EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2013/01/28の週】

【先週の概況】
先週は日銀が「2%の物価安定目標」を打ち出したことから一時は逆に円高が進んだものの結局はさらに円安が進んでいきました。週末のダボス会議では甘利経済再生大臣が棒読みの原稿で,「アベノミクス擁護論」を展開(棒読み)しましたが海外からの批判は収まったわけではありません。ユーロドルは1.34ドルを突破してやや上抜け感があり2週間続いたレンジ相場から脱出です。ドル円は2012年12月16日の週をわずかな例外として2012年11月11日の週以来10週も陽線が続いています。ドルスイスは0.93フラン台半ばから失速して反落し0.92フラン台に逆戻りする展開でした。(WTI)原油価格は95ドル台で始まった後は,火曜日までに97ドル直下まで上昇しましたが水曜日には95ドル割れにまで急落しました。その後は,この高値と安値間のレンジから抜けられず,徐々に収束して96ドル台前半で週末を迎えました。金価格は1684ドル台で始まった後は,すぐに1690ドル台に上昇しましたが上値が重く水曜日までにやっと1695ドルまで達したあとには反落し,木曜日以降は1690ドルを再び割り,その後は2日連続で暴落する展開で1658ドル台まで安値を記録して週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:90.30円-88.10円
先週の変動:91.184円-88.050円(終値90.841円)
的中度:上限は約90PIPSのドル安方向の外し,下限は10PIPS以内の予想通りの誤差
今週の予想:92.10円-89.70円
※90円越えの状況で89円台後半は最低のサポートレベルです。一方,上値は91円は既にレジスタンスにはなりにくく,米国経済指標次第では92円台到達も覚悟です。今週の下値は89円台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は92円台前半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.3390ドル-1.3250ドル
先週の変動:1.34777ドル-1.32638ドル(終値1.34577ドル)
的中度:上限は約90PIPSのドル高方向の外し,下限は約10PIPSのドル高方向の誤差
今週の予想:1.3550ドル-1.3380ドル
※1.34ドル割れでのサポートは以前のレンジ上限のサポートとしてしっかりしています。一方,上値は1.35ドル台到達の勢いは確実と見ていますが1.36ドル台までは目指せないでしょう。今週の下値は1.33ドル台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は1.35ドル台半ばまでの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9350フラン-0.9250フラン
先週の変動:0.93485フラン-0.92211フラン(終値0.92604フラン)
的中度:上限は10PIPS以内の予想通りの誤差,下限は約30PIPSのドル高方向の誤差
今週の予想:0.9350フラン-0.9180フラン
※0.92フラン台直下は1月15日の起点としてそれなりのサポートとして見ています。一方,上値は先週の続落ぶりから考えると0.93フラン台半ばを越えることは難しいでしょう。今週の下値は0.91フラン台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.93フラン台半ばまでの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
1月30日(水):2012年4Q米国GDP(速報値)
1月31日(木):FOMC
2月1日(金):1月米雇用統計
2月1日(金):1月ISM製造業景気指数
今週も経済指標はたくさんありますが,世界が注目しているのはやはりドル円なのでしょう。ユーロドルより注目が高いとしたら米国の悪い指標は無視され,良い指標は過度に意識されるという相場の流れを考えておきましょう。

2012年12月YTDヘッジファンド成績

1月の最終週になりましたので,2012年12月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。…といきたいところですが,2013年度からこのヘッジファンド成績の情報源の方針により,このブログで成績を公表できなくなりました。

思い起こせば,2007年8月に当ブログを立ち上げた頃から,毎月1回このヘッジファンド成績をEXCELでグラフ化するのが楽しみでした。その間に,リーマン・ショックもあり欧州金融危機もあり,もちろん日本の3.11大震災もありましたが,世界中のヘッジファンドが大なり小なりそれらの影響を受ける中で,どうやって投資方針を固め収益を上げていくのか,どのセクターに投資すれば収益が増大していくのか個人的にもワクワクしながら表を埋めたり,グラフを書いたりしました。

