EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/06/27の週の展望】(続WC観戦・相場休みモード)

先週は日本代表がWCグループEの最終戦でデンマークに3-1で勝利し予想通り決勝トーナメントに進出できたのですが,為替相場は予想外にドル安・円高(フラン高)が進みました。寝不足状態なので横目でシステムを眺めておりますと,どうやらポンドの対ドルの安値もここのところ底を打ったようでロングが良い状況で一時的にドルが弱いのですね。原油価格は週初めは77ドル台で始まり75ドル台に下落したものの,週末は78ドル台までしか上がらない狭い値動きでした。メキシコ湾にハリケーンが来ていますが,原油は人気がなくなったのか上昇トレンドとはいかないようです。一方,金価格は1257ドル台で始まったのにいったん1225ドル台まで下落した後,週末は1256ドル直下まで戻すというローラーコースターでした。こんな相場では儲からないでしょうね。



ドル円は,予想が92.20円-90.10円で,実際は91.460円-89.210円(終値89.250円)でした。上限は約70PIPSドル高方向に外し,下限は約90PIPSドル高方向に外しました。うん…90円では止まりませんでしたね。耐久財受注とか悪かったようですがそれだけでドル安とは思いにくいですがWC相場で市場が薄いのでしょうかねえ。下限については,今年5月20日の安値88.95円を明確に割るかどうかをサポートの目安としましょう。おそらく多少のアンダーシュートで止まると思います。一方,上限については今週は91円を越える勢いはなさそうなので90円台後半での失速を予想します。よって,今週の上値は90.80円程度と予測し,下値は88.90円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.2460ドル-1.2220ドルで,実際は1.24670ドル-1.22090ドル(終値1.23840ドル)でした。上限は10PIPS未満のニアピン賞で,下限は約10PIPSドル安方向への誤差で済みました。ユーロが反転し始めてからは大きなトレンドがないので誤差は少なめですが,それはボラが少ない証拠でもありますので実際のトレードがうまくいくとは限りません。先週1.22ドル台で止まったのはかろうじてという感じで,下限については,今週は1.21ドル台半ばへの続落を予想しています。一方,上限については今週は1.24ドル台になんとか到達できれば良い方で1.24ドル台前半での失速を予想します。よって,今週の上値は1.2420ドル程度と予測し,下値は1.2150ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.1290フラン-1.1020フランで,実際は1.11370フラン-1.09220フラン(終値1.09260フラン)でした。上限は約150PIPSドル高方向に外し,下限は約100PIPSドル高方向に外しました。このところのフランの対ドル高は私の予想外で全く当たりません。先週に続いて上限も下限も大外れです。日足的には雲を突っ切って下落し,週足的には雲に突っ込んだあたりなのでまだ下落余地があります。1.10フランをいったん割ったのですんなり1.10フラン台回復は難しく,上限については,1.09フラン台後半での戻り売りを想定します。一方,下限については今年5月2日の安値1.0767フランをサポートのメドとします。よって,今週の上値は1.0980フラン程度と予測し,下値は1.0770フラン程度と予測します。

今週の予定としては6月29日夜23:00頃にはWC決勝トーナメントの日本vsパラグアイ戦がありますのでそれまではトレードもお休みにしたいと思います。ちなみに火曜日は青系統の服を着て出勤するという世間の動きがあるようですが,皆さんの職場ではいかがでしょうか。経済指標としては,7月1日の木曜日にISM製造業景気指数,7月2日の金曜日に雇用統計がありますが,WC準々決勝を控えてトレードどころではないでしょう。今週も波乱なく相場が終わりを迎えますように,そして日本代表が勝ち進みますように…。

2010年5月YTDヘッジファンド成績

6月の後半を迎えましたので,2010年5月までのヘッジファンドの成績の推移を確認したいと思います。



図1が代表的な10種類のファンド成績の推移です。5月はギリシャ危機の影響が欧州全体へ広がった影響もあり,予想どおりほとんどのファンドがフリーフォールのように収益を減らしました。唯一プラス収益だったのがモーゲージ組成ファンドでした。2位以下は企業合併裁定ファンド,オプション戦略ファンド,ファイナンスセクターファンド,テクノロジーセクターファンドとなっています。10種類の中ではロングオンリーのファンドが最下位であったことからもわかるとおり,このような下げ相場の月に踏ん張れるのは証券市場の影響を受けにくいクローズドなM&Aファンドやオプションでしのいでいるファンドなのでしょう。エネルギー価格も下がっておりエネルギーセクターファンドもダメダメでした。こういう月は年に1,2回はあってもおかしくありませんから,翌月にまで損益の影響を引きずらないことが大切です。

