EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

納得行く(79円19銭)までの円売り介入のスナップチャート

本日午前10時25分ごろから財務省の指示による日銀のドル円の円売り介入が実行され,以下のようなドル円チャートになりましたので記念として貼っておきます。

安住財務相が「納得行くまで介入する。」と会見で述べておられますので,急騰後に79.19円あたりでとどまっているのは,

七(なっ)十(と)九(く)円19(いく)銭まで介入した結果

なのでしょうか!?(笑)



ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/10/31の週】

先週はやはり欧州首脳会議での金融安定化のための包括的合意が楽観材料となりユーロドルは1.42ドル台まで上昇しました。ドル円は再び75.70円あたりの円高最高値を記録し,2011年第3四半期米GDPは思ったより悪くはありませんでしたがドルの支援にはなりませんでした。(WTI)原油価格は87ドル台で始まり,火曜日までに94ドル台まで急騰しましたのでその後は90ドル程度までの半値戻しまでしか下落せず,最後は93ドル台まで戻して週末を迎えました。金価格は1641ドル台で始まり,火曜日に1696ドルまで一気に上昇した後ほぼ一本調子でさらに上昇し,金曜日には1752ドル台の週最高値をつけた後に1744ドル台まで戻して週末を迎えました。



ドル円は,予想が77.50円-75.90円で,実際は76.429円-75.651円(終値75.739円)でした。上限は約110PIPSドル高方向に外し,下限は約20PIPSドル高方向の誤差でした。ドル円が76円台後半にも達しなかったのは安住財務相が実効性のない口先介入を繰り返したので市場に見切られていたこともあるでしょう。特に75円台に下落してからは再び76円台に上昇する力も弱く,週末は再び75円台後半まで落ちた状態で迎えました。ユーロとドルの力関係以前の問題としてどこまで円高が進められるか市場は日本の財政当局を試しているのでしょう。というわけで週明けはギャップを開けて下落する可能性もあり,下限については,再び75円台前半までの円高を想定したいと思います。一方,上限については76円台後半まで上昇できれば今週は十分と見ています。よって,今週の上値は76.70円程度と予測し,下値は75.20円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3970ドル-1.3770ドルで,実際は1.42463ドル-1.37977ドル(終値1.41563ドル)でした。上限は約280PIPSドル高方向の誤差で,下限は約30PIPSドル高方向の誤差でした。欧州首脳会議の合意は,既にギリシャの破綻を織り込んだ市場にとってはインパクトがありましたが,将来揺り戻しがあるにせよ多くのショートポジションの踏み上げによって大きくユーロ高になりました。この地合では方向感が定まらないので逆張りは難しくブレイクアウト後にポジションを取るのが精一杯でしょう。上限については,先週の高値までは戻れずに1.42ドル台前半でのレジスタンスを予想します。一方,下限については週末にイタリア国債の入札不調が報道されていますので,1.41ドル台をキープできずに今週は1.40ドル台後半までの下落を予想します。よって,今週の上値は1.4220ドル程度と予測し,下値は1.4070ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.8930フラン-0.8730フランで,実際は0.88766フラン-0.85664フラン(終値0.86193フラン)でした。上限は約50PIPSドル高方向の誤差で,下限は約160PIPSドル高方向に外しました。ユーロとフランがよくリンクしていると言うより,金や原油が再び上昇していることからして全面ドル安の様相を呈しています。ユーロドルが先週の高値まで達しないならドルスイスも先週の安値までは無理と思います。下限については,0.86フラン台直下でのサポートを想定します。一方,上限については先週の木曜日の高値0.88111フランをしばらくは上回れないと考えて,0.88フラン直下あたりを想定します。よって,今週の上値は0.8790フラン程度と予測し,下値は0.8590フラン程度と予測します。

