EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

2012年5月YTDヘッジファンド成績

6月の最終日を迎えましたので,2012年5月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。



図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。5月の下げ相場は多くのファンドに悪影響を与えて思った通りの収益悪化が見られます。わずかにモーゲージ組成ファンドがプラスで1位になったほかは全て収益ゼロかそれ以下です。2位が企業合併裁定ファンド,3位がオプション戦略ファンド,4位がファイナンスセクターファンド,5位がヘルスケアセクターファンドの順となっています。収益ゼロのテクノロジーセクターファンドは今月はレポートがないためにゼロ勘定です。悪いほうで言えば,エネルギーセクターファンドが急激に落ち込み,またロングオンリー戦略ファンドがそれに続いて悪くなっています。基本的にエネルギーセクターファンドも資源エネルギーの値上がりに賭けていたわけで,それらが下落すれば収益悪化は免れません。

次が,全セクターの5月までのYTDパフォーマンスの図2です。



6.00%:モーゲージ組成ファンド
5.65%:ヘルスケアセクターファンド
5.61%:ファイナンスセクターファンド
4.65%:バリュー投資ファンド
4.14%:仕組み債非裁定ファンド

4.12%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
3.55%:ディストレスドファンド
3.52%:資産賃貸ファンド
3.52%:転換社債裁定ファンド
3.25%:オプション戦略ファンド
3.08%:仕組み債裁定ファンド
2.53%:エマージング市場ファンド
2.09%:統計的裁定ファンド
1.96%:ロング&ショート戦略ファンド
1.89%:イベント主導型ファンド
1.78%:ロングオンリー戦略ファンド
1.68%:企業合併裁定ファンド
1.40%:CTA商品先物ファンド
1.05%:マルチ戦略ファンド
0.93%:マーケットニュートラルファンド
0.13%:マクロファンド
0.00%:レギュレーションD限定ファンド
0.00%:テクノロジーセクターファンド
-0.90%:スペシャル・シチュエーションファンド
-3.72%:ショートバイアスファンド
-4.51%:エネルギーセクターファンド


5月までのYTDの成績ではモーゲージ組成ファンドが1位を獲得しました。ヘルスケアセクターファンドが手堅く2位となっており,3位にはファイナンスセクターファンドが入りました。バリュー投資ファンドは1位から4位に後退しました。5位は仕組み債非裁定ファンドになっています。5月まで見るとオーソドックスなバリュー投資ファンドやロングオンリー戦略ファンドの年初の収益もほとんどの失われているようです。成績の悪い方では,エネルギーセクターファンドが最下位で,ショートバイアスファンドが下げ相場で損失を軽減してワースト2位に少し浮上しました。為替や商品系のCTA商品先物ファンドがプラスにまで浮上したのも久しぶりです。為替市場などでレンジ相場の割にはボラが高い状況が継続したので自動トレードには向いていたのかもしれません。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/06/25の週】

【先週の概況】
先週は米国経済指標が引き続き低迷したなかで欧州情勢がもっと不透明なためにユーロが強くなれなかった週でした。ユーロドルは1.27ドル台まで上値を伸ばしたものの週単位では陰線のままでした。ドル円はドルが続伸して久々の80円台に突入し,ドルスイスは力強く0.94フラン台で下げ止まって反転しました。(WTI)原油価格は84ドル台で始まり,月曜日に85ドル台が週の上値で,直後からはじり安で金曜日に75ドル台まで下落しました。その後少しだけ盛り返して80ドル台で週末を迎えました。金価格は1627ドル台で始まった後は火曜日に1633ドル台まで上昇しましたが,その後はほぼ一貫して下落し,1559ドル台の安値をつけた後に1573ドル台まで戻して週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:79.80円-78.60円
先週の変動:80.558円-78.782円(終値80.403円)
的中度:上限は約80PIPSドル安方向の外し,下限は約20PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:80.50円-79.20円
※先週レンジ相場の上限にほぼ達したので,今週は先週より変動はいっそう少なくなる範囲で下落方向に向かうと見ています。今週の下値は79円台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は80円台半ばまでの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.2780ドル-1.2520ドル
先週の変動:1.27462ドル-1.25185ドル(終値1.25668ドル)
的中度:上限は約30PIPSドル安方向の誤差,下限はほぼピッタリの的中
今週の予想:1.2680ドル-1.2450ドル
※ギリシャの新内閣で病人続出とか少しも安心できない状況です。ユーロの上値は限定的と見てレンジ幅も下方にシフトします。今週の下値は1.24ドル台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は1.26ドル台後半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9620フラン-0.9380フラン
先週の変動:0.95907フラン-0.94196フラン(終値0.95486フラン)
的中度:上限は約30PIPSドル高方向の誤差,下限は約40PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:0.9680フラン-0.9480フラン
※ユーロドルと同様に今週はドル高の方向にレンジ幅を調整します。今週の下値は0.94フラン台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.96フラン台後半までの上昇を予想します。

