EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

6月のフィラデルフィア連銀景況指数は急激に低下−"震災ショック"レベルのマイナス

Confidence Erodes Among Factories, Consumers

6月フィラデルフィア連銀景況指数: -7.7 (予想:7.0,前月:3.9)

6月のフィラデルフィア連銀景況指数は先月の3.9から-7.7までに低下。前月の指数からの持ち直しを期待するコンセンサスを見事に裏切ってくれました。先行指数についても前月の16.6から2.5へと急降下していますので,来月もまたマイナスの可能性も強く逆にマイナスの幅が広がる確率のほうが高くなってきました。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: -7.6 (前月:5.4) -> 受注減が全く下げ止まらず
出荷指数: 4.0 (前月:6.5) -> 低すぎるプラス幅です
在庫指数: -8.5 (前月:-5.4) -> 在庫はマイナス幅が拡大
雇用指数: 4.1 (前月:22.1) -> 先月の雇用指数の戻りは幻か

というように,雇用も含めて悪化の一途をたどっています。そして,今回用意された特別なアンケートでは「年初来のエネルギーと原材料のコスト増を顧客の最終製品に転嫁できていますか。」という質問がなされましたが54%の人が「できない」と答えたようです。つまり,供給よりも需要の低下の心配のほうが先行して現時点では値上げができないということのようです。

この指標自体は米国経済の景気停滞の可能性を示唆しているので米国株式市場にはさらなる調整の口実を与えるでしょうが,為替市場には影響は少ない模様です。言うまでもなく,現状の米国経済の先行きの心配以上に破綻寸前のギリシャの状況がユーロを短期的に最弱通貨にしているからです。

米5月小売売上高は予想よりはましだが,景気の腰折れ感は根強い

U.S. Economy: Retail Sales Fell Less Than Forecast in May

5月の小売売上高は「自動車を除くコア」が0.3%の増加でしたが,全体は-0.2%と減少に転じ,増加と減少が混在する中でどちらも予想よりはましという微妙なものでした。一方,前月の指標はコアの方の売上高は0.6%から0.5%まで下方修正され,全体も0.5%から0.3%に下方修正されました。前々回の上方修正から下方修正に転じた上に直近の売上高の拡大も終了して米国景気の腰折れ感が強く感じられるところです。こんな調子では米国株式市場の調整もいつ終わるのか全く不明と言わざるを得ません。

米5月小売売上高(自動車除くコア): 0.3% (予想:0.2%,前月改定:0.5%[改定前:0.6%])
米5月小売売上高: -0.2% (予想:-0.5%,前月改定:0.3%[改定前:0.5%])

Please wait for Cleveland Fed data update

まあ,グラフから分かるように前年比では小売売上高は7.7%増加しているので,米国経済に対しては中期的に見て問題がある数字ではなく何も心配はしていません。トレードの面で言えば言うまでもなく予想より良かったかどうかのほうがトレンド形成に影響します。また,今週も為替市場はユーロとドルの相対的な力関係に注目しています。米国経済に減速感が滲み出ているものの,ギリシャの債務問題のほうが重大な問題と見られているからです。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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