EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/09/27の週の雑談】

先週は米国指標も何かと冴えずユーロドル爆上げでしたがドル円は介入警戒感からかそれほど下落しませんでした。株式市場は下落する日もあるものの材料がないので楽観気味です。24日は尖閣問題で相場どころではない騒がしい週でした。原油価格は73ドル台で始まり,上下動を繰り返しながら76ドル台まで上昇して週末を迎えました。一方,金価格は1274ドル台で始まり,金曜日にはとうとう1299ドル台の最高値まで上昇して1296ドル台で週末を迎えました。今週は引き続いて1300ドルを軽く突破しているゴールドはどこまで上がるのでしょうか。



ドル円は,予想が85.90円-83.20円で,実際は85.795円-84.104円(終値84.250円)でした。上限は約10PIPSドル高方向の誤差で,下限は約90PIPSドル安方向に外しました。それなりに介入警戒感があるのでドル円は非常に狭い範囲での動きです。手馴れた人はこういう週にデイトレードをやるでしょうが大玉にあたると一気に損失確定ですから気をつけてください。米国指標に明るさは見えずにジリジリとまた円高傾向です。上限については,今週は一目均衡の雲の下限が84円台後半まで下がってきており,その程度の上昇が限界でしょう。一方,下限については83円前半まで下がれば再度の介入期待がありますが財務省がまともなら前回の介入より高いレートで介入するはずなので先週よりも少し上げておきましょう。よって,今週の上値は84.80円程度と予測し,下値は83.30円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3220ドル-1.3020ドルで,実際は1.34936ドル-1.30281ドル(終値1.34906ドル)でした。上限は約270PIPSドル高方向に外し,下限は10PIPS以内のニアピン賞でした。火曜日と金曜日の2段ロケット上げで一気に1.32ドル台のレンジ上限を越えて1.35ドル台を狙ってきた感じです。スイスフランと同じく金価格との相関が強いので金が最高値を付けている間はいくらソブリンリスクがあってもユーロは対ドルで強含みますね。下限については,節を意識して1.34ドル台半ばでの押し目が期待できそうです。一方,上限については今年4月12日の1.36910ドルが戻りの目標ですが1.37ドル台突入は難しいと考えています。よって,今週の上値は1.3680ドル程度と予測し,下値は1.3450ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0150フラン-0.9920フランで,実際は1.01172フラン-0.97782フラン(終値0.98484フラン)でした。上限は約30PIPSドル高方向の誤差で,下限は約140PIPSドル高方向に外しました。パリティを割ってからの下げが激しかったですね。スイスも貿易輸出国ですが小国ですので日本と同じに論じることはできないでしょう。SNBも介入に失敗した前例があり節目だからといってうかつにドルを買い支えたりはしません。クレーターに落ち込むような底なしの気配がしており,当然金価格の上昇とも連動しています。こういう時はどこまで落ちるか不明ですが,0.97フラン割れで達成感を味わう展開となるでしょうか。下限については,0.96フラン台後半まで下げてから買いが入ると予想します。一方,上限については下落圧力が強いので頑張っても0.98フラン台半ばまでの上昇が限界と考えています。よって,今週の上値は0.9850フラン程度と予測し,下値は0.9680フラン程度と予測します。

今週の予定としては,10月1日の金曜日には9月ISM製造業景気指数がありますが,米景気回復については悲観的ですので今回も大きな改善は見られないでしょう。欧州の指標はほとんどスルーでイベントリスクのほうが大きいです。ましてや日銀短観が純粋に日本経済については回復傾向を示唆するとしてもそれが為替市場に反映されるとは思いませんね。ただし,小康状態からさらに金・ユーロ・フラン・円などがレンジブレイクする可能性はいつも考えておかないといけません。なお,季節の変わり目で急に涼しくなってきました。夜更かしするにしても風邪などには十分注意いたしましょう。

