EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

WTI-北海ブレント原油価格のスプレッドの意味

ジャスミン革命以降,中東諸国の騒乱がエジプト・リビアと続いて原油価格が上昇してきました。その原油価格の中でもWTI:West Texas Intermediate原油価格と北海ブレント原油価格は代表的なものです。そして,WTIより北海ブレントの価格のほうが一層上昇しており,今年に入ってからその価格差(スプレッド)は1バレルあたり5ドルを突破して現在では14-15ドルあたりとなっています。

■ WTI-北海ブレント原油価格のスプレッドチャート
WTI-北海ブレント原油価格のスプレッドチャートはBloombergのInteractive Chartで表示することができ,そのスナップショットは以下の図のようです。(図をクリックすると表示のページを開きます。)



■ WTI-北海ブレント原油価格のスプレッドの理由
このスプレッドの一番の理由は,WTI原油はオクラホマ州クシンでの原油引渡し契約なのでクシンでの在庫量・精製需要に大きく影響を受けるのに対し,ブレント原油はどこにでも運べるので在庫より産油国での原油価格の影響をより受けるからです。

加えて,カナダのアルバータ州とアメリカのオクラホマを結ぶ Keystone Pipeline が完成し,カナダのオイルサンドがクシンに供給されるようになったので,これもWTI原油の在庫増に貢献する一因です。昨今のように原油価格が高止まりするとオイルサンドからの精製コストもペイしてしまうのです。需要があるところにビジネスチャンスがある米国企業の考え方からすれば驚くにはあたりませんね。

■ 原油価格ベンチマークとしてのWTIの価値
しかし,WTI-北海ブレント原油価格のスプレッドがこれからも恒常化するなら,WTI原油価格は世界の原油価格の実態を正しく表さないことになります。事実,世界最大の産出国であるサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは,既に1年以上前からWTIベンチマークを元に生産調整をするのを止めているからです。また,ユーロ圏での原油価格の指標としては事実上北海ブレントを無視することはできません。

【参考】 サウジアラムコ:米国向け原油の値決めにWTI原油を使用中止

その一方で,トレード対象としてのWTI原油の価値は高まっています。WTI原油は供給が安定する一方で北海ブレント原油が中東のイベントの影響を受けやすくなれば,先物市場ではそのスプレッドを利用して利益を上げるのはごく普通のことです。また,一般にWTI原油のほうが遅行指標になりやすくボラも少ないとなれば絶好のシステムトレードの対象となるでしょう。なお,WTI原油の生産量は世界の原油生産量の1-2%に過ぎませんがWTI先物の一日あたり取引量はその100倍の1億バレルなので,この面からも引き続き(生産調整のためのベンチマークとしてはともかく)トレード対象としてのWTI原油はこれからも重要と思います。

【参考】 A record WTI-Brent spread, a new paradigm

■ 日本政府は資源確保をどう考えているか
最後に,経産省のページに良いパッケージがありましたのでリンクを載せておきます。リビアの原油生産量は世界の中で3%にしか過ぎないこと,原油価格が上昇すれば相対的に精製コストの割合が低下することなども書いてあります。原油価格が高止まりすると,サウジの重質油の採算性が向上しリビアの軽質油との代替可能性が高まることも当然ですね。また石油以外の資源のことも書いてありますのでご一読ください。

【参考】 資源確保を巡る最近の動向

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/02/21の週】

先週はECBの緊急限界貸出ファシリティの需要が160億ユーロ以上になり,2009年6月以来最高の水準に達しました。結局原因はアイルランドの銀行絡みの誤発注のようで金融危機が再び訪れたのではないようです。週末にはリビアでの騒乱も一層激しくなり,チュニジア・エジプトに続いてリビアのカダフィ大佐もその地位を追われるかもしれません。中東の地政学的リスクは特にドバイ原油や北海ブレント原油の価格をつり上げています。(WTI)原油価格は85ドル台で始まり,週前半は83ドル台まで下落したのですが,リビア情勢を反映してか87ドル台まで上昇した後に86ドル台まで下落して週末を迎えました。さらに今週になって91ドルを突破してブレント原油が106ドルを突破したのとリンクしているようです。金価格は1357ドル台で始まり,ほとんど一方的に上昇して最終的には1389ドル台で週末を迎え,今週になってからは1400ドルを突破しています。



