EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

5月のフィラデルフィア連銀景況指数はマイナスに急落,米景気回復に懸念

Manufacturing In Philadelphia Region Unexpectedly Contracts

5月フィラデルフィア連銀景況指数: -5.8 (予想:10.0,前月:8.5)

5月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の8.5から14.3ポイントも急落して,-5.8になりました。予想自体は先月より拡大した10.0でしたのでちょっとびっくりのマイナスの結果でした。ギリシャ・JPMショックでずっと株式市場は下がりまくっていますが,まさにアノマリと言える"Sell-off May"現象をこのBOSの数字は加速させています。なお先行指数についても先月の33.8から15.0へ下落しましたので,この2,3か月の数値をさらに精査して景気回復への懸念が深刻かどうかを見極める必要があります。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: -1.2 (前月:2.7) -> 受注がマイナスに転じる
出荷指数: 3.5 (前月:2.8) -> 出荷はまだプラスを堅持
在庫指数: 4.5 (前月:8.2) -> 当面の出荷の好調を反映
雇用指数: -1.3 (前月:17.9) -> 雇用はまた悪化の様子

というように,それぞれの指数はマイナスが目立って来ました。新規受注が低いのは先行きに懸念が生じる大きな要因ですが,価格指数が低下しているのは良い兆候でした。そして,今回用意された特別なアンケートでは企業の生産プランとそれに伴う雇用への影響やその他の要因について答えさせる3つの質問でした。

Q1:今後6か月の生産プランを最も表しているのはつぎのうちどちらですか。
生産の増加は期待できない:43.9%
生産の増加が期待できる:53.7%

Q2:もし生産の増加が期待できるとしたら,それは主にどうやって達成できますか。
雇用を増加させる:20.7%
雇用を増加させないで就業時間を増加させる:22.0%
雇用を増加させないで生産性の向上を図る:17.1%
無回答:40.2%

Q3:最も雇用をためらわせる要因を3つ挙げてください。(複数回答)
売上予想が低い:51.3%
生産コストを低く保ちたい:50.0%
健康保険コストが不透明:29.3%
スキルに見合った求人が得られない:28.0%
規制・経済政策が不透明:25.6%
レーバーコストの上昇:22.0%
特に雇用をためらわせる要因はない:17.1%
現スタッフも就業時間を減らしている:15.9%
その他の要因:7.3%
企業の財政状況が悪化:6.1%

と答えており,雇用が落ち込む際の理由は様々とはいえ,上位の理由を総合すると米国企業内ではコスト削減狙いの慎重な雇用政策が継続中のようです。そして生産の上流過程においても確かにデフレ懸念が高まっていると思います。

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://eurofunda.dtiblog.com/tb.php/1139-85286724

-

管理人の承認後に表示されます

« 米4月小売売上高はコアが低めの予想を下回り,先月も下方修正でクールダウン中  | HOME |  ギリシャ行進曲 v1.0 »

PAGE TOP ▲

Appendix

EURO SELLER

EURO SELLER

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

DTIブログポータルへ
このブログを通報
Report Abuse

Search

Calender

« | 2017-09 | »
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Forex Rates

This site's QR Code