2010年8月YTDヘッジファンド成績

9月の後半を迎えましたので,2010年8月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。



図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。8月は株式市場に対する不安から大きく相場が下落し成績を落としたファンドが目立ちます。例外的にテクノロジーセクターファンドは先月からあまり低下せずトップの成績でとどまりましたが,相場の下落に強いオプション戦略ファンドが2位につけました。3位および4位もモーゲージ組成ファンドと企業合併裁定ファンドで,証券市場でのオーソドックスな戦略が機能していない月であったと思われます。最低だったのはファイナンスセクターファンドで8月のマイナス収益でYTDの収益をすっかり失いました。

次が,全セクターの8月までのYTDパフォーマンスの図2です。



14.40%:モーゲージ組成ファンド
8.11%:テクノロジーセクターファンド
7.87%:仕組み債裁定ファンド
7.62%:仕組み債非裁定ファンド
7.04%:ディストレスドファンド

7.00%:転換社債裁定ファンド
5.58%:オプション戦略ファンド
5.55%:バリュー投資ファンド
4.64%:イベント主導型ファンド
4.39%:エマージング市場ファンド
3.89%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
3.81%:スペシャル・シチュエーションファンド
3.60%:企業合併裁定ファンド
3.36%:資産賃貸ファンド
2.64%:マクロファンド
2.31%:エネルギーセクターファンド
1.44%:マルチ戦略ファンド
0.99%:マーケットニュートラルファンド
0.46%:ロングオンリー戦略ファンド
0.00%:資本構成裁定ファンド
0.00%:マーケットタイマーファンド
0.00%:その他の裁定ファンド
0.00%:短期トレードファンド
-0.08%:CTA商品先物ファンド
-0.34%:レギュレーションD限定ファンド
-0.45%:統計的裁定ファンド
-0.55%:ショートバイアスファンド
-0.74%:ロング&ショート戦略ファンド
-0.98%:ファイナンスセクターファンド
-1.13%:ヘルスケアセクターファンド


1位は7月に引き続きモーゲージ組成ファンドとなり,2位以下5位まではテクノロジーセクターファンド,仕組み債裁定ファンド,仕組み債非裁定ファンド,ディストレスドファンドの順で,新製品の発売されるテクノロジーセクターファンドは別として,ハッキリしない景気回復による株式市場の低迷のためにデリバティブ系のファンドが上位を占めています。また成績の悪い方では,CTA商品先物ファンドおよびショートバイアスファンドが大幅に収益を改善しイーブンの収益に近づきました。結果としてワースト1とワースト2は,ヘルスケアセクターファンドとファイナンスセクターファンドが占めました。それでも,ぶっちぎりでマイナス収益のファンドがなくなってきて,引き続きヘッジファンドは損失を最小にしてあの手この手で頑張っていると思います。

FOMC statement, September 21, 2010

FOMC statement

2010年8月10日以来,約42日ぶりのリリースでした。引き続き政策金利は据え置きですが,「必要なら追加緩和を行う用意がある」と景気回復のペースが鈍化したことに配慮しているのが特徴です。また,FRBのバランスシートを維持するための長期米国債への再投資の政策継続を宣言しています。