ドル円は,予想が83.70円-82.20円で,実際は83.961円-83.020円(終値83.091円)でした。上限は約30PIPSドル安方向の誤差で,下限は約80PIPSドル安方向に外しました。週の値幅が100PIPSを越えないとはドル円の停滞感は先々週以上に半端ではありません。引き続きレンジ相場が続いていますが,中東の地政学リスクが日本を連想させることはまずないので,リビアに何があろうともドル円は小動きだと確信します。下限については,先週より引き上げて82円台後半でのサポートを予想します。一方,上限については先週に引き続き84円台への挑戦が焦点ですがやはり難しく83円台後半での失速を予測します。よって,今週の上値は83.80円程度と予測し,下値は82.80円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3680ドル-1.3450ドルで,実際は1.37147ドル-1.34274ドル(終値1.36845ドル)でした。上限は約30PIPSドル高方向の誤差で,下限は約20PIPSドル安方向の誤差でした。これだけ予測の誤差が少ないということは,ユーロドルはドル円よりは値幅があるものの居心地の良い1.35ドル-1.38ドルのレンジを越えるほどのトレンドにはないということです。今週も先週よりは少し高めでこのレンジ内に収まるでしょう。上限については,1.37ドルは越えられますが1.37ドル台後半での失速を予測します。一方,下限については1.35ドル台に入ってからは良いサポートが得られるので1.35ドル台半ばをあたりを予想します。よって,今週の上値は1.3770ドル程度と予測し,下値は1.3550ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.9850フラン-0.9600フランで,実際は0.97435フラン-0.94361フラン(終値0.94562フラン)でした。上限は約110PIPSドル高方向に外し,下限は約160PIPSドル高方向に外しました。先々週のドルの復調はまたもや長続きはせず5日連続で陰線の下降相場となりました。とはいえ0.94フラン台では安定して買われておりこのレベルでのサポートはしっかりしています。下限については,今週は0.94フラン台前半でサポートされると予測します。一方,上限については今週は0.96フラン台前半まで到達できれば目標達成です。よって,今週の上値は0.9630フラン程度と予測し,下値は0.9420フラン程度と予測します。

今週の予定としては,24日の木曜日の1月米耐久財受注がどれほど回復するかに注目しています。一方,中東方面の政治情勢の混乱には連日注意が必要で,それに伴う原油や金を始めとする資源価格の上昇による経済の悪影響もそろそろ考えないといけません。消費者物価やある程度の小売売上高には貢献しても逆に景況感の悪化につながることは十分ありえます。まあ,それにしてもドル円は小動きでどうにもなりませんけどね。

2月のフィラデルフィア連銀景況指数は事前予想を大幅に上回る−出荷や雇用の改善続く

Manufacturing in Philadelphia Region Expands at Faster Pace

2月フィラデルフィア連銀景況指数: 35.9 (予想:21.0,前月:19.3)

2月のフィラデルフィア連銀景況指数は事前予想を大幅に上回って上昇。前月の指数からの少しの伸びを予想するコンセンサスに対して完全なポジティブ・サプライズです。先行指数については前月の49.8から46.8へと若干低下しましたが景気拡大基調に変化はありません。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: 23.7 (前月:23.6) -> ほぼ同じ新規受注を達成
出荷指数: 35.2 (前月:13.4) -> 出荷が3倍近く拡大しました
在庫指数: 2.1 (前月:6.8) -> 在庫はプラスのまま低下
雇用指数: 23.6 (前月:17.6) -> 雇用指数も引き続き拡大

というように,出荷指数と雇用指数が驚異的な上昇です。特に雇用指数は1973年4月以来の指数とのことです。一方,Prices Paid とPrices Receivedの上昇は先月に引き続き上がっていますのでとても気になります。為替市場は,同時に発表されてフィラデルフィア連銀景況指数より弱含みのデータだった1月の景気先行指数に影響されて逆にドル安になっているというわけわからない反応になっています。