次が,全セクターの5月までのYTDパフォーマンスの図2です。



8.84%:モーゲージ組成ファンド
7.39%:スモール・マイクロ企業限定ファンド
6.98%:資本構成裁定ファンド
5.89%:ディストレスドファンド
5.54%:バリュー投資ファンド

5.33%:仕組み債非裁定ファンド
5.23%:スペシャル・シチュエーションファンド
5.00%:仕組み債裁定ファンド
4.63%:ファイナンスセクターファンド
4.36%:レギュレーションD限定ファンド
3.36%:転換社債裁定ファンド
3.04%:イベント主導型ファンド
2.93%:テクノロジーセクターファンド
1.63%:資産賃貸ファンド
1.50%:企業合併裁定ファンド
1.33%:マクロファンド
1.26%:ヘルスケアセクターファンド
1.01%:エネルギーセクターファンド
0.92%:オプション戦略ファンド
0.91%:エマージング市場ファンド
0.88%:マーケットニュートラルファンド
0.75%:統計的裁定ファンド
0.32%:短期トレードファンド
0.17%:ロング&ショート戦略ファンド
-0.01%:ロングオンリー戦略ファンド
-0.24%:マルチ戦略ファンド
-2.15%:CTA商品先物ファンド
-2.26%:その他の裁定ファンド
-4.84%:ショートバイアスファンド


1位はモーゲージ組成ファンドとなり,スモール・マイクロ企業限定ファンドは安定しているものの2位となりました。3位以下は資本構成裁定ファンド,ディストレスドファンド,バリュー投資ファンド,仕組み債非裁定ファンドの順で,特徴のあるファンドが目立っています。ただ参入して何でも買えばよかった2009年とは大いに異なります。また成績の悪い方では,ショートバイアスファンドの一人負けの様相から商品相場もアップダウンの激しい地合いとなっておりCTA商品先物ファンドも成績が振るわなくなっています。気になるのはエマージング市場ファンドが今年は市場の牽引役とはなってくれないことです。これは実体経済の観点から言えば,先進国の債務削減や景気回復がいつまでも新興国の経済発展頼みではなかなかうまくいかないだろうということでもあります。外需頼みの日本にとってはなかなか辛い話でもありますね。

FOMC statement, June 23, 2010

FOMC statement

2010年4月28日以来,約55日ぶりという間隔の開いたリリースでした。引き続き政策金利は据え置きですし,目立った政策の変更はありません。WC中にドイツとガーナの試合を見ながら注目されないFOMCのエントリを書くのはだるいというしかありません。

1.経済全般としてはやや下方修正かな。先回の"economic activity has continued to strengthen"が"economic recovery is proceeding"に変更された。(※1下線)
2.労働市場は,先回の"the labor market is beginning to improve."が"the labor market is improving gradually."にさらに上方修正された。(※2下線)
3.商業用不動産市場は,先回の"is declining"が"continues to be weak"で底打ちの表現になったのか。(※3下線)
4.金融市場については(実体経済の自立および資金供給の手段の縮小により)実体経済への後押しの役割が減少していることを表現した。(※4下線)
5.この文は先回にはなくそっくり追加されたもので,商品市場の価格低下とインフレ率の低下をあえて明言した。(※5下線)
6.レートは今回も0.25%で据え置きで,FOMC文内の優先順位は低い。今回も"warrant exceptionally"と"for an extended period"はどちらも残った。(※6下線)
7.ホーニグ総裁が"an extended period"の表現に反対票を投じたが,理由の表記もあわせて先回と変更はない。(※7下線)

For immediate release
Information received since the Federal Open Market Committee met in April suggests that the ※1economic recovery is proceeding and that ※2the labor market is improving gradually. Household spending is increasing but remains constrained by high unemployment, modest income growth, lower housing wealth, and tight credit. Business spending on equipment and software has risen significantly; however, investment in nonresidential structures ※3continues to be weak and employers remain reluctant to add to payrolls. Housing starts remain at a depressed level. ※4Financial conditions have become less supportive of economic growth on balance, largely reflecting developments abroad. Bank lending has continued to contract in recent months. Nonetheless, the Committee anticipates a gradual return to higher levels of resource utilization in a context of price stability, although the pace of economic recovery is likely to be moderate for a time.

