EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

2011年12月YTDヘッジファンド成績

1月の後半を迎えましたので,2011年12月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。



図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。11月にはどのファンドも手仕舞いに入りますので12月には極端に大幅な収益も損失もないのが普通です。その中でもオプション戦略ファンドが1位の成績になり,2位が安定しているモーゲージ組成ファンド,3位が11月のマイナスから盛り返したファイナンスセクターファンド,4位がテクノロジーセクターファンド,5位がエネルギーセクターファンドの順となっています。悪いほうで言えば,エマージング市場ファンドが収益悪化のために今月は最下位に転落しました。こうしてみると,新興国市場の株式相場が回復するのは年後半でないと無理なのかもしれません。

次が,全セクターの12月までのYTDパフォーマンスの図2です。



10.76%:モーゲージ組成ファンド
4.37%:ショートバイアスファンド
3.98%:仕組み債非裁定ファンド
3.33%:ヘルスケアセクターファンド
3.12%:企業合併裁定ファンド

2.92%:仕組み債裁定ファンド
0.80%:資産賃貸ファンド
0.50%:マーケットニュートラルファンド
0.27%:オプション戦略ファンド
-1.07%:転換社債裁定ファンド
-1.59%:ディストレスドファンド
-3.11%:マクロファンド
-3.67%:イベント主導型ファンド
-3.83%:統計的裁定ファンド
-3.98%:CTA商品先物ファンド
-4.45%:マルチ戦略ファンド
-5.19%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
-6.65%:スペシャル・シチュエーションファンド
-6.71%:ロング&ショート戦略ファンド
-8.05%:エネルギーセクターファンド
-8.56%:バリュー投資ファンド
-8.84%:ファイナンスセクターファンド
-11.75%:ロングオンリー戦略ファンド
-14.39%:レギュレーションD限定ファンド
-16.48%:エマージング市場ファンド
-20.32%:テクノロジーセクターファンド


11月に続いてモーゲージ組成ファンドが1位を,ショートバイアスファンドは2位をキープして12月を終えました。3位には仕組み債非裁定ファンドが再び4位から返り咲き,ヘルスケアセクターファンドは4位に入れ替わりました。5位の企業合併裁定ファンドは再び同じ順位を守り,上位5つは順位こそ入れ替えましたが顔ぶれは変わりません。成績の悪い方でも,テクノロジーセクターファンドを始めとする損失を確定したファンドが顔ぶれと順位を変えずに確定しました。2011年は多くのファンドにとって大変な年であったようです。2012年もしばらくは大幅に損失をしない戦略を続ける必要があるとは思いますが,個人的にはこれだけ下げたのだから,エマージング市場ファンドとテクノロジーセクターファンドは期待大だと考えています。

さてこのシリーズも3か月ぐらい推移を見て4月末に再び取り上げることにしましょう。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/01/30の週】

先週はギリシャ債務交渉で合意寸前まで行くという観測もありましたが,瀬戸際外交ならぬ瀬戸際交渉でまだまとまらず足掛け3週目の今週に期待が持ち越しになっています。ユーロも対ドルで上げたり下げたり忙しくて本来の米国経済指標には無関係な為替の動きが目立ちます。テクニカルな動き以外は想定できない事情なので相場に張り付いている必要はありませんよ。(WTI)原油価格は98ドル台で始まり,97ドル台では底堅くて水曜日までに100ドルを突破すると,木曜日に一時101ドル台のピークを付けました。その後反落し金曜日に100ドルを割れた後は99ドル台で週末を迎えました。金価格は1667ドル台で始まった後は水曜日までは1650ドル台から1680ドル台までのレンジを推移し,木曜日にFOMCの緩和政策の長期化が明らかになるととうとう1700ドル台まで上昇しました。その後も勢いは止まらず結局1740ドル台直下の1739ドル台で週末を迎えました。