米1月小売売上高は予想を下回り,株式市場はいったんはネガティブに反応

U.S. Economy: Retail Sales Climb Less Than Forecast

1月の小売売上高はコアも全体も事前予想をそれぞれ0.2%下回りましたが,増加は7カ月連続なので米国の消費性向は確実に回復しながら,米経済を支えていることには変わりがありません。ちなみに1月のガソリンスタンドの売上高はガソリン価格高を背景に1.4%大幅増加したので,コモディティ・インフレーションの可能性は引き続き警戒する必要があります。今月は豪雪の影響が多く出たので株式市場はいったんネガティブに反応していますが,持続可能な景気回復に対しては私は楽観しています。

米1月小売売上高(自動車除くコア): 0.3% (予想:0.5%,前月改定:0.3%[改定前:0.5%])
米1月小売売上高: 0.3% (予想:0.5%,前月改定:0.5%[改定前:0.6%])

Please wait for Cleveland Fed data update

それより,北海ブレントとWTIの価格の乖離を誰がアービトレージするのでしょうか。つまり精製コストの差や輸送コストを考慮して20ドル程度ある現在の価格の差は正当性があるかという問題です。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/02/14の週】

先週はエジプト騒乱もムバラク大統領の辞任・首都脱出という結末になりまだ最終的な結末は流動的なものの,株式市場・為替市場にとっては当面の不安定要素がなくなりました。一方でドイツ連銀のウェーバー総裁が辞任を表明し4月30日で退任することになったので次期ECB総裁選びも混沌してきています。またもやユーロを強気で持ち続けるのには逆風ですね。原油価格は89ドル台で始まり,86ドル-87ドル台の狭いレンジでの相場の後に85ドル台まで下落して週末を迎えました。金価格は1349ドル台で始まり,1366ドル台から1368ドル台までの攻防が続いた後に下落して最終的には1356ドル台で週末を迎えました。



ドル円は,予想が82.80円-81.50円で,実際は83.661円-81.762円(終値83.443円)でした。上限は約90PIPSドル安方向に外し,下限は約30PIPSドル安方向の誤差でした。エジプトのデモのもやもやも晴れて相場がアク抜きできたかと思えば83円台の後半はやはり重かったです。世界的なイベントがあっても週単位で200PIPSしか動かないというのは決して大きな動きではありません。引き続きレンジ相場が続いていると見ます。下限については,さらに先週ほどの下落は期待できず82円台前半でのサポートを予想します。一方,上限については83円台後半では戻り売りで押し戻され84円台を見ることはないでしょう。よって,今週の上値は83.70円程度と予測し,下値は82.20円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3750ドル-1.3500ドルで,実際は1.37433ドル-1.34966ドル(終値1.35462ドル)でした。上限は約5PIPSドル安方向の誤差で,下限はほぼピッタリでした。先週の反落で目先のユーロドルの上昇も一旦止まったようですし,ユーロドルは当面の居心地の良い1.35ドル-1.38ドルのレンジを出ることができませんでした。ただし今週の上限については,1.37ドル越えも難しい展開で1.36ドル台後半での失速を予想します。一方,下限についてはまともなイベントがなければ1.35ドルを割ることがあってもなんとかアンダーシュートの範囲である1.34ドル台半ばでサポートされるでしょう。よって,今週の上値は1.3680ドル程度と予測し,下値は1.3450ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.9680フラン-0.9520フランで,実際は0.97737フラン-0.95226フラン(終値0.97306フラン)でした。上限は約90PIPSドル安方向に外し,下限はほぼピッタリでした。ユーロドルが週前半の上昇と週後半の下落が対照的だったのと異なり,水曜日以外一貫して陽線で終わりドルの復調が明らかになりました。でも昨年の12月5日の週以来10週にわたってパリティ割れが続き0.97フラン台ではまだその突破は意識されません。下限については,先週の上昇での一時的な均衡点である0.96フランジャストぐらいでサポートされると予測します。一方,上限については今週は0.98フラン台半ばまで到達できれば目標達成です。よって,今週の上値は0.9850フラン程度と予測し,下値は0.9600フラン程度と予測します。

