EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/08/01の週】

先週は2011年2Qの米GDP速報値も予想を下回る成長に終わり,米国債上限引き上げ野党案が下院で通過して(今度は与党案を提出するために)上院で否決されるという茶番が続いて,ドルにとっては苦境の相場が続きました。ドル円・ドルスイスは一段安の可能性を秘めたまま週末を迎えていますが,ユーロドルだけは弱い通貨同士の均衡が続いています。(WTI)原油価格は99ドル台で始まり一時100ドル台まで上昇したものの,週半ばから一本調子で下げて95ドル台で週末を迎えました。金価格は1600ドル台で始まり,週明け早々1623ドル台まで上昇してからもみ合い,一時1604ドル台まで反落したものの再び1632ドル台の最高値をつけた後に戻して1627ドル台で週末を迎えました。



ドル円は,予想が79.30円-77.80円で,実際は78.685円-76.882円(終値76.960円)でした。上限は約60PIPSドル高方向に外し,下限は約90PIPSドル高方向に外しました。4週連続陰線となっただけでなくこのレベルでは過去の節目となる水準もありませんので,来週はドルスイスと同じく新安値を展開していく可能性があり,(8月2日以降と思われる)介入があるとしても基本は下抜けを狙った戦略を取る以外にありません。下限については,まず今年3月17日の安値76.25円を週の前半に割れるかどうかが焦点で,そこをクリアすれば値幅から言っても75円台前半までは下落予想の範囲です。一方,上限については先週の高値は遥かに遠くなり78円をクリアできるかどうかも怪しいので77円台後半を目標値としておきましょう。よって,今週の上値は77.90円程度と予測し,下値は75.30円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.4480ドル-1.4220ドルで,実際は1.45348ドル-1.42287ドル(終値1.43646ドル)でした。上限は約50PIPSドル高方向の誤差で,下限も約10PIPSドル高方向の誤差でした。ユーロ圏方面からネガティブなニュースが突然出てくるので過去の節目の1つである1.45ドル以上からはユーロを買い上げられないのが現状です。一方で,米国債上限引き上げ法案が無事通過したとしても再びドル高・ユーロ安になるかどうかはドルの対フラン・対円での強さが戻ってくるかどうかにかかっています。先週より更に不透明なユーロドル相場と言えるでしょう。下限としては,1.42ドル台前半のサポートは予想通りしっかりしていましたので今週は1.42ドル台前半でのサポートを継続します。一方,上限については先週のイベントほどユーロが買われる可能性は少ないので1.44ドル台半ばまでの上昇にとどめておきます。よって,今週の上値は1.4450ドル程度と予測し,下値は1.4220ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.8250フラン-0.8130フランで,実際は0.81540フラン-0.78522フラン(終値0.78696フラン)でした。上限は約100PIPSドル高方向に外し,下限は約280PIPSドル高方向に外しました。金価格の上昇も止まる気配がないですし,基軸通貨ドルの信認が国債発行問題で揺れている現状ではドルスイスはドル円以上に新高値を探る展開になるのは必至でしょう。週のどの段階で0.77フラン台に突入するかが焦点で,早いうちにクリアできれば0.76フラン台となる更なるフラン高も期待できます。下限については,0.76フラン台突入による達成感を考慮して0.76フラン台後半をメドとします。一方,上限については,0.80フラン割れを実現したのが大きく,今度は0.79フラン台半ば以上でそれなりの戻り売りの抵抗にあうでしょう。よって,今週の上値は0.7950フラン程度と予測し,下値は0.7680フラン程度と予測します。

今週の予定としては,米経済指標としては,8月1日の月曜日に7月ISM製造業景気指数が発表されますが,経済情勢を確認するには役立ちますが市場の反応は様子見で,8月2日が期限となる米国債上限引き上げ法案(今度は民主党案)の行方の方が大切です。8月4日の木曜日のECBおよびBOEの政策金利発表および8月5日の金曜日の日銀政策金利発表はどれも据え置き予想です。インフレ圧力は強くないですし,金利動向よりもギリシャ債務整理に関するトリシェ総裁発言および円高問題などに関係した白川総裁発言で相場が動くかどうかを見ていきましょう。

2011年第2四半期米GDPはやっぱり予想以下…各種指標が示す通りの結果

Economy in U.S. Grows Less Than Forecast

2011年2Q米実質GDP(前期比年率): 1.3% (予想:1.8%,前期:1.9%,前期改定:0.4%)
2011年2Q米個人消費(前期比年率): 0.1% (予想:0.8%,前期:2.2%,前期改定:2.1%)
2011年2Q米GDPデフレータ: 2.3% (予想:2.0%,前期:2.0%,前期改定:2.5%)

第2四半期米GDPは前期比年率で0.5%も予想を下回る1.3%だったのに加えて,個人消費も0.7%も予想を大幅に下回り0.1%の伸びにとどまりました。更に悪いことにGDPおよび個人消費とも前期の改定値が下方修正されました。2010年までは2009年いっぱいのGDPと比較できていたわけですが,2010年以降の経済が順調に回復していればいるほど2011年のGDPの伸びという面でのハードルは高いということでしょう。

Please wait for Cleveland Fed data update

図はGDPの変化に対する貢献率を示しているものですが,やはり目立つのは1Qに比べて個人消費の落ち込みが顕著です。設備投資は2Qで少し改善しているものの居住用不動産への投資はほとんど貢献していません。また,輸入と政府支出のGDPへの寄与が下がったのは絶対額が低下していることと最低ベースラインまで下がっていることと関係がありそうです。

震災による供給面での落ち込み,エネルギー価格の高止まり,米国債上限問題の不透明感…どれをとってもドルに追い風は吹いていません。とうとうドルスイスは0.78フラン台後半にまでフラン高になり,ドル円も76円台後半まで円高になりました。ドルスイスやドル円が反騰するにはまだまだ時間がかかりそうです。

 | HOME | 

PAGE TOP ▲

Appendix

EURO SELLER

EURO SELLER

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

DTIブログポータルへ
このブログを通報
Report Abuse

Search

Calender

« | 2011-07 | »
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

Forex Rates

This site's QR Code