EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

2012年9月YTDヘッジファンド成績

10月の最終週ですので,2012年9月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。



図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。6月/7月/8月/9月と4か月続いてほぼ月の収益をイーブンに保っているのは立派です。この時期に各ファンドがディフェンシブに戦っているのは参考になります。最も成績の良いヘルスケアセクターファンドでも3.39%程度の収益です。2位がロングオンリー戦略ファンド,3位がエマージング市場ファンド,4位がテクノロジーセクターファンド,5位がエネルギーセクターファンドの順となっています。収益ゼロのモーゲージ組成ファンドは今月はまだレポートがないためにゼロ勘定です。またレギュレーションD限定ファンドもレポートがないためにゼロ勘定です。この10種類のファンドについて言えば,オプション戦略ファンドが唯一-0.03%のマイナスの収益のファンドになっています。

次が,全セクターの9月までのYTDパフォーマンスの図2です。



13.72%:ヘルスケアセクターファンド
12.05%:バリュー投資ファンド
11.76%:ファイナンスセクターファンド
10.23%:ロングオンリー戦略ファンド
8.93%:ディストレスドファンド

8.88%:仕組み債非裁定ファンド
8.77%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
8.31%:エマージング市場ファンド
8.08%:テクノロジーセクターファンド
6.67%:仕組み債裁定ファンド
6.59%:資産賃貸ファンド
6.34%:オプション戦略ファンド
6.07%:転換社債裁定ファンド
5.57%:ロング&ショート戦略ファンド
5.13%:イベント主導型ファンド
4.25%:スペシャル・シチュエーションファンド
4.06%:統計的裁定ファンド
3.79%:マルチ戦略ファンド
2.48%:マクロファンド
2.47%:企業合併裁定ファンド
2.18%:マーケットニュートラルファンド
0.95%:エネルギーセクターファンド
0.00%:モーゲージ組成ファンド
-0.02%:CTA商品先物ファンド
-11.42%:ショートバイアスファンド

=====================
報告なし:レギュレーションD限定ファンド

9月までのYTDの成績ではヘルスケアセクターファンドが継続して1位を獲得しました。2位,3位にはバリュー投資ファンドとファイナンスセクターファンドが入り,4位はロングオンリー戦略ファンド,5位はディストレスドファンドとなっています。なお8月の報告と同じでレギュレーションD限定ファンドのYTDパフォーマンスの報告がありません。成績の悪い方では,ダントツの最下位のショートバイアスファンド以外はCTA商品先物ファンドしかマイナス収益ではなくそれすらほぼイーブンレベルですので,今年の相場はじっくり取り組めば思ったより手堅く収益を上げられる相場になったようです。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/10/29の週】

【先週の概況】
先週は米国景気の底堅さがFOMCの観測やGDP発表により確認され,ドル高,円安,ユーロ安の流れが強まりました。ユーロドルは1.28ドル台後半までドルが強くなり,ドル円も79円台をキープするドルの強さが見られました。ドルスイスも0.92フラン台半ばでしっかり支えられています。(WTI)原油価格は90ドル台で始まり,火曜日までにほとんど抵抗がなく85ドル台まで下落し,その後はいったん87ドル台までつけた後は86ドル台と84ドル台の間で細かく振動して金曜日には86ドル台まで戻して週末を迎えました。金価格は1722ドル台で始まった後は火曜日に一時1731ドル台まで上昇しました。その後は急落して1710ドル台あたりを中心に振動する展開になり一時1700ドル割れを確認しましたが,その後の上限は1718ドルまでしか伸びずに力尽き,金曜日に1710ドルまで戻して週末を迎えました。10月初めに1796ドル台をつけた後は4週連続で金は下落を続けており,秋口以降のドル高の基調と呼応しています。