ドル円,予想が77.60円-76.50円で,実際は実際は78.272円-76.645円(終値76.667円)でした。上限は約70PIPSドル安方向に外し,下限は約10PIPSドル安方向の誤差でした。これまで比較的狭い範囲でのレンジ相場が続いていましたが,77円台後半を突破すると水曜日に78円台前半までの高値を付けました。その後は債務交渉への期待やFOMCの緩和政策の長期化予測で76円台後半まで再下落しました。下限については,76円台半ばでのサポートは今週もほぼ確実でしょう。一方,上限については25日の戻り高値が78円台に達しなかったので77円台後半までの上昇が限界でしょう。よって,今週の上値は77.90円程度と予測し,下値は76.50円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3075ドル-1.2790ドルで,実際は1.32190ドル-1.28820ドル(終値1.32181ドル)でした。上限は約150PIPSドル高方向に外し,下限は約90PIPSドル高方向に外しました。1.30ドル台後半にそれなりの壁がありましたがそこを突破すると1.31ドル台半ばの壁は2度目の挑戦で突破しています。週末も1.32ドル台をキープして否が応でもさらなる上昇への機運が高まります。上限については,債務交渉が合意して昨年12月以来の1.35ドル台突破を期待したいです。一方,下限については1.32ドル台からの下落では1.31ドル台前半をともかくキープできると考えています。よって,今週の上値は1.3520ドル程度と予測し,下値は1.3120ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.9420フラン-0.9250フランで,実際は0.93741フラン-0.91207フラン(終値0.91227フラン)でした。上限は約50PIPSドル高方向の誤差で,下限は約130PIPSドル高方向に外しました。ユーロドルとドルスイスの予想ではどちらもドル高方向に外し,改めて市場が債務合意を織り込みつつあることを思い知らされます。ユーロの上昇に伴い0.90フランの心理的な攻防へ焦点が移ります。下限については,0.89フラン台の半ばで何とかサポートされる程度の下落を今週のメドとします。一方,上限についてはいったん0.92フランを割り込んでいるので頑張っても0.92フラン台前半が限界でしょう。よって,今週の上値は0.9220フラン程度と予測し,下値は0.8950フラン程度と予測します。

今週は,2月3日の金曜日の雇用統計以外は気になる指標はありません。ギリシャの民間債権団との交渉は遅くとも今週末までの合意が望まれており,合意後はいったんは300PIPSレベルでのユーロ高が各国に通貨に対して起きても不思議ではありません。ただし,仮に合意ができなくて持ち越しになった場合には来週が本当にユーロにとっての正念場になるのでしょう。

2011年第4四半期米GDPは予想をやや下回るも…為替市場は逆にユーロ安になる不可解

Euro Erases Gains Against Dollar as 4th Quarter U.S. GDP Trails Forecast

2011年4Q米実質GDP(前期比年率): 2.8% (予想:3.0%,前期:1.8%)
2011年4Q米個人消費(前期比年率): 2.0% (予想:2.4%,前期:1.7%)

第4四半期米GDPは前期比年率で予想を0.2%も下回る2.8%で,個人消費も予想を0.4%も下回る2.0%の伸びになりました。とは言っても予想が楽観的過ぎたという考えもできるわけで,欧州金融危機が叫ばれるこのご時世の先進国のGDPの伸びが2.8%もあるのは総合的に見て悲観材料ではありませんね。

Please wait for Cleveland Fed data update

図はGDPの変化に対する貢献率を示しているものですが,今回は3Qに比べて個人消費の貢献はいつも通り強いものですが設備投資はあまり貢献しない結果となりました。また,居住用不動産への投資の影響が若干増加の傾向にありますが,政府支出の減少がGDPを下げる方向に大きく貢献しました。

ユーロドルがユーロ安に動いたのはGDPの速報値にではなく,ギリシャ債務の交渉合意が決裂したからという見方もあり,真の要因はわかりません。でも米国経済の定点観測をするのでなければ,今週のGDP速報値そのものには相場のドライバとしての意味はなく今週から再開される始まる上記交渉の行方に注意を払うべきなのは当然でしょう。

FOMC statement, January 25, 2012

FOMC statement

2011年12月13日以来,約43日ぶりのリリースでしたが休暇中だったのでエントリが遅れています。今回も政策金利は据え置きで国債買い入れについての表現も大きな変化はありませんでしたが,緩和政策の時間軸設定が1年半も延長されたのが今回の特徴です。またFOMCステートメントに加えて各メンバーのGDP・失業率・PCEインフレについての2014年までのレンジ予測が発表されるというなかなか趣向の凝らされたFOMCでもありました。PCEインフレ予測+緩和政策の時間軸設定=インタゲ政策にも近いのか(あるいはそういう誤認識を高める政策)と思います。

