EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/11/26の週】

【先週の概況】
先週は日銀の白川総裁ははっきりと金融政策の限界について言及していますが,「安倍ノミクス」への市場の思惑で82円台後半までさらに円安が進みました。一方でユーロ圏財務相会合によるギリシャ支援協議への期待が膨らみ,ユーロは対ドルで一時1.29ドル台後半まで上昇しました。ドルスイスは基準点近くの0.92フラン台半ばあたりまで下落してフランの強さを見せつけました。(WTI)原油価格は86ドル台で始まり月曜日に89ドル台まで上昇した後は火曜日に86ドル台まで反落しました。そこから金曜日までは87ドル台後半までが限界でしたが,金曜日に88ドル台に乗せて結局88ドル台前半で週末を迎えました。金価格は1713ドル台で始まった後は月曜日に1735ドル台まで上昇しましたが,その後は金曜日までは1736ドルの壁は破れずに1721ドル台との間を振動しました。金曜日引け近くになって1754ドルまで上昇し結局1752ドル台で週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:81.70円-80.50円
先週の変動:82.825円-81.077円(終値82.359円)
的中度:上限は約110PIPSのドル安方向の外し,下限は約60PIPSのドル安方向の外し
今週の予想:82.70円-81.10円
※「安倍ノミクス」+ドルレパトリ+休暇シーズンの流動性の無さで思ったより円安に振れましたが,今週はいったん市場の期待も薄れて,上値は82円台で止まるでしょう。一方で下限は意外と81円を越えてからのサポートが良いので80円台までは行かないかも知れません。今週の下値は81円台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は82円台後半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.2880ドル-1.2750ドル
先週の変動:1.29895ドル-1.27357ドル(終値1.29726ドル)
的中度:上限は約110PIPSのドル高方向の外し,下限は約10PIPSのドル安方向の誤差
今週の予想:1.3070ドル-1.2920ドル
※ユーロ高が進んだとはいえ,さすがに1.30ドルは心理的に大きな壁となり直下で跳ね返される展開でした。今週は時間の問題なので1.30ドル台後半までは上昇しそうですがそこからが問題です。一方で下限は1.29ドル台での積極的な買い上がりに注目します。今週の下値は1.29ドル台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は1.30ドル台後半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9490フラン-0.9330フラン
先週の変動:0.94571フラン-0.92646フラン(終値0.92745フラン)
的中度:上限は約30PIPSのドル高方向の誤差,下限は約70PIPSのドル高方向の外し
今週の予想:0.9350フラン-0.9190フラン
※先週からの動きで下値は0.91フラン台への下落はあり得ると考えています。一方で上限は頑張っても0.93フラン台までの上昇が達成できればよしとします。今週の下値は0.91フラン台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.93フラン台半ばまでの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
11月26日(月):ユーロ圏財務相会合によるギリシャ支援延長協議
感謝祭も終わりブラック・フライデーとサイバー・マンデーを迎えると米国の個人消費・小売売上高が気になりますが,為替市場も流動性がなくなってきているのでもう休むべき相場でしょう。もちろん経済指標などの定点観測は続けるのですが,クロス円およびドル円の為替レートは選挙までの思惑でどんな急展開が待っているかわかりません。ポジションを取る場合は,必ずロスカットレベルを設定して安心して休暇を取れるようにしておきましょう。

2012年10月YTDヘッジファンド成績

11月の最終週ですので,2012年10月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。



図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。10月は全体に収益が下がり特にテクノロジーセクターファンドが損失を計上しています。最も成績の良いファイナンスセクターファンドでも1.74%程度の収益に過ぎず,2位がロングオンリー戦略ファンド,3位がエマージング市場ファンド,4位がロング&ショート戦略ファンド,5位がオプション戦略ファンドの順となっています。収益ゼロのモーゲージ組成ファンドは今月はまだレポートがないためにゼロ勘定です。またレギュレーションD限定ファンドもレポートがないためにゼロ勘定です。5位以下がすべて今週はマイナスになってしまい相場としては荒れた月間となりました。

