EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2012/01/23の週】

先週は仕事の事情で展望エントリはお休みしております。ギリシャの債務交換をめぐる民間債権団の交渉は21日に行き詰った様子ですし,フィラデルフィア連銀景況指数はそこそこで…一時的なユーロの反騰も週末までにはすっかり影を潜めてしまいました。(WTI)原油価格は99ドル台で始まり,水曜日までじわじわと上げて102ドル台まで達しましたが,木曜日と金曜日に急落して100ドルを割り込むと勢いを失い98ドル台で週末を迎えました。金価格は1638ドル台で始まった後は火曜日までには1667ドル台まで上昇しました。その後水曜日には1644ドル台まで戻したものの木曜日には再度1669ドル台までの週高値を記録しました。金曜日には再度1645ドル台まで反落したものの結局はほぼ戻して1667ドル台で週末を迎えました。



ドル円の先週の予想はなしで,実際は77.310円-76.542円(終値76.962円)でした。ドル円は全く相場の焦点になっていないのでレンジ相場が続いており,今週も大きな変化はないと考えています。特に今年に入ってからは76円台半ばでのサポートが顕著ですのでなかなか75円台にまで下落するのは難しいでしょう。下限については,やはりそのあたりでのサポートを期待しておきます。一方,上限については上昇余地が少ないようですが日柄からすると77円台半ばをいったん突破しても良い時期と考えており先週より少し切り上げます。よって,今週の上値は77.60円程度と予測し,下値は76.50円程度と予測します。



ユーロドルの先週の予想はなしで,実際は1.29854ドル-1.26253ドル(終値1.29318ドル)でした。ギリシャの債務交換をめぐる民間債権団の合意間近という報道はどう考えても根拠なきユーロへの楽観につながり,1.30ドル直下までの上昇しました。今年1月5日の1.29ドル台半ばの高値を越えた以上は当然さらなる上昇を目指すべきトレンドでしょうが,上限については,1月4日の高値1.30ドル台後半付近で戻り売りにさらされると考えています。一方,下限については先週の金曜日の上昇の起点を多少アンダーシュートした1.27ドル台後半をサポートレベルとします。よって,今週の上値は1.3075ドル程度と予測し,下値は1.2790ドル程度と予測します。



ドルスイスの先週の予想はなしで,実際は0.95737フラン-0.93050フラン(終値0.93418フラン)でした。上限・下限のレンジを見れば分かる通り,今年1月1日の週の上昇を完全に帳消しにする下落でしたので,しばらくはギリシャの債務交渉に振り回される展開が続き,下落圧力がどれほど強まるかに焦点が当たります。ユーロの上昇に伴ってドルスイスも下落するので,下限については,昨年12月19日の週の安値である0.92フラン台半ばあたりを当面の下落のメドとします。一方,上限についてはいったん0.94フラン台を割ってしまったので頑張っても0.94フラン台前半が限界でしょう。よって,今週の上値は0.9420フラン程度と予測し,下値は0.9250フラン程度と予測します。

今週は,1月26日の木曜日の日本時間2:30からFOMCがあり,1月27日の金曜日には米国2011年第4四半期の速報値があります。米国の金融政策及び経済指標についてはファンダメンタル的には大いに興味がそそられますが,トレーダー的感覚で言えば,大きく予想を裏切る指標のサプライズがなければユーロ圏のイベントを第1に見ておけば良いというのは当然ですね。

1月のフィラデルフィア連銀景況指数は予想以下だが上昇…少しだけユーロを支援

Philadelphia-Area Manufacturing Increases

1月フィラデルフィア連銀景況指数: 7.3 (予想:10.3,前月:10.3,前月改定:6.8)

1月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の改定後の6.8から少し上昇して,7.3にになりました。そのため改定前の先月の指数と同じ10.3を予想した市場コンセンサスを上回ることができずに,株式市場に対してはやや失望感が走りました。また,指標時にはギリシャ債務の債権者代表団の交渉も債権者の7割損という大幅譲歩でまとまりそうでしたので,為替市場にとってはユーロ高へのトレンドが少しだけ起こりました。来週はわかりませんけどね…。なお先行指数については先月の40.0から49.0へと6か月後への期待感もほぼ最高値に達しました。このあと現況指数がさらに増加しないことには景気の腰折れ感が増すことになりそうです。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: 6.9 (前月:10.7) -> 受注はプラスがやや低下
出荷指数: 5.7 (前月:9.1) -> 出荷もプラスがやや低下
在庫指数: -6.3 (前月:-11.5) -> 在庫はマイナスを維持も上昇
雇用指数: 11.6 (前月:11.5) -> 雇用は現状を維持

というように,改定前よりは悪かったのですが緩やかな景気拡大には違いありません。そして,今回用意された特別なアンケートでは次の12か月の雇用に影響を与える要因についての2つの質問がなされました。(今回はグラフだったので順位のみの掲載です。)

Q1:次の12か月の雇用を増加させる要因とは何ですか。
1位:売上の高成長予想
2位:現スタッフの仕事のオーバフロー
3位:現スタッフの不十分なスキル
4位:経済・金融情勢の不透明さの減少
5位:企業の財務体質改善

Q2:次の12か月の雇用を低迷させる要因とは何ですか。
1位:企業のオペコスト削減要求
2位:売上の低成長予想
3位:法規制や経済政策の不透明さ
4位:必要なレベルのスタッフの不在
5位:健康保険コストの不透明さ

と答えており,製造業における雇用情勢の改善には,製品売上の拡大は当然として人々の労働スキルの向上も必須なのだとわかります。働ける人は多いのに必要なスキルを持っている人は少ないというのは問題ですね。また,何気に欧州の経済情勢にも神経質なところが感じられます。

総合すると,製造業の景況感としては巡航速度ですが,欧州経済情勢の影響も受けながらボチボチという景況感が共有されています。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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