EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…ドラギ総裁はユーロ高が経済に及ぼす影響を口先で牽制

Draghi Finds Powerful Weapon in Words as Markets Heed His Voice

2月7日にECBは政策金利を0.75%のまま7回連続で据え置きました。今回のステートメントではユーロ各国の景況感が持ち直したことを前提にやや楽観的な経済見通しを述べる一方で,記者会見では為替相場についてある程度踏み込んだ発言をしました。「為替レートは政策目標ではない。しかし為替レートは成長と物価安定にとって重要だ。そのためECBはユーロの上昇が続くかどうかを見極めて物価安定に対するリスク評価を見直していく。」という教科書に書いてあるような発言ですが,最近のユーロ高に懸念を持っていることをはっきりと示しました。加えて,何度も「緩和的な金融政策姿勢を維持する」と繰り返したため,口先介入のような効果があり緩和継続=通貨安容認(期待)という市場の思惑につながりました。この他,イタリア中銀がモンテ・パスキが抱える問題を適切に処理したことなどを説明し,いったん収まったユーロ圏の流動性危機についての懸念がぶり返さないようにスマートに処理された記者会見だったと思います。



ドラギ総裁のユーロ高を嫌った記者会見が伝わると,会見前まで1.35ドル台後半で推移していたユーロドルは1.33ドル台後半まで下落しました。緩和継続=通貨安容認(期待)から一段の利下げに向かう可能性についてはよほど経済が難しくなる場合は別としてすぐにはないと思いますが,市場にいったんユーロ安へという連想を働かせたドラギ総裁の手腕がしっかりと発揮された記者会見と言えます。2月1日の1.37ドル台到達が一種のメルクマールとなって直近はどこまで下げ調整が入るかに注目することにしましょう。

***

なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

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