次が,全セクターの10月までのYTDパフォーマンスの図2です。



13.71%:ファイナンスセクターファンド
13.46%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
12.90%:ヘルスケアセクターファンド
12.05%:バリュー投資ファンド
11.20%:ロングオンリー戦略ファンド

10.06%:ディストレスドファンド
9.96%:仕組み債非裁定ファンド
8.84%:エマージング市場ファンド
7.46%:仕組み債裁定ファンド
6.06%:転換社債裁定ファンド
6.06%:オプション戦略ファンド
6.02%:ロング&ショート戦略ファンド
5.17%:イベント主導型ファンド
4.80%:スペシャル・シチュエーションファンド
4.53%:統計的裁定ファンド
3.63%:マルチ戦略ファンド
2.76%:テクノロジーセクターファンド
2.69%:マーケットニュートラルファンド
1.77%:マクロファンド
1.45%:企業合併裁定ファンド
0.17%:エネルギーセクターファンド
0.00%:資産賃貸ファンド
0.00%:モーゲージ組成ファンド
-3.16%:CTA商品先物ファンド
-11.75%:ショートバイアスファンド

=====================
報告なし:レギュレーションD限定ファンド

10月までのYTDの成績ではファイナンスセクターファンドが1位を奪回し,スモール・マイクロ企業限定ファンドが2位に食い込みました。ヘルスケアセクターファンドは3位に下落し,4位はバリュー投資ファンド,5位はロングオンリー戦略ファンドとなっています。なお8月・9月の報告と同じでレギュレーションD限定ファンドのYTDパフォーマンスの報告がありません。成績の悪い方では,ダントツの最下位のショートバイアスファンドに加え,金相場の急落や為替のユーロ安の影響を受けたはずのCTA商品先物ファンドがマイナスに転落です。しかし,今年の相場はバリュー投資ファンドとスモール・マイクロ企業限定ファンドとロングオンリー戦略ファンドがそろって上位を占めているので,ちゃんと選別した小型株を安値で拾っていけば収益が上げられる相場だったというのは先月の感想と同じですね。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/11/19の週】

【先週の概況】
先週は野田首相の衆議院解散発言に始まり,「次期首相候補」安倍総裁のインフレターゲット論・日銀国債買い受け構想が市場に大きくインパクトを与え円安が進みました。ユーロドルは円安による巻き戻しの影響で1.26ドル台後半から反発して1.28ドル台までユーロ高になり,ドル円は予想を大きく越える81円台半ばまで円安になりました。ドルスイスはユーロドルの裏返しで0.94フランジャスト付近までフラン高の動きでした。(WTI)原油価格は86ドル台で始まり月曜日と水曜日に84ドル台まで下落する一方,上値はほぼ87ドル台前半までの反発に留まり,結局86ドル台後半で週末を迎えました。金価格は1731ドル台で始まった後は月曜日に1738ドル台まで上昇しましたが,その後は一進一退の後に木曜日に急落して1707ドル台まで下落しました。その後は再び反発する力はなく1717ドル台までしか戻せずに結局1714ドル台で週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:80.10円-78.80円
先週の変動:81.450円-79.201円(終値81.302円)
的中度:上限は約140PIPSのドル安方向の外し,下限は約40PIPSのドル安方向の誤差
今週の予想:81.70円-80.50円
※そろそろ「安倍ノミクス」にも経済界や現与党からの反発が強まり相場に82円越えまでの円安の勢いはないと思います。一方で下限は80円台を越えてからは良いサポートを得ていますので79円台には下落しないと考えます。今週の下値は80円台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は81円台後半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.2770ドル-1.2590ドル
先週の変動:1.28010ドル-1.26607ドル(終値1.27404ドル)
的中度:上限は約30PIPSのドル高方向の誤差,下限は約70PIPSのドル高方向の外し
今週の予想:1.2880ドル-1.2750ドル
※円安の動きとは別にユーロドルはサンディの影響を受けた米国経済指標の低調さに過敏になっています。1.28ドル台後半までは楽に上昇しそうですがそこからが問題です。一方で下限は1.27ドル台での広範なサポートに注目します。今週の下値は1.27ドル台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は1.28ドル台後半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9580フラン-0.9410フラン
先週の変動:0.95113フラン-0.94022フラン(終値0.94522フラン)
的中度:上限は約70PIPSのドル高方向の外し,下限は約10PIPS以内のほぼ的中
今週の予想:0.9490フラン-0.9330フラン
※先週からの動きで下値は0.93フラン台のどこかでサポートされると思いますがまだコツンとは来ていません。一方で上限は戻すとしても0.95フランの壁は今週は難しいと考えています。今週の下値は0.93フラン台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.94フラン台後半までの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
11月20日(火):日銀金融政策決定会合
11月20日(火):ユーロ圏財務相会合によるギリシャ支援再協議
今週は感謝祭の週でもあり,為替市場を除くと週前半が勝負となります。日銀金融政策決定会合の記者会見では,日銀の独立性を脅かしかねない「安倍ノミクス」政策に白川総裁がどのように言及するのかが大変興味深いですね。徐々に市場の厚みも減っており,市場の過剰反応によるさらなる円安の動きには注意しましょう。それと同時に,ユーロ圏のイベントによるユーロへのダメージが一層のドル高につながる可能性にも配慮が必要です。

