EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

11月失業率は前月から0.2%低下し,NFPも予想を上回り安心して年を越せそう

Payrolls in U.S. Increase More-Than-Forecast 146,000

11月非農業部門雇用者数: 146K (予想:85K,前回:171K,前回改定:138K)
11月失業率: 7.7% (予想:7.9%,前回:7.9%)

Wait for ClevelandFed updates

11月の失業率は10月から0.2%低下して7.7%になり,NFPはサンディの影響を見込んだ予想の85Kを大きく上回る146Kの増加になりました。一方で10月のNFPは171Kから138Kに下方修正されています。前月の下方修正の分は今月の増加のゲタにもなっていますので実質113Kの増加と見ることもできますが,米国景気の底堅い一面を改めて認識させられたことは確かです。もちろん,この時期の雇用増加はクリスマス・シーズンに向かってのサービス業の一時雇用によるところも大きく年明け以降の反動につながる可能性も否めません。まずは安心して年を超すこととしましょう。

製造業: -7000人 (前回:1万0000人) ※ここが未だにプラスマイナスで振動中
建設業: -2万0000人 (前回:1万5000人) ※確実にサンディの影響による減少
金融業: 1000人 (前回:5000人) ※今はプラスだがCitiのリストラの影響はこれから
リテール部門: 5万2600人 (前回:5万900人) ※季節要因の一時雇用は多い
民間部門: 14万7000人 (前回:18万9000人) ※建設業の減少分からするとやや予想外
政府部門: -1000人 (前回:-5万1000人) ※まだ下げ止まらないか?

今月は,建設業部門の減少が顕著でした。また,リテール部門は前月に続いて一時雇用により増加が顕著です。プロフェッショナルサービス部門の安定した増加は,本当に米国労働市場の労働形態の変化を表していると思います。

今週はISM製造業景気指数は悪かったのですが雇用統計が良くて,ユーロドルは一時1.28ドル台まで下落しました。ドル円は82円台後半まで吹き上がりましたが直後に強烈な売り戻しで元の水準に戻してしまいました。ユーロドルはともかくこの時期のドル円の市場の薄さを表していますね。こういう相場では普通は値幅の取れるブレイクアウトでも意外に戻すことがありますのでご注意ください。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…景気予想が悪いにも関わらず金利の据え置きはドラギ総裁の粘りか

ECB Keeps Benchmark Rate at 0.75% as Yields Decline

12月6日にECBは政策金利を0.75%のまま5回連続で据え置きました。今回のステートメントではユーロ圏成長率とインフレ率の予想を大きく引き下げました。記者会見では個別の国の経済について回答するのを拒否しスペインやイタリアの経済への憶測が起きるのを避けました。また,政策委員の過半数が利下げを支持したのにも関わらず金利を据え置いたのは,今後の利下げの余地を残すためだけでなく弱気な景気予想と利下げの相乗効果で市場が過剰に反応するのを避けたのでしょう。



この会見を受けてユーロドルは1.30ドル台半ばから1.29ドル台半ばまで急落しました。ドラギ総裁は政策的には時間稼ぎができたものの,為替市場は年越しまで待つことなく先読みすることがありますので,特にユーロ安の方向には今後も予断を許さない展開が見られそうです。

***

なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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