今週の経済指標では,11月1日の火曜日は10月ISM製造業景気指数の発表があります。既に発表されている先行指標からするとそれほど悪くなく景気回復の境目である50を上回る想定内の数値が予想されます。11月3日の木曜日のFOMCではこれまで更なる緩和政策を示唆する連銀総裁発言が続いていますので,何が実際に発表されるか見定めたいと思います。さらには,同じ11月3日のECBの政策金利発表でのドラギ新総裁の会見デビューも注目ですし,11月4日の金曜日の10月米雇用統計の発表なども予定されています。今週はイベントが目白押しですのでポジションはこまめに決済しましょう。

2011年第3四半期米GDPは予想通り…為替市場は「だから何」という反応

U.S. Stock Futures Maintain Gains as GDP Growth Matches Forecast

2011年3Q米実質GDP(前期比年率): 2.5% (予想:2.5%,前期:1.3%)
2011年3Q米個人消費(前期比年率): 2.4% (予想:1.9%,前期:0.7%)

第3四半期米GDPは前期比年率で予想通りの2.5%でしたが,個人消費は0.5%も予想を上回り2.4%の伸びになりました。2Qはやはり震災の影響が直接響いた四半期で3Qでやっと正常に戻っただけという事実から目を逸らせるべきではありません。そして,4Qはまた前期比年率の伸びのハードルが高くなると思われます。

Please wait for Cleveland Fed data update

図はGDPの変化に対する貢献率を示しているものですが,今回は2Qに比べて個人消費が大幅に貢献しています。設備投資は3Qでさらに改善していますが居住用不動産への投資はまったく貢献していません。また,輸出は2Qから少し改善に向かっていますが,輸入は相変わらず前期比年率でマイナスが継続中です。ドル安が継続中ですので,個人消費が増えたとしても海外生産から国内生産に切り替えたほうが無難なのでしょうね。

ユーロドルが1.41ドル台後半まで吹き上げたことを見ても分かる通り,米国株式市場に楽観的な見方が広がろうともドルを強くする原因とはなっていません。今週,ユーロ「官製」ギリシャ救済策がとりあえずまとまったことにより,過度にユーロに対する安心感が広がりユーロドルはショート・ポジションのスクイーズが生じています。今週はずっとドル円でチマチマとポジションを取るか,このユーロドルのブレイク・アウトを(ドテン買いも含めて)フォローするかの選択が正解でした。

2011年9月YTDヘッジファンド成績

10月の後半を迎えましたので,2011年9月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。



図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。9月は8月にもまして株式市場は下落相場となり各ファンドとも散々の成績なのは言うまでもありません。しかし,市場の動きにある程度規則性が見られたのか,8月と異なるのはオプション戦略ファンドがプラスの収益を回復して10種類の中では1位の成績(とは言っても2.03%)を上げたことです。以下,2位が企業合併裁定ファンド,3位がモーゲージ組成ファンド,4位がロング&ショート戦略ファンド,5位がファイナンスセクターファンドの順となっています。悪いほうで言えば,エマージング市場ファンドが収益悪化のために今月は最下位に転落し,エネルギーセクターファンドやロングオンリー戦略ファンドとともにワースト3を構成しています。10月の相場は9月に続いてボラが高くてリスクヘッジが求められる相場になっており,オプション戦略ファンドは引き続き期待できるファンドと思われます。

次が,全セクターの9月までのYTDパフォーマンスの図2です。



13.61%:ショートバイアスファンド
9.29%:モーゲージ組成ファンド
2.73%:仕組み債非裁定ファンド
2.72%:仕組み債裁定ファンド
1.27%:企業合併裁定ファンド

-1.18%:マーケットニュートラルファンド
-1.31%:転換社債裁定ファンド
-1.41%:資産賃貸ファンド
-1.48%:CTA商品先物ファンド
-2.57%:ディストレスドファンド
-2.94%:オプション戦略ファンド
-2.99%:マクロファンド
-3.44%:ヘルスケアセクターファンド
-3.73%:マルチ戦略ファンド
-5.72%:イベント主導型ファンド
-5.91%:統計的裁定ファンド
-6.59%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
-7.18%:スペシャル・シチュエーションファンド
-8.59%:ロング&ショート戦略ファンド
-11.30%:バリュー投資ファンド
-12.17%:ファイナンスセクターファンド
-13.35%:エネルギーセクターファンド
-15.12%:エマージング市場ファンド
-15.18%:ロングオンリー戦略ファンド
-16.65%:テクノロジーセクターファンド
-16.74%:レギュレーションD限定ファンド