【今週の指標】
※とりあえずギリシャの再選挙が終わったので,市場の目はスペインの銀行の資本問題とか米国経済の落ち込みに向くでしょう。当分テクニカルに頼って売買を続けるしかありません。
6月26日(火):6月コンファレンスボード消費者信頼感指数
※米国経済指標にとっては今はプラス材料ならなんでも良い雰囲気なので,こういう指標でもポジティブ・サプライズには反応するかも。
6月28日(木):2012年1Q米GDP確報値
※この機に及んでサプライズ修正はないとは思いますが…。

【今週のEURO2012】
WOWOWの放送日程
※ドイツvsギリシャ,ドイツvsイタリアに続いて,決勝戦ではドイツvsスペインの債権国・債務国のガチバトルを見てみたいものです。

6月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月よりマイナス指数を拡大,米景気拡大は終了か

Manufacturing In Philadelphia Region Shrinks At Faster Pace

6月フィラデルフィア連銀景況指数: -16.6 (予想:0.0,前月:-5.8)

6月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の-5.8からさらにマイナス幅を拡大して,-16.6になりました。一時的なら良いのですがマイナス指数を拡大するようでは既に景気回復は終了したのかと思わせます。また先行指数についても先月の15.0から19.5へ少しだけ持ち直しましたがあまり力強いとは言えません。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: -18.8 (前月:-1.2) -> 受注が大幅マイナスに
出荷指数: -16.6 (前月:3.5) -> 出荷も大幅マイナスに
在庫指数: -8.7 (前月:4.5) -> ここは当面の在庫を放出か
雇用指数: 1.8 (前月:-1.3) -> 雇用はほぼ横ばい

というように,それぞれの指数はマイナスが際立っています。需要がないというのは日本のデフレを彷彿させるもので価格指数もマイナスなのは当然といえるでしょう。そして,今回用意された特別なアンケートでは企業の今後6か月から1年にかけての設備投資計画についての質問でした。

Q:今後6か月ないし1年で新たなプラントなどの設備投資計画は増加・減少・変化せずのどれが期待されますか。
増加する:31.8%
減少する:19.7%
変化しない:42.4%

と答えており,当面の需要は落ち込んでいるものの設備投資の意欲はあまり衰えていないようです。ただし,デフレであろうがなかろうが工業製品を生産して海外に販売しないと製造業の成長は見込めません。そのための頼みの世界経済にはダウンサイドリスクがありますから,今回の質問の回答はつかの間の企業サイドのカラ元気である可能性も否めません。

FOMC statement, June 20, 2012

FOMC statement

2012年4月25日以来,約56日ぶりのリリースでしたが,今回も政策金利は据え置きですが直近の米国経済指標の悪化を考慮したステートメントです。ユーロ圏の財政危機がギリシャ再選挙後も色濃く残り,米国経済の先行きにも暗い影を落としているのでFRBのツイストペアの延長が発表されました。