1.景気回復のペースが年初に比べて急速に下がったことを認める一文が挿入された。(※1下線)
2.住宅着工数は,先回の"remain"が"are"に変化した。やや下げ止まりを表現している様子。(※2下線)
3.銀行貸出のレートの低さを強調する一文が挿入された。貸出需要が減少している一面を暗示している。(※3下線)
4.景気回復のペースが緩やかであることを表現しているが,先回の"more modest in the near term than had been anticipated"に比べると意外感が減少している。(※4下線)
5.インフレ率については,先回が"have trended lower in recent quarters and"と継続的な低さを強調したのに対して,今回は程良いレベルより低すぎると表現している。(※5下線)
6.現在のインフレ率の低さがFRBのデュアル・マンデートを目標としてコントロールされるべきとの一文。ややデフレ懸念が感じられる。(※6下線)
7.今後のインフレ率については,先回の"are"が"remain"になって,近い将来上昇しても齟齬が生じないように,また後半ではマンデートの範囲でその上昇幅についても保険を掛けた文章になった。(※7下線)
8.レートは今回も0.25%で据え置きで,FOMC文内の優先順位は低い。今回も"warrant exceptionally"と"for an extended period"はどちらも残った。(※8下線)
9.先回のFRBのバランスシートを維持するための再投資の政策継続を宣言し,詳しい説明は今回はバッサリと割愛した。(※9下線)
10.今回の目玉のパラグラフとして結びの一文が改変され,必要な緩和策は今後何でも取るとの決意を示し,インフレについてもマンデートにふさわしい対策をとると言明した。(※10下線)
11.いつものようにホーニグ総裁が"an extended period"の表現に反対票を投じたが,今回はFOMCの政策への足かせではなく継続的な成長の阻害になるとの理由で低金利継続に反対し,再投資政策の継続にも異議を唱えた。(※11下線)

For immediate release
Information received since the Federal Open Market Committee met in August indicates that the pace of recovery in output and employment has slowed in recent months. Household spending is increasing gradually, but remains constrained by high unemployment, modest income growth, lower housing wealth, and tight credit. Business spending on equipment and software is rising, ※1though less rapidly than earlier in the year, while investment in nonresidential structures continues to be weak. Employers remain reluctant to add to payrolls. Housing starts ※2are at a depressed level. Bank lending has continued to contract, ※3but at a reduced rate in recent months. The Committee anticipates a gradual return to higher levels of resource utilization in a context of price stability, although the pace of economic recovery is likely to be ※4modest in the near term.

Measures of underlying inflation ※5are currently at levels somewhat below those the Committee judges most consistent, over the longer run, with ※6its mandate to promote maximum employment and price stability. With substantial resource slack continuing to restrain cost pressures and longer-term inflation expectations stable, inflation is likely to ※7remain subdued for some time ※7before rising to levels the Committee considers consistent with its mandate.

The Committee will maintain the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and continues to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely to ※8warrant exceptionally low levels for the federal funds rate ※8for an extended period. ※9The Committee also will maintain its existing policy of reinvesting principal payments from its securities holdings.

The Committee will continue to monitor the economic outlook and financial developments and ※10is prepared to provide additional accommodation if needed to support the economic recovery and to return inflation, over time, to levels consistent with its mandate.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; James Bullard; Elizabeth A. Duke; Sandra Pianalto; Eric S. Rosengren; Daniel K. Tarullo; and Kevin M. Warsh.

Voting against the policy was Thomas M. Hoenig, who judged that the economy continues to recover at a moderate pace. Accordingly, he believed that continuing to express the expectation of exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period was no longer warranted and ※11will lead to future imbalances that undermine stable long-run growth. In addition, given economic and financial conditions, ※11Mr. Hoenig did not believe that continuing to reinvest principal payments from its securities holdings was required to support the Committee’s policy objectives.

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/09/20の週の雑談】

先週は6年半ぶりの財務省の円売り介入でドル円は95円台に上がってしまってからぐだぐだでしたが,基本的には米国経済指標が良くないためにユーロドルの上昇を招き,欧州通貨のクロス円も底値圏からの反転を迎えました。為替介入で東京株式市場が持ち直したのに加え米国株式市場も順調で,介入に文句を言ったのはごく一部の自動車関連議員に限られるようです。原油価格は76ドル台で始まり,先週は一方的に73ドル台まで下落して週末を迎えました。一方,金価格は1246ドル台で始まり,金曜日にはとうとう1282ドル台の最高値まで上昇して1274ドル台で週末を迎えました。さすがに為替介入があるならと円やフランに向かっていた資金の一部が金購入に向かったのかも知れません。