8月までで2位の成績だったショートバイアスファンドがとうとう1位になりました。モーゲージ組成ファンドはトップの座は明け渡しましたが2位で引き続き健闘しています。3位の仕組み債非裁定ファンドと4位の仕組み債裁定ファンドは収益を減らしながらも順位は変わりません。5位には企業合併裁定ファンドがプラスの収益で滑り込みました。そして今月の大きな特徴は,上位5つのファンド以外は全てマイナス収益という壮絶な展開になっていることです。また,金相場や為替相場の変動が追い風になって例年の成績では下位にランクされるのCTA商品先物ファンドやマクロファンドがファンド全体では中位レベルの成績を維持しています。成績の悪い方では,レギュレーションD限定ファンドが最下位になり,下から2番目の成績のテクノロジーセクターファンドと順位が入れ替わりました。ロングオンリー戦略ファンドやエマージング市場ファンドに加え,エネルギーセクターファンドやファイナンスセクターファンドの成績が全て下位に低迷しており,平時に普通に投資するセクターのファンドが全て目標未達なのは今年の相場が異常な下落局面にあることの表れです。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/10/24の週】

先週は先々週ほど大きな変動はなかったもののユーロドルを中心に為替相場は動きました。10月フィラデルフィア連銀景況指数は良かったものの,米国の経済指標とはリンクしない為替市場は全般的にユーロ高を容認していたようです。今週のギリシャ救済に向けて最後の詰めの作業がなされているのをずいぶんと織り込みながらもいろいろなイベントに対して敏感に反応していました。(WTI)原油価格は87ドル台で始まり,週全体を通して84ドル台と89ドル台の間の狭いレンジを単振動しており,月曜の下落を火曜日の上昇が,水曜日の下落を金曜日の上昇が帳消しにして,最後は同じ87ドル台まで戻して週末を迎えました。金価格は1681ドル台で始まり,月曜日に1694ドルの上限に達したあとは1605ドル台まで一貫しては下落し続け,金曜日に1642ドル台までなんとか戻して週末を迎えました。



ドル円は,予想が77.50円-76.30円で,実際は77.442円-75.780円(終値76.131円)でした。上限は約10PIPSドル高方向の誤差で,下限も約50PIPSドル高方向の誤差でした。円が対ドルで史上最高値とメディアは騒ぎますが,下抜けしたわけではなく上限も77円台ではしっかりと抑えられているので値幅の小さいレンジ相場であり,デイトレードにしか向かない地合いです。ただし,さらなる円高リスクがないとは言えませんので,下限については,再び76円割れを想定したほうが良いでしょう。一方,上限については77円台の半ばでの失速は顕著ですから先週からの上限をキープしたいと思います。今週も77円台半ばまでの上昇にとどめたいと思います。よって,今週の上値は77.50円程度と予測し,下値は75.90円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3870ドル-1.3650ドルで,実際は1.39133ドル-1.36519ドル(終値1.38954ドル)でした。上限は約40PIPSドル高方向の誤差で,下限は約30PIPSドル安方向の誤差でした。大きな上昇トレンドになった先々週に比べるといったん勢いは収まり,市場はさらなるユーロ高の材料探しに動いています。しかし,1.39ドル台では機械的な戻り売りもあり買い上がりの勢いはありません。上限については,ユーロのイベントを視野に入れつつも1.39ドル台後半でのレジスタンスを予想します。一方,下限については先週から一段とステージが上がっていますので再び1.36ドル台を見ることはなく今週は1.37ドル台後半までの下落にとどまると予想します。よって,今週の上値は1.3970ドル程度と予測し,下値は1.3770ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.9050フラン-0.8870フランで,実際は0.90813フラン-0.88049フラン(終値0.88053フラン)でした。上限は約30PIPSドル安方向の誤差で,下限は約70PIPSドル高方向に外しました。ユーロの強さに合わせてスイスフランも幾分堅調なものの,9月16日から18日にかけての0.87フラン台後半のギャップを埋めに行けるかどうかが今週の焦点です。もし埋めに行くことができればフランが堅調なこともあり,下限については,0.87フラン台前半までの下落は想定に入れましょう。一方,上限については10月21日の高値である0.89506フランは大きく蓋として意識されますので0.89フラン台前半で失速すると考えています。よって,今週の上値は0.8930フラン程度と予測し,下値は0.8730フラン程度と予測します。