※5Prices of energy and other commodities have declined somewhat in recent months, and underlying inflation has trended lower. With substantial resource slack continuing to restrain cost pressures and longer-term inflation expectations stable, inflation is likely to be subdued for some time.

The Committee will maintain the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and continues to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely to ※6warrant exceptionally low levels of the federal funds rate ※6for an extended period.

The Committee will continue to monitor the economic outlook and financial developments and will employ its policy tools as necessary to promote economic recovery and price stability.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; James Bullard; Elizabeth A. Duke; Donald L. Kohn; Sandra Pianalto; Eric S. Rosengren; Daniel K. Tarullo; and Kevin M. Warsh. Voting against the policy action was Thomas M. Hoenig, who believed that continuing to express the expectation of exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period was no longer warranted ※7because it could lead to a build-up of future imbalances and increase risks to longer-run macroeconomic and financial stability, while limiting the Committee’s flexibility to begin raising rates modestly.

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/06/21の週の展望】(WC観戦・相場休みモード)

先週は日本代表がカメルーンとオランダに1勝1敗で最少失点で切り抜けるまずまずの出だしで,為替相場もあまり見ていませんでしたが,ユーロドルが1.24ドル台まで盛り返していたのですね。週末には中国様が元の対ドル相場自由化という燃料を投下なさいまして今週は元高・ユーロ安という展開ですか。引き続き寝不足状態が続いておりますので,トレードはシステムに任せます。原油価格は週初めは74ドル台でしたが78ドル台まで上昇し,75ドル台まで反落した後に77ドル台で週末を迎えました。BPの原油流出事故の不始末は訴訟問題・賠償金問題にもなっていますがかえって長期的な脱石油経済に移行するのではないかという観測もあり,原油相場の一方的な上昇は期待できないですね。一方,金価格は1219ドルから1262ドルまで上昇しあっさりと史上最高値です。本当に金はどこまで上昇するのでしょうか。



ドル円は,予想が92.70円-90.70円で,実際は92.100円-90.440円(終値90.730円)でした。上限は約60PIPSドル高方向に外し,下限は約30PIPSドル高方向への誤差でした。週足としては引き続きレンジ幅が狭いです。新政権への期待もそこそこあり景気も底打ちという見方も広がっているので極端な円高は期待できないでしょう。かといってドルの全面高の様子もなく値幅も少ないようです。下限については,90円台の底堅さが再々確認されましたので元高の影響があっても90円台の前半でのサポートを期待します。一方,上限については今週も92円を大幅に越える展開は予想しにくく92円台前半での失速を予想します。よって,今週の上値は92.20円程度と予測し,下値は90.10円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.2350ドル-1.2110ドルで,実際は1.24160ドル-1.21630ドル(終値1.23730ドル)でした。上限は約70PIPSドル高方向に外し,下限は約50PIPSドル高方向に外しました。ドル円と同じくユーロが反転し始めてからは大きなトレンドがないので誤差は少なめです。1.24ドル台に達した時点で1.22ドル以下のショートは踏み上げられた感じがあり,下限については,1.22ドル前半が良いサポートになると考えます。一方,上限についてはシステムの予測通り1.24ドル台にまで上昇しましたが,1.24ドル台半ばでの失速は明らかです。よって,今週の上値は1.2460ドル程度と予測し,下値は1.2220ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.1570フラン-1.1320フランで,実際は1.14790フラン-1.10810フラン(終値1.10880フラン)でした。上限は約90PIPSドル高方向に外し,下限は約240PIPSドル高方向に外しました。全般的にドル高バイアスで見ていたことに加え不可解なスイスフランの上昇でこの通貨ペアは急落となりました。なんとか1.10フランの大台を守っただけでもましと考えることにしましょう。下がり方が急だったので当面1.13フランを大幅に越えた上昇は期待できず,上限については,1.12フラン台後半での戻り売りを想定します。一方,下限については1.10フラン台では心理的なサポート感が強く1.10フラン前半でのサポートを予想します。よって,今週の上値は1.1290フラン程度と予測し,下値は1.1020フラン程度と予測します。

