EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

2012年11月YTDヘッジファンド成績

12月の最終週ですので,2012年11月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。(お休みに入ったつもりでしたが,このエントリを作っておかないとひと月分データが欠損してしまいます。)



図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。11月は前月から収益が回復しており1位のヘルスケアセクターファンドと2位のエマージング市場ファンドが3%を越える収益を計上しています。3位がロングオンリー戦略ファンド,4位がオプション戦略ファンド,5位が企業合併裁定ファンドの順となっています。先月に4%ほどのマイナス収益だったテクノロジーセクターファンドはほぼゼロ近傍まで回復していますが,ファイナンスセクターファンドとエネルギーセクターファンドが今度はマイナス収益に転落です。

次が,全セクターの11月までのYTDパフォーマンスの図2です。



19.02%:ヘルスケアセクターファンド
16.68%:モーゲージ組成ファンド
13.08%:ロングオンリー戦略ファンド
12.69%:バリュー投資ファンド
12.64%:エマージング市場ファンド

12.58%:ファイナンスセクターファンド
11.42%:ディストレスドファンド
11.03%:仕組み債非裁定ファンド
8.20%:仕組み債裁定ファンド
7.32%:オプション戦略ファンド
6.54%:転換社債裁定ファンド
6.20%:イベント主導型ファンド
6.20%:ロング&ショート戦略ファンド
5.00%:統計的裁定ファンド
4.76%:スペシャル・シチュエーションファンド
4.04%:マルチ戦略ファンド
3.24%:テクノロジーセクターファンド
3.17%:マーケットニュートラルファンド
2.21%:マクロファンド
2.17%:企業合併裁定ファンド
0.00%:資産賃貸ファンド
0.00%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
-1.61%:エネルギーセクターファンド
-3.45%:CTA商品先物ファンド
-12.20%:ショートバイアスファンド
-18.99%:レギュレーションD限定ファンド

=====================
報告なし:資産賃貸ファンド,スモール・マイクロ企業限定ファンド

11月までのYTDの成績ではヘルスケアセクターファンドが1位を奪回し,モーゲージ組成ファンドが2位に食い込みました。ロングオンリー戦略ファンドは3位に上昇し,4位はバリュー投資ファンド,5位はエマージング市場ファンドとなっています。成績の悪い方では,10月まで3か月間の報告がなかったレギュレーションD限定ファンドが大損失を計上して,10月までダントツの最下位のショートバイアスファンド以上のマイナスとなりました。だいたいレポートを欠損しているというのは大きな損失を抱えているケースが多いですので,今月のレポートがない資産賃貸ファンドとスモール・マイクロ企業限定ファンドにも来月は異変があるのかも知れません。また上位5位までを眺めてみると,バリュー投資ファンドとロングオンリー戦略ファンドが引き続き上位を占めているので,難しく考えないでオーソドックスに投資したファンドが収益を上げたのは疑いようがない事実ですね。

年末年始のお休みのお知らせ

【年末年始のお知らせ】

2012年はギリシャ問題が最後までぐずぐずしましたし,日韓中の政権交代など激動の1年でしたが,なんとかこの年末を公私共に無事に迎えることができてホッとしております。

思えば2011年に比べて仕事の忙しさが増して毎週の為替の予測が滞りがちになったことが心残りでしたが,Twitter偏重のブログ主の手抜きブログにアクセスくださった皆さんの温かい励ましに深く感謝しております。2012年中は本当にありがとうございました。

***

さて,今週と来週のブログ更新は年末年始のためお休みします。早くても1月3日の12月ISM製造業景気指数の発表以降に2013年の更新はスタートします。年末年始も開いている市場はあるわけですが,米国の「財政の崖」問題もくすぶる中で市場のボラティリティは自然と高まるはずです。賢明なる投資家の皆さんはそんな崖から滑り落ちることのありませんように心から祈念いたします。

それでは,皆さん良いお年をお迎えください。

Happy Holidays!