今週の経済指標では,10月27日の木曜日の2011年第3四半期米GDP(速報値)および米個人消費の発表があります。前期より改善する予想ではありますが思ったほど良くなくてネガティブ・サプライズを期待します。同じ日には日銀政策金利決定会合もありますが,政策面での変更は期待できないので「世界経済の下振れリスク」「産業の空洞化を招きかねない猛烈な円高」等が会見の主題となりますかねえ。一方,欧州方面ではギリシャ救済のための基金のスキームがなんとか整いやすくなり,一時的にはユーロが猛烈に買われるという幻想が残っています。しかし,どんな予想も外れてしまえばその予想に従って取ったポジションも始末したほうが無難であることは言うまでもありません。

10月のフィラデルフィア連銀景況指数は予想以上の上昇で,待望のプラスに転換

Factories Help to Support U.S. Economy as Labor, Housing Markets Struggle

10月フィラデルフィア連銀景況指数: 8.7 (予想:-9.1,前月:-17.5)

10月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の-17.5から一気に回復して,予想の-9.1を大きく上回った8.7のプラスにまで改善しました。今回はポジティブ・サプライズであり株式市場には特にプラスに働きました。先行指数についても先月の21.4から27.2へと堅調な推移が見られており,順調に行けば来月の指数も期待できることは確かです。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: 7.8 (前月:-11.3) -> 受注は一気にプラスに回復
出荷指数: 13.6 (前月:-22.8) -> 出荷も一気に2ケタのプラスに回復
在庫指数: -7.7 (前月:10.2) -> 予想外の受注と出荷の影響なのかマイナスへ
雇用指数: 1.4 (前月:5.8) -> 雇用は金融セクターを中心に逆風か

というように,新規受注と出荷指数が大きくプラスに転じたのでまあ良いのじゃないでしょうか。そして,今回用意された特別なアンケートでは従業員数に関する2つの質問がなされました。

Q1:昨年と比べて総社員数は減少しましたか,増加しましたか,それとも変わっていませんか。
45.6%:増加した
29.1%:変わらない
24.0%:減少した

Q2:一時雇用者やパートタイマーも含めた雇用者数はいかがでしたか。
フルタイムの社員の場合:
29.1%:増加した
50.6%:変わらない
20.3%:減少した

一時雇用者や契約社員の場合:
35.6%:増加した
30.1%:変わらない
8.2%:減少した

と答え,社員の解雇より雇用のほうが多いのは依然として歓迎すべきことですが,雇用は主に一時雇用者を中心に行い,解雇は社員を中心に行うという傾向が見られます。米国景気の停滞に伴って企業が全体的に雇用コストに敏感で機動的に必要な労働力を調達していることがわかりました。いくら,国内消費の落ち込みがあるとはいえ各企業は手をこまねいているわけではなくタイムリーに雇用調整をしているということです。逆に言えば,雇用統計上は変動が激しいということです。

決算期に重なったことでもあり,今週は経済指標以外の理由で株式市場や為替市場が変動していますが,全般的な米国経済の見通しとしては夏の時期の落ち込みは秋本番になって回復しているというのが正直な感想です。(先行指標なのでこの感覚は大事ですよ。)