1.景気回復については,前回の"has been expanding moderately"に"this year"が付け加わった。今年全体で見たら景気回復しているよねという苦しい文言にも見える。(※1下線)
2.雇用情勢については,前回の"Labor market conditions have improved in recent months; the unemployment rate has declined but remains elevated"から今回の"growth in employment has slowed in recent months, and the unemployment rate remains elevated"に変化し,やや悪化の観測を表現。(※2下線)
3.家計消費については,前回の"have continued to advance"から今回の"appears to be rising at a somewhat slower pace than earlier in the year"に変化し,こちらも停滞感を表現。(※3下線)
4.インフレ要因については,前回の"Inflation has picked up somewhat, mainly reflecting higher prices of crude oil and gasoline"から今回の"Inflation has declined, mainly reflecting lower prices of crude oil and gasoline"に変化し,原油価格とガソリン価格の下落によりインフレ要因が後退したことを強調。(※4下線)
5.景気の展望については,前回の"expects economic growth to remain moderate over coming quarters and then to pick up gradually"から変化していない。ここを急に変えることは市場へのインパクトが強すぎて不可能。(※5下線)
6.明らかな景況感の後退リスクは,前回の"Strains in global financial markets continue to pose significant downside risks"から変化はなく,ユーロ圏の問題の継続を表現。(※6下線)
7.インフレ見通しについては,前回の"inflation will run at or below the rate that it judges most consistent with its dual mandate"に今回の"inflation over the medium term will run at or below the rate that it judges most consistent with its dual mandate"に変化し,中期的に物価が安定する期待を表現。(※7下線)
8.今回も緩和政策の維持を特に示唆する一文は継続中。(※8下線)
9.レートは今回も0.25%で据え置きで,今回も"warrant exceptionally"と"at least through late 2014"の明確な時間軸設定が継続。(※9下線)
10.6月末に終わる予定だったツイストオペに関しては2012年末まで延長された。(※10下線)
11.短期国債を売って長期国債を同額買うというオペを具体的に記述し,更には長期金利の低下を狙う効果までていねいに表現。(※11下線)
12.今回はQE3を示唆する「さらなる行動」が主に物価の安定から労働市場の改善に変更されているのが特徴的。(※12下線)
13.Jerome H. PowellとJeremy C. SteinがFOMCに新たに参加
14.ブレないラッカー総裁が緩和政策の時間軸表現ではなく今回はツイストオペの継続に反対。(※14下線)

For immediate release
Information received since the Federal Open Market Committee met in April suggests that the economy ※1has been expanding moderately this year. However, ※2growth in employment has slowed in recent months, and the unemployment rate remains elevated. Business fixed investment has continued to advance. Household spending ※3appears to be rising at a somewhat slower pace than earlier in the year. Despite some signs of improvement, the housing sector remains depressed. ※4Inflation has declined, mainly reflecting lower prices of crude oil and gasoline, and longer-term inflation expectations have remained stable.

Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. The Committee ※5expects economic growth to remain moderate over coming quarters and then to pick up very gradually. Consequently, the Committee anticipates that the unemployment rate will decline only slowly toward levels that it judges to be consistent with its dual mandate. Furthermore, ※6strains in global financial markets continue to pose significant downside risks to the economic outlook. The Committee anticipates that ※7inflation over the medium term will run at or below the rate that it judges most consistent with its dual mandate.

To support a stronger economic recovery and to help ensure that inflation, over time, is at the rate most consistent with its dual mandate, ※8the Committee expects to maintain a highly accommodative stance for monetary policy. In particular, the Committee decided today to keep the target range for ※9the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and currently anticipates that economic conditions--including low rates of resource utilization and a subdued outlook for inflation over the medium run--are likely to ※9warrant exceptionally low levels for the federal funds rate ※9at least through late 2014.

The Committee also decided to ※10continue through the end of the year its program to extend the average maturity of its holdings of securities. Specifically, ※11the Committee intends to purchase Treasury securities with remaining maturities of 6 years to 30 years at the current pace and to sell or redeem an equal amount of Treasury securities with remaining maturities of approximately 3 years or less. This continuation of the maturity extension program should ※11put downward pressure on longer-term interest rates and help to make broader financial conditions more accommodative. The Committee is maintaining its existing policy of reinvesting principal payments from its holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities. ※12The Committee is prepared to take further action as appropriate to promote a stronger economic recovery and ※12sustained improvement in labor market conditions in a context of price stability.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; Elizabeth A. Duke; Dennis P. Lockhart; Sandra Pianalto; ※13Jerome H. Powell; Sarah Bloom Raskin; ※13Jeremy C. Stein; Daniel K. Tarullo; John C. Williams; and Janet L. Yellen. ※14Voting against the action was Jeffrey M. Lacker, who opposed continuation of the maturity extension program.

