EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2013/07/08の週】



【ドル円】
先週の予想:101.20円-99.20円
先週の変動:101.213円-99.168円(終値101.170円)
的中度:上限はほぼ的中,下限もほぼ的中
今週の予想:101.80円-99.70円
※さすがに101円台まで達すると,下限は99円台後半で底堅いでしょう。一方,上限については101円台の後半までは到達できるでしょうが,それ以上の上昇要因を考えられません。



【ユーロドル】
先週の予想:1.3120ドル-1.2950ドル
先週の変動:1.30772ドル-1.28053ドル(終値1.28277ドル)
的中度:上限は約40PIPSのドル安方向の誤差,下限は約140PIPSのドル安方向の外し
今週の予想:1.3020ドル-1.2770ドル
※ドル堅調の流れも1.27ドル台では続かず,下限は1.27ドル台後半まででサポートされるでしょう。一方,上限は1.30ドル台前半までの上昇は可能性ありと見ています。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9580フラン-0.9420フラン
先週の変動:0.96595フラン-0.94381フラン(終値0.96374フラン)
的中度:上限は約80PIPSのドル安方向の外し,下限は約20PIPSのドル安方向の誤差
今週の予想:0.9730フラン-0.9520フラン
※ユーロドルの戻しとリンクしても,下限は0.95フラン台前半でなんとかサポートされるでしょう。一方,上限は0.97フラン台前半までの上昇を考えています。

【今週の指標/イベント】
7月11日: 日銀政策金利
7月12日: 7月ミシガン大学消費者信頼感

※まあ黒田日銀は「できることはやった」というスタンスですし,「魔の木曜日」でもある11日は日本株安・円高ドル安の失望の日になるかもしれないので注意しましょう。

US上場企業決算日告知

アルコアの決算発表を皮切りに,2013年第2四半期の決算発表月が始まります。US上場企業決算日自動取得マクロの表に7・8・9月の列を追加して,あらたに今月分と来月分をマクロに取得させました。(まだ埋まっていないTickerは省略してあります。15日の週と22日の週に集中していますね。)

Date Company Name (As of 5-July-13) TICKER
2013/7/8 Alcoa Inc(AA)
2013/7/12 JPMorgan Chase & Co(JPM)
2013/7/12 Wells Fargo & Co(WFC)
2013/7/15 Citigroup Inc(C)
2013/7/15 E*TRADE Financial Corp(ETFC)
2013/7/16 Goldman Sachs Group Inc(GS)
2013/7/16 Johnson & Johnson(JNJ)
2013/7/16 The Coca-Cola Co(KO)
2013/7/16 Yahoo! Inc(YHOO)
2013/7/17 Bank of America Corp(BAC)
2013/7/17 Bank of New York Mellon Corp(BK)
2013/7/17 eBay Inc(EBAY)
2013/7/17 International Business Machines Corp(IBM)
2013/7/17 Intel Corp(INTC)
2013/7/17 U.S. Bancorp(USB)
2013/7/18 Advanced Micro Devices Inc(AMD)
2013/7/18 Google Inc(GOOG)
2013/7/18 Microsoft Corp(MSFT)
2013/7/18 Verizon Communications Inc(VZ)
2013/7/19 General Electric Co(GE)
2013/7/22 Amazon.com Inc(AMZN)
2013/7/22 Texas Instruments Inc(TXN)
2013/7/23 Apple Inc(AAPL)
2013/7/23 Broadcom Corp(BRCM)
2013/7/24 Boeing Co(BA)
2013/7/24 Caterpillar Inc(CAT)
2013/7/24 EMC Corp(EMC)
2013/7/24 GlaxoSmithKline PLC(GSK.L)
2013/7/24 PepsiCo Inc(PEP)
2013/7/25 Gilead Sciences Inc(GILD)
2013/7/25 3M Co(MMM)
2013/7/25 Starbucks Corp(SBUX)
2013/7/25 Xerox Corp(XRX)
2013/7/30 Barclays PLC(BARC.L)
2013/7/30 Deutsche Bank AG(DBK.DE)
2013/7/30 Merck & Co Inc(MRK)
2013/7/30 Pfizer Inc(PFE)
2013/7/30 UBS AG(UBSN.VX)
2013/7/30 Waste Management Inc(WM)
2013/7/31 BNP Paribas SA(BNP.PA)
2013/8/5 HSBC Holdings PLC(HSBA.L)
2013/8/5 NVIDIA Corp(NVDA)
2013/8/7 MBIA Inc(MBI)