【ドル円】
先週の予想:79.80円-78.50円
先週の変動:80.367円-79.206円(終値79.613円)
的中度:上限は約60PIPSのドル安方向の外し,下限は約70PIPSのドル安方向の外し
今週の予想:80.70円-79.30円
※始値と安値が余り変わらなかった先週の様子から下値の79円台はしっかりしているでしょう。上限については80円台の戻り売りが厳しい状況なので後半までしか伸びないでしょう。今週の下値は79円台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は80円台後半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.3150ドル-1.2970ドル
先週の変動:1.30825ドル-1.28818ドル(終値1.29375ドル)
的中度:上限は約70PIPSのドル安方向の外し,下限は約90PIPSのドル安方向の外し
今週の予想:1.3010ドル-1.2850ドル
※1.29ドル台前半で週末を迎えた感覚からは1.28ドル台を期待した動きは当然ですが,1.28ドル台では継続的なサポートを期待できそうです。一方,上値は再び1.30ドル台にチャレンジするとしても越えるのがやっとの展開だと考えます。今週の下値は1.28ドル台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は1.30ドル台前半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9350フラン-0.9180フラン
先週の変動:0.93853フラン-0.92481フラン(終値0.93420フラン)
的中度:上限は約40PIPSのドル安方向の誤差,下限は約70PIPSのドル安方向の外し
今週の予想:0.9450フラン-0.9300フラン
※再びドル高の流れが優勢なので下落は0.93フランジャストあたりまでで限定的だと考えます。一方,上値は0.94フラン台半ばまで上昇できればいったんは達成感を感じることができるでしょう。今週の下値は0.93フランジャストまでの下落でサポートされる予想で,上値は0.94フラン台半ばまでの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
10月30日(火):日銀政策金利
11月1日(木):10月ISM製造業景気指数
11月2日(金):10月米雇用統計
来週の米大統領選を控えてそれまでは米国経済指標に対する反応がドルに対する過度な期待になる可能性に注意が必要です。一方,ユーロ関連のイベントはしばらくなさそうなので,純粋に経済指標に対して反応する週となることは期待できます。

2012年第3四半期米GDPは予想を上回り…景気の底堅さを示す

Economy in U.S. Grows at 2% Rate, More Than Forecast

2012年3Q米実質GDP(前期比年率): 2.0% (予想:1.8%,前期:1.3%)
2012年3Q米個人消費(前期比年率): 2.0% (予想:2.1%,前期:1.5%)

第3四半期米GDPは前期比年率で予想を0.2%上回る2.0%の伸びでした。一方,個人消費のほうは予想を0.1%だけ下回る2.0%の伸びになりました。どちらも速報値ではありますが,共に2.0%を保ったのは意外な景気の底堅さを感じさせるものです。

Please wait for Cleveland Fed data update

上の図はGDPの変化に対する貢献率を示しているものですが,今回は個人消費と居住用不動産投資の貢献度が改善しています。また,GDPの伸びへの貢献度が前期より大きく増加しているのは政府支出です。これらにより設備投資や輸出および企業在庫によるGDPの貢献が落ち込んだ分がなんとかカバーできているようです。今週はFOMCやGDP速報値によってドルロング勢が優勢であったことは言うまでもありません。

FOMC statement, October 24, 2012

FOMC statement

今回は出張のためまとめるのが遅くなりました。2012年9月13日以来,約41日ぶりのリリースでしたが,今回は政策金利は据え置きのままで,景気が上向きな見解を示した以外は実質第3パラグラフ以降は変化がなく,静かな会合だったようです。