今週の経済指標としては,6月24日の木曜日にFOMCがありますが政策金利に関しては引き続き据え置きでしょう。経済についての強気な声明が出るのかどうか資金吸収に関する積極的な見通しが出るのかどうかが注目ですね。あとは米2010年1Q個人消費も米2010年1QGDPも確報値ですのでサプライズにはなり得ません。今週はトレードは止めて6月24日の木曜日深夜の日本代表のデンマーク戦を楽しみにしたいと思います。

6月のフィラデルフィア連銀景況指数は激下がり

Manufacturing Expansion in Philadelphia Area Slows (Update1)

6月フィラデルフィア連銀景況指数: 8.0 (予想:20.0,前月:21.4)

6月のフィラデルフィア連銀景況指数は激下がりで予想を大きく下回りました。引き続きプラス圏で景気の拡大方向を示してはいますがこの10か月では最低の指数です。先行指数のほうは先月の37.0が40.2とやや拡大しました。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: 9.0 (前月:6.1) -> 受注はかえって増加
出荷指数: 14.2 (前月:15.8) -> 出荷もあまり変化はない
在庫指数: 4.6 (前月:-7.9) ->売れ行きが鈍って在庫増
雇用指数: -1.5 (前月:3.2) ->雇用状況もやや悪化した

というように,いつも挙げている指数はそんなに悪くはないですが,内訳とは異なる総合的なセンチメントが悪いのでしょう。

為替市場はやや円高で推移しているので多少はネガティブ・サプライズかもしれませんが,チャートで確認する限りはそれ以前のロンドン時間のユーロ高・ドル安の動き以上の影響は見られません。トレーダーもWCで忙しいのか相場の反応もたいしたことがないようですね。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/06/14の週の展望】(WCモードのため以下略…)

先週はいよいよ南アWCが開幕しましたし,ユーロドルが1.20ドルの大台を割ってから予想を裏切って反転するし,使用していた海外サーバーがTwitter APIへのアクセスを規制しだすし,個人的にも忙しい週でした。引き続き寝不足が続いておりますので,トレードはシステムに任せます。原油価格は週初めからいったん70ドルを割った後に76ドルまで反騰し,週の終わりは74ドル台をキープしてきました。前半から上昇して75ドルを越えるまでが限界で,71ドル台で週末を迎えました。一方,金価格は1211ドルから1252ドルまで幅広いレンジで推移し再び高騰の予感です。上がるのは予想できるとしてもボラが大きすぎまする。



ドル円は,予想が93.10円-90.60円で,実際は92.070円-90.830円(終値91.670円)でした。上限は約100PIPSドル高方向へ外し,下限は約20PIPSドル安方向への誤差でした。週足としては先々週以上に非常にレンジ幅が狭く新政権への様子見相場とWCモードへの突入で市場参加者も減ったかなと思いました。下限については,90円台の底堅さが再確認されましたので90円台の半ばでのサポートを継続します。一方,上限については今週も92円を越えても93円をブレイクするほどトレンドが感じられないので92円台後半での失速を予想します。よって,今週の上値は92.70円程度と予測し,下値は90.70円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.2050ドル-1.1650ドルで,実際は1.21520ドル-1.18750ドル(終値1.20930ドル)でした。上限は約100PIPSドル高方向に外し,下限は約230PIPSドル高方向に外しました。今までのトレンド方向の限界(この場合は下限)がこれだけ外れるということは急速にユーロドルが底入れしてきた証拠でもあり,1.20ドル台に再び上昇してから早い段階で1.21ドル台半ばも越えてきました。下限については,これらを考慮して1.21ドル前半が良いサポートになると考えます。一方,上限についてはシステムでは1.24ドル台までの上昇を予想していますが,個人の裁量的感覚では1.20ドルを仮に越えても1.23ドル半ばでの戻り売りには勝てないと考えます。よって,今週の上値は1.2350ドル程度と予測し,下値は1.2110ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.1780フラン-1.1520フランで,実際は1.16720フラン-1.13970フラン(終値1.15060フラン)でした。上限は約110PIPSドル高方向に外し,下限は約120PIPSドル高方向に外しました。この通貨ペアでもユーロドルと同じように一本調子のドル高のトレンドは阻止されました。あっさり1.15フランを割ったのは意外な下落でした。上限についてはそのレベルを再び越えるのに苦労するでしょうし,当面はそのレベルを越えてからも1.16フランまでの間に戻り売りにさらされるでしょう。一方,下限については1.14フラン台のサポートは脆弱で再び1.13フラン割れも視野に入れながら1.13フラン前半でのサポートを予想します。よって,今週の上値は1.1570フラン程度と予測し,下値は1.1320フラン程度と予測します。

