EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/09/12の週】

先週は火曜日にSNBのEURCHFの1.20フラン維持のための介入宣言でユーロが暴騰してフランと円が安くなった一方で,木曜日にはトリシェECB総裁の弱気発言でユーロが一転して売られたためユーロドルは再度1.40ドルを割り込みました。その翌日の金曜日にはドイツ出身のシュタルクECB理事がECBの国債購入方針に反対して辞任したので,ユーロ圏の財政危機不安が拡大し,ユーロドルは1.36ドル台まで下落しました。これら全てはドルの巻き返しに大きく貢献しています。(WTI)原油価格は86ドル台で始まりいったんは83ドル台まで下落したものの,火曜日になってから反騰し水曜日・木曜日には90ドル台まで達しました。しかし金曜日には87ドル台まで下がって週末を迎え,週単位できれいな正弦波形を描いた相場でした。金価格は1883ドル台で始まり,火曜日には1920ドル台の最高価格まで上昇しましたが翌日反落して1796ドル台まで落ち込みました。その後はフランやユーロに流れたマネーが流入したのか1885ドル台まで上昇してから少し戻して1856ドル台で週末を迎えました。



ドル円は,予想が77.30円-76.30円で,実際は77.845円-76.680円(終値77.478円)でした。上限は約50PIPSドル安方向の誤差で,下限は約40PIPSドル安方向の誤差でした。円安が進んだのにはフランの下落という要素が強かったもののテクニカルの範囲だったのは円ドルが相場の焦点からややずれていた証拠です。その中で当面の上限の壁が78円付近にあることもわかりましたし,いったん77円台に上昇すると76円台では全般的に底堅くなる動きも観察できます。鉢呂経産大臣の辞任も市場関係者は政局に慣れっこになっているのでECB理事の辞任とは比較にはなりません。上限については,77円台後半の戻り売りには今週も抵抗できないと考えます。一方,下限については76円台後半でのしっかりしたサポートを予想したいと思います。よって,今週の上値は77.90円程度と予測し,下値は76.80円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.4230ドル-1.4010ドルで,実際は1.42537ドル-1.36260ドル(終値1.36605ドル)でした。上限は約20PIPSドル高方向の誤差で,下限は約380PIPSドル安方向に外しました。上限は予想通り週明けのギャップを埋める動きでしたが,下限はECB理事辞任のために大きく予想が外れました。市場ではこの辞任はギリシャの破綻への道が早まったとの観測につながってユーロが再び1.40ドルを回復するのが相当遠のくと言われています。週末のG7も全く意味をなさず,ユーロがどこまで下がるかに注目です。下限については,今年2月13日の週の安値の1.34274ドルを最下限としてなんとか1.34ドル台半ばでサポートされると予想します。一方,上限については今週も週明けのギャップを埋める必要がありますので1.37ドル台前半までは上昇できると思います。よって,今週の上値は1.3720ドル程度と予測し,下値は1.3450ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.7980フラン-0.7780フランで,実際は0.88632フラン-0.78196フラン(終値0.88318フラン)でした。上限は約880PIPSドル安方向に外し,下限は約40PIPSドル安方向の誤差でした。上限の外しっぷりはこのブログを書き始めて以来最大の誤差だと思います。それだけSNBの口先介入が最高の出来であったということにもなりますし,どんな為替ポジションを取るときにも必ずロスカットレベルを決めておくべきだという教訓ともなる1週間でした。これだけ大きく動くと翌週が予想しにくいものですが,今週は特別にUSD/CHF=EUR/CHF(=1.20フラン)÷EUR/USDと考えて上限と下限を算出しましょう。下限については,1.20÷1.3720=0.87フラン台半ばを大まかなサポートレベルとします。一方,上限については1.20÷1.3450=0.89フラン台前半を同じくレジスタンスレベルとします。よって,今週の上値は0.8920フラン程度と予測し,下値は0.8750フラン程度と予測します。

今週の経済指標の予定としては,9月14日の水曜日には米8月小売売上高がありますが,前月より良くない事前予測なのでポジティブサプライズを期待します。9月15日の木曜日にはフィラデルフィア連銀景況指数がありますが,前月の悪い指標から多少改善されるという事前予測なのでこちらはネガティブサプライズを期待します。ただし,米国経済は今週の相場の焦点とは思えないので,ドル円についてはしっかりとしたテクニカル分析をすれば予想の範囲の動きになると考えています。一方,ユーロドルとそれに連動したドルスイスについては,ユーロ圏の新たなニュースが相場を大きく動かす要因となるでしょう。また,ユーロやフランに対する市場の見方が変わったため原油及び金相場についても潮目となる週かもしれませんので,特に下落の流れには敏感でありたいものです。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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