EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

【保存資料】テマセクとGIC



テマセク(THL)とGICはどちらもシンガポール政府系持ち株会社ないしは政府系投資専門会社です。図1(出典*1)を見ると,どちらも独立していますが一応テマセクのほうが親会社の位置付けです。

両社の対外投資額の規模はどれくらいでしょうか。



出典*2による2006年の対外投資実績では,図表5によると150億ドルです。一方今回のUBSとメリル・リンチへの出資が実現すると,2007年にはそれだけで167億ドルの投資となりますので,規模としてはなかなかなものになります。(ちなみに両社とも累積の運用資産残高はそれぞれ1000億ドルを越えています。)

また同じく出典*2によると,両者の役割は若干違うようです。

【テマセク】2002年以降、政府系企業の再編に伴って、セマテクの経営方針も投資ファンドに変化した。保有する政府系企業の株式の売却と債券発行で資金を調達し、テマセクは潤沢な資金をバックに、海外で企業買収、出資、金融投資を積極的に行うようになった。2006年3月決算では、投資資産は1,290億シンガポールドル(約10兆円)にのぼり、その49%はシンガポールにあり、海外資産は51%を占め、世界各国に分布しているが、日本はわずか1%しか占めていない。テマセクは投資資産を今後、シンガポール、日本を除くアジア地域、日本を含む先進国に3分の1ずつ分散することを目指している。

【GIC】一方、GICは海外を投資対象とする対外投資専門の投資会社であり、世界40数カ国の株式、債券、不動産、為替などに投資している。2006年3月期の決算では、純資産は1,000億ドルにのぼり、対外投資はおもにアメリカと欧州に集中しているが、対日投資は約10%を占めている(図表6)。同社は、今後、新興国市場(現在約20%)に投資を拡大することを計画している。

この二つのSWFについては,時間を見つけてさらに調べて追記する予定です。
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*1:中村みゆき著,アジア政経学会,アジア研究Vol50,No4,Oct. 2004 「シンガポール政府持ち株会社テマセク社の株式売却に関する考察」
 http://www.jaas.or.jp/pdf/50-4/p55-78.pdf
*2:朱炎著,富士通総研経済研究所,研究レポートNo293,June 2007 「アジア企業の対日投資戦略と日本の誘致策」
 http://jp.fujitsu.com/group/fri/downloads/report/research/2007/no293.pdf

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