EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

6月失業率は前月と変わらず,NFPも予想を下回るもドルは堅調

Payrolls In U.S. Rose 80,000 In June; Jobless Rate 8.2%

6月非農業部門雇用者数: 80K (予想:100K,前回:69K,前回改定:77K)
6月失業率: 8.2% (予想:8.2%,前回:8.2%)

Wait for ClevelandFed updates

6月の失業率は5月と変わらず8.2%のままで,NFPは予想の100Kを下回る80Kの増加にとどまりました。一方5月のNFPは69Kから77Kに上方修正されています。予想を外しましたが,前月よりNFPの増加が上向いたことや例年ダメ教師が解雇されるシーズンにしては,それなりにNFPが増加したと市場はポジティブに評価しているようですね。

製造業: 1万1000人 (前回:9000人) ※毎月コンスタントだが増加しているのは良い傾向
建設業: 2000人 (前回:-3万5000人) ※前月のひどい減少はまだ埋まらない
金融業: 5000人 (前回:9000人) ※このセクターはマイナスでなければ良しとしよう
リテール部門: -5400人 (前回:2100人) ※とうとうマイナスになってしまった
民間部門: 8万4000人 (前回:10万5000人) ※前月上方修正でもそこそこの増加
政府部門: -4000人 (前回:-2万8000人) ※政府部門もマイナス下げ止まりなら朗報

今月は,製造業の小幅ではあるもののコンスタントな増加や,建設業のマイナスからの回復は非サービス業にとっては良いニュースです。一方,リテール部門がマイナスに転じたことは良くない兆候です。他のサービスセクターでは,これまでサービス部門の雇用を引っ張ってきた物流・輸送部門がマイナスに転じたのは意外でしたね。教育・ヘルスケア部門がまだプラスではあるものの大幅に減少したのはお約束とはいえガッカリです。反面プロサービス部門は前月からは倍増していますから,これからのサービス部門の雇用を引っ張る存在になってもらいたいものです。いずれにしろ景気回復のペースの鈍化を反映した雇用統計はしばらく続くと思います。

前日のECBの利下げの時ほどではありませんが,ユーロドルが1.23ドル台から1.22ドル台まで下落してドルが堅調になっているのはユーロの脆弱さを象徴しているかのようです。

ECBは政策金利を0.75%に利下げ…まだECBの手段はあるとドラギは強弁するも…

ECB Cuts Main Rate To Record Low, Deposit Rate To Zero

7月5日にECBは25BP利下げして政策金利を0.75%に変更しました。同時に下限金利の中銀預金金利をゼロに上限金利の限界貸出金利も1.50%にしています。ユーロ圏の経済見通しを取り巻くリスクとしてソブリン債市場の一角でみられる緊張やそれに伴う信用問題を挙げ,利下げは全会一致であると明言しました。さらに,最近のLIBOR操作問題についてはガバナンスの強化の必要を訴えています。なお,インフレ率については2013年に2%を下回る見通しを示していますが,前回と異なり時期を曖昧にしました。



この発表を受けてユーロドルは1.25ドル台から1.23ドル台へと急落しました。利下げが全会一致だったことも踏まえて,ECBがさらなる利下げに追い込まれる可能性なども市場は織り込みつつあるようです。今後はいっそうユーロ安への圧力が強まるでしょう。

***

なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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