EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/12/12の週】

先週はECBの政策金利発表がやや市場期待を裏切るかたちになり,ユーロドルは再びドル高・ユーロ安の流れになりました。ECBの現在の金融政策の目的はギリシャやイタリアの財政危機に特別の効果をもたらすというよりも,そういう国の国債を買った欧州金融機関への流動性供給にありました。そしてそのマンデートに従って,ECBは国債を買ってユーロのマネタリーベースを増加させるFRB型の量的緩和政策ではなく,国債購入によって供給したユーロを再び市場から吸収するいわゆる不胎化政策をとっていますが,これではユーロの先安感も根強いでしょう。一方,ドル円はユーロ危機が当面回避されたと言うよりもまた先送りになったという意味合いで,リスク回避の動きが継続して円高気味で週末を迎えています。(WTI)原油価格は101ドル台で始まり,月曜日に102ドル台の週の高値をつけた後は徐々に勢いがなくなり,木曜日に一気に100ドルを割って97ドル台まで下落しました。その後金曜日に盛り返して99ドル台で週末を迎えました。金価格は1746ドル台で始まり火曜日には1703ドルまで大きく下落しました。その後木曜日には一時1754ドル台の高値を記録しましたが継続せず,金曜日には再び下落して結局1710ドル台で週末を迎えました。



ドル円は,予想が78.30円-77.50円で,実際は78.088円-77.119円(終値77.512円)でした。上限は約20PIPSドル高方向の誤差で,下限は約40PIPSドル高方向の誤差でした。ややリスク回避の円高方向の流れもありましたが総じて上値は重く下値も77円台では底堅かったですね。たいした米国経済指標もなくユーロイベントへの反応次第でのドル円の取引なのでブレイクアウトは起きませんでしたし,当分起きる気がしません。今週も78円台に到達してからの上値は重く,かと言って77円台では何とか持ちこたえるでしょう。下限については,先週より再び切り下げて77円台前半でサポートされることを期待します。一方,上限については78円台前半ですぐ戻り売りの抵抗にありましたのでこちらも先週より切り下げた予想範囲にしておきます。よって,今週の上値は78.10円程度と予測し,下値は77.20円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3520ドル-1.3280ドルで,実際は1.34856ドル-1.32807ドル(終値1.33685ドル)でした。上限は約30PIPSドル安方向の誤差で,下限は10PIPS以下のほぼ予想通りの誤差でした。ECBの政策金利発表とユーロ首脳会議に反応したとは言ってもテクニカルな予想の範囲であったということは相対的には大きなイベントとは見なされなかったのですね。先々週は上限下限の差が300PIPS程度で,先週はその差が200PIPS程度でした。今週はザックリと上限下限の差が150PIPS内に収まると見ています。つまりここ2,3週はウェッジ型かペナント型の動きであると見るわけです。下限については先々週からある程度直線的に切り上げて1.33ドル台前半でのサポートを期待します。一方,上限についてはその下限から150PIPS程度の変動幅を予測して1.34ドル台半ばまでの上昇を期待します。よって,今週の上値は1.3460ドル程度と予測し,下値は1.3310ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.9350フラン-0.9140フランで,実際は0.92939フラン-0.91638フラン(終値0.92469フラン)でした。上限は約60PIPSドル高方向に外し,下限は約20PIPSドル安方向の誤差でした。先週金価格が大きく下落したので再びドル堅調の流れに勢いがつくことを期待しています。先週に引き続いて11月25日の高値0.93292フランを突破できるような勢いがあるかどうか,週の初めに0.93フラン台に到達できるかどうかに注目したいと思います。また,0.92フラン台まで上昇できている場合のセオリーとしては0.91フラン台半ばを下回る可能性は今のところ少ないと考えています。下限については,先週の予想から切り上げて0.91フラン台後半でのサポートを想定します。一方,上限については11月25日の高値を越えた先週と同じ予想範囲にしておきます。よって,今週の上値は0.9350フラン程度と予測し,下値は0.9180フラン程度と予測します。

今週の経済指標としては,12月13日の火曜日には米11月小売売上高がありますが,12月14日の水曜日には直ぐにFOMCがあるので月曜日・火曜日は市場は様子見を続けると思います。そのFOMCも最近は雇用統計などが改善気味なのと主な経済変動要因が引き続きユーロ圏の外部イベントなので,前回のFOMCステートメントからの大きな変化は期待できません。一方,12月16日の金曜日の12月フィラデルフィア連銀景況指数には多少上振れを期待しています。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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