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/10/17の週】

先週はスロバキア議会が欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の拡充案を否決したあと再可決し,市場はそれを織り込んでいたかのようにユーロ強気の相場となりました。金融市場全般に広がるシステミックリスクは顕在化していますが当局がなんとかすると言っているのでお手並み拝見です。ドルも本気で買えるほど米国経済に力強さはありません。(WTI)原油価格は82ドル台で始まり,週前半に86ドル台に一気に上がるとその後は84ドル台から86ドル台のレンジ幅で推移しましたが,木曜日に83ドル台まで下落してから反転し87ドル台まで戻して週末を迎えました。金価格は1637ドル台で始まり,上限は1690ドル台で下限は1655ドル台という金価格にしては極めて狭いレンジ幅で推移し最終的には1681ドル台で週末を迎えました。1700ドルを割ってからはずいぶんと停滞感があります。



ドル円は,予想が77.30円-76.20円で,実際は77.438円-76.302円(終値77.198円)でした。上限は約10PIPSドル安方向の誤差で,下限も約10PIPSドル安方向の誤差でした。トレンドがないときは極めてテクニカルに予想しやすい相場ですがデイトレードにしか向いていない相場です。8月14日の週以降は78ドル台が極めて遠くまた76円割れを経験しているものの76円台では底堅いサポートが続いています。今週も引き続きレンジの動きが中心であると考えます。下限については,やはり76円台前半でのサポートは確実でしょう。一方,上限についても77円台の半ばでは輸出企業がドル売りを確実に行なっているようでなかなか77円台後半を迎えることができません。今週も77円台半ばまでの上昇にとどめたいと思います。よって,今週の上値は77.50円程度と予測し,下値は76.30円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3700ドル-1.3350ドルで,実際は1.38931ドル-1.33926ドル(終値1.38773ドル)でした。上限は約190PIPSドル高方向に外し,下限は約40PIPSドル高方向の誤差でした。ほぼ一本調子の上昇トレンドと1.36ドルを越えてからのストップを巻き込んだ跳ね上げは,1.39ドル台を視野に入れた大陽線の週となりました。さすがに先週は上がりすぎですので相場もいったんは反落することは予想できますが,1.36ドル台での幅広いサポート層が先週までのレンジ相場とは違うステージであることに変わりはありません。下限については,何も大きなニュースがなければ1.36ドル台半ばではサポートは確実でしょう。一方,上限については今週は1.39ドルへのチャレンジはないと思いますので1.38ドル後半までの上昇を予想します。よって,今週の上値は1.3870ドル程度と予測し,下値は1.3650ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.9280フラン-0.8990フランで,実際は0.92602フラン-0.89024フラン(終値0.89285フラン)でした。上限は約20PIPSドル高方向の誤差で,下限は約90PIPSドル高方向に外しました。ユーロの対ドルでの上昇に比べると比較的落ち着いており,ユーロスイスのSNBが保証した1.20フランから大幅にユーロ高になっていることから考えても一方的な対ドルでのフラン高を想定することはできません。とはいえ,0.90フランを割ってしまったのはこれまで堅調だったドルスイスの上昇トレンドを失わせた効果は大きいです。下限については,月曜日の安値を週の安値と考えて0.88フラン台後半でのサポートを予想します。一方,上限については10月11日と12日の上値の重さからすると今週は0.90フラン台半ばで失速するのではないかと思います。よって,今週の上値は0.9050フラン程度と予測し,下値は0.8870フラン程度と予測します。

今週の経済指標では,10月20日の木曜日の10月フィラデルフィア連銀景況指数がマイナス予想なのがプラスにでも転じれば大きなサプライズとなり,ドル高の流れが定着するかもしれません。一方,欧州方面から第2・第3のデクシア銀行が出てきたりすれば,ユーロにとって思わぬ逆境の週ともなるでしょう。要するに1.39ドル近くまでいったん上がったユーロを買いかぶりしないことが大切です。なお,2011年第3四半期の企業決算発表が今週は佳境ですので,金融セクターを中心に来月の失業率に影響しそうな悪い決算がどれほど出るかも注目していきたいと思います。

US上場企業決算日告知

アルコアの決算発表を皮切りに,2011年第3四半期の決算発表月が始まりました。本当に3か月は早いです。US上場企業決算日自動取得マクロの表に10・11・12月の列を追加して,あらたに今月分と来月分をマクロに取得させました。(まだ埋まっていないTickerは省略してあります。17日の週と24日の週に集中していますね。)