12月のフィラデルフィア連銀景況指数は予想外のプラス反転,年始までは「財政の崖」問題が焦点

Manufacturing in Philadelphia Area Unexpectedly Expands

12月フィラデルフィア連銀景況指数: 8.1 (予想:-3.0,前月:-10.7)

12月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の-10.7から8.1のプラス圏に回復しました。当該連銀管轄地域での経済情勢についてはサンディの影響が短期的なものに終わって何よりです。とはいえ,先行指数についても先月の20.0から30.9へジャンプして期待通りの回復ぶりです。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: 10.7 (前月:-4.6) -> マイナスから急速に拡大
出荷指数: 18.3 (前月:-6.7) -> マイナスから急速に拡大
在庫指数: -11.5 (前月:-12.5) -> 在庫不足のマイナス継続
雇用指数: 3.6 (前月:-6.8) -> 若干プラスに上昇

というように,受注の増加に伴い出荷も拡大していますが,適正在庫というより生産が追いつかない状態です。一方,雇用指数に対しては先月よりプラスに改善され季節要因の一時雇用も増えていると想定できます。そして,今回用意された特別なアンケートでは2013年では様々なカテゴリのコスト増減に関する質問でした。

Q1:2013年のカテゴリ別コストはどのような変化(上昇)を予想しますか?
     エネルギー 他の原材料  中間財    賃金    医療給付   他の福祉費用  
予想率  0.8%    2.6%    2.2%    2.1%    7.2%    2.3%

Q2:2013年のカテゴリ別コストは2012年と比べた場合どうなりますか?(無回答を含まず。合計≠100%)
     エネルギー 他の原材料  中間財    賃金    医療給付   他の福祉費用  
増加   36.8%   40.8%   40.8%    42.1%   59.2%    34.2%
変わらず 31.6%   46.1%   50.0%    50.0%   23.7%    55.3%
減少   26.3%    9.2%    1.3%     3.9%   13.2%     5.3%

と答えています。どのカテゴリでも2012年よりコストが下がるという予想は少なく平均値はプラスですが,非レイバーコストと賃金や他の福祉費用が微増なのに対して,医療給付だけは大きく増加しそうな予想がなされています。健康はいつの時代にも人々の関心が高く医療給付のコストへの影響は大きく見積もられると考えられます。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/12/17の週】

【先週の概況】
先週はFOMCが金融緩和の解除条件に失業率の閾値を使う方針を発表し話題になりましたが,相場的にはギリシャ債務の減免と返済先送りに合意が得られたことが大きくユーロが上昇しました。ユーロドルは先々週の高値を更新し1.31ドル後半まで上昇しました。ドル円は総選挙前までの安倍相場期待で84円直下までドル高が進みました。ドルスイスも0.93フラン台後半から一気に0.91フラン台後半まで週足で落ちています。(WTI)原油価格は85ドル台後半で始まり,火曜日にいったん85ドル台前半まで落ちたあとに87ドル台まで盛り返し,その後はほとんど変動なく86ドル台で推移して86ドル台後半で週末を迎えました。金価格は1704ドル台で始まった後は,月曜日に1717ドル台,木曜日に1723ドル台のそれぞれピークをつけましたが,その後は急落して1690ドル台の安値を記録しました。その後は1700ドル台を越えるのがやっとの安値圏で推移して1696ドル台で週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:82.80円-81.50円
先週の変動:83.951円-82.107円(終値83.483円)
的中度:上限は約120PIPSのドル安方向の外し,下限は約60PIPSのドル安方向の外し
今週の予想:84.30円-82.80円
※総選挙が終わって安倍相場も一段落でギャップを空けて上昇した月曜日のシドニー市場が当面の高値。一方,下値は83円台が長く続くと思いますがもしかしたら少し割っても良いですね。今週の下値は82円台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は84円台前半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.3030ドル-1.2880ドル
先週の変動:1.31719ドル-1.28853ドル(終値1.31606ドル)
的中度:上限は約140PIPSのドル高方向の外し,下限は10PIPS以内のほぼ的中
今週の予想:1.3190ドル-1.3050ドル
※せっかく1.31ドル台後半まで上昇してもここからが材料難で上昇が阻まれていますので下値は1.32ドル台には達しないでしょう。一方,上値は再び1.30ドル台へ下落するにしても限定的だと思います。今週の下値は1.30ドル台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は1.31ドル台後半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9370フラン-0.9250フラン
先週の変動:0.93686フラン-0.91657フラン(終値0.91724フラン)
的中度:上限は10PIPS以下のほぼ的中,下限は約80PIPSのドル高方向の外し
今週の予想:0.9290フラン-0.9150フラン
※ユーロドルが高値圏から落ちていくのと反対でドルスイスは安値圏から上昇する展開なので月曜日のシドニー市場が当面の安値。一方,上値はショートから入った連中のことを考えると0.93フラン台に上がるのに抵抗があるでしょう。今週の下値は0.91フラン台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は0.92フラン台後半までの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
12月20日(木):日銀政策金利
12月21日(金):12月フィラデルフィア連銀景況指数 (AM0:00)
自民党圧勝で日銀の金融政策に対する風当たりも強まるばかりですが,ここで現行法上の日銀の独立性を発揮できる発表と記者会見になるのかどうか気になります。一方,12月フィラデルフィア連銀景況指数は悪いはずはないと思いますよ。来週はクリスマスと年末相場でもっと市場は閑散とするので,トレードもせいぜい今週までと思ったほうが良いでしょう。