ドル円は,予想が84.30円-82.90円で,実際は85.922円-82.864円(終値85.792円)でした。上限は約160PIPSドル安方向に外し,下限はほぼピッタリ賞でした。私が下限を当ててしまうというのは介入の仕方としてどうなのかな?分り易過ぎるのではないでしょうか。あと,現時点での渾身の介入をしたにも関わらず86円を越えられなかったのは,現在の為替市場の規模では一国単独介入には限界があることの証左です。上限については,今週は市場にとっても介入のほとぼりを覚ます週なので,86円直下までで上昇は抑えられると思います。一方,下限については83円前半まで下がれば再度の介入期待からドルロンガーが湧いてくるのは明らかです。よって,今週の上値は85.90円程度と予測し,下値は83.20円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.2920ドル-1.2650ドルで,実際は1.31583ドル-1.27579ドル(終値1.30363ドル)でした。上限は約240PIPSドル高方向に外し,下限は約110PIPSドル高方向に外しました。ここ2,3週はユーロドルは完全なレンジ相場にありましたが,週前半のユーロドルの上昇というトレンドの中での単独円売り介入は,クロス円の上昇をも招きユーロドルの上昇の勢いを止めるどころか加速させました。欧州市場で円を売ってユーロを買うという介入もあったのかも知れません。いったん,1.30ドル台に乗せましたのでまた下限が読みやすくなりました。下限については,1.30ドル台前半でのサポートを期待します。一方,上限についてはストップロスを食っての1.32ドル台突入はあってもそれ以上の買い上がりは期待できないと考えます。よって,今週の上値は1.3220ドル程度と予測し,下値は1.3020ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0170フラン-0.9980フランで,実際は1.01889フラン-0.99284フラン(終値1.00966フラン)でした。上限は約20PIPSドル安方向の誤差で,下限は約50PIPSドル高方向の誤差でした。上限・下限ともまずまずでパリティ割れも予想通りになりました。チャートを見るとドルスイスのパリティ割れは14日の火曜日に既に起きていたので,その後にドル円が92円台をつける予想通りの展開となり,我慢できなくなって15日の東京時間に介入が入ったような気もしますね。ということは今週もまずはドルスイスから仕掛けが入ると考えられFOMCリリースなどが再度のパリティ割れのきっかけかも知れません。下限については,0.99フラン台前半まで先週と同じレベルまで下げましょう。一方,上限については下落圧力が強いので頑張っても1.01フラン台半ばまでの上昇が限界と考えています。よって,今週の上値は1.0150フラン程度と予測し,下値は0.9920フラン程度と予測します。

今週の予定としては,22日の水曜日にはさっそくFOMCがありますが景気回復については悲観的な観測しかできませんが,新たな金融政策があるかという難しいところで放置しかできないのではないですかね。米8月住宅着工件数が程よく増加したのを見ると週末の24日の金曜日の米8月新築住宅販売件数もそこそこ行くのかも知れません。個人的には,24日の金曜日の米8月耐久財受注が力強く増加するとドル円の上抜けのためには好都合だと思います。この指標は製造業の受注状況を表しており設備投資の先行指標といえますが,時々変動は激しくなるので市場のボラを作り出すのには適した指標でもあるのです。

なお,中国との間では尖閣列島での中国船衝突に絡み反日運動も起きているようですが,だからといっていくら中国様が腹いせに円をお買いになってもそれだけで超円高には成り得ませんから,S元財務官も調子をこいてコメントしないようにね。

9月のフィラデルフィア連銀景況指数はプラス予想が外れる

U.S. Economy: Jobless Claims Drop, Philadelphia Gauge Shrinks

9月フィラデルフィア連銀景況指数: -0.7 (予想:0.5,前月:-7.7)

9月のフィラデルフィア連銀景況指数は前月がマイナスだったので市場の予想は控えめな0.5プラスだったのですが,またしてもマイナス指数の-0.7が続きました。このように景気後退の勢いの方が強くなってしまったときに,ドル安に反対する為替介入ではそれなりに米国からも文句が出てきますよね。先行指数のほうは先月の19.6が26.3に反発していますが,景気が悪くても先行指数は高い場合が多いのであまり信用できません。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: -8.1 (前月:-7.1) -> 受注はマイナス幅が広がりました
出荷指数: -7.1 (前月:-4.5) -> 出荷もマイナス幅が広がりました
在庫指数: -16.7 (前月:-11.6) ->在庫はまだ下げ止まりません
雇用指数: 1.8 (前月:-2.7) ->頼みの雇用指数はかろうじてプラスに戻す