6月失業率は変化なしも,NFPは事前予想を大幅に上回ってドル全面高

U.S. Employers Added More Workers in June Than Forecast

6月非農業部門雇用者数: 195K (予想:165K,前回:175K,前回改定:195K)
6月失業率: 7.6% (予想:7.5%,前回:7.6%)



6月の失業率は5月と同じ7.6%でしたが,NFPは予想の165Kをはるかに上回る195Kという望外の良い結果となりました。一方で5月のNFPも175Kから195Kに20Kも上方修正されていますので,前月の上方修正の分は今月の増加の見かけ上の減少につながっていると考えると215Kの増加と見ることもできます。まあ,株にとっては緩和縮小観測が強まり逆風かもしれないのですが,ドル円は100ドル台から101ドル台へといつか来た円安ステージに戻って来ました。

製造業: -6000人 (前回:-7000人) ※実は製造業自体はマイナスのまま
建設業: 1万3000人 (前回:7000人) ※住宅市場の回復とともに増加
リテール部門: 3万7100人 (前回:2万6900人) ※一時雇用は増加しているが雇用の中心
輸送・物流業: -5100人 (前回:-6800人) ※マイナスを継続中で良くない
情報業: -5000人 (前回:1000人) ※またマイナスに転落
金融業: 1万7000人 (前回:6000人) ※株式市場の復調とともに増加か
プロフェッショナルサービス部門: 5万3000人 (前回:6万5000人) ※一番安定した増加を維持
教育・医療部門: 1万3000人 (前回:2万3000人) ※ここは堅調な上に一時雇用ではない
民間部門: 20万2000人 (前回:20万7000人) ※堂々と20万台の増加は立派
政府部門: -7000人 (前回:-1万2000人) ※元々期待していませんが何か

今月は,教育・医療部門とプロフェッショナルサービス部門の安定した増加だけでなく,建設業が大きく増加したイメージがあります。リテール部門と異なり,それなりの手に職がある人の雇用は住宅市場が回復してくれば安定してくるはずです。一時雇用枠としてのリテール部門だけでなく,裾野の広い雇用改善が見られればFRBの緩和縮小も早期に実現するかもしれませんが,それでも私個人は今年9月辺りの予想には懐疑的です。

ECBは政策金利を0.50%に据え置き…ドラギ総裁は政策金利のフォワード・ガイダンスで相場はユーロ安

Draghi Says ECB Rate to Stay Low for ‘Extended Period’

7月4日にECBは政策金利を0.50%のまま据え置きました。今回の会見では政策金利は「長期にわたり」低水準にとどまると言明し,これまでの将来へのコミットメントを行わない政策から時間軸政策(フォワード・ガイダンス)への大きな転換です。ユーロ圏経済が引き続き弱くインフレが中期的に抑制されるとの見通しの下で,将来へのコミットメントを行なうことにより0.5%の政策金利を追加利下げをせずに済んでいるというのはECBの歴史からすると画期的だと思います。これはFRBが現在導入しているインフレ率と失業率によるより明確な時間軸政策よりはあいまいなので出口戦略を取る面でも副作用が少ないというメリットもあるでしょう。一方で,マイナス金利を課す可能性については引き続き予断を持たず検討していく姿勢を示しました。



発表後にユーロドルは1.30ドル直下から1.28ドル台後半まで大幅に下落し,先回の会見でユーロ高になった動きとは逆になりました。その後,ご存知の通り金曜日の米雇用統計もNFPの大幅な増加と過去2か月の上方修正があったためさらに1.28ドル台前半まで下落したのは言うまでもありません。ドル円については,ECBの政策金利の発表と記者会見では99円台後半からやっと100円台に上昇する程度の軽微な影響に留まりました。

***

なお,以下のページに会見のトランスクリプトとビデオ映像があります。
トランスクリプト: Introductory statement to the press conference (with Q&A)
ビデオ映像: Webcast of the press conference 4 July 2013

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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