このエントリではもう個別のデータは公開しないのですが,彼らの戦略として重要だと思った点を3つ列挙してこのエントリを締めたいと思います。

1.突発的なイベントに対してはしっかりとポジションを巻き戻す。
アゲンストであればもちろんのこと収益を上げている時点でも,突発的で想定内と言い得ないようなイベントが起きた時には,ポジションをしっかりと巻き戻すのが良いヘッジファンドです。個人のポジションでもそのような慎重さが必要ではないでしょうか。

2.成績が一定以下のファンドはたたんで戦略転換する。
-20%とかの成績が続いたファンドは自然に淘汰されレポートされなくなりました。恥ずかしくて成績を公表できないのもあるのかもしれませんが,早めに考えを切り替えてそのファンドをたたんでしまったところもあるでしょう。あまり,失敗に囚われないで次の収益源を目指すというのが彼らの方法です。もちろん,そのような方向転換は手持ち資金がある間に遂行しないといけないので,我々も見習える点として早め早めの決断が必要です。

3.オーソドックスなファンドの戦略にまさるものなし。
突発的なイベントが起きるとオプション戦略ファンドの成績が上昇する傾向がありましたが,しばらくするとまたバリュー投資ファンド,モーゲージ組成ファンド,ロングオンリー戦略ファンドが持ち直してきます。一方,エマージング市場ファンドやファイナンスセクターファンドはイベント発生後の立ち直りが遅いです。しかし,立ち直った後は継続的に収益を上げやすいのも事実ですので機動的対応が求められます。さらに,テクノロジーセクターファンドやエネルギーセクターファンドは収益を上げやすい期間が短くかつ周期的に訪れています。これらを総合すると,バリュー投資ファンド,モーゲージ組成ファンド,ロングオンリー戦略ファンドに対する個人的信頼が上がりました。特に個人としては上記の2つの要点を心に留めてバリュー投資ファンドの精神を新たにしたいと思います。

***

5年5か月にわたって「YTDヘッジファンド成績」のエントリをお楽しみいただいた方々,どうもありがとうございました。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2013/01/21の週】 (仕事に追いまくられて遅延モード)

【先週の概況】
先週は米国経済指標が悪かったものの円安がさらに進むという政治相場で,今週に入って日銀がとうとう「2%の物価安定目標」を打ち出したものの逆に円高が進んでいるという面白い展開です。ユーロドルは1.34ドルと1.325ドルの間のレンジ相場で逆張りトレードに最適な週でした。ドル円は甘利経済再生相を始めとする政府関係者などの発言で87円台まで円高になったかと思うと,直近高値の90円台前半を記録するなど日替わりで忙しい週でした。ドルスイスは0.91ドル台前半のくすぶりが一気に0.93ドル台を記録するという一方的な展開でした。(WTI)原油価格は93ドル台で始まった後は,火曜日までは92ドル台後半から94ドル台前半の間のレンジから抜けられず,水曜日に一気に96ドル台まで上昇してからは木曜日に少し戻して,以降は再びレンジ相場に戻り95ドル台前半で週末を迎えました。金価格は1663ドル台で始まった後は,水曜日までは特に節目もなく一気に1684ドル台を記録した後やや小康状態で,木曜日に乱高下をしてから上値抜けして金曜日には1695ドル台の高値をつけました。しかし,その後は勢いがなくなり1684ドル台まで戻して週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:89.80円-87.50円
先週の変動:90.183円-87.784円(終値90.055円)
的中度:上限は約40PIPSのドル安方向の誤差,下限は約30PIPSのドル安方向の誤差
今週の予想:90.30円-88.10円
※先週の一段高の起点となった87円台までは落ちないと考えていますし,一方,上値は月曜日の高値を上回ることはないでしょう。今週の下値は88円台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は90円台前半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.3410ドル-1.3220ドル
先週の変動:1.34030ドル-1.32561ドル(終値1.33182ドル)
的中度:上限は10PIPS以内の予想通りの誤差,下限は約40PIPSのドル高方向の誤差
今週の予想:1.3390ドル-1.3250ドル
※1.32ドル台のサポートはレンジ下限としてしっかりしています。一方,上値は再び1.34ドル台まで上昇する勢いがありません。今週の下値は1.32ドル台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は1.33ドル台後半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9250フラン-0.9110フラン
先週の変動:0.93875フラン-0.91187フラン(終値0.93358フラン)
的中度:上限は約140PIPSのドル安方向の外し,下限は10PIPS以内の予想通りの誤差
今週の予想:0.9350フラン-0.9250フラン
※先週の上値予想付近の0.92フラン台には今となっては幅広いサポートが期待できます。一方,上値はドル円と同じく月曜日の高値を上回らないでしょう。今週の下値は0.92フラン台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は0.93フラン台半ばまでの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
1月22日(火):日銀政策金利決定会合(2%の物価安定目標発表済み)
しかし,政府の言うとおりに2%の物価安定目標を持って金融政策をすると発表すると円高になってしまうのは面白い市場の反応です。もっと緩和しろという催促相場が常になるのでしょうか。また,すんなり政府側の期待する共同声明が出せた時点で日銀総裁は留任もあるのかどうか…興味の付きないアベノミクス周辺の話題です。また,欧州の経済指標がそこそこ発表されるので市場がまたEU圏の経済状態を重視しているかどうかが明らかになるでしょう。