11月のフィラデルフィア連銀景況指数は再びマイナス圏,サンディの影響が響く

Philadelphia Fed Manufacturing Index Falls to -10.7 From 5.7

11月フィラデルフィア連銀景況指数: -10.7 (予想:2.0,前月:5.7)

11月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の5.7から-10.7のマイナス圏へ逆戻りしました。せっかく先月にプラスになったのですがサンディの影響で当該連銀管轄地域での経済情勢が落ち込んだというのは十分に理解できます。とはいえ,先行指数については先月の21.6から20.0への変化でほとんど影響を受けていないのも事実です。来月に期待しましょう。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: -4.6 (前月:-0.6) ->中立レベルからマイナスが拡大
出荷指数: -6.7 (前月:-0.2) -> 中立レベルからマイナスが拡大
在庫指数: -12.5 (前月:2.1) -> プラスから大幅マイナスへ
雇用指数: -6.8 (前月:-10.7) -> 若干マイナスを縮小

というように,比較的影響を受けていない雇用指数に対して,新規受注・出荷指数・在庫指数とも悪化しました。先行指数においては新規受注・出荷指数がプラスを拡大しているようなので今回の指標が特別なものであることは確かです。そして,今回用意された特別なアンケートではサンディの影響でどれくらい限定操業または事業所閉鎖になりましたかというものです。

Q1:サンディの影響でどれくらい限定操業または事業所閉鎖になりましたか?
0日:  限定操業:13.4%,事業所閉鎖:25.4%
1日:  限定操業:17.9%,事業所閉鎖:35.8%
2日:  限定操業:37.3%,事業所閉鎖:31.3%
3日:  限定操業:23.9%,事業所閉鎖:6.0%
4日以上:限定操業:7.5%,事業所閉鎖:1.5%

と答えています。今回の質問は,3/4以上の企業が少なくとも1日以上事業所閉鎖に追い込まれたので当該管轄地域の製造業の生産性には大きな影響があったといえるでしょう。しかし,全米規模ではこのサンディの悪影響は幾分薄まることも確かですので,それほど悲観する必要はないと思います。

米10月小売売上高はコアも全体も予想以下で,サンディの影響大

Retail Sales in U.S. Decrease for First Time in 4 Months

10月の小売売上高は「自動車を除くコア」が前月比0.0%と予想の0.2%を下回り,全体も前月比-0.3%と予想の-0.2%を下回りました。コアも全体も前月の改定が上方修正されたのですが,年末商戦に向けての展望としてはさすがにマイナスの売上高はきついですね。サンディが来て本来消費されるべき消費がなされなかったということにしておきましょう。

