EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/03/29の週の展望】(サーバーダウン&超多忙モード)

月曜日にサーバーが頻繁にダウンしてバックアップに追われたのと期末の仕事が超多忙モードで,またもや展望エントリが火曜日にずれ込みました。先週は1月ユーロ圏製造業新規受注が大変悪く,米国の2月耐久財受注がまずまずだったのとは対照的でした。さらにギリシャ財政支援にIMFの部分関与が濃厚になるなど今後の展開が不透明かつ結論先送りの状況が嫌気され,ユーロは水曜日から木曜日にかけて大きく売られました。原油価格はまた78ドル台と82ドル台の間を推移して80ドル台で週末を迎え,金価格は1085ドル台まで大きく下落しましたが週末には1107ドル台まで戻して行って来いの相場展開でした。



ドル円は,予想が91.10円-89.75円で,実際は92.940円-89.820円(終値92.500円)でした。上限は約180PIPSドル安方向に外しましたが,下限は約10PIPSドル安方向の誤差で済みました。24日の上昇では一気に90円台から92円台に突入し久々の火柱が上がりました。また,下落方向には90円台直下のサポートがよく効きました。ボラティリティがなくなるなどとの予想は大外れです。93円はブレイクできませんでしたが,今年1月3日の93.77円が次なる目標となりますので上限は93円台の半ばあたりとします。一方,92円台に上昇した段階では下限は91円台の半ばあたりでサポートされることになるでしょう。よって,今週の上値は93.60円程度と予測し,下値は91.40円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3670ドル-1.3420ドルで,実際は1.35690ドル-1.32660ドル(終値1.34140ドル)でした。上限は約100PIPSドル安方向に外し,下限は約150PIPSドル安方向に外しました。月曜日に高値をつけ,水曜日に大幅下落後に木曜日に安値をつけています。1.32ドルを割ればさらに下落の恐れがありましたが1.32ドル台後半でなんとか持ちこたえました。その後,ギリシャ財政支援に対してはユーロ首脳が虚々実々の対応で,何も支払いがなされていないにも関わらず市場には根拠のない安心感が広がり再び1.34ドル台を回復しました。既に今週も1.34ドル台で安定しているようですが,上限は1.35ドル台前半あたりでの戻り売りが強まるでしょう。一方,下限については先週の上昇ラリーの均衡点として1.33ドル台前半を予想します。よって,今週の上値は1.3540ドル程度と予測し,下値は1.3330ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0680フラン-1.0520フランで,実際は1.07490フラン-1.05440フラン(終値1.06570フラン)でした。上限は約70PIPSドル安方向に外し,下限は約20PIPSドル安方向の誤差で済みました。南アが利下げしたことや金価格が軟調だった週なので,先週はフラン高になる要因が見つかりませんでした。25日と26日の高値の推移からして,上限については1.07フラン台前半あたりで戻り売りが強まると思われ,一方,下限については17日の安値1.05050までは抵抗なく下落してもおかしくありませんのでアンダーシュートで1.04フラン台後半と見ます。よって,今週の上値は1.0730フラン程度と予測し,下値は1.0480フラン程度と予測します。

今週の注目点は,30日火曜日の1月ケースシラー住宅価格の下落の下げ止まり,31日水曜日の2月のユーロ圏失業率がどれほど悪化するか,4月1日木曜日の3月ISM製造業景気指数の力強さの確認,4月2日金曜日の雇用統計の改善など,花見の合間に色々イベントに首を突っ込むと時間がいくらあっても足りないかも知れません。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/03/22の週の展望】(お休みモード)

月曜日が休日だと東京市場が休みなのとプライベートな理由でどうも展望エントリは遅れがちです。先週のFOMCでは大して変化はなかったのですがフィラデルフィア連銀景況指数などは相当良かったので,先進国では最初に「出口」に到達するのはやはり米国なんでしょうね。エントリを書かない間にヘルスケア改革法案が米下院を通過したようですが,財政赤字の問題を残しつつもオバマ政権はなんとか信任を保っているようです。一方で,ユーロ圏はギリシャに関して何かが決まってもギリシャの政権自体がその流れを無駄にする動きをしますので本当に醜い動きですね。というわけでユーロドルはガッツリ下がりました。原油価格はまた79ドル台と82ドル台の間を推移して80ドル台で週末を迎え,金価格は1133ドル台まで上昇しましたが1107ドル台で週末を迎えました。商品相場もこの時期にブレイクアウトする感じではないのでしょう。



