが市場予想を下回ったことを理由に,…ユーロ・ドルはシカゴPMIがリリースされた後に1.2369まで反発したが、モデルベースファンドが1.2300のオプショントリガーを狙ったユーロ売りを仕掛けて、ユーロ・ドルは一時1.2296まで下落した。
【6/1の欧米外為市場概況】
5月のISM 製造業指数が予想以下となったことを理由にドル売りが先行したが、オランダ国民投票でもEU憲法批准が否決されたとの報道で(出口調査結果より)ユーロ売り・ドル買いが広がり、…ユーロ・ドルは1.2274まで反発したが、モデルファンドなどのユーロ売りに押されて1.2160まで下落した。

※最後は,経済要因より政治要因が勝ちました。

まとめると,ドルは対ユーロに対して,

1)レンジ相場では,良い指標に堅調に,悪い指標に弱含む普通の反応です。
2)ドルの上昇トレンドが形成し始めると,良い指標に強く反応し,悪い指標は無視し始めます。
3)最後は,上昇トレンドでは対ドル通貨の不利な(しばしば政治的)ニュースによってダメ押しされます。


2)や3)は,下降トレンドでは,悪い指標に強く反応し,良い指標を無視し始めることが起きたり,対ドル通貨の有利なニュースでダメ押しされるのでしょう。また,市場が普段は圧倒的に米経済指標のみを見ていることがわかります。ユーロの経済指標は,日々のボラテリティを形成しているだけですね。

私は,今の状況はあまりドルの悪材料に反応しない2)に近い感じがしているのですが,皆さんはどう思いますか。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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