米10月小売売上高(自動車除くコア): 0.0% (予想:0.2%,前月:1.1%,前月改定:1.2%)
米10月小売売上高: -0.3% (予想:-0.2%,前月:1.1%,前月改定:1.3%)

Please wait for Cleveland Fed data update

このところ全般的に良かった米国経済指標の中ではやや意外感のある今回の指標ですが,もしかしたら11月に挽回するかも知れませんので今から悲観するのは止めておきます。上図のようにアニュアルベースで見てプラスなんだからいいんじゃない?

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/11/12の週】

【先週の概況】
先週はオバマ大統領の再選が決まりましたが,NJ/NYではまだサンディによる停電・水害から完全に復帰していないところもあり大変な週でした。それにしてもキャスティングボードを握っていなくてもフロリダ州の開票は遅れますね。ユーロドルは3週連続陰線で1.26ドル台後半までドルが強くなりましたが,9月の経常収支赤字の報道で円安になるかと思えばそうではなくドル円は80円台を維持できずに79円台前半まで続落しました。ドルスイスはユーロドルの裏返し3週連続陽線で0.95フラン直下まで上値を上げてきました。(WTI)原油価格は84ドル台で始まり,火曜日に89ドル台まで上昇してからオバマ再選で増税懸念で経済の先行きが嫌気されて84ドル台と85ドル台を断続的に推移し,木曜日から金曜日にかけて86ドル台まで戻して週末を迎えました。金価格は1678ドル台で始まった後は水曜日までには1731ドル台まで爆上げ,いったん1704ドル台まで下落する戻しがあったものの,その後は1720ドル台を最低でも維持して金曜日に1735ドル台まで再上昇しました。その後は1738ドル台の週の高値をつけた後1731ドル台で落ち着いて週末を迎えました。先週までに下落の半値とは言いませんが50ドル以上も戻したのは予想外でした。



【ドル円】
先週の予想:80.90円-79.80円
先週の変動:80.552円-79.067円(終値79.444円)
的中度:上限は約30PIPSのドル高方向の誤差,下限は約70PIPSのドル高方向の外し
今週の予想:80.10円-78.80円
※いったん80円を割ったあとは79円台での逡巡が長引きそうです。上限については80円台をなんとか越えることがある程度,一方で下限は79円台を一時的に割ってもおかしくないだろうと思います。今週の下値は78円台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は80円台前半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.2930ドル-1.2750ドル
先週の変動:1.28754ドル-1.26893ドル(終値1.27118ドル)
的中度:上限は約50PIPSのドル安方向の外し,下限は約60PIPSのドル安方向の外し
今週の予想:1.2770ドル-1.2590ドル
※再びユーロ圏に焦点が移りましたから今週はドルが更に強くなり,1.26ドル台割れも十分に想定されます。一方で短期的に戻しても1.28ドル台は相当遠く感じます。今週の下値は1.25ドル台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は1.27ドル台後半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9470フラン-0.9320フラン
先週の変動:0.94978フラン-0.93800フラン(終値0.94846フラン)
的中度:上限は約30PIPSのドル安方向の誤差,下限は約60PIPSのドル安方向の外し
今週の予想:0.9580フラン-0.9410フラン
※先週の動きから下値は0.94フラン台はしっかりキープするでしょう。一方で越えられなかった0.95フランの壁は簡単に突破され0.96フランに肉薄する上昇を期待します。今週の下値は0.94フラン台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.95フラン台後半までの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
11月14日(水):米10月小売売上高
11月15日(木):米10月消費者物価指数(CPI)
11月15日(木):11月フィラデルフィア連銀景況指数
結局,欧州のギリシャ債務関係は2年先送りとか言っているので,基本的には米国の「財政の崖」問題とユーロ圏の年末にかけてのドル需給逼迫とかの年中行事で相場は動くんじゃないのかな。純粋な経済指標で動く部分は軽微でしょう。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…国債購入プログラム(OMT)への期待感盛り上げに成功