ドル円は,予想が91.50円-89.50円で,実際は90.790円-89.740円(終値90.540円)でした。上限は約70PIPSドル高方向に外し,下限は約20PIPSドル安方向の誤差で済みました。もうレパトリも終わっているので今週も先週に続いてボラティリティのない週となるでしょう。あまり勢いが無いので上限は先週より下げる必要があります。また,下落方向のトレンドもなく下限のアンダーシュートも先週と同程度まで引き上げたいと思います。よって,今週の上値は91.10円程度と予測し,下値は89.75円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3820ドル-1.3580ドルで,実際は1.38170ドル-1.35020ドル(終値1.35350ドル)でした。上限は5PIPS以下の誤差で的中し,下限は約80PIPSドル安方向に外しました。先々週と反対にユーロ圏には良いニュースと思えるものがなくほぼレンジ上限からの下落の週でしたが1.35ドルジャストで止まりました。安値圏で今週も始まっていますので誰かが下方向のブレイクアウトを狙うかもしれませんが,1.34ドル台はまず堅いでしょう。上限についてはいったん1.36ドルを割りましたので。1.36ドル台全般での戻り売りの抵抗を相当受けると見ます。よって,今週の上値は1.3670ドル程度と予測し,下値は1.3420ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0720フラン-1.0490フランで,実際は1.06450フラン-1.05050フラン(終値1.06010フラン)でした。上限は約75PIPSドル高方向に外し,下限は約15PIPSドル安方向の誤差で済みました。スイスは自国の財政政策と金融政策を直接リンクさせることができますし,ギリシャやPIIGSの影響を受けないという強みを持っており,フランはドルに対して堅調な動きを見せました。上限については,3月18日に1.07フランを越えられなかったのはフランの踏ん張りと言える動きです。今週もこの傾向は継続しているので1.06フラン台後半での失速を予想します。また,下限については,1.05フランの足場は特にしっかりしていますので引き続き狭いレンジでの動きが予想されます。よって,今週の上値は1.0680フラン程度と予測し,下値は1.0520フラン程度と予測します。

今週の注目点は,あえて挙げるなら3月24日のユーロ圏の3月PMI購買担当者指数が予想以上に悪い場合には,同日の米2月耐久財受注が堅調ならば連動してのユーロの下落リスクがあるでしょう。なお,3月26日の米2010年第1四半期GDPは確報値なので市場は織り込み済みであり,週後半の相場には影響が少ないと思います。それより,この季節は歓送迎会の季節でもありいよいよ桜の開花も近づきましたので,動意のない市場からは離れて「休むも相場」を実践した方が良いかもしれません。

3月フィラデルフィア連銀景況指数は予想を越え,先行指数も再上昇

Factories in Philadelphia Region Grow at Faster Pace (Update3)

3月フィラデルフィア連銀景況指数: 18.9 (予想:18.0,前月:17.6)

3月のフィラデルフィア連銀景況指数は再び予想を上回り,先行指数のほうも先月の35.8が52.0と力強く再上昇しています。(下図参照)



内訳としては,

新規受注: 9.3 (前月:22.7) -> 先々月,先月とブレが激しい
出荷指数: 13.6 (前月:19.7)
在庫指数: -11.0 (前月:3.2)
雇用指数: 8.4 (前月:7.4) -> 2007/8以来の高い指数

というように,新規受注はブレが激しくこれだけを見ていては判断を間違いそうです。在庫が減って出荷が制限されたようにも思えますし,2月小売売上高の伸びにより今後も需要サイドの受注の拡大が見込めそうです。さらに,雇用指数が引き続き堅調なのは先行きの景気拡大を予感させますし,最近は製造業の持続性のある回復状況が本当に目立つ状況ですね。

ユーロドルは指標に反応してガッツリ下落しましたが,為替市場は米国経済の回復を十分に認識して反応していることが分かります。EU圏のイベントリスクでユーロに強気になれないのとは対照的です。

FOMC statement, March 16, 2010

FOMC statement

2010年1月27日以来,約50日ぶりのリリースとなります。引き続き政策金利は据え置きです。1,2の上方修正と3の下方修正が目立つ程度であり,5,6については時間が経過しただけの記述の違いなので先回より文言の変更は少ないと言えます。今回もホーニグ総裁が文言に反対票を投じました。言い換えると,景気の緩やかな上昇とともに非伝統的金融政策の「出口」には確実に近づいていると考えられます。