今週の予定としては,15日の火曜日に日銀政策金利が発表されますが,2010年第4四半期GDPがマイナスになった日本経済の中で政局も混迷しており,金利を上げるどころか一段の緩和ももはや効果薄の状況なのでスルーしかありえません。同じく15日の火曜日の米1月小売売上高はまだ北米の寒波は続いているもののネット販売の好調さが反映される事になるでしょう。17日の木曜日(日本時間18日0:00)の2月フィラデルフィア連銀景況指数も引き続き拡大を予想します。久々にドルを安心買いできる週ではないかと思いますが,ドル円はやはり敬遠したいのでユーロドルの戻り売りのタイミングをねらうことにしましょう。

カイロ越え v1.0



動画職人第21弾です。これまで通り,こちらでも告知しておきます。

今回の動画はエジプトのムバラク政権の崩壊を目の当たりにして急遽作成してみました。主役はもちろんムハンマド・ホスニー・ムバラク元大統領です。原曲は石川さゆりさんの歌った1986年の名曲「天城越え」です。これからもエジプト情勢はどうなるか目を離せませんが,当面の出来事までをお楽しみいただけましたら幸いです。

カイロ越え v1.0

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2011/02/07の週】

先週は米雇用統計のまちまちの数字に対してもある程度米国経済の先行きの改善が見込まれ週後半はドル全面高の様相でした。エジプトのデモもどうやら長期化しそうで相場への影響も薄らいできました。そうなると再び欧米の経済の基礎体力に焦点が集まるでしょう。原油価格は89ドル台で始まり,エジプト・イエメン情勢で92ドル台まで上昇したあと週末に急落しまた89ドル台まで戻して週末を迎えました。金価格は1336ドル台で始まり,1357ドル台と1324ドル台の間で推移し最終的には1349ドル台で週末を迎えました。



ドル円は,予想が82.50円-80.80円で,実際は82.453円-81.084円(終値82.185円)でした。上限はほぼピッタリで,下限は約30PIPSドル安方向の誤差でした。ドル円は完全にトレードに向かないレベルの小動きでしたね。中東の政変よりも中国や東アジアの事情に反応するのでしょうか。少ない値幅による収益より上下にブレイクアウトしたときのロスカットによる損失のほうが多いので当分はドル円のトレードは難しいでしょう。下限については,先週ほどの下落は期待できず81円台半ばでのサポートを予想します。一方,上限についても82円台後半の日足一目均衡の雲で再びもみ合うことを予想します。よって,今週の上値は82.80円程度と予測し,下値は81.50円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3890ドル-1.3570ドルで,実際は1.38606ドル-1.35426ドル(終値1.35861ドル)でした。上限は約30PIPSドル安方向の誤差で,下限は約30PIPSドル安方向の誤差でした。上値も下値もきっちりとレジスタンスとサポートがはっきりしていて,長期的に見ても1.35ドル-1.38ドルのレンジは居心地が良い均衡点なのでしょう。上限については,1.40ドル越えどころか今週は1.37ドル台半ばでの失速を予想します。一方,下限については月曜日の安値が週の安値と考えますので1.35ドルジャストをメドとします。よって,今週の上値は1.3750ドル程度と予測し,下値は1.3500ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が0.9480フラン-0.9250フランで,実際は0.95926フラン-0.93281フラン(終値0.95445フラン)でした。上限は約110PIPSドル安方向に外し,下限は約80PIPSドル安方向に外しました。週末の雇用統計がドルの続落をとどめました。先週末高値圏で終わったので,下限については,多少のアンダーシュートを考慮しても0.95フラン台前半までを予測します。一方,上限については頑張っても0.96フラン台後半まで到達すると考えています。よって,今週の上値は0.9680フラン程度と予測し,下値は0.9520フラン程度と予測します。