ECB Holds Rates as Economy Worsens, Spain Resists Aid Request

11月8日にECBは政策金利を0.75%のまま4回連続で据え置きました。インフレリスクは「非常に低い」と発言して利下げが議題に上ったとの観測を牽制すると共に,債務危機がユーロ圏随一の経済大国ドイツにも打撃を与え始めているとの認識を示しました。国債購入プログラム(OMT=アウトライト・マネタリー・トランザクション)については,引き続きスペイン側に主導権があることに言及して,実質特別な金融政策の変化なしに今回の記者会見を乗り切ったのは見事です。



この会見を受けてユーロドルは1.27ドル台後半から前半までわずかに動きました。ドラギ総裁がスペインの決定を待ちながら時間稼ぎをしているのは明らかですので為替市場も大きく動くことはありませんでした。

***

なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/11/05の週】

【先週の概況】
先週はハリケーン・サンディの水害等の影響でNYSEが2営業日クローズされるという稀な週となりましたが,ISM製造業景気指数も米雇用統計も悪くはなかったのでドルにとっては追い風の週ではありました。ユーロドルは1.28ドル台前半までドルが強くなり,ドル円も80円台をしっかりと越えるドルの強さが見られました。ドルスイスも0.94フラン台前半まで上値を上げてきました。(WTI)原油価格は86ドル台で始まり,月曜日に84ドル台まで下落したあと元に戻したのは水曜日以降でなんとか87ドル台までは上昇できました。その後はほぼ86ドル台と87ドル台の間で推移し,金曜日にドルの強さが確認されると急落して84ドル台で週末を迎えました。金価格は1711ドル台で始まった後は水曜日までは1718ドル台から1705ドル台までのほぼレンジ相場が続き,その後上放れして木曜日に1726ドル台まで上昇しました。しかし,金曜日はジワジワと1705ドル台あたりまで下落したあとドルの強さに合わせて原油と同じように急落し,最終的には1677ドルまで落ちて週末を迎えました。10月初めに1796ドル台をつけた後からすると120ドルも下がっているとは驚異の下落と思います。



【ドル円】
先週の予想:80.70円-79.30円
先週の変動:80.664円-79.268円(終値80.452円)
的中度:上限は10PIPS以内のほぼ的中,下限も10PIPS以内のほぼ的中
今週の予想:80.90円-79.80円
※ドル円には申し訳ないけど81円台までには相当防戦売りがあるでしょうから,上限については81円台到達は厳しいと思います。一方で下限は79円台に落ちても直ぐに十分なサポートが得られると思います。今週の下値は79円台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は80円台後半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.3010ドル-1.2850ドル
先週の変動:1.30199ドル-1.28206ドル(終値1.28348ドル)
的中度:上限は10PIPS以内のほぼ的中,下限は約30PIPSのドル安方向の誤差
今週の予想:1.2930ドル-1.2750ドル
※今週はドルが更に強くなり,1.28ドル台割れは想定しておいたほうが良いでしょう。あや戻しの上限は今週は1.30ドルには達しないので1.29ドル台では早々と失速するでしょう。今週の下値は1.27ドル台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は1.29ドル台前半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9450フラン-0.9300フラン
先週の変動:0.94134フラン-0.92754フラン(終値0.93969フラン)
的中度:上限は約40PIPSのドル高方向の誤差,下限は約20PIPSのドル高方向の誤差
今週の予想:0.9470フラン-0.9320フラン
※ドル高の流れの中で下限は少しづつ切り上がっており,0.93フラン台前半を目標にしたいと思います。一方で上限は0.94フラン台半ばあたりの壁を越えて後半まで上昇すれば良しとします。今週の下値は0.93フラン台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.94フラン台後半までの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
11月6日(火):2012米大統領選州代表選挙人投票
11月8日(木):BOE/ECB政策金利発表
米大統領選でオバマが勝ったら経済的には多少安心感が広がるでしょうから,ドルは上昇するでしょうか。今週のECB政策金利発表では,今回は記者会見でもあまり突っ込まれる要因がないので淡々と進むと思います。