(今回の概要)
1.労働市場は,先回の"the deterioration in the labor market is abating"が"the labor market is stabilizing"に上方修正された。(※1下線)
2.設備とソフトウェアへのビジネス支出は,先回の"appears to be picking up"が"has risen significantly"に上方修正された。(※2下線)
3.建設投資については,今回は商業物件についての投資について"investment in nonresidential structures is declining"と下方修正した。(※3下線)
4.レートは今回も0.25%で据え置きで,FOMC文内の優先順位は低い。今回も"warrant exceptionally"と"for an extended period"はどちらも残った。(※4下線)
5.MBSについては,先回の"is in the process of purchasing"が"has been purchasing"に時制が変わり,経過措置に関する記述は削除されて3月での買取り終了をいっそう明確にした。(※5下線)
6.数々の流動性供給対策を終了させることを先回とは異なり一括記述した後に,"Term Asset-Backed Securities Loan Facility"だけは期限が6月末なので特別に分けて記述している。(※6下線)
7.ホーニグ総裁がいつまでも時間軸効果を持たせる"an extended period"の表現に反対票を投じた。(※7下線)

For immediate release
Information received since the Federal Open Market Committee met in January suggests that economic activity has continued to strengthen and that ※1the labor market is stabilizing. Household spending is expanding at a moderate rate but remains constrained by high unemployment, modest income growth, lower housing wealth, and tight credit. Business spending on equipment and software ※2has risen significantly. However, ※3investment in nonresidential structures is declining, housing starts have been flat at a depressed level, and employers remain reluctant to add to payrolls. While bank lending continues to contract, financial market conditions remain supportive of economic growth. Although the pace of economic recovery is likely to be moderate for a time, the Committee anticipates a gradual return to higher levels of resource utilization in a context of price stability.

With substantial resource slack continuing to restrain cost pressures and longer-term inflation expectations stable, inflation is likely to be subdued for some time.

The Committee will maintain the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and continues to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely to ※4warrant exceptionally low levels of the federal funds rate ※4for an extended period. To provide support to mortgage lending and housing markets and to improve overall conditions in private credit markets, the Federal Reserve ※5has been purchasing $1.25 trillion of agency mortgage-backed securities and about $175 billion of agency debt; those purchases are nearing completion, and the remaining transactions will be executed by the end of this month. The Committee will continue to monitor the economic outlook and financial developments and will employ its policy tools as necessary to promote economic recovery and price stability.

In light of improved functioning of financial markets, the Federal Reserve has been closing the special liquidity facilities that it created to support markets during the crisis. ※6The only remaining such program, the Term Asset-Backed Securities Loan Facility, is scheduled to close on June 30 for loans backed by new-issue commercial mortgage-backed securities and on March 31 for loans backed by all other types of collateral.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; James Bullard; Elizabeth A. Duke; Donald L. Kohn; Sandra Pianalto; Eric S. Rosengren; Daniel K. Tarullo; and Kevin M. Warsh. ※7Voting against the policy action was Thomas M. Hoenig, who believed that continuing to express the expectation of exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period was no longer warranted because it could lead to the buildup of financial imbalances and increase risks to longer-run macroeconomic and financial stability.

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/03/15の週の展望】

まず最初に今年の期末のドル円の方向はどちらかと言えば円安方向で極端な円高にはならないと確定したと思います。米2月小売売上高は予想以上に良かったもののユーロ方面のギリシャ問題も薄らいだように思われて週足でユーロドルは逆に上昇しています。原油価格はまた80ドルと83ドルの間を推移し,チリの銅山操業懸念も薄らいで金価格は1135ドル台から反落し1102ドルで週末を迎えました。米株式市場は若干プラスに動いていますが期末を控えて動意の少ない1週間でした。