「為替安定の目途」について & ドル円ラインのリスト

白川方明日銀総裁が「物価安定のゴール」の意味で「物価安定の目途」という言葉を使ったのは2012年2月14日の文書"「中長期的な物価安定の目途」について"からでした。

最近は日本の政財界からドル円の(発言者本人が考える)適正相場に関していろいろな意見が出ておりますので,「為替安定の目途」として記録しておきましょう。なお,「為替安定の目途」の厳密な定義は以下のとおりです。

【「為替安定の目途」の厳密な定義】
(注:元ネタの「物価安定の目途」の定義を最大限に尊重して,以下の3つの項目からなっています。)

1.概念的定義:「為替の安定」とは,家計や企業等が為替水準の変動に煩わされることなく,経済活動にかかる意思決定を行うことができる状況である。
2.時間的視野:十分長い先行きの経済・物価の動向を予測しながら,中長期的にみて「為替の安定」を実現するように努めるべきものである。
3.中心的指標:為替安定を計る指標としては,国民の実感に即した,家計が消費する財・サービスに影響がある為替レートが基本となり,中でも,統計の速報性の点などからみて,ドル円のインターバンクレートが重要である。

【政財界の面々が考える「為替安定の目途」のリスト】
(注:評論家レベルの「ファンタジスタ(例:浜**氏・榊原**氏・藤巻**氏等)発言」は割愛しています。)

【安住ライン:79円20銭】まで納得介入
※2011年10月31日,安住淳財務相率いる財務省がドル円の単独介入に踏み切り「納得行くまで介入」するとの声明を出しました。ドル円相場は79円20銭近辺まで吹き上がって膠着したことが語呂合わせ(な[7]っとく[9]い[1]く[9])ではないかと市場で噂されました。

【甘利ライン:89円63銭】で過度な円安を懸念
※2013年1月15日,甘利明経済再生相の「過度な円安は輸入物価に跳ね返り国民生活にマイナスの影響もある」との懸念発言をきっかけに円が買い戻されました。市場への影響を薄めるために翌々日にも逆方向の発言などをしたため「甘利言い過ぎるな」というネット上での「甘利祭り」が進行しました。ついには「担当大臣以外は為替への言及は控える」という反省文発表にまで進展しました。

【石破レンジ:85円〜90円】に収めたい
※2012年12月21日,BS朝日の番組収録で自民党石破茂幹事長は「(為替について)85〜90円にどうやって収めるか考えなければならない」と発言し,市場には「石破レンジ」と呼ばれました。当時は意識されませんでしたが最近の円安進行で再び言及され,このまま行くと過去のレンジとしてすぐに置いていかれそうです。

【菅ライン:90円台半ば(95円?)】まで進めばいい
※2010年1月7日,就任後初めての記者会見で菅直人財務相は円相場について「経済界では1ドル=90円台半ばが適切という見方が多い。もう少し円安の方向に進めばいいと思っている」と発言し話題となりました。最近はそれに近い相場になってきているので,本人からの一言が期待されます。

【浜田レンジ:95円〜100円】なら円安は問題ない
※2013年1月18日,浜田宏一内閣官房参与が日本外国特派員協会で「95円または100円への円安進行は懸念する必要ない」と大胆発言し,今後は市場で意識されるレンジとなりそうです。現在の立場が内閣参与でありイェール大学の名誉経済学教授ということですから,こんなことをブチ上げたら日本の「為替操作国」認定も近いでしょう。