今週の予定としては,火曜日に中国人民銀行が金融機関の貸出・預金金利を9日から1年物でそれぞれ0.25%引き上げると発表しました。利上げは昨年の12月26日以来で10月も含め3度目ですが,ほぼ為替が連動している中でインフレに対する姿勢を鮮明にしても余計に外国資本の流入を招く可能性もあり,「なんちゃって利上げ」なのか「火に油を注ぐ利上げ」なのか判断が難しいところがあります。なお,予定されている経済指標の発表には個人的に注目しているものがありません。ドル円も動かないし,システムでシグナルが出ない場合は個人的には相場はお休みですね。

買いたかった…国債 v1.0



動画職人第20弾です。これまで通り,こちらでも告知しておきます。

今回の動画は日本の財政赤字を背景としてどこまで信用が持つかという日本国債が主役です。原曲はAKB48の2006年のヒット曲「会いたかった」です。内容は「国債を買ってくれ」「消費税上げるぞ」というものですが,EURO SELLERは決して財務省の回し者でもなんでもなくこの歌に特定の財政政策を推奨する意図はありません。あくまでもエンターテイメントとしてお楽しみいただけましたら幸いです。新ユニット名としてはJGB48とでも呼んだらいいのでしょうが,財務省の「国債男子」というぶっ飛んだ概念には負けました。orz

買いたかった…国債 v1.0

1月失業率は低下したが,NFPは大雪の関係で予想より伸びず

U.S. Jobless Rate Falls to 9% in January; Payrolls Rise 36,000

1月非農業部門雇用者数: 36K (予想:146K,前回:103K,前回改定:121K)
1月失業率: 9.0% (予想:9.5%,前回:9.4%)

Wait for ClevelandFed updates

1月の失業率は12月の9.4%から2か月連続で0.4%も改善したのですが,NFPは大雪の関係で思ったより増加しませんでした。それでも前回統計が上方修正されたので好材料・悪材料がまちまちの指標と言ってよいでしょう。こういう時は相場はよく今晩のように乱高下します。エジプト情勢が今週も特に注目されると言いましたがさすがに雇用統計は無視できないイベントでしたね。

製造業: 4万9000人 (前回:1万4000人) ※やっと製造業が牽引してきた感じがする
建設業: -3万2000人 (前回:-1万7000人) ※大雪の影響が拡大。戸外の仕事は冬は不安定
金融業: -1万0000人 (前回:0人) ※マイナスに逆戻りでしたのでプラス継続は達成できず
リテール部門: 2万7500人 (前回:2800人) ※単振動から抜け出すきっかけにはなるか
民間部門: 5万0000人 (前回:13万9000人) ※主な原因は大雪による建設業と輸送業の就業者マイナス
政府部門: -1万4000人 (前回:-1万8000人) ※政府部門はマイナス継続が長く改善にはほど遠い

個別のNFPの数字では製造業とリテール部門の就業者の増加が目立ちます。年末に続いて年始もリテール部門は好調だったようです。春に向かうにつれてさらに建設業と輸送業も改善してくれれば,NFPのポジティブ・サプライズもそう遠くはないでしょう。

ECBは政策金利を1.0%で据え置き…今月のトリシェ総裁は1月の燃料を回収中

Trichet Signals No Rush to Raise Rates Even as Inflation Tops ECB's Limit

2月3日にECBは政策金利を21回連続で据え置きました。今回の会見ではユーロ圏のインフレ率が一段と高進する公算が大きいことは認めつつも中期的物価安定を脅かしてはいないとの見解を示しました。また,ECBの国債買い入れプログラムは継続していると述べてより緩和政策に重きをおいた発言となりました。結果として慎重に言葉を選んだ質疑応答になりユーロドルは高値圏から反落しました。



1月の記者会見はトリシェ総裁自ら種をまいたような利上げ観測でしたので,今回の記者会見で懸念を払拭する必要がありました。木曜日から金曜日の流れはドル高ですが,NFPおよびエジプト情勢でどう変わっていくかに注目です。気をつけておきたい点は,経済指標は市場の開いている週中に発表されることが多いのでどんなにレートが飛んでもそれなりの連続性がありますが,政治情勢などのイベントは週末に起きることもあり週明けにギャップを空けることも多いので,週をまたいでのポジション持ち越しには特に注意を要します。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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