というように,引き続き景気の冷え込みは続いています。

米国経済に取っては良くない指標ですので,ドル円の円売り介入は85円台後半での戻り売りと戦う必要があります。そのうち,介入効果も薄れてきてドル売りの大玉と戦うことになるのでしょうか。財務省の精鋭たちの介入タイミングをしかと見届けましょう。一方,日本の介入と直接関係の無いユーロドルは,ドルが弱くてユーロがまた1.30ドル台に乗せて高値圏で推移しています。1か月ほど前はユーロドルはヘッドアンドショルダーの肩落ちの心配をしていたのですがすっかり様変わりです。

「注意深く見守る」財務相の円売り介入の図

日頃は円高について「注意深く見守る」としか言わない野田財務相ですが,本日10時半過ぎに円売り介入をしたようです。

単独介入を実施、今後も必要なら実施=野田財務相

>野田財務相によると、為替介入は菅直人首相に報告した上で、自身の判断で実施した。10時半に財務省から日銀に要請し、同35分ごろに市場介入に踏み切った。日本単独の介入で、野田財務相は国際連携について「必要な関係当局と緊密な連携はとっているが、それぞれがどのような反応をしているかについてはコメントを控える」と述べるにとどめた。規模や対象通貨については、今後公表する。

なお,日本の為替介入は2004年3月以来6年半ぶりとのことです。ただし今回の単独介入はあまり効果的なものとはならないでしょう。その理由は,

■ あまりにも「注意深く見守る」の財務相コメントが続いたあとだったため不意打ち感が少なく「やっときたか」とむしろ戦線拡大の予感がする。
■ 介入レートが83円を割ったところだったため,防衛ラインの手の内を明らかにしてしまった。これで投機筋にとっては資金を集めてラインの突破をするのが楽になった。
■ 部外者である仙谷官房長官が「82円が防衛線」などと公言してしまった。菅直人現総理が前財務相だったころ,「ドル円は95円台が理想」と発言して失笑されたが,当局はうすうす市場に感づかれても絶対に適正水準や防衛線について言及するのはやめるべきなのです。

最後に6年半ぶりの介入ですので5分足でチャートを野田大臣の写真付きでキャプチャーしておきましたよ。

  

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/09/13の週の雑談】

先週は目立った経済指標もなく,ユーロドルはやや硬直状態でドル円・ドルスイスなども円高・フラン高のトレンドのなかで勢いがあまりありませんでした。米国株式市場は8月の終りから割と反発しているのに東京株式市場は戻りが良くないです。民主党代表選で政治的に停滞していることもあるでしょうか。原油価格は74ドル台で始まりましたが,72ドル台まで下落する局面もありましたが直ぐに切り返し週末は76ドル台まで上昇して終わりました。一方,金価格は1247ドル台で始まり,週半ばに6月28日以来の1262ドル台まで上昇して1246ドル台で週末を迎えました。リスク回避の動きからの金価格の上昇もいったんはピークを迎えたといえるでしょう。