Date Company Name (As of 17-Oct-11) TICKER
2011/10/11 Alcoa Inc (AA)
2011/10/13 Google Inc (GOOG)
2011/10/17 Wells Fargo & Co (WFC)
2011/10/17 Citigroup Inc (C)
2011/10/17 International Business Machines Corp (IBM)
2011/10/18 Intel Corp (INTC)
2011/10/18 Johnson & Johnson (JNJ)
2011/10/18 Coca Cola Co (KO)
2011/10/18 Apple Inc (AAPL)
2011/10/18 Bank of America Corp (BAC)
2011/10/18 Yahoo! Inc (YHOO)
2011/10/18 EMC Corp (EMC)
2011/10/19 US Bancorp (USB)
2011/10/19 eBay Inc (EBAY)
2011/10/19 Bank Of New York Mellon Corp (BK)
2011/10/19 E*Trade Financial Corp (ETFC)
2011/10/20 Microsoft Corp (MSFT)
2011/10/21 General Electric Company (GE)
2011/10/21 Verizon Communications Inc (VZ)
2011/10/24 Texas Instruments Inc (TXN)
2011/10/24 Caterpillar Inc (CAT)
2011/10/25 Broadcom Corp (BRCM)
2011/10/25 Amazon.com Inc (AMZN)
2011/10/25 3M Co (MMM)
2011/10/25 Xerox Corp (XRX)
2011/10/26 Boeing Co (BA)
2011/10/27 Advanced Micro Devices Inc (AMD)
2011/10/27 Gilead Sciences Inc (GILD)
2011/10/27 Waste Management Inc (WM)
2011/10/28 Merck & Co Inc (MRK)
2011/11/1 Pfizer Inc (PFE)
2011/11/3 Starbucks Corp (SBUX)
2011/11/3 BNP Paribas SA (BNP.PA)
2011/11/7 MBIA Inc (MBI)

米9月小売売上高は予想以上で,S&P 500は2009年7月以来の週単位の上昇幅

S&P 500 Index Caps Best Weekly Gain Since July 2009 on Retail-Sales Data

9月の小売売上高は「自動車を除くコア」が0.6%の増加で全体では1.1%も増加しました。停滞中と思われた前月の指標はコアが0.1%から0.5%に,全体も0.0%の増加なしから0.3%の増加にそれぞれ上方修正されましたので,8月の小売売上高に誤差が多すぎたということでしょう。経済指標が強ければ米国株式市場は比較的素直に反応します。木曜日から金曜日にかけてS&P 500は大幅上昇し,2009年7月以来の週単位での最高の上げ幅で,2011年8月3日レベルに戻りました。

米9月小売売上高(自動車除くコア): 0.6% (予想:0.3%,前月改定:0.5%[改定前:0.1%])
米9月小売売上高: 1.1% (予想:0.7%,前月改定:0.3%[改定前:0.0%])

Please wait for Cleveland Fed data update

しかし,為替市場となるとペアとなっている国や地域の経済状態やリスクとの相対的な反応となり,一筋縄ではいきません。スロバキアのEFSFの否決とその後の再可決の出来レースが相場をガラガラポンしてくれました。結果として,ユーロの対ドル上昇は(米国経済指標の好調さを無視した形で)2009年3月20日以来の大幅上昇です。

Euro Advances Most Since 2009 on Europe Bets Debt Crisis Will Be Resolved

わかっててもそういう出来レースに乗っかるのが市場関係者なんですよ。まだまだ,欧州財政危機は収束したとは言えませんが,今週のところはユーロを担ぐのだと決めたらそう動くのが相場なのです。こういう市場に群がる人たちの行動心理学はとても大切だと思います。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/10/10の週】(これからはデクシア程度の破綻では済まないよ)

