EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

10月のフィラデルフィア連銀景況指数は久々にプラスに浮上,連続プラスが大切

Manufacturing in Philadelphia Area Grows More Than Forecast

10月フィラデルフィア連銀景況指数: 5.7 (予想:1.0,前月:-1.9)

10月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の-1.9からさらに5.7まで改善しました。秋以降が勝負だと先回言いましたが,一度くらいプラスになってもまた沈む場合がありますから安心はできません。一方先行指数については先月の41.2から21.6へ大幅に下がりました。新規受注と出荷の過剰な期待が剥離したようですが,企業担当者も現実を見始めているという控えめな見方にしておきましょう。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: -0.6 (前月:1.0) -> 少しだがまたマイナスに
出荷指数: -0.2 (前月:-21.2) -> 大幅マイナスから中立に復帰
在庫指数: 2.1 (前月:-21.7) -> 大幅マイナスから中立に復帰
雇用指数: -10.7 (前月:-7.3) -> 若干マイナスを拡大

というように,出荷指数・在庫指数は大幅に改善したのに雇用指数にはまだまだ改善が必要です。先行指数においても雇用指数が大幅ダウンしており年末以降に正規雇用の終了が計画されている可能性も考えておきましょう。そして,今回用意された特別なアンケートでは労働力に関する2つの質問がなされていました。

Q1:過去の1年間に貴社の労働力は減少・増加・横ばいのうちどれですか?
減少:   31.1%
横ばい:  32.4%
増加:   32.4%
無回答:  4.1%

Q2:過去の1年間に貴社の従業員の様々なカテゴリ(正規雇用・一時雇用)間での割合の変化はありましたか?
            
フルタイム正規雇用:  利用せず:0.0%,減少:26.0%,変化なし:54.8%,増加:19.2%
パートタイム正規雇用: 利用せず:33.8%,減少:5.6%,変化なし:50.7%,増加:9.9%
短期雇用:       利用せず:44.8%,減少:7.5%,変化なし:43.3%,増加:4.5%
待機雇用:       利用せず:59.1%,減少:1.5%,変化なし:36.4%,増加:3.0%
一時派遣雇用:     利用せず:34.8%,減少:10.1%,変化なし:27.6%,増加:27.5%
独立契約雇用:     利用せず:53.7%,減少:1.5%,変化なし:34.3%,増加:10.5%

と答えています。今回の質問は,雇用統計の検証という目的があったのかも知れませんが思ったより減少の割合と増加の割合が均衡している統計となりました。こういう回答結果では雇用統計がじわじわと改善するか・じわじわと悪化するかの方向性を掴みかねるのは言うまでもありません。

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