1.景気回復については,前回の"has continued to expand at a moderate pace in recent months"を継続して変化なし。(※1下線)
2.雇用情勢については,前回の"Growth in employment has been slow"を継続して変化なし。(※2下線)
3.家計消費については,前回の"has continued to advance"から今回の"has advanced a bit more quickly"に変化し,少しだけ家計消費の増加の加速感を表現しているが,設備投資のほうは前回の"growth in business fixed investment appears to have slowed"から今回の"growth in business fixed investment has slowed"に停滞感を確定。(※3下線)
4.インフレ要因については,前回の"Inflation has been subdued"から今回の"Inflation recently picked up somewhat"に変化して最近の上昇を表現。後段もエネルギーコストの上昇をそのまま表現。(※4下線)
5.景気の展望については,前回の"is concerned that, without further policy accommodation, economic growth might not be strong enough to generate sustained improvement in labor market conditions"から今回の"remains concerned that, without sufficient policy accommodation, economic growth might not be strong enough to generate sustained improvement in labor market conditions"に変化して「懸念がある」から「懸念が残っている」と上向き期待の様子。「さらなる(further)」から「十分な(sufficient)」への変化はさすがにもう追加緩和はしないことを表現。(※5下線)
6.明らかな景況感の後退リスクは,前回の"strains in global financial markets continue to pose significant downside risks"から変化はなく,ユーロ圏の問題の継続を表現。(※6下線)
7.インフレ見通しについては,前回の"inflation over the medium term likely would run at or below its 2 percent objective"を継続して変化なく,明示的にインフレ・ターゲット値を表現。(※7下線)
8.緩和政策としては前回の"the Committee agreed today to increase policy accommodation by purchasing additional agency mortgage-backed securities at a pace of $40 billion per month"から今回の"the Committee will continue purchasing additional agency mortgage-backed securities at a pace of $40 billion per month"に変化し,前回の追加緩和政策の「開始」が「継続」になった以外の違いはない。(※8下線)
9.以降の第3パラグラフには変化がない。(※9下線以降)
10.QE3が不発に終わった時のことを想定して"If the outlook for the labor market does not improve substantially, the Committee will continue its purchases of agency mortgage-backed securities, undertake additional asset purchases, and employ its other policy tools as appropriate until such improvement is achieved in a context of price stability"の記述は残し,第4パラグラフには全く変化がない。(※10下線)
11.レートは今回も0.25%で据え置きで,"exceptionally low levels"の表現や"at least through mid-2015"の明確な時間軸設定も前回と同じ(※11下線)
12.ブレないラッカー総裁が追加緩和政策に反対し,緩和政策の時間軸表現への不同意を表明。(※12下線)

For immediate release
Information received since the Federal Open Market Committee met in September suggests that economic activity ※1has continued to expand at a moderate pace in recent months. ※2Growth in employment has been slow, and the unemployment rate remains elevated. Household spending ※3has advanced a bit more quickly, but ※3growth in business fixed investment has slowed. The housing sector has shown some further signs of improvement, albeit from a depressed level. ※4Inflation recently picked up somewhat, reflecting higher energy prices. Longer-term inflation expectations have remained stable.

Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. The Committee ※5remains concerned that, without sufficient policy accommodation, economic growth might not be strong enough to generate sustained improvement in labor market conditions. Furthermore, ※6strains in global financial markets continue to pose significant downside risks to the economic outlook. The Committee also anticipates that ※7inflation over the medium term likely would run at or below its 2 percent objective.

To support a stronger economic recovery and to help ensure that inflation, over time, is at the rate most consistent with its dual mandate, ※8the Committee will continue purchasing additional agency mortgage-backed securities at a pace of $40 billion per month. ※9The Committee also will continue through the end of the year its program to extend the average maturity of its holdings of Treasury securities, and it is maintaining its existing policy of reinvesting principal payments from its holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities. These actions, which together will increase the Committee’s holdings of longer-term securities by about $85 billion each month through the end of the year, should put downward pressure on longer-term interest rates, support mortgage markets, and help to make broader financial conditions more accommodative.

The Committee will closely monitor incoming information on economic and financial developments in coming months. ※10If the outlook for the labor market does not improve substantially, the Committee will continue its purchases of agency mortgage-backed securities, undertake additional asset purchases, and employ its other policy tools as appropriate until such improvement is achieved in a context of price stability. In determining the size, pace, and composition of its asset purchases, the Committee will, as always, take appropriate account of the likely efficacy and costs of such purchases.

To support continued progress toward maximum employment and price stability, the Committee expects that a highly accommodative stance of monetary policy will remain appropriate for a considerable time after the economic recovery strengthens. In particular, the Committee also decided today to keep the target range for ※11the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and currently anticipates that ※11exceptionally low levels for the federal funds rate are likely to be warranted ※11at least through mid-2015.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; Elizabeth A. Duke; Dennis P. Lockhart; Sandra Pianalto; Jerome H. Powell; Sarah Bloom Raskin; Jeremy C. Stein; Daniel K. Tarullo; John C. Williams; and Janet L. Yellen. Voting against the action was ※12Jeffrey M. Lacker, who opposed additional asset purchases and disagreed with the description of the time period over which a highly accommodative stance of monetary policy will remain appropriate and exceptionally low levels for the federal funds rate are likely to be warranted.