米11月小売売上高は全体は予想以下だが,コアは予想通りでまあまあ

Retail Sales Rebound as Jobless Claims Decline in U.S.

11月の小売売上高は「自動車を除くコア」が前月比0.0%と予想の0.0%と同じで,全体も前月比0.3%と予想の0.5%を下回るもののプラスに転じました。サンディの影響は一時的であり,ネット商戦の好調さからするともっと良くても良いのですが…今回は高望みは止めておきます。

米11月小売売上高(自動車除くコア): 0.0% (予想:0.0%,前月:0.0%)
米11月小売売上高: 0.3% (予想:0.5%,前月:-0.3%)

Please wait for Cleveland Fed data update

直近の雇用統計が良かったのもあってさすがにホリデー・シーズン商戦の底堅さを現したと思います。これで当面の米国経済のリスクは「財政の崖」の政治交渉が上手くまとまるかどうかです。実は出来レースのような気もしますが,当面はトレードもお休みして年末の政治ショーを日米ともに楽しみましょう。

FOMC statement, December 12, 2012

FOMC statement

今回は出張のためまとめるのが遅くなりました。2012年10月24日以来,約49日ぶりのリリースでしたが,今回は政策金利は据え置きでしたが,来年以降米国債を毎月450億ドル購入する新たな計画が発表されました。また,失業率ターゲット政策に基づく現在の政策金利の継続なども決定されています。