今週の経済指標としては,6月15日の火曜日の日銀政策金利発表がありますがもちろん金利は据え置きで,政府が景気回復宣言をする流れから言って金融政策自体が目立たない会見になると思っています。6月15日の水曜日には英国の失業率の発表があるので前日からのポンドドルの流れには注意しましょう。6月16日の木曜日には頭打ちになりそうな6月のフィラデルフィア連銀景況指数が発表になります。先週に引き続き市場は米景気に対する悪材料探しに転じる可能性がありますからご注意ください。また,週末は日本代表の対オランダ戦があるので変なポジションを抱えることなくWCに集中しましょう。

米5月小売売上高は残念な落ち込み・4月分は上方修正

Retail Sales in U.S. Fall as Consumers Boost Savings (Update2)

5月の小売売上高はコアも全体もマイナスになってしまいネガティブサプライズです。一方前月の改定値はどちらも上方修正されています。その後発表された6月のミシガン大学消費者信頼感指数は予想を上回っていますから相反する結果です。もうひと月確認しないと景気の足踏みなのか家計収入が貯蓄に向かい始めたのかははっきりしないですが,建設材料と自動車の落ち込みは前月の反動のようなところもありますね。

米5月小売売上高(自動車除くコア): -1.1% (予想:0.1%,前月改定:0.6%[改定前:0.4%])
米5月小売売上高: -1.2% (予想:0.2%,前月改定:0.6%[改定前:0.4%])

Please wait for Cleveland Fed data update

しかし,南アWCの開幕戦を迎える中での経済指標ですので,米国のトレーダーならいざ知らず,ロンドン時間の相場は割と静かです。ユーロドルも1.21ドル半ばまで上昇していたのが戻ってきているようです。今晩の相場で暴れる人はある程度資金がある人でサッカーには興味がない人でしょう。

ECBは政策金利を1.0%で据え置き…今回は波乱なく終わる

ECB Keeps Rate at 1% as Pressure Mounts Over Bond Purchases

ECBは13回連続金利据え置きでした。いつものように政策金利は適切だということと,国債買取りと無制限の資金供給を通して金融危機に断固として闘うというECBの姿勢が強調されました。

国債の買い取りに関しては前回の会合の直後にEUとしての指針が出ていることもあり,またギリシャへの融資が実際に行われた後でもあり特に波乱はなく,前回のように無策さをさらけ出すことはありませんでした。

ユーロドルは1.20ドルを回復してから1.21ドル台半ばまで反転していますが,トレンドが変わったとまではいかないでしょう。1か月前からずっとフリーフォールが続いていますが,ごく短期的には相場としても小休止の状態にあります。しかし,ポルトガルやアイルランドなどの国債のスプレッドも徐々にワイド化しており楽観は許さないでしょう。


ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/06/07の週の展望】(本業多忙のため火曜日モードが定着気味)

先週はユーロドルが1.20ドルの大台を割ってとうとう1ユーロ=1ドルへの奈落の底への蓋が開いた感じです。EMU内ではなくてもハンガリーを始めとする東欧諸国にも財政規律の問題が出てくると,スイス建てやユーロ建ての債権者はユーロ圏に一定数存在するわけなので,ユーロの信認に対する継続的な疑念により中長期なユーロ安傾向が強まるでしょう。しばらくは1.20ドル近傍で戻り売りも可能でしょうね。原油価格は週前半から上昇して75ドルを越えるまでが限界で,71ドル台で週末を迎えました。一方,金価格は月曜日は1214ドル台で始まったのですが上限は1228ドル台までで,その後1198ドル台まで下落した後に1220ドル台で週末を迎えました。相変わらず金は動きが激しいですね。