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/10/22の週】

【先週の概況】
先週は米国経済への深刻感が遠のき,ユーロ圏に対してもECBの権限強化という流れがある中で,円高へのリスク逃避の流れが収まり始めました。しかし,ユーロドルは1.30ドルを越えてから150PIPS以上は上がらずに上値は限定的です。ドル円も79円台では急激な失速が見られ80円は遠いです。ドルスイスも0.93フラン台では勢いがなく0.94フランには届きません。(WTI)原油価格は91ドル台で始まり,週明けに89ドル台まで下落したものの直ぐに持ち直して91円ドルに復帰しました。その後は92ドル台と90ドル台の間で行き来していましたが,金曜日に93ドル台に達した後に急落して90ドル台で週末を迎えました。金価格は1754ドル台で始まった後は月曜日に一時1729ドル台まで下落しました。その後はじわじわと回復したものの一度も1754ドルを越えることができずに力尽き,金曜日に1740ドルを割ってからは急落して1717ドル台の安値を一瞬つけました。その後は少し戻して1722ドル台で週末を迎えました。金への逃避も一段落したと言ってよいでしょう。



【ドル円】
先週の予想:なし
先週の変動:79.453円-78.319円(終値79.284円)
的中度:該当せず
今週の予想:79.80円-78.50円
※4週間ぶりに79円台に到達して週末を79円台前半で迎えたのはドルにとっては良い傾向です。今週は少しだけ上方シフトを予想しますが,80円には達しないと考えますし,下値のサポートも78円台でしっかりしているでしょう。今週の下値は78円台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は79円台後半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:なし
先週の変動:1.31386ドル-1.28900ドル(終値1.30220ドル)
的中度:該当せず
今週の予想:1.3150ドル-1.2970ドル
※1.30ドル台で週末を迎えたので,今週の下値は1.29ドル台後半で早めにサポートされるでしょう。一方,上値は再び1.31ドル台にチャレンジするでしょうが1.31ドル台では再び失速すると考えます。今週の下値は1.29ドル台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は1.31ドル台半ばまでの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:なし
先週の変動:0.93707フラン-0.92134フラン(終値0.92785フラン)
的中度:該当せず
今週の予想:0.9350フラン-0.9180フラン
※週末を0.93フラン台で迎えられなかった弱気な相場としては,今週は一旦は0.91フラン台への突入もあり得ると考えています。また,0.93フラン台では大幅な上昇は現時点では望めないでしょう。今週の下値は0.91フラン台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.93フラン台半ばまでの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
10月25日(木):FOMC
10月26日(金):2012年3Q米国GDP(速報値)
10月26日(金):2012年3Q米国個人消費(速報値)
いくぶん米国経済指標が持ち直しているので,今週のFOMCは久々に大きな変化のない週になるでしょうか。念には念を入れつつも経済については過度に深刻にならずに楽観的な見通しを述べるでしょう。ここ元の金融政策を誤って大統領選挙に影響を与えれば,バーナンキ議長も再任はされないでしょうから必死のはずですね。

10月のフィラデルフィア連銀景況指数は久々にプラスに浮上,連続プラスが大切

Manufacturing in Philadelphia Area Grows More Than Forecast

10月フィラデルフィア連銀景況指数: 5.7 (予想:1.0,前月:-1.9)

10月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の-1.9からさらに5.7まで改善しました。秋以降が勝負だと先回言いましたが,一度くらいプラスになってもまた沈む場合がありますから安心はできません。一方先行指数については先月の41.2から21.6へ大幅に下がりました。新規受注と出荷の過剰な期待が剥離したようですが,企業担当者も現実を見始めているという控えめな見方にしておきましょう。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: -0.6 (前月:1.0) -> 少しだがまたマイナスに
出荷指数: -0.2 (前月:-21.2) -> 大幅マイナスから中立に復帰
在庫指数: 2.1 (前月:-21.7) -> 大幅マイナスから中立に復帰
雇用指数: -10.7 (前月:-7.3) -> 若干マイナスを拡大

というように,出荷指数・在庫指数は大幅に改善したのに雇用指数にはまだまだ改善が必要です。先行指数においても雇用指数が大幅ダウンしており年末以降に正規雇用の終了が計画されている可能性も考えておきましょう。そして,今回用意された特別なアンケートでは労働力に関する2つの質問がなされていました。

Q1:過去の1年間に貴社の労働力は減少・増加・横ばいのうちどれですか?
減少:   31.1%
横ばい:  32.4%
増加:   32.4%
無回答:  4.1%

Q2:過去の1年間に貴社の従業員の様々なカテゴリ(正規雇用・一時雇用)間での割合の変化はありましたか?
            