1.景気回復については,"has continued to expand at a moderate pace in recent months"を継続中であるが,失業率が下がり雇用情勢も少し良くなってきたのでコンソリされている。とはいえ,サンディの影響で悪くなった幾つかの指標に対する言い訳も追加。(※1下線)
2.雇用情勢については,前回の"Growth in employment has been slow"から今回の"the unemployment rate has declined somewhat since the summer"に変化し,Payrollから失業率の記述に変更。(※2下線)
3.家計消費については,前回の"has advanced a bit more quickly"から今回の"has continued to advance, and the housing sector has shown further signs of improvement"に変化し,前回よりダメ押しの改善を示唆しているが,設備投資のほうは前回の"growth in business fixed investment has slowed"から変化はなく停滞感を継続。(※3下線)
4.インフレ要因については,前回の"Inflation recently picked up somewhat"から今回の"Inflation has been running somewhat below the Committee’s longer-run objective"に変化し長期目標水準より低めであるとの表現。後段はエネルギーコスト上昇について記述するも前回より一時的であることを強調。(※4下線)
5.景気の展望については,前回の"remains concerned that, without sufficient policy accommodation, economic growth might not be strong enough to generate sustained improvement in labor market conditions"から変更はない。(※5下線)
6.明らかな景況感の後退リスクは,前回の"strains in global financial markets continue to pose significant downside risks"から変化はなく,ユーロ圏の問題の継続を表現。(※6下線)
7.インフレ見通しについては,前回の"inflation over the medium term likely would run at or below its 2 percent objective"から変化なく,明示的にインフレ・ターゲット値を表現。(※7下線)
8.従来の緩和政策としては,前回の"the Committee will continue purchasing additional agency mortgage-backed securities at a pace of $40 billion per month"から変化なく継続中。(※8下線)
9.新たな緩和政策としては,今回は"The Committee also will purchase longer-term Treasury securities after its program to extend the average maturity of its holdings of Treasury securities is completed at the end of the year, initially at a pace of $45 billion per month"が追加され,長期国債の買い入れ開始を宣言。後段ではもう一度国債償還後の買い入れに言及。(※9下線以降)
10.前回とほぼ同じの"If the outlook for the labor market does not improve substantially, the Committee will continue its purchases of Treasury and agency mortgage-backed securities, and employ its other policy tools as appropriate, until such improvement is achieved in a context of price stability"の記述ではあるがABSだけでなく国債の部分が追加。(※10下線)
11.レートは今回も0.25%で据え置きで,前回の"exceptionally low levels"の表現は今回の"this exceptionally low range for the federal funds rate will be appropriate at least as long as the unemployment rate remains above 6-1/2 percent"に変化して,6.5%以上の失業率の間は現在の政策金利の継続を宣言。(※11下線)
12.上記の失業率ターゲット政策には,"no more than a half percentage point above the Committee’s 2 percent longer-run goal, and longer-term inflation expectations continue to be well anchored"というインフレ期待が2.5%以内であるという条件がついている。(※12下線)
13.これまでの日付ベースの緩和政策と今回の失業率ターゲットによる緩和政策の意図は変わらないという確認に加え,今後は労働市場の追加的測定値やインフレ圧力とインフレ期待の指標,金融情勢のその他の情報などの別の指標も緩和政策判断に使う可能性を示唆。(※13下線)
14.相変わらずラッカー総裁は追加緩和政策に反対し,緩和政策のいかなる条件提示にも不同意を表明。(※14下線)

For immediate release
Information received since the Federal Open Market Committee met in October suggests that ※1economic activity and employment have continued to expand at a moderate pace in recent months, apart from weather-related disruptions. ※2Although the unemployment rate has declined somewhat since the summer, it remains elevated. Household spending ※3has continued to advance, and the housing sector has shown further signs of improvement, but ※3growth in business fixed investment has slowed. ※4Inflation has been running somewhat below the Committee’s longer-run objective, apart from temporary variations that largely reflect fluctuations in energy prices. Longer-term inflation expectations have remained stable.

Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. The Committee ※5remains concerned that, without sufficient policy accommodation, economic growth might not be strong enough to generate sustained improvement in labor market conditions. Furthermore, ※6strains in global financial markets continue to pose significant downside risks to the economic outlook. The Committee also anticipates that ※7inflation over the medium term likely will run at or below its 2 percent objective.

To support a stronger economic recovery and to help ensure that inflation, over time, is at the rate most consistent with its dual mandate, ※8the Committee will continue purchasing additional agency mortgage-backed securities at a pace of $40 billion per month. ※9The Committee also will purchase longer-term Treasury securities after its program to extend the average maturity of its holdings of Treasury securities is completed at the end of the year, initially at a pace of $45 billion per month. The Committee is maintaining its existing policy of reinvesting principal payments from its holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities and, ※9in January, will resume rolling over maturing Treasury securities at auction. Taken together, these actions should maintain downward pressure on longer-term interest rates, support mortgage markets, and help to make broader financial conditions more accommodative.

The Committee will closely monitor incoming information on economic and financial developments in coming months. ※10If the outlook for the labor market does not improve substantially, the Committee will continue its purchases of Treasury and agency mortgage-backed securities, and employ its other policy tools as appropriate, until such improvement is achieved in a context of price stability. In determining the size, pace, and composition of its asset purchases, the Committee will, as always, take appropriate account of the likely efficacy and costs of such purchases.