ドル円は,予想が91.80円-89.80円で,実際は92.870円-90.530円(終値91.690円)でした。上限は約110PIPSドル安方向へ外し,下限は約70PIPSドル安方向へ外しました。政権が変わって新内閣への期待のためか思ったより円高にはなりませんでしたし,週足の値幅としては非常に狭いものでした。引き続き気を抜くべきではありませんが,下限については,90円台の底堅さが確認されましたので90円台の半ばでのサポートを想定します。一方,上限についてはあっさり92円を越えることができたので,今度は93円をオーバーシュートした後の失速を予想します。よって,今週の上値は93.10円程度と予測し,下値は90.60円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.2480ドル-1.2220ドルで,実際は1.23530ドル-1.19550ドル(終値1.19650ドル)でした。上限は約130PIPSドル安方向に外し,下限は約270PIPSドル安方向に外しました。ユーロドルはレンジ相場への移行の予想(願望?)に反してユーロの長期下落への「終わりの始まり」と言える節目を割れました。約1か月前は1.30ドルあたりのレートでしたのでこれからの1か月も見ものです。下限については,先週の値幅が400PIPS以上あるので同程度以下に見積もっても1.16ドル半ばまでは想定したいです。予想がうまく当たらない時でもレンジならこうなる,下落トレンド継続ならこうなると腹をくくるしかありません。一方,上限については1.20ドルを仮に越えてもトレンドを変えるまでにはならないと思うので1.20ドル台半ばまでとします。よって,今週の上値は1.2050ドル程度と予測し,下値は1.1650ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.1680フラン-1.1450フランで,実際は1.17300フラン-1.14180フラン(終値1.16160フラン)でした。上限は約50PIPSドル安方向に外し,下限は約30PIPSドル高方向に外しました。ユーロドルほどは誤差が少なくフランはユーロとは同じ道を行かないような気がしています。1.17フランを越えたので,ゆっくりと1.20フランを目指すようなトレンドを形成するかもしれませんが,当面は1.18フランが目標でさらにその半ばを明確に越えない限り大台は意識はされません。上限については,1.17フラン後半を目標としておきましょう。一方,下限については先週の安値は一時的なもので今週のベースラインとしては1.15フラン前半でのサポートは堅いと考えます。よって,今週の上値は1.1780フラン程度と予測し,下値は1.1520フラン程度と予測します。

今週の経済指標としては,6月10日の木曜日にBOEおよびECBの政策金利発表がありますがいつもの通り据え置き予想です。特に「ユーロ圏および東欧諸国の各国財政リスクがあるため動けない状況」にあるECBの発表は,「消費者物価上昇率が安定的にゼロ以上になるまで動けない状況」にあったゼロ金利時代の日銀の政策金利決定会合のように変わり映えのない記者会見と質疑応答に終始しそうなのでイベントリスクとしては小さいでしょう。6月11日の金曜日には米5月小売売上高が発表されますが,先週の雇用統計が予想通りややネガティブサプライズだったので,市場は米景気に対する悪材料探しに転じる可能性がありますからご注意ください。

5月失業率は減少するも,NFPは予想以下の増加にとどまる

Payrolls in U.S. Increase in May Less Than Forecast (Update2)

5月非農業部門雇用者数: 431K (予想:536K,前回:290K)
5月失業率: 9.7% (予想:9.8%,前回:9.9%)

5月の失業率は4月の9.9%から0.2%減少しましたが,NFPは逆に予想より悪化しました。NPFが下がっても失業率が減ったのは(働く意欲のある)労働力(=Labor Force)が減ったからでしょう。

製造業: 2万9000人 (前回:4万0000人) ※増加数がやや鈍る
建設業: -3万5000人 (前回:1万4000人) ※急激に建設ラッシュ後の反動が継続中
金融業: -1万2000人 (前回:2000人) ※またマイナスに逆戻り
リテール部門: -6600人 (前回:1万8500人) ※またマイナスに逆戻り
民間部門: 4万1000人 (前回:21万8000人) ※増加数が大幅に減少
政府部門: 39万0000人 (前回:7万2000人) ※国勢調査効果の上昇修正もあり

製造業の雇用は増加数が鈍ってきて,金融業とリテール部門に至ってはまた雇用数が減少に転じました。総じて雇用統計はネガティブと言えますが,予想に反してドル安にはならずにユーロドルは1.20ドル割れを狙っているような動きです。為替市場は雇用統計そのものよりもユーロを売りたかっただけでしょう。そして,株式市場はその為替市場に素直に反応しているようです。一言でいえば,今日の雇用統計の数字を真剣に見ている人などあまりいなくて条件反射の売買ですかね。現時点で信用できるのはテクニカルのみとも言えるかもしれません。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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