フルタイム正規雇用:  利用せず:0.0%,減少:26.0%,変化なし:54.8%,増加:19.2%
パートタイム正規雇用: 利用せず:33.8%,減少:5.6%,変化なし:50.7%,増加:9.9%
短期雇用:       利用せず:44.8%,減少:7.5%,変化なし:43.3%,増加:4.5%
待機雇用:       利用せず:59.1%,減少:1.5%,変化なし:36.4%,増加:3.0%
一時派遣雇用:     利用せず:34.8%,減少:10.1%,変化なし:27.6%,増加:27.5%
独立契約雇用:     利用せず:53.7%,減少:1.5%,変化なし:34.3%,増加:10.5%

と答えています。今回の質問は,雇用統計の検証という目的があったのかも知れませんが思ったより減少の割合と増加の割合が均衡している統計となりました。こういう回答結果では雇用統計がじわじわと改善するか・じわじわと悪化するかの方向性を掴みかねるのは言うまでもありません。

米9月小売売上高はコアも全体も予想以上で,前月も上方修正

Retail Sales Beating Forecasts Support U.S. Growth

9月の小売売上高は「自動車を除くコア」が前月比1.1%と予想の0.7%を上回り,全体も前月比1.1%と予想の0.8%を上回りました。今回は更にコアも全体も前月の改定が上方修正されたので,年末商戦に向けての良い助走となるといいですね。市場は非常にテクニカルな動きでドル円の79円台乗せとユーロドルの1.30ドル台乗せは蓋が閉められたように抵抗されています。

米9月小売売上高(自動車除くコア): 1.1% (予想:0.7%,前月:0.8%,前月改定:1.0%)
米9月小売売上高: 1.1% (予想:0.8%,前月:0.9%,前月改定:1.2%)

Please wait for Cleveland Fed data update

先月の雇用統計と合わせると夏の時期の景気の停滞は一時的だったのでしょうか。あるいは設備投資は今のところ控えめなので,個人消費の増加のほうが一時的なのでしょうか。10月以降の小売売上高は予想以上に期待されて外れる場合がかなり多いので,この指標は継続的にかつ慎重に見ていかないといけません。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/10/15の週】(本業事情に付き今週はお休みします)

本業の事情により今週の展望のエントリはお休みします。週足チャートだけはアップしておきます。

10月15日:米9月小売売上高(予想を上回り・前月も上方修正の模様)
10月18日:10月フィラデルフィア連銀景況指数

の予定がありますが,年末にかけて米国消費が一番拡大する時期が近づいています。経済指標には何かとポジティブ・サプライズがあると面白いですね。また,SBによるスプリントの買収やらIMF総会やら外乱は円高に歯止めがかかる一要因になりましたので,ドルのレパトリ要因にも注目したいですね。