ドル円は,予想が84.50円-82.50円で,実際は84.484円-83.335円(終値84.187円)でした。上限はほぼピッタリ賞で,下限はまたも約80PIPSドル安方向に外しました。83円台前半でのサポートは思ったより強いですね。これで3週連続予想を外しました。82円台への突入には,民主党代表選の結果がはっきりするだけでなく相当な相場のエネルギーが必要なのかも知れません。上限については,日足の移動平均が徐々に下がっており,今週は84円台前半までで上昇は抑えられると思います。一方,下限については3週連続外れているので今週は82円台後半をかする程度の下落を予想します。よって,今週の上値は84.30円程度と予測し,下値は82.90円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.2870ドル-1.2620ドルで,実際は1.29182ドル-1.26433ドル(終値1.27096ドル)でした。上限は約30PIPSドル高方向の誤差で,下限は約20PIPSドル高方向の誤差でした。ユーロドルは完全なレンジ相場で8月8日の週の下落の翌週からほぼ1か月間に渡って均衡状態にあると言えるでしょう。ドル円・ドルスイス以上に相場の主題が明確でなく,ユーロのソブリンリスクと米国の景気回復を同じ土俵で比較することも難しく,まあ止まっているレートが市場が認めている現在の均衡と捉えるしかありません。下限については,また少し上方修正して1.26ドル台半ばでのサポートを期待します。一方,上限については1.29ドルをいったん越えたもののその上はレンジ全体がレジスタンスのようですから,1.29ドル台前半での戻り売りを予想します。よって,今週の上値は1.2920ドル程度と予測し,下値は1.2650ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0210フラン-1.0000フランで,実際は1.02765フラン-1.00595フラン(終値1.01703フラン)でした。上限は約70PIPSドル安方向に外し,下限は約60PIPSドル安方向に外しました。ドル円の92円台突入よりも政治的要因のないドルスイスのほうが先にパリティ割れが来るような気がします。そうすれば昨年11月29日の週以来の0.99フラン台への突入となります。下限については,0.9980フランでのサポートを期待します。一方,上限については頑張っても1.01フラン台後半までの上昇が限界と考えています。よって,今週の上値は1.0170フラン程度と予測し,下値は0.9980フラン程度と予測します。

今週の予定としては,14日の火曜日には米8月小売売上高の発表がありますが大した増加は見込めない状況です。月日の経つのは早いもので15日の水曜日はリーマンショック2周年なのですね。16日の木曜日には9月フィラデルフィア連銀景況指数の発表があり,秋口になっても景気回復が一向に進まないようでは相場にも一波乱ありそうですね。17日の金曜日には米8月消費者物価指数(CPI)がありますがこちらはインフレ期待は抑制されているので前月とあまり変わらないことでしょう。個人的には少し涼しくなったのでそろそろ出動のタイミングの週にしたいと思います。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/09/06の週の雑談】

先週は雇用統計が思ったほど悪くないと認識されたので,ユーロ安・ドル高の傾向にあるとはいえ,それ以上に一貫して変わらないのは円高・フラン高ですね。今週の月曜日はレイバー・デーで米国市場はお休みで市場的には閑散としております。先週の臨時決定会合に続き,今週も通常の日銀政策金利決定会合が開かれましたが市場からは無反応でいわば「ステルス」会合とも言えるものでした。原油価格は75ドル台で始まりましたが,71ドル台まで続落した後に直ぐに切り返し週末は74ドル台まで上昇して終わりました。一方,金価格は1238ドル台で始まり,ほぼ一貫して上昇して1247ドル台で週末を迎えました。円高傾向と金価格の上昇はリスクの回避という意味で強い相関がありそうです。