【町田ライン:100円】前後が理想的な価格帯
※2013年1月18日,町田勝彦大商副会頭(シャープ相談役)が大阪市内で記者会見し「リーマン・ショック前に比べればなお円高。購買力平価などに照らすと1ドル=100円前後が理想的な価格帯」と発言しました。自身の経営責任を円高のせいにする見苦しい発言だと思いますが,浜田レンジ・浜田ラインに囲まれて市場での注目度は今ひとつです。

【浜田ライン:110円】を超える円安は心配
※2013年1月18日,浜田宏一内閣官房参与が日本外国特派員協会で「95円または100円への円安進行は懸念する必要ない」と合わせて「1ドル=110円を超える円安は心配すべき」とも発言しましたので,こちらは今後は文字通り円安進行阻止の「防衛ライン」として市場で意識されるでしょう。

1月のフィラデルフィア連銀景況指数は予想外のマイナス転落,アノマリ的にはありがち

Manufacturing in the Philadelphia Area Unexpectedly Shrinks

1月フィラデルフィア連銀景況指数: -5.8 (予想:5.6,前月:4.6)

1月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の4.6(当初の8.1から大幅改定)から-5.8のマイナスへ転落しました。そして,今月のマイナス転落だけでなく珍しく先月分も大幅改定ですね。ただし,先行指数については先月の23.7(当初の30.9)から29.2へ上昇しているように見えています。年末商戦の影響で景況見通しが上ブレすることはよくあり,また需要の先食いのために年明け後の見通しが下がるというのは米国経済にとってアノマリにも似たところがあるのと,いったんは先送りのようになった「財政の崖」の問題が3月まではちゃんと収束していないというのも影響しているでしょう。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: -4.3 (前月:4.9) -> いきなりマイナスへ反転
出荷指数: 0.4 (前月:14.7) -> こちらも中立状態
在庫指数: -6.5 (前月:-7.8) -> 在庫不足のマイナス継続
雇用指数: -5.2 (前月:-0.2) -> 中立からマイナスに逆戻り

というように,修正された先月分よりも悪くなっていますね。しかし,細かく内訳を見るとNo Changeの回答がマジョリティを占めているのも事実であまり気にする必要もないでしょう。一方,雇用指数についていうと直近の雇用指数には改善が見られるものの,企業サイドは当面は積極的な雇用を生み出すほどには景況感が改善されているわけではないと判断できます。そして,今回用意された特別なアンケートでは2013年の雇用計画に対する「財政の崖」問題も含む影響要因に関する質問でした。

Q1:2013年の雇用の抑制されるとしたら最も大きな要因は何ですか?(数字はグラフ読み取りで概算)
1位:企業が低いオペコストを継続したいため(45.3%)
2位:販売予想が低めに見積もられるため(42.2%)
3位:医療給付コストなどの不透明さのため(32.8%)
4位:規制や政策についての不透明さのため(27.5%)
5位:望んでいるスキルの人材が見当たらないため(24.6%)
6位:労働コストが高すぎるため(20.5%)
7位:雇用抑制の目立った要因はない(18.3%)
8位:現在のスタッフが十分活用されていないため(14.1%)
9位:企業財政が毀損されているため(11.2%)
10位:その他(5.8%)

Q2:「財政の崖」回避の政策立案が雇用計画にどう影響しますか?
計画を増大させる:4.1%
計画を縮小させる:37.0%
計画には変化なし:49.3%
無回答:9.6%

と答えています。雇用抑制の主因としては,海外製品との価格競争が存在していることと大幅な製品売上げが今後も期待できないことが大きなものとなっており,この先も急激な域内景気回復は望めないようですね。また意外にも半数程度の企業が影響を受けないと回答しているので,「財政の崖」問題は当初騒がれたほど米国経済に影響は与えないのかも知れません。