To support continued progress toward maximum employment and price stability, the Committee expects that a highly accommodative stance of monetary policy will remain appropriate for a considerable time after the asset purchase program ends and the economic recovery strengthens. In particular, the Committee decided to keep the target range for ※11the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and currently anticipates that ※11this exceptionally low range for the federal funds rate will be appropriate at least as long as the unemployment rate remains above 6-1/2 percent, inflation between one and two years ahead is projected to be ※12no more than a half percentage point above the Committee’s 2 percent longer-run goal, and longer-term inflation expectations continue to be well anchored. ※13The Committee views these thresholds as consistent with its earlier date-based guidance. In determining how long to maintain a highly accommodative stance of monetary policy, the Committee will also consider other information, including additional measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial developments. When the Committee decides to begin to remove policy accommodation, it will take a balanced approach consistent with its longer-run goals of maximum employment and inflation of 2 percent.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; Elizabeth A. Duke; Dennis P. Lockhart; Sandra Pianalto; Jerome H. Powell; Sarah Bloom Raskin; Jeremy C. Stein; Daniel K. Tarullo; John C. Williams; and Janet L. Yellen. Voting against the action was ※14Jeffrey M. Lacker, who opposed the asset purchase program and the characterization of the conditions under which an exceptionally low range for the federal funds rate will be appropriate.

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/12/10の週】

【先週の概況】
先週はECBの政策金利は据え置かれましたが,米国雇用統計が良かったので全般的にドルが強かったです。ユーロドルは1.31ドルを越えてからの勢いがなく週後半に反落し,ドル円は82円台後半まで上昇してからは82円台を振動しています。ドルスイスも0.92フラン台前半で下落が止まり反転し始めました。(WTI)原油価格は88ドル台で始まり,週明けに90ドル台まで上昇したものの直ぐに下落して88ドル台に復帰しました。その後は木曜日に急落して85ドル台に突入してから,金曜日に86ドル台までの間で振動して86ドル直下で週末を迎えました。金価格は1714ドル台で始まった後は月曜日に一時1721ドル台まで上昇しました。その後はじわじわと下げ始め1685ドル台と1708ドル台の間で振動しながら1704ドル台で週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:なし
先週の変動:82.818円-81.710円(終値82.463円)
的中度:該当せず
今週の予想:82.80円-81.50円
※選挙がらみのアナウンスメント効果でのドル円の82円台突入も後半になると息切れする相場が続いていますので今週もそれを継続します。下値のサポートも81円台では堅調といえるので安定した相場と言えるでしょう。今週の下値は81円台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は82円台後半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:なし
先週の変動:1.31257ドル-1.28762ドル(終値1.29248ドル)
的中度:該当せず
今週の予想:1.3030ドル-1.2880ドル
※イタリアのモンティ首相の辞任のニュースなどでギャップを開けて始まったので,下値は1.28ドル台後半を底とすると思います。一方,上値は再び1.30ドル台へのチャレンジを達成して力尽きると思います。今週の下値は1.28ドル台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は1.30ドル台前半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:なし
先週の変動:0.93812フラン-0.92400フラン(終値0.93397フラン)
的中度:該当せず
今週の予想:0.9370フラン-0.9250フラン
※高値圏で始まった後は0.93フラン台に長くとどまる展開を想定していますが,下値は0.92フラン台への突入は避けられないでしょう。一方,上値が0.94フラン台まで上がるトレンドではありません。今週の下値は0.92フラン台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は0.93フラン台後半までの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
12月13日(木):FOMC
12月13日(木):米11月小売売上高
12月14日(金):米11月消費者物価指数(CPI)
先週の雇用統計が良かったためにFRBは景気の先行きに多少は強気なはず。13日の木曜日のFOMCのステートメントにそれがどう現れるか。同じ木曜日の11月小売売上高は,例年より調子の良いネット販売がどれほど貢献していくのか。14日の金曜日のCPIは前年比で2%の上昇程度でしょうが,インフレ目標を達成しているというよりは景気回復局面での物価の「下方硬直性」ですよね。

11月失業率は前月から0.2%低下し,NFPも予想を上回り安心して年を越せそう

Payrolls in U.S. Increase More-Than-Forecast 146,000

11月非農業部門雇用者数: 146K (予想:85K,前回:171K,前回改定:138K)
11月失業率: 7.7% (予想:7.9%,前回:7.9%)