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/06/18の週】

【先週の概況】
先週は米国小売売上高がマイナスになって世界経済の回復エンジンが一層不透明になった週でした。ユーロドルは1.24ドル台まで下落したものの結局は1.26ドル台にまで戻して「行って来い」相場でした。ドル円は78円台後半と79円台後半の狭いレンジでウロウロし,ドルスイスは力強く0.96フラン台に達した後で0.94フラン台の定位置まで戻しました。(WTI)原油価格は84ドル台で始まり,月曜日に86ドル台まで上昇したものの,直後から反動で81ドル台まで下落しました。その後一進一退で盛り返して84ドル台で週末を迎えました。金価格は1594ドル台で始まった後は一時1583ドル台まで下落しましたが,その後は火曜日に1600ドルを越えるとほぼ一貫して上昇し,1632ドル台の高値をつけた後に1627ドル台まで戻して週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:80.20円-78.50円
先週の変動:79.734円-78.602円(終値78.673円)
的中度:上限は約50PIPSドル高方向の誤差,下限は約10PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:79.80円-78.60円
※今週は欧州からも米国からも遠い日本の円に対する変動はいっそう少なくなると見ています。今週の下値は78円台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は79円台後半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.2650ドル-1.2450ドル
先週の変動:1.26670ドル-1.24415ドル(終値1.26364ドル)
的中度:上限は約20PIPSドル高方向の誤差,下限は約10PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:1.2780ドル-1.2520ドル
※ギリシャ再選挙の緊縮派勝利の結果を受けて,多少はユーロ高方向に先週よりはレンジ幅を上方にシフトします。今週の下値は1.25ドル台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は1.27ドル台後半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9680フラン-0.9530フラン
先週の変動:0.96493フラン-0.94753フラン(終値0.94959フラン)
的中度:上限は約30PIPSドル高方向の誤差,下限は約50PIPSドル高方向の誤差
今週の予想:0.9620フラン-0.9380フラン
※ユーロドルと同様に今週はドル安の方向感を優先して,レンジ幅を下方にシフトします。今週の下値は0.93フラン台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.96フラン台前半までの上昇を予想します。

【今週の指標】
※とりあえずギリシャの再選挙が終わったので,市場の目はスペインの銀行の資本問題とか米国経済の落ち込みに向くでしょう。当分テクニカルに頼って売買を続けるしかありません。
6月21日(木):FRB政策金利
※停滞している米国経済のためにQE3相当のアクションは出るのでしょうか,それとも今後にとっておくのか微妙な今回のFOMCですね。
6月21日(木):フィラデルフィア連銀景況指数
※マイナスだったらドル売り。多くは望みませんのでなんとかプラスを維持すればいいですよ。

【今週のEURO2012】
WOWOWの放送日程

米5月小売売上高はコアも全体もマイナス転落,先月もマイナスへ下方修正で悲惨さがにじむ

Retail Sales In U.S. Declined For A Second Month In May

5月の小売売上高は「自動車を除くコア」が前月比マイナス0.4%と低めの予想の0.0%(前月と同じ)を下回り,全体も前月比マイナス0.2%と低めの予想のマイナス0.2%と同じでした。また4月の小売売上高はコアも全体もどちらも下方修正されてマイナスに転落しています。低めの予想を越えられなかったのはショックが大きいです。株式市場にとっては一貫して弱気のサインですが,為替市場にとっては,ギリシャの再選挙以降のユーロ圏の混乱と米国景気の景気の冷え込みによりユーロドルが平衡していくかが重要な課題といえるでしょう。

米5月小売売上高(自動車除くコア): -0.4% (予想:0.0%,前月改定:-0.3%[改定前:0.1%])
米5月小売売上高: -0.2% (予想:-0.2%,前月改定:-0.2%[改定前:0.1%])

Please wait for Cleveland Fed data update

米国景気の確認作業としては4月以降で景気回復の一つのサイクルが終わったという認識でいます。ユーロドルはドルが弱く感じますが,ユーロ圏の問題はギリシャ問題以降もたくさんありますので,一定レンジでのテクニカルな取引に重点を置くべきでしょう。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/06/11の週】