【ドル円 -10/14】



【ユーロドル -10/14】



【ドルスイス -10/14】

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/10/08の週】

【先週の概況】
先週のユーロは2週陰線が続いた後に久々に続伸しました。ドル円で円安方向に動いたことからすると,上昇しているユーロがリスク指向の動きであり,ドルはユーロから見れば弱くなり円から見れば強くなるという中間の存在です。(WTI)原油価格は92ドル台で始まり,月曜日は小動きで週の高値を記録するも93ドル台までしか上昇せず,火曜日には急落しましたがそれでも87ドル台までしか下がらずにいつもの週ほど動きがありません。水曜日に92ドル直前まで戻しましたが一段の上昇の力強さがなく,金曜日までに89ドル台まで続落して週末を迎えました。金価格は1773ドル台で始まった後は月曜日にピークで一瞬1791ドル台に達したものの,後は水曜日までは1784ドル台までがせいぜいでした。木曜日以降は一段高で金曜日に1796ドル台の週の高値をつけ,その後は収束して急落し1781ドル台で週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:78.20円-77.00円
先週の変動:78.860円-77.782円(終値78.647円)
的中度:上限は約70PIPSのドル安方向の外し,下限は約80PIPSのドル安方向の外し
今週の予想:79.30円-77.90円
※この2,3週ウェッジ気味ですので下値サポートは先週の安値より上げて行きましょう。一方,上値は週末の終わり方から言って79円台突破を目標としましょう。今週の下値は78円直下までの下落でサポートされる予想で,上値は79円台前半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.2920ドル-1.2770ドル
先週の変動:1.30706ドル-1.28029ドル(終値1.30321ドル)
的中度:上限は約150PIPSのドル高方向の外し,下限は約30PIPSのドル高方向の誤差
今週の予想:1.3080ドル-1.2950ドル
※1.30ドルを越えて週末を迎えたのはそれなりに意味があり,今週の下値サポートは1.29ドル台を割ることはないでしょう。一方,上値は思ったより重く1.31ドルを突破するのに苦労するでしょう。今週の下値は1.29ドル台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は1.30ドル台後半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9500フラン-0.9350フラン
先週の変動:0.94369フラン-0.92745フラン(終値0.92895フラン)
的中度:上限は約60PIPSのドル高方向の外し,下限は約80PIPSのドル高方向の外し
今週の予想:0.9380フラン-0.9230フラン
※週末を安値圏で迎えたことからさらにドル安方向に向かうのは想定済みです。一方,0.94フラン台での失速は意外でしたので今週は少し弱気の上昇とします。今週の下値は0.92フラン台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.93フラン台後半までの上昇を予想します。

【今週の指標/イベント】
10月12日(金):米9月生産者物価指数(PPI)
10月12日(金):ミシガン大学消費者信頼感指数
10月9日(火)-14日(日):IMF・世界銀行年次総会@東京
今週は米経済統計より,スペイン政府の動向でしょう。早くECBの条件を満たして国債を買ってもらいなさい。また,IMF年次総会で特別なメッセージが出るでしょうか。

9月失業率は前月から0.3%低下も,NFPは予想を少し下回りドル支援にならず

U.S. Jobless Rate Declines to 7.8%; 114,000 Jobs Added

9月非農業部門雇用者数: 114K (予想:115K,前回:96K,前回改定:142K)
9月失業率: 7.8% (予想:8.2%,前回:8.1%)

Wait for ClevelandFed updates

9月の失業率はから8月から0.3%低下して7.8%になりましたが,NFPは予想の115Kを少し下回る114Kの増加にとどまりました。一方8月のNFPは96Kから142Kに大きく上方修正されています。8月は7月よりLabor Forceが400K近くも減りましたが今度はほぼ同じだけ増加している上での失業率の低下ですので雇用統計としては強いということになります。今回のNFPの数値などを見て米大統領選挙前の雇用統計の操作などを疑う人もいますが,おそらく意図的な数字の改ざんはないでしょう。ただし,7,8月の統計でずさんな集計を行う→9月で正しい再集計を行って上方修正とかはありそうですね。

製造業: -1万6000人 (前回:-2万2000人) ※製造業が雇用を引っ張れない象徴
建設業: 5000人 (前回:1000人) ※少しずつ人手不足を解消中の模様
金融業: 1万3000人 (前回:7000人) ※一連のリストラもほぼ終了か
リテール部門: 9400人 (前回:8300人) ※根強い需要も大幅増にはつながらず
民間部門: 10万4000人 (前回:9万7000人) ※前月以上の増加は立派
政府部門: 1万0000人 (前回:4万5000人) ※政府集計が実はプラスだったとは←集計疑惑

今月も,耐久消費財部門の減少が製造業のマイナスの主因です。また,リテール部門は低い増加ですが,物流・輸送部門や教育・ヘルスケア部門が8月から大きく改善しています。プロフェッショナルサービス部門は以前ほどは目立ちませんが増加傾向は毎月維持されています。

今週は米雇用統計が良かったにも関わらず,ECBの政策面での用紙周到ぶりが際立ちユーロが強く,ユーロドルは久々に1.30ドル台で週末を迎えました。

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