Wait for ClevelandFed updates

11月の失業率は10月から0.2%低下して7.7%になり,NFPはサンディの影響を見込んだ予想の85Kを大きく上回る146Kの増加になりました。一方で10月のNFPは171Kから138Kに下方修正されています。前月の下方修正の分は今月の増加のゲタにもなっていますので実質113Kの増加と見ることもできますが,米国景気の底堅い一面を改めて認識させられたことは確かです。もちろん,この時期の雇用増加はクリスマス・シーズンに向かってのサービス業の一時雇用によるところも大きく年明け以降の反動につながる可能性も否めません。まずは安心して年を超すこととしましょう。

製造業: -7000人 (前回:1万0000人) ※ここが未だにプラスマイナスで振動中
建設業: -2万0000人 (前回:1万5000人) ※確実にサンディの影響による減少
金融業: 1000人 (前回:5000人) ※今はプラスだがCitiのリストラの影響はこれから
リテール部門: 5万2600人 (前回:5万900人) ※季節要因の一時雇用は多い
民間部門: 14万7000人 (前回:18万9000人) ※建設業の減少分からするとやや予想外
政府部門: -1000人 (前回:-5万1000人) ※まだ下げ止まらないか?

今月は,建設業部門の減少が顕著でした。また,リテール部門は前月に続いて一時雇用により増加が顕著です。プロフェッショナルサービス部門の安定した増加は,本当に米国労働市場の労働形態の変化を表していると思います。

今週はISM製造業景気指数は悪かったのですが雇用統計が良くて,ユーロドルは一時1.28ドル台まで下落しました。ドル円は82円台後半まで吹き上がりましたが直後に強烈な売り戻しで元の水準に戻してしまいました。ユーロドルはともかくこの時期のドル円の市場の薄さを表していますね。こういう相場では普通は値幅の取れるブレイクアウトでも意外に戻すことがありますのでご注意ください。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…景気予想が悪いにも関わらず金利の据え置きはドラギ総裁の粘りか

ECB Keeps Benchmark Rate at 0.75% as Yields Decline

12月6日にECBは政策金利を0.75%のまま5回連続で据え置きました。今回のステートメントではユーロ圏成長率とインフレ率の予想を大きく引き下げました。記者会見では個別の国の経済について回答するのを拒否しスペインやイタリアの経済への憶測が起きるのを避けました。また,政策委員の過半数が利下げを支持したのにも関わらず金利を据え置いたのは,今後の利下げの余地を残すためだけでなく弱気な景気予想と利下げの相乗効果で市場が過剰に反応するのを避けたのでしょう。



この会見を受けてユーロドルは1.30ドル台半ばから1.29ドル台半ばまで急落しました。ドラギ総裁は政策的には時間稼ぎができたものの,為替市場は年越しまで待つことなく先読みすることがありますので,特にユーロ安の方向には今後も予断を許さない展開が見られそうです。

***

なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

11月ISM製造業景気指数は予想を下回りまた50以下に転落

U.S. Manufacturing Unexpectedly Shrank as Orders Slowed

11月ISM製造業景気指数: 49.5 (予測:51.4,前月:51.7)



11月のISM製造業景気指数は10月の51.7から2.2ポイント減の49.5に低下し,事前予想の51.4にも1.9ポイントも足りませんでした。50以上は2か月で終了して,これもサンディの影響かと首を傾げている状況です。

内訳では,新規受注指数(New Orders)が前月から3.9ポイント減で総合指数への影響が大きかったです。製造指数(Production)は1.3ポイント増で53.7にまで上昇しました。雇用指数(Employment)は3.7ポイント減でとうとう50を割ってしまいました。入荷遅延(Supplier Deliveries)は0.7ポイント増ですが特に大きな変化とは言えません。

在庫指数(Inventories)は5.0ポイント減で,顧客在庫指数(Customers' Inventories)も同じく大幅に6.5ポイント減です。受注残指数(Backlog of Orders)は0.5ポイント減でしたので当面の受注で在庫がさばけたあとは需要が緩んでいると言えるでしょう。価格指数(Prices)は先月から2.5ポイント減でずっと安定傾向にあります。

輸出指数(Exports)は1.0ポイント減で,輸入指数(Imports)は0.5ポイント増となりました。輸出入の大幅な変化は望まれず12月以降の個人消費に注目していきます。

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