米12月小売売上高は全体もコアも予想以上で上々の出来

Retail Sales Rise in U.S. to Close 2012 on Upbeat Note: Economy

12月の小売売上高は「自動車を除くコア」が前月比0.3%と予想の0.2%より良く,全体も前月比0.5%と予想の0.2%を大きく上回りました。前月改定はコアが0.1%減少し,全体が0.1%増加するというまちまちでしたが軽微なので誤差の範囲でしょう。

米12月小売売上高(自動車除くコア): 0.3% (予想:0.2%,前月:0.0%,前月改定:-0.1%)
米12月小売売上高: 0.5% (予想:0.2%,前月:0.3%,前月改定:0.4%)

Please wait for Cleveland Fed data update

この指標によるユーロドルとドル円の大きな変動はなく数時間したニューヨーク時間に対ユーロでドルが急騰していますが,これはルクセンブルクのヤンカー首相が「ユーロは高すぎる」と発言したからと言われています。火曜日の日本時間の午前中に行われた甘利経済再生大臣の「行き過ぎた円安は好ましくない」発言に続いての口先介入ですね。こういうトレンドが不明なテクニカルな相場ではシステムトレードに限りますね。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2013/01/14の週】

【先週の概況】
先週はECBが割と強気な経済予測をした上に金利据え置きを継続したことからユーロ高の1週間でした。ユーロドルはまたも高値を更新し1.33ドル後半まで上昇しました。ドル円は対ユーロで弱いドルに対しても円安が進み89円台半ばまで上昇しました。ドルスイスもドルの弱さを反映して0.91フラン台前半まで落ちています。(WTI)原油価格は月曜日に92ドル台半ばまで下落することもありましたが,水曜日までは概ね93ドル台で推移し,木曜日に94ドル台後半まで吹きあげてから続落して金曜日にはもう一度92ドル台後半をつけました。しかしそこからさらに反転して93ドル台後半で週末を迎えました。金価格は1656ドル台で始まった後は,火曜日に1647ドル台を記録したもののその後はじわじわと上昇し,木曜日に1677ドル台のピークをつけた後は勢いがなくなり,金曜日には急落して1662ドル台で週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:なし
先週の変動:89.437円-86.817円(終値89.163円)
的中度:該当せず
今週の予想:89.80円-87.50円
※87円台は広いサポートレベルとして機能しているので下値は86円台にはならないでしょう。一方,上値は90円のバリアを今週は抜けないと考えます。今週の下値は87円台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は89円台後半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:なし
先週の変動:1.33650ドル-1.30161ドル(終値1.33410ドル)
的中度:該当せず
今週の予想:1.3410ドル-1.3220ドル
※1.32ドル台はそれなりにサポートがありますので1.31ドル台までは下落しないでしょう。一方,上値は再び1.34ドル台まで上昇すれば早々と達成感を味わうでしょう。今週の下値は1.32ドル台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は1.34ドル台前半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:なし
先週の変動:0.92857フラン-0.91095フラン(終値0.91315フラン)
的中度:該当せず
今週の予想:0.9250フラン-0.9110フラン
※ユーロドルが高値圏を更新する割にはドルスイスの0.91フラン台をなんとかキープできているのに注目です。一方,上値は重そうで0.92フラン台に上がるとしても勢いは半ば辺りまででしょう。今週の下値は0.91フラン台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.92フラン台半ばまでの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
1月15日(火):米12月小売売上高
1月18日(金):1月フィラデルフィア連銀景況指数 (AM0:00)
12月の小売売上高は連年並みの予想ですが,少し悪くなったら市場のユーロを買いたい流れが加速するでしょう。フィラデルフィア連銀景況指数も同じく良い時の動きより悪い時のドル安に気をつけましょう。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…ユーロ各国の景況感の上昇が金利の据え置きを後押し

ECB Maintains Benchmark Rate at 0.75% as Economic Mood Brightens

1月10日にECBは政策金利を0.75%のまま6回連続で据え置きました。今回のステートメントではユーロ圏の金融危機の問題というより経済成長の問題に焦点を当て年内のユーロ圏成長率にある程度期待をかける記者会見でした。12月のユーロ各国の景況感が上向いたのが今回の金利据え置きに大きく貢献したでしょう。アベノミクスの場合もそうですがアナウンスメント効果というのは人々の当座のセンチメントには大きく影響します。1年後に本当に確実な経済成長をするとは断言できませんのでこのまま実体経済が上向くかどうかは慎重に見極めないといけません。しかし,この時期に「出口戦略」について訊く記者も記者ですけど,「金融危機は予断を許さないが債務危機の(回復への)ターニングポイントには来たのではないか」と言う質問をドラギ総裁が完全否定をしなかったのは,欧州の人って基本的に楽観的なんだなと思ってしまいました。