【先週の概況】
先週はスペインの銀行の破綻懸念と米国経済の先行き不透明感が混じり合ってユーロは少し戻してきました。ユーロドルは1.23ドル台まで続落の一方で1.26ドル台まで上昇もしています。ドル円は一時77円台にまで下落したものの79円台後半まで上昇した流れはリスクオフの巻き戻し,ドルスイスは力強く0.97フラン台にまで届かずに0.95フラン台前半まで下げた時期もありました。(WTI)原油価格は83ドル台で始まり,月曜日に81ドル台まで下落したものの,直後から続伸して87ドル台に突入しました。その後82ドル台まで急落してから半値戻しの84ドル台で週末を迎えました。金価格は1624ドル台で始まった後は1609ドル台から1640ドル台までのレンジ相場が木曜日終わりまで続き,その後持ち合いが崩れて1561ドル台までいったんは下落して,金曜日の終わりまでにはやはり1593ドル台まで戻して週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:79.10円-77.50円
先週の変動:79.782円-77.975円(終値79.429円)
的中度:上限は約70PIPSドル安方向の外し,下限は約50PIPSドル安方向の誤差
今週の予想:80.20円-78.50円
※高値圏で始まるでしょうから,薄商いで80円を越えることは想定済みです。一方で78円台では今週は底堅いと思うので,今週の下値は78円台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は80円台前半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.2570ドル-1.2330ドル
先週の変動:1.26243ドル-1.23849ドル(終値1.25153ドル)
的中度:上限は約50PIPSドル高方向の誤差,下限は約50PIPSドル高方向の誤差
今週の予想:1.2650ドル-1.2450ドル
※2週続けて1.26ドル越えを果たした実績は評価しつつも,上下とも今週はあまり大きく動きたくないことを考慮して,今週の下値は1.24ドル台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は1.26ドル半ばまでの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9750フラン-0.9580フラン
先週の変動:0.96945フラン-0.95126フラン(終値0.95933フラン)
的中度:上限は約60PIPSドル高方向の外し,下限は約70PIPSドル高方向の外し
今週の予想:0.9680フラン-0.9530フラン
※先週以上にドル高にはならないという期待があり,また2週続けての0.95フラン台サポートは鉄板なので,今週の下値は0.95フラン台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.96フラン台後半までの上昇を予想します。

【今週の指標】
※先週末からEURO2012が始まりドイツやスペインやギリシャなどの参加国のつばぜり合いはユーロ圏の財政問題と同様に楽しみです。重要な試合の間はトレーダーの取引も止まるらしいですからね。とは言えスペインの銀行への資本注入が決まり,6月17日のギリシャの再選挙の結果まではマーケットも小休止にならないかなと思います。
6月13日(水):米5月小売売上高
※米国経済指標はユーロ圏のコンセンサスとしては今週はパスでも良いでしょう。ヤンキーチームは勝手にやるかもしれませんが…
6月15日(金):日銀政策金利
※一応書きましたが,やはりマーケット的にはパス。

【今週の代表・EURO2012】
6月11日(月):深夜1:00 スペイン vs イタリア
6月11日(月):深夜3:45 アイルランド vs クロアチア
6月12日(火):深夜1:00 フランス vs イングランド
6月12日(火):深夜3:45 ウクライナ vs スウェーデン
6月12日(火):WC2014アジア最終予選 オーストラリア vs 日本
6月13日(水):深夜1:00 ギリシャ vs チェコ
6月13日(水):深夜3:45 ポーランド vs ロシア
6月14日(木):深夜1:00 デンマーク vs ポルトガル
6月14日(木):深夜3:45 オランダ vs ドイツ
6月15日(金):深夜1:00 イタリア vs クロアチア
6月15日(金):深夜3:45 スペイン vs アイルランド
6月16日(土):深夜1:00 ウクライナ vs フランス
6月16日(土):深夜3:45 スウェーデン vs イングランド

ECBは政策金利を1.00%で据え置き…オペでの応札額全額供給期間を延長して急場しのぎ

Draghi Extends Unlimited Cash Offerings As Outlook Dims

6月6日にECBは政策金利を1.00%のまま6回連続で据え置きました。最新のデータは経済成長の鈍化と不透明感の広まりを示唆していると指摘し,ECBは3カ月物オペを実施すると発表しました。またオペでの応札額全額供給を少なくと2013年1月15日まで延長することも併せて明言しました。なお,インフレ率については2013年の早い時期に2%を下回る見通しを示しています。



ユーロドルは会見中にいったん1.24ドル台後半から1.24ドル台前半まで急降下したものの,その後の質疑応答なども踏まえて戻し始めましたので相場への影響は軽微だと言えます。

***

なお,会見のトランスクリプトは,ECBのホームページのここ にあります。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/06/04の週】

