EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/06/04の週】

【先週の概況】
先週はやはりスペインの銀行の救済のニュースやギリシャの再選挙の先行き不透明感などが原因でユーロはいっそう下落しました。ユーロドルは一時1.22ドル台まで続落し週末の米指標イベントで多少は持ち直しました。ドル円は79円台から一時77円台にまで下落しなんとか78円台に滞留,ドルスイスは力強く0.97フラン台半ばまで吹き上げた後に100PIPS程度反落しました。(WTI)原油価格は90ドル台で始まり,月曜日に92ドル台まで上昇するのが限界で,直後からフリーフォールで抵抗なく83ドル台まで下落して週末を迎えました。金価格は1572ドル台で始まった後は1584ドル台までが限界のままいったんは下落して,水曜日に1533ドル台の安値を記録してから戻し始め,金曜日の米指標発表後に急激に1617ドル台まで吹き上げて結局1624ドル台で週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:80.10円-79.20円
先週の変動:79.704円-77.652円(終値77.967円)
的中度:上限は約40PIPSドル高方向の誤差,下限は約150PIPSドル高方向の外し
今週の予想:79.10円-77.50円
※週明けがどちらかと言えば安値圏で始まり,先週の安値を更新しそうなのと上値が重そうな展開から,今週の下値は77円台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は79円台前半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.2690ドル-1.2450ドル
先週の変動:1.26234ドル-1.22873ドル(終値1.24304ドル)
的中度:上限は約70PIPSドル安方向の外し,下限は約160PIPSドル安方向の外し
今週の予想:1.2570ドル-1.2330ドル
※米国指標のために随分戻したものの依然としてユーロドルは先安感が強く1.25ドル台での戻り売りがきついため,今週の下値は1.23ドル台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は1.25ドル後半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9680フラン-0.9450フラン
先週の変動:0.97695フラン-0.95276フラン(終値0.96563フラン)
的中度:上限は約90PIPSドル安方向の外し,下限は約80PIPSドル安方向の外し
今週の予想:0.9750フラン-0.9580フラン
※ドルスイスはいったんは0.97ドル台まで到達して達成感がある一方で,0.95ドル台は買い意欲が旺盛で,今週の下値は0.95フラン台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.97フラン台半ばまでの上昇を予想します。

【今週の指標】
6月4日(月):Spring Bank Holidayで英国市場休場
6月5日(火):エリザベス女王即位60周年(ダイヤモンド・ジュビリー)で英国市場休場
6月6日(水):ECB政策金利発表
※今週はCorpus Christi(キリスト聖体節)で1日前倒しの政策金利発表。ECBが譲歩できる分野などもうないのですから,EU各国の足並みが揃わないのをドラギ総裁がどのように一刀両断していくのか興味があります。

5月ISM製造業景気指数は予想以下,景気停滞感が加速

Manufacturing In U.S. Expanded At A Slower Pace In May

5月ISM製造業景気指数: 53.5 (予測:53.8,前月:54.8)



5月のISM製造業景気指数は4月の54.8から1.3ポイント減の53.5に低下し,事前予想の53.8も0.3ポイント下回りました。予想もマイナスでしたがさらに下落したため米国株式市場は大きく下げ,為替市場もユーロ高方向に相場がリワインドしました。

内訳では,新規受注指数(New Orders)が前月から1.9ポイントの増加でしたが,製造指数(Production)は5.4ポイントの低下となりました。雇用指数(Employment)も0.4ポイントの微減で既に発表された雇用統計の悪化とも傾向は同じと言えます。入荷遅延(Supplier Deliveries)が引き続き50を割ったままで中立水準以下です。

在庫指数(Inventories),顧客在庫指数(Customers' Inventories),受注残指数(Backlog of Orders)とも全般的に低下しており,需給ともやや縮小する傾向にあるようです。価格指数(Prices)は大幅に下がりましたので,QE3の実施には追い風となるでしょうね。

輸入指数(Imports)も今月は変化がないのですが,輸出指数(Exports)は4月の増加をほぼ打ち消す5.5ポイントの大幅な減少になりました。毎月変動する範囲ですが2か月以上連続するようではドル高の影響が深刻になったと言えるでしょう。

5月失業率は前月より増加し,NFPも大幅に減少するネガティブ・サプライズ

U.S. Employers Add 69,000 Jobs, Fewer Than Forecast

5月非農業部門雇用者数: 69K (予想:150K,前回:115K,前回改定:77K)
5月失業率: 8.2% (予想:8.1%,前回:8.1%)

Wait for ClevelandFed updates

5月の失業率は4月から0.1%上昇して8.2%になった上に,NFPは予想の150Kを下回る69Kの増加にとどまりました。一方4月のNFPは115Kから77Kに下方修正されています。これだけを見ると相当悲観的に見えますが悪いことばかりではないようです。今回の統計では職を探しているLabor Forceの数が642,000も増加しており,いったん職探しを諦めた人たちがもう一度職探しを始めたということです。その中で雇用者の割合は58.4%から58.6%にちょっぴり増加しました。

製造業: 1万2000人 (前回:9000人) ※前月下方修正のショックから戻らず
建設業: -2万8000人 (前回:-5000人) ※とにかく住宅が売れない状況らしい
金融業: 3000人 (前回:4000人) ※雇い止め終了で底が近いのなら良いが
リテール部門: 2300人 (前回:2万7000人) ※例によって一時雇用による毎月の変動が大
民間部門: 8万2000人 (前回:8万7000人) ※前月下方修正も今月の低下の増加
政府部門: -1万3000人 (前回:-1万0000人) ※相変わらず雇用減の政府部門

今月は,製造業の増加傾向にブレーキが掛かるだけでなく,建設業が大幅に減少していて,非サービス業で雇用を増やすのにやや限界が感じられる状況になっています。一方,リテール部門は相変わらず毎月の増加数が変動しコンスタントではありません。他のサービスセクターでは,物流・輸送部門が回復しましたが,反面プロサービス部門は前月からは大幅減ですので強弱まちまちの状況です。今月は教育・ヘルスケア部門が手堅く増加していますが,毎月そうなるとは限りません。今後しばらくは雇用統計も景気回復のペースの鈍化を反映するものになる可能性があります。

ユーロドルはギリシャやスペインの問題の大幅下落の基調は変わりませんが,一時的なユーロの戻しないし短期的な安値圏でのレンジ相場が続く可能性は見ておきましょう。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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