EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/11/07の週】

先週は月曜日の政府の円売り介入に始まり,パパンドレウ首相の国民投票発言&その後の撤回発言,新生ドラギECB総裁のサプライズ利下げなどエキサイティングな週でした。お陰で恥ずかしくなるような相場予測であったことは言うまでもありません。いつもながらストップを付けない取引は危険ですのでお気をつけ下さい。ドル円は77-78円台にレンジ移動しましたが,ユーロドルは1.41ドル台から1.36ドル台まで幅広くスイングしてレンジの見極めがしばらく難しそうです。(WTI)原油価格は93ドル台で始まり,火曜日までに89ドル台まで下落したあとは一貫して上昇し90ドルを2度割ることはなく,最後は94ドル台まで上げて週末を迎えました。金価格は1746ドル台で始まり,火曜日に1683ドルまで下落した後はやはり一貫して上昇し,金曜日には1767ドル台の週最高値をつけた後に1755ドル台まで戻して週末を迎えました。火曜日は一時パパンドレウ・パニックが起きて商品相場も連鎖的に手仕舞いが起こったのでしょうね。



ドル円は,予想が76.70円-75.20円で,実際は79.525円-75.557円(終値78.200円)でした。上限は約280PIPSドル安方向に外し,下限は約40PIPSドル安方向の誤差でした。先週は月曜日に安住財務相が「本物の」円売り介入を「納得が行くまで」繰り返したので大きく上方にレートがブレました。先週の展望時点で「市場は日本の財政当局を試している」と書きましたが市場の挑発に乗って実際に介入を行ったので,問題は再び円高になったときに同じ介入規模では介入が成功しない可能性が高いということです。まあ,しばらくは77円台か78円台にいれば大きな変動はないと思いますが,下限については,再び77円台後半でレート維持のためにシャドー介入をしていることも想定して77円台半ばあたりでのサポートを想定したいと思います。一方,上限については78円台前半でも相当上値が重くて78円台半ばまで上昇できれば今週は十分と見ています。よって,今週の上値は78.50円程度と予測し,下値は77.50円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.4220ドル-1.4070ドルで,実際は1.41707ドル-1.36074ドル(終値1.47692ドル)でした。上限は約50PIPSドル安方向の誤差で,下限は約400PIPSドル安方向に外しました。ドル円は月曜日の介入後はある程度のボラで済みましたが,ユーロドルはパパンドレウ首相の発言でユーロが大きく下落したため下限が大きく予想を外しました。節目も当てにならず本当にレンジ予想が難しいですね。今週も内閣が信任された後には何が起きるか想像がつきませんが,当たろうと外れようと粛々とテクニカルでポジションを取っていく以外ありません。上限については,これだけ下落しては1.38ドル台の後半では戻り売りが激しくなり,1.39ドル台到達は大変難しいでしょう。一方,下限については先週の1.36ドル台前半までの下落は行き過ぎで,今週は1.36ドル台後半までの下落を予想します。よって,今週の上値は1.3870ドル程度と予測し,下値は1.3680ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.8790フラン-0.8590フランで,実際は0.89592フラン-0.86094フラン(終値0.88588フラン)でした。上限は約170PIPSドル安方向に外し,下限は約20PIPSドル安方向の誤差でした。金や原油が再び上昇傾向にあるのにドルスイスが陽線で終わったことが興味深いです。先々週に書いた通りの商品価格が上昇するドル安主体の流れであれば,ユーロドルは上昇しドルスイスは下落しているはずです。ところが先週の動きからするとユーロ安主体の相場で若干潮目が変わったと感じられるのです。下限については,先週の0.86フラン台前半からサポートレベルを引き上げて0.86フラン台半ばでのサポートを想定します。一方,上限については先週の火曜日の高値0.89592フランが0.90フラン台が近づいての戻り売りの成果だとすれば,今週も0.89フラン台後半突破は難しいでしょう。よって,今週の上値は0.8970フラン程度と予測し,下値は0.8650フラン程度と予測します。

今週の経済指標では,11月10日の木曜日はBOEの政策金利発表がありますが0.50%で金利据え置きの予想です。ECB以外は相対的に平穏な政策金利発表会見で済むのでしょう。むしろ現在はギリシャ・イタリア関連の欧州のイベントが起きるかどうか注視している市場です。先週のように大きなイベントが起きるのであれば起きてから動き出すのもよいでしょうし,それまではテクニカルに従って機械的にポジションを取るのが良いでしょう。

10月失業率は若干低下,NFPは予想以下の数字も前月上方修正でドル堅調

U.S. Jobs Gains Show ‘Frustratingly Slow’ Growth

10月非農業部門雇用者数: 80K (予想:95K,前回:103K,前回改定:158K)
10月失業率: 9.0% (予想:9.1%,前回:9.1%)

Wait for ClevelandFed updates

10月の失業率は9月より0.1%低下の9.0%でしたが,NFPは予想よりやや低い80Kの増加でした。また,前月のNFPは103Kから158Kまで上方修正されています。欧州でギリシャ首相のドタバタ劇場が開かれている中で,予想は外しましたが現状維持に近い数字だと思います。ユーロドルはいったんユーロ高に振れたあと今度はドル高に方向転換です。雇用統計は発表後10分はまず様子見で良く,その後の本当の相場の流れに乗るようにしましょう。

製造業: 5000人 (前回:-3000人) ※製造業はマイナスからプラスへの振動で不安定
建設業: -2万0000人 (前回:2万7000人) ※建設業もこんどはマイナスに転換し不安定
金融業: 4000人 (前回:-5000人) ※金融業もマイナスから一時的なプラスに反転
リテール部門: 1万7800人 (前回:1万3300人) ※リテール部門はまあ堅調な流れ
民間部門: 10万4000人 (前回:19万1000人) ※実はサービスセクターのプラス差分が低下が影響
政府部門: -2万4000人 (前回:-3万3000人) ※政府部門は連続でマイナスを維持(もはやドヤ顔)

今月は,建設業が大きくマイナスになりましたが,リテール部門と輸送部門が上方に振れましたので増加率の低下は少しで済みました。プロサービス・教育・ヘルスケア部門などは引き続き拡大していますがその増加率は低下しています。全体としてはNFPは拡大基調であるもののそのペースはスロー過ぎると考えられます。オバマ大統領はこの統計を利用して,減税とインフラ建設の公共事業を含む4470億ドルの雇用創出プランを議会に承認させようとするでしょう。(この政策の財源の一部は富裕層への増税からまかなわれる予定なので共和党の反発は必至です。)首尾よくこの雇用創出プランが実施されても部分的でしょうし,ある程度の効果が出るのは6か月程度は先の話でしょう。それまでは大して変化のない雇用統計の定点観測で終わるかも知れませんね。

 | HOME | 

PAGE TOP ▲

Appendix

EURO SELLER

EURO SELLER

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

DTIブログポータルへ
このブログを通報
Report Abuse

Search

Calender

« | 2011-11 | »
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

Forex Rates

This site's QR Code