【先週の概況】
先週はやはりスペインの銀行の救済のニュースやギリシャの再選挙の先行き不透明感などが原因でユーロはいっそう下落しました。ユーロドルは一時1.22ドル台まで続落し週末の米指標イベントで多少は持ち直しました。ドル円は79円台から一時77円台にまで下落しなんとか78円台に滞留,ドルスイスは力強く0.97フラン台半ばまで吹き上げた後に100PIPS程度反落しました。(WTI)原油価格は90ドル台で始まり,月曜日に92ドル台まで上昇するのが限界で,直後からフリーフォールで抵抗なく83ドル台まで下落して週末を迎えました。金価格は1572ドル台で始まった後は1584ドル台までが限界のままいったんは下落して,水曜日に1533ドル台の安値を記録してから戻し始め,金曜日の米指標発表後に急激に1617ドル台まで吹き上げて結局1624ドル台で週末を迎えました。



【ドル円】
先週の予想:80.10円-79.20円
先週の変動:79.704円-77.652円(終値77.967円)
的中度:上限は約40PIPSドル高方向の誤差,下限は約150PIPSドル高方向の外し
今週の予想:79.10円-77.50円
※週明けがどちらかと言えば安値圏で始まり,先週の安値を更新しそうなのと上値が重そうな展開から,今週の下値は77円台半ばまでの下落でサポートされる予想で,上値は79円台前半までの上昇を予想します。



【ユーロドル】
先週の予想:1.2690ドル-1.2450ドル
先週の変動:1.26234ドル-1.22873ドル(終値1.24304ドル)
的中度:上限は約70PIPSドル安方向の外し,下限は約160PIPSドル安方向の外し
今週の予想:1.2570ドル-1.2330ドル
※米国指標のために随分戻したものの依然としてユーロドルは先安感が強く1.25ドル台での戻り売りがきついため,今週の下値は1.23ドル台前半までの下落でサポートされる予想で,上値は1.25ドル後半までの上昇を予想します。



【ドルスイス】
先週の予想:0.9680フラン-0.9450フラン
先週の変動:0.97695フラン-0.95276フラン(終値0.96563フラン)
的中度:上限は約90PIPSドル安方向の外し,下限は約80PIPSドル安方向の外し
今週の予想:0.9750フラン-0.9580フラン
※ドルスイスはいったんは0.97ドル台まで到達して達成感がある一方で,0.95ドル台は買い意欲が旺盛で,今週の下値は0.95フラン台後半までの下落でサポートされる予想で,上値は0.97フラン台半ばまでの上昇を予想します。

【今週の指標】
6月4日(月):Spring Bank Holidayで英国市場休場
6月5日(火):エリザベス女王即位60周年(ダイヤモンド・ジュビリー)で英国市場休場
6月6日(水):ECB政策金利発表
※今週はCorpus Christi(キリスト聖体節)で1日前倒しの政策金利発表。ECBが譲歩できる分野などもうないのですから,EU各国の足並みが揃わないのをドラギ総裁がどのように一刀両断していくのか興味があります。

5月ISM製造業景気指数は予想以下,景気停滞感が加速

Manufacturing In U.S. Expanded At A Slower Pace In May

5月ISM製造業景気指数: 53.5 (予測:53.8,前月:54.8)



5月のISM製造業景気指数は4月の54.8から1.3ポイント減の53.5に低下し,事前予想の53.8も0.3ポイント下回りました。予想もマイナスでしたがさらに下落したため米国株式市場は大きく下げ,為替市場もユーロ高方向に相場がリワインドしました。

内訳では,新規受注指数(New Orders)が前月から1.9ポイントの増加でしたが,製造指数(Production)は5.4ポイントの低下となりました。雇用指数(Employment)も0.4ポイントの微減で既に発表された雇用統計の悪化とも傾向は同じと言えます。入荷遅延(Supplier Deliveries)が引き続き50を割ったままで中立水準以下です。

在庫指数(Inventories),顧客在庫指数(Customers' Inventories),受注残指数(Backlog of Orders)とも全般的に低下しており,需給ともやや縮小する傾向にあるようです。価格指数(Prices)は大幅に下がりましたので,QE3の実施には追い風となるでしょうね。

輸入指数(Imports)も今月は変化がないのですが,輸出指数(Exports)は4月の増加をほぼ打ち消す5.5ポイントの大幅な減少になりました。毎月変動する範囲ですが2か月以上連続するようではドル高の影響が深刻になったと言えるでしょう。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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