EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/09/10の週】

【先週の概況】
先週はECBのドラギ総裁は大胆な国債買い上げプログラムを発表した一方,米雇用統計は低調で相場もそれなりに動きました。ドル円は78円台でフルにスイングし,ユーロドルは1.25ドル台から1.28ドル台までダイナミックに動きました。ドルスイスは0.96フラン台をかすめた後は0.94フラン台前半まで下落しました。(WTI)原油価格は96ドル台で始まり,すぐに97ドル台前半までの上昇を記録したものの水曜日までには94ドル台前半まで反落し,その後は木曜日と金曜日に97ドル台後半と94ドル台前半の間でまた振動するという忙しい展開で週末を迎えました。金価格は1692ドル台で始まった後は水曜日までは1698ドル台と1685ドル台の間で安定したレンジ相場だったのですが,木曜日に1713ドル台まで上昇してから金曜日に1689ドル台まで下落したのはつかの間のことで,雇用統計後はドルの弱含みを背景に1740ドル台まで暴騰してから1735ドル台で落ち着いて週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:78.90円-77.80円
先週の変動:79.023円-78.007円(終値78.238円)
的中度:上限は約10PIPS以内のドル安方向の誤差,下限は約20PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:78.80円-77.50円
※先週と異なりドル主導の動きのために77円台突入を再び期待します。また79円台は同様に難しいと考えます。今週の下値は77円台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は78円台後半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.2650ドル-1.2480ドル
先週の変動:1.28163ドル-1.25009ドル(終値1.28152ドル)
的中度:上限は約170PIPSドル高方向の外し,下限は約20PIPSドル高方向の誤差
今週の予想:1.2920ドル-1.2750ドル
※週の大半は1.28ドル台で様子見が続くと思われますが1.27ドル台への再突入もありえます。FOMCへの反応次第では逆に1.29ドル台まで上昇する可能性もあるでしょう。今週の下値は1.27ドル台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は1.29ドル台前半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9620フラン-0.9450フラン
先週の変動:0.96068フラン-0.94306フラン(終値0.94370フラン)
的中度:上限は約10PIPSドル高方向の誤差,下限は約20PIPSドル高方向の誤差
今週の予想:0.9550フラン-0.9330フラン
※金価格が上がっていますので0.93フラン台への続落も自然な流れだと思われます。一方で戻りは0.96フラン台は無理だと考えます。今週の下値は0.93フラン台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.95フラン台半ばまでの上昇を予想します。

【今週の指標】
9月14日(金):FOMC政策金利発表
9月14日(金):8月米小売売上高
FOMCでの金利は据え置きのはずですが,追加緩和後のドル安の展開を予想します。これにより米国株式市場の株価の上昇は期待できますが,その後の小売売上高が良くなければ反落も覚悟しないといけません。また珍しいことですが,今週はFOMCが日本時間の金曜日(NY時間の木曜日)の日程になる(いつもはNY時間の水曜日とかが多い)ので,相場が一日長く様子見となることもありえますね。

8月失業率は前月から0.2%低下も,NFPは予想を大きく下回り追加緩和期待高まる

Miss in U.S. Payrolls Spurs Talk of New Fed Stimulus

8月非農業部門雇用者数: 96K (予想:130K,前回:163K,前回改定:141K)
8月失業率: 8.1% (予想:8.3%,前回:8.3%)

Wait for ClevelandFed updates

8月の失業率はから7月から0.2%低下して8.1%になりましたが,NFPは予想の130Kを大きく下回る96Kの増加にとどまりました。一方7月のNFPは163Kから141Kに下方修正されています。つまり前回の数字が下方修正されなかったとすると8月の増加は74Kに留まってしまうのです。前月からのLabor Forceが400K近くも減っているので失業率が減っているのも見かけ上のことになります。今回の低調なNFPで次回のFOMCにおける追加緩和期待は大いに高まりました。サプライズのほうが効果は高いのですが催促相場になると金融政策も難しい段階に入りました。

製造業: -1万5000人 (前回:2万3000人) ※夏にレイオフがたくさんあったか
建設業: 1000人 (前回:+-0人) ※一部では人手不足と言われているのに
金融業: 7000人 (前回:-2000人) ※このセクターもほんの少しのプラスが定番
リテール部門: 6100人 (前回:-1800人) ※大きくは増加しない不安定さがあり
民間部門: 10万3000人 (前回:16万2000人) ※教育・ヘルスケア部門だけでは無理
政府部門: -9000人 (前回:-9000人) ※マイナス継続は地方財政債務削減のせい

今月は,耐久消費財部門が大きく減少し製造業がマイナスになってしまいました。また,リテール部門が不安定な雇用を続けているだけでなく,他のサービスセクターもあまり芳しくありません。物流・輸送部門やプロフェッショナルサービス部門の増加は前月から半減しています。教育・ヘルスケア部門の増加も前月を維持できませんでした。

今週はこの低調な米雇用統計により,ユーロドルは久々に1.28ドル台に上昇しています。

ECBは政策金利を0.75%で据え置き…無制限の国債購入プログラムにも合意…

ECB Holds Rates as Draghi Stakes Credibility on Bond-Buys

9月6日にECBは政策金利を0.75%のまま据え置きました。今回は無制限の国債購入プログラムに合意し,国債市場のひどいゆがみの是正をこのプログラムによって行うと説明しました。欧州金融安定ファシリティー(EFSF)および欧州安定化メカニズム(ESM)などと大層な金融政策のネーミングをするだけでなく,ECB自体への各国銀行への監督権限強化は大切なことです。銀行を潰さない仕組みそのものがユーロ圏の経済成長自体より先に問われているのです。ただし,潰せるべきものは潰すという線引きをどこに引くかという難しい問題はあります。さて,ECBの次の手段はもう利下げ程度しかないですよね。



この会見を受けてユーロドルは1.26ドル台半ばあたりから1.25ドル台半ばあたりまで急落した後にもう一度1.26ドル台まで戻すバタバタした展開になりました。その後は,金曜日の米雇用統計待ちでジリジリと上げる展開へ変わりました。その後の米雇用統計の意外な低調ぶりにユーロドルが1.28ドル台まで上げているのはご存知のとおりです。

***

なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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