ドル円は,予想が85.90円-82.50円で,実際は85.893円-83.661円(終値84.405円)でした。上限は5PIPS以下の誤差のニアピン賞で,下限は約90PIPSドル安方向に外しました。日銀の金融政策サイドの貢献は期待できないのでこのまま82円台の突入は時間の問題だと思います。また,一国で為替介入しても効果は疑問ですし政治的には民主党代表選で経済政策が止まったままですのでこの流れはいかんともしがたいです。上限については,寄り天の週だと思うので84円台半ばで抑えられるものと思います。一方,下限については2週連続期待して外れているのですが今週も82円台への突入を予想します。よって,今週の上値は84.50円程度と予測し,下値は82.50円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.2770ドル-1.2580ドルで,実際は1.28966ドル-1.26246ドル(終値1.28939ドル)でした。上限は約130PIPSドル高方向に外し,下限は約40PIPSドル高方向の誤差でした。現在の市場はユーロもドルもまとめて対円・対フランとの強弱判断になっていますので,ユーロドルはきわどい均衡状態にあるといえるでしょう。欧州のソブリンリスクの懸念か米国経済の下ブレリスクが再度注目されない限り,当面レンジ相場を構成すると思っています。下限については,思ったより下がらなかったので少し上方修正して1.26ドル台前半でのサポートを期待します。一方,上限については1.29ドルがレジスタンスになっていましたので1.28ドル台後半での戻り売りを予想します。よって,今週の上値は1.2870ドル程度と予測し,下値は1.2620ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0310フラン-1.0100フランで,実際は1.03077フラン-1.00638フラン(終値1.01703フラン)でした。上限はほぼ誤差なしの予想どおりとなり,下限は約40PIPSドル高方向の誤差でした。引き続きドル円が82円台を伺うかのように,ドルスイスもパリティ割れがいつ来るかという市場の予想(期待)が高まってきています。下限については,ズバリ今週は1.00フランジャストでのサポートを期待します。一方,上限については頑張っても1.02フラン台前半までの上昇が限界と考えています。よって,今週の上値は1.0210フラン程度と予測し,下値は1.0000フラン程度と予測します。

今週の予定としては,火曜日の日銀政策金利決定会合以降,特に気にしている経済指標の発表もないので為替で値幅の取れるトレードはできないかもしれません。ただし,円高による日本株の下落はやや心配ですね。

8月失業率は0.1%の上昇で,NFP減少幅は予想幅を下回る

Recession Concerns Ease on August Jobs Data

8月非農業部門雇用者数: -54K (予想:-105K,前回:-131K,前回改定:-54K)
8月失業率: 9.6% (予想:9.6%,前回:9.5%)

8月の失業率は7月の9.5%から0.1%増加しましたが毎月の変動の範囲でしょう。一方,NFPは悲観的な予想よりはましな減少幅で,前回のNFPも減少幅が少なくなる方向に上方修正されましたので,絶対値では良くない雇用統計ですが事前予想との差で株式相場にはプラス材料となりました。

製造業: -2万7000人 (前回:3万4000人) ※増加が減少に転じました
建設業: 1万9000人 (前回:-4000人) ※プラスに転じたのは良い傾向
金融業: -4000人 (前回:-1万1000人) ※マイナス幅が少し改善中
リテール部門: -4900人 (前回:7400人) ※ゼロ近傍の変動範囲
民間部門: 6万7000人 (前回:10万7000人) ※プラスであっても一時雇用者の割合が増えているのは危険
政府部門: -12万1000人 (前回:-16万1000人) ※政府部門は州政府も含めて引き続き雇用創出ができず

今回は単純に前月の改定と今月の予想以下の減少幅に市場は反応しました。政府部門の雇用減少が続いていますがこれから民間による雇用創出ができるかどうかが正念場です。それにはまだ時間が必要なようです。為替相場にはもっとマクロ的な観点からマイナス材料に受け取られユーロドルは1.29ドルの手前まで上昇しています。

ECBは政策金利を1.0%で据え置き…無制限資金供給の延長を発表

Trichet Says ECB to Extend Emergency Bank Lending

9月2日にECBは政策金利を16回連続で据え置きました。今回の会見ではいつものように政策金利は適切だということに加えて,1週間ないし1か月の無制限資金供給を予定の10月までではなく少なくとも来年の1月まで延長すると発表しました。世界中の中銀が再び金融緩和の動きを強めているので「出口戦略」などという言葉は忘れ去られてしまったようです。

一方で2010年のユーロ圏の経済成長率予想を1.0%から1.6%に,2011年のユーロ圏の経済成長率予想を1.2%から1.4%に上方修正しました。ソブリンリスクと経済成長の両方を見ないといけないECBも本当に大変です。



多少ユーロ高になった気がしますが大きな変動はありませんね。米国と異なり純粋に景気だけの判断で経済金融情勢を測れないのがユーロ圏です。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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