前回の会合では委員の過半数が利下げを支持したのと対照的に全会一致の決定であったことが伝わると,ユーロドルは1.31ドル台前半から1.32ドル台前半まで急騰しました。その後,さらに11日中に1.32ドル台半ばで推移した後に一段高で1.33ドル台半ばまで上昇しています。先回の発表時と大きく異なりどこまでユーロ高になるのかが今後の楽しみです。

***

なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

US上場企業決算日告知

アルコアの決算発表を皮切りに,2012年第4四半期の決算発表月が始まります。US上場企業決算日自動取得マクロの表に1・2・3月の列を追加して,あらたに今月分と来月分をマクロに取得させました。(まだ埋まっていないTickerは省略してあります。14日の週と21日の週に集中していますね。)

Date Company Name (As of 8-Jan-13) TICKER
2013/1/8 Alcoa Inc (AA)
2013/1/11 Wells Fargo & Co (WFC)
2013/1/16 U.S. Bancorp (USB)
2013/1/16 eBay Inc (EBAY)
2013/1/16 Bank of New York Mellon Corp (BK)
2013/1/16 JPMorgan Chase & Co (JPM)
2013/1/16 Goldman Sachs Group Inc (GS)
2013/1/17 Intel Corp (INTC)
2013/1/17 Citigroup Inc (C)
2013/1/17 Bank of America Corp (BAC)
2013/1/18 General Electric Co (GE)
2013/1/22 Johnson & Johnson (JNJ)
2013/1/22 Advanced Micro Devices Inc (AMD)
2013/1/22 Google Inc (GOOG)
2013/1/22 Texas Instruments Inc (TXN)
2013/1/22 E*TRADE Financial Corp (ETFC)
2013/1/22 Verizon Communications Inc (VZ)
2013/1/22 International Business Machines Corp (IBM)
2013/1/23 Apple Inc (AAPL)
2013/1/24 Microsoft Corp (MSFT)
2013/1/24 3M Co (MMM)
2013/1/24 Xerox Corp (XRX)
2013/1/24 Starbucks Corp (SBUX)
2013/1/28 Gilead Sciences Inc (GILD)
2013/1/28 Caterpillar Inc (CAT)
2013/1/28 Yahoo! Inc (YHOO)
2013/1/29 EMC Corp (EMC)
2013/1/29 Pfizer Inc (PFE)
2013/1/30 Boeing Co (BA)
2013/1/31 Broadcom Corp (BRCM)
2013/1/31 Amazon.Com Inc (AMZN)
2013/1/31 Deutsche Bank AG (DBK.DE)
2013/2/1 Merck & Co Inc (MRK)
2013/2/5 UBS AG (UBSN.VX)
2013/2/6 GlaxoSmithKline PLC (GSK.L)
2013/2/11 Waste Management Inc (WM)
2013/2/12 The Coca-Cola Co (KO)
2013/2/12 Barclays PLC (BARC.L)
2013/2/14 PepsiCo Inc (PEP)
2013/2/14 BNP Paribas SA (BNP.PA)
2013/2/14 NVIDIA Corp (NVDA)
2013/2/18 MBIA Inc (MBI)
2013/3/4 HSBC Holdings PLC (HSBA.L)

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2013/01/07の週】(本業事情に付き今週はお休みします)

年末年始で大幅に円安になってしまった為替市場ですが,本業の事情により今週の展望のエントリはお休みします。週足チャートだけはアップしておきます。

1月10日:ECB/BOE政策金利

※年末年始を挟んで日米に比較してEU圏には悪いニュースがなかったのでユーロは比較的堅調でしたが,木曜日のECBの政策金利発表では失業率の高い地域の経済を中心に下振れリスクのあることをドラギ総裁がどのように評価するかが気になりますね。

【ドル円 -1/6】



【ユーロドル -1/6】



【ドルスイス -1/6】

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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