1.景気回復については,前回の"has been expanding moderately"から変化はない。(※1下線)
2.雇用情勢については,前回の"some improvement in overall labor market conditions"から今回の"some further improvement in overall labor market conditions"とfurtherが挿入されたのはさらに良い兆候。(※2下線)
3.家計消費については,前回の"continued to advance"から変化はない。(※3下線)
4.設備投資については,前回の"appears to be increasing less rapidly"から今回の"has slowed"といっそうの踊り場状況を表現。(※4下線)
5.インフレ要因については,前回の"Inflation has moderated since earlier in the year"から今回の"Inflation has been subdued in recent months"と物価上昇の沈静化をさらに踏み込んで表現。(※5下線)
6.景気の展望については,今回の"expects economic growth over coming quarters to be modest"も文体は異なるがほぼニュアンスは同じ。(※6下線)
7.明らかな景況感の後退リスクは,前回の"Strains in global financial markets continue to pose significant downside risks to the economic outlook"から変化はない。(※7下線)
8.インフレ見通しについては,前回の"inflation will settle...at levels at or below those consistent with the Committee’s dual mandate"から今回の"inflation will run at levels at or below those consistent with the Committee's dual mandate."と表現に変わりはないが物価情勢への注意をうながす文言を削除(※8下線)
9.今回は緩和政策の維持を特に示唆する一文が挿入されている。(※9下線)
10.レートは今回も0.25%で据え置きであるが,第3パラグラフと第4パラグラフが入れ替わった感じで,国債の買い入れ継続の文言よりレートの据え置きの文言が先に来ている。今回も"warrant exceptionally"は同じだが"at least through late 2014"の明確な時間軸設定が前回より1年半も延長された。(※10下線)
11.今回挿入された"to promote a stronger economic recovery in a context of price stability."により国債買い入れが景気回復に効果があるとの強い主張(演技力)を強調。(※11下線)
12.前回からメンバーが4人入れ替わり,新任のラッカー総裁が緩和政策の時間軸表現に反対。(※12下線)


For immediate release
Information received since the Federal Open Market Committee met in December suggests that the economy ※1has been expanding moderately, notwithstanding some slowing in global growth. While indicators point to ※2some further improvement in overall labor market conditions, the unemployment rate remains elevated. Household spending has ※3continued to advance, but growth in business fixed investment ※4has slowed, and the housing sector remains depressed. ※5Inflation has been subdued in recent months, and longer-term inflation expectations have remained stable.

Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. The Committee ※6expects economic growth over coming quarters to be modest and consequently anticipates that the unemployment rate will decline only gradually toward levels that the Committee judges to be consistent with its dual mandate. ※7Strains in global financial markets continue to pose significant downside risks to the economic outlook. The Committee also anticipates that over coming quarters, ※8inflation will run at levels at or below those consistent with the Committee's dual mandate.

To support a stronger economic recovery and to help ensure that inflation, over time, is at levels consistent with the dual mandate, ※9the Committee expects to maintain a highly accommodative stance for monetary policy. In particular, the Committee decided today to keep the target range for ※10the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and currently anticipates that economic conditions--including low rates of resource utilization and a subdued outlook for inflation over the medium run--are likely to ※10warrant exceptionally low levels for the federal funds rate ※10at least through late 2014.

The Committee also decided to continue its program to extend the average maturity of its holdings of securities as announced in September. The Committee is maintaining its existing policies of reinvesting principal payments from its holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities and of rolling over maturing Treasury securities at auction. The Committee will regularly review the size and composition of its securities holdings and is prepared to adjust those holdings as appropriate ※11to promote a stronger economic recovery in a context of price stability.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; Elizabeth A. Duke; Dennis P. Lockhart; Sandra Pianalto; Sarah Bloom Raskin; Daniel K. Tarullo; John C. Williams; and Janet L. Yellen. ※12Voting against the action was Jeffrey M. Lacker, who preferred to omit the description of the time period over which economic conditions are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate.

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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