10月失業率は前月から0.1%上昇も,NFPは予想を上回りドルとオバマを支援

Payroll Growth Shows U.S. Labor Market Healing Before Election

10月非農業部門雇用者数: 171K (予想:125K,前回:114K,前回改定:148K)
10月失業率: 7.9% (予想:7.9%,前回:7.8%)

Wait for ClevelandFed updates

10月の失業率はから9月から0.1%上昇して7.9%になりましたが,NFPは予想の125Kを大きく上回る171Kの増加になりました。さらに9月のNFPは114Kから148Kに上方修正されています。意外にも連続して前月数を上昇修正してこの増加ですのでなかなか強い雇用統計と言って良いかと思います。却って失業率が0.1%上昇したことが予想通り公表されていることもあり,米大統領選前の正々堂々とした雇用統計の発表は現職のオバマ大統領を支援すると思います。

製造業: 1万3000人 (前回:-1万4000人) ※振れ幅が大きいプラス転換
建設業: 1万7000人 (前回:2000人) ※1万人を越えたのは久しぶり
金融業: 4000人 (前回:1万4000人) ※連続月で雇用大幅増加はない模様
リテール部門: 3万6400人 (前回:2万7300人) ※前月の数値9400人は明らかな間違い
民間部門: 18万4000人 (前回:12万8000人) ※15万人を越えれば立派
政府部門: -1万3000人 (前回:2万0000人) ※今月はまた足を引っ張った

今月は,製造業部門の増加が顕著でした。また,リテール部門はなぜこれほどまでに前月の発表と違うかは不明です。物流・輸送部門は増加に陰りが出ていますが,プロフェッショナルサービス部門の大幅な増加ははサービス業全体の雇用増に大きく貢献しました。

今週はISM製造業景気指数が良かった上に雇用統計も上々でした。また,ハリケーン・サンディに対するオバマ大統領の対応も失策はなかったようです。直近の細かい経済指標やイベントで大統領が決まってしまうのは良いことではありませんが,まだ停電している区域は投票に行くのも面倒になるというマインドはありそうです。大勢が決していれば良いのですが投票率の低下も微妙な影響を与えるかも知れません。ユーロドルは1.28ドル台に下落し,ドル円は80円台で堂々と週末を迎えました。大統領はともかくドルロンガー(ユーロセラー)にはハッピーな週末です。

10月ISM製造業景気指数は予想以上で順調

Manufacturing in U.S. Expands at Faster Pace in October

10月ISM製造業景気指数: 51.7 (予測:51.0,前月:51.5)



10月のISM製造業景気指数は9月の51.5から0.2ポイント増の51.7に上昇し,事前予想の51.0にも0.7ポイント上回りました。2か月連続で50を突破し,秋口から復調した米景気の拡大を再確認している状況です。

内訳では,新規受注指数(New Orders)が前月から1.9ポイント増で確実な貢献をしました。製造指数(Production)も2.9ポイント増で50を越えることができました。雇用指数(Employment)は2.6ポイント減で37か月連続で50を上回ることはできていますが下がっているのは気になります。入荷遅延(Supplier Deliveries)は0.7ポイント減ですが大きな変化とは言えません。

在庫指数(Inventories)は0.5ポイント減で,顧客在庫指数(Customers' Inventories)は0.5ポイント減です。受注残指数(Backlog of Orders)は2.5ポイント減でさらに50への到達が遠のきました。価格指数(Prices)は先月から3.0ポイント減でやや落ち着いて来ました。

輸出指数(Exports)は0.5ポイント減で,輸入指数(Imports)は2.0ポイント減となりました。輸出入には全面的に頼りにくい世界経済ですから個人消費頼みなのは確かです。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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