先週は月曜日は急激なユーロ安だったものの,週後半はそれなりにユーロは着実に戻してきた週でした。金融市場全般に広がる不安感もECBが一応緩和姿勢を見せたため何とかなるという淡い期待によって中和されました。商品市場からのドルへの換金も一段落したようなので,ここから一段のドルの強さを見せるには米国経済の力強さが必要でしたが,ISM製造業景気指数も雇用統計も弱くはないものの圧倒的に良いわけではありません。(WTI)原油価格は78ドル台で始まり,火曜日には74ドル台にまで下落しましたがその後は84ドル台まで一貫して上昇し,82ドル台まで戻して週末を迎えました。金価格は1624ドル台で始まり,上限は1677ドル台で下限は1596ドル台という金価格にしてはトレンドのないレンジ相場で最終的には1637ドル台で週末を迎えました。金価格としての値幅も少なめで上昇のトレンドが消えているのが特徴です。



ドル円は,予想が77.50円-75.80円で,実際は77.211円-76.501円(終値76.842円)でした。上限は約30PIPSドル高方向の誤差で,下限は約70PIPSドル安方向に外しました。先週もドル円は動かず月曜日の高値と安値が週の上限と下限になり,以後はその範囲で振動するというスキャルピングに最適な週でしたね。もう1か月ほどこの両通貨は均衡のもとにあり,デイトレードをするなら今が最適です。めぼしい経済指標もないですし今週も引き続きレンジの動きが中心であると考えます。下限については,いったん75ドル台への進展はあきらめました。76円台前半でサポートされるのは鉄板だと考えます。一方,上限についても戻り売りが意外に強力でなかなか77円台半ばまで上昇してくれません。やはり77円台前半までの上昇にとどめたいと思います。よって,今週の上値は77.30円程度と予測し,下値は76.20円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3590ドル-1.3250ドルで,実際は1.35237ドル-1.31449ドル(終値1.33853ドル)でした。上限は約70PIPSドル安方向に外し,下限は約110PIPSドル安方向に外しました。最安値は火曜日に記録し,そこから毎日ユーロがリカバリーしてきました。ユーロ危機は今後も各国金融機関に波及し思いがけないイベントを発生させると思いますが,少なくとも先週はECBの姿勢もユーロの堅調さに役立ったかも知れません。今週にかけてベルギーの金融機関「デクシア」が破綻しましたが,いったんアク抜けで嵐の前の静けさとしてユーロが堅調なのもうなずけます。下限については,今週は1.33ドル台半ばまでの下落で精一杯でしょう。一方,上限については月曜日に債券市場と為替市場がほぼ休みの間に1.37ドル直下までストップの踏み上げを誘発して上昇しましたが,月曜日の高値がほぼ上限でしょう。よって,今週の上値は1.3700ドル程度と予測し,下値は1.3350ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.9150フラン-0.8970フランで,実際は0.93142フラン-0.90764フラン(終値0.92661フラン)でした。上限は約160PIPSドル安方向に外し,下限は約110PIPSドル安方向に外しました。先週の終値でも0.92フラン台にとどまっていますので,普通は今週は0.90フラン割れを意識することはありませんが,月曜日のユーロドルの上昇とリンクしてドルスイスも大幅下落していますから,0.90フラン台での攻防を意識しないといけません。下限については,わかりやすい0.90フラン割れもあるかも知れないので0.89フラン台後半を維持します。一方,上限についてはドルの堅調さを考慮しても月曜日の高値を再び上回るのは難しいと考えて0.92フラン台後半を予想します。よって,今週の上値は0.9280フラン程度と予測し,下値は0.8990フラン程度と予測します。

今週の経済指標では,10月14日の金曜日の米9月小売売上高がそこそろ売り上げていれば米国景気に関して失望感が広がることはありません。それより欧州方面から第2・第3のデクシア銀行が出てくることのほうがユーロ安に貢献するでしょう。それはそうと先週でECBトリシェ総裁の在任中の公式記者会見が終了しました。8年間大変お疲れ様でした。

 | HOME |  NEXT »

PAGE TOP ▲

Appendix

EURO SELLER

EURO SELLER

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

DTIブログポータルへ
このブログを通報
Report Abuse

Search

Calender

« | 2011-10 | »
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

Forex Rates

This site's QR Code