ドル円は,予想が91.20円-88.50円で,実際は91.070円-89.620円(終値90.450円)でした。上限は約10PIPSドル高方向の誤差で済み,下限は約110PIPSドル安方向に大きく外しました。火曜日に安値をつけてからは一貫して円安方向に動きましたね。冒頭にも述べたように円のレパトリもほぼ終わっていると考えられ,ここからの急激な円高はないと思います。先週の上限付近の戻りは良く効いていましたので今週も91円の半ばに到達できるかどうかはやや未定です。また,先週の安値はなんとか89円台半ばまで下落しましたがこのあたりが精一杯の状況でした。下限としては,90円ジャストでのサポートからのアンダーシュートを見込んで89円台半ばまで引き上げたいと思います。一方,上限としては,円安方向の次の目標として91円半ばまでは引き上げたいと思います。よって,今週の上値は91.50円程度と予測し,下値は89.50円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3750ドル-1.3450ドルで,実際は1.37950ドル-1.35360ドル(終値1.37610ドル)でした。上限は約45PIPSドル高方向に外し,下限も約90PIPSドル高方向に外しました。ユーロドルは予想以上に堅調な週でした。1.38ドル直前まで上昇しましたので次のレンジへの移行は間近と言えますが,次のターゲットの今年2月9日の高値1.38390ドルについては,9日に陽線で高値をつけたあと2日続けて1.38120ドル,1.38000ドルと切り下げていることに注目します。上限については,1.38ドル台前半での抵抗が比較的強くてこのあたりで失速すると考えます。一方,下限については,先週木曜日の安値1.36200ドルはその後の上昇の基点と見ていますので,大きく動いても1.35ドル台後半でのサポートを予想します。よって,今週の上値は1.3820ドル程度と予測し,下値は1.3580ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0870フラン-1.0650フランで,実際は1.08030フラン-1.05750フラン(終値1.05800フラン)でした。上限は約70PIPSドル高方向に外し,下限も約75PIPSドル高方向に外しました。思ったよりフランが強く想定レンジ幅から大きく下落しました。日足一目均衡表の雲の上の状態は維持していますが,さらなる下落が起きた場合のサポートレベルは今年2月3日の安値の1.04960フランあたりと考えています。ですから,下限については1.05フラン直下あたりをめどとします。また,上限については,1.08フランは遠く及ばないレベルにまで下落しましたので,たとえ1.07フランを越えても1.07フラン台前半まででしょう。よって,今週の上値は1.0720フラン程度と予測し,下値は1.0490フラン程度と予測します。

今週のイベントとしては,水曜日の3月17日のFOMCは当然として,同日に日銀政策金利の発表もあります。どちらも政策金利は維持するでしょうがFOMCの文言の変化やその後の記者会見には注目です。特にたいていはスルーなのですが今回の日銀政策金利の発表はさらなる金融緩和政策実施の観測があり市場関係者の期待も高まっているようです。失望売りの円高や株式下落のリスクには注意しましょう。あとは,木曜日の3月18日の3月フィラデルフィア連銀景況指数は,上振れ方向のポジティブサプライズには注意したいと思います。

次期FRB副議長候補のイェレンSF連銀総裁とは

ジャネット・イェレンSF連銀総裁が,2010年6月23日に退任予定のドナルド・コーン副議長に代わるFRB次期副議長の有力候補のようです。



Fed's Yellen more complex than dove label implies

イェレンSF連銀総裁は1946年ブルックリン生まれで,これまで

1967年:ブラウン大学卒業
1971年:イェール大学より博士号授与
1994-1997年:FRB理事
1997-1999年:クリントン政権の経済諮問委員会
2004年:SF連銀総裁に就任

を経験してきており,夫はノーベル経済学賞を受賞したジョージ・アカロフ。1980年以降はUCバークレー校の教授でもあります。

− FEDでは最もハト派として知られている
− 現在の物価情勢では利上げの時期は長期にわたって訪れないと確信
− マイナス金利が設定できるなら設定することに投票したいとも発言
− 2009年7月には1970年代のハイパーインフレは金融政策の失敗であると発言
− マイルドなインフレ目標政策の提唱者でもある(1%〜2%)
− ただし最近はそのようなインフレ目標は長期的な目標であると「但し書き」をつけている
− 資産バブルに対しては抑えこむよりも崩壊後の緩和政策というFEDビューを持つ
− 36回のFOMCの投票で反対票を投じたことはなく,空気を読む総裁でもある

今後は,オバマ政権がこの案件を推進するとしてさらには上院の承認を必要としていますがどうなるでしょうか。将来のFRBが彼女のこの路線ならいつかはまたバブルとその崩壊を経験するのでしょう。

なお,英語版のロイター記事ではこのような情報を数多く得られますが,日本語版は当然のことながらジャネット・イェレンSF連銀総裁がFRB副議長候補であることと対立候補についての2,3の名前があるだけです。日本語翻訳記事の限界を再び垣間見た気がしました。

米2月小売売上高は連続で予想を上回り好調

Retail Sales in U.S. Unexpectedly Rose in February (Update3)

2月の小売売上高は1月に引き続きコアも全体も予想を上回りました。前月の改定値はマイナス修正なのですがブリザードの影響を重く見た2月の予想は見事に外れました。2月は当然のことながら日数が1月より少ないのにこんなに上回るとは…個人消費のGDPの計算の元となる自動車とガソリンと建設資材の売上げを除いた数値が0.6%から0.9%に上がったのは前月に続き他の経済指標にも良い影響を与える可能性があります。また,家電消費が3.7%も上がり,レストランやバーでの飲食も0.9%も上がったようなので,個人消費の改善が加速してきたとはっきりと言えるでしょう。

米2月小売売上高(自動車除くコア): 0.8% (予想:0.1%,前月改定:0.5%[改定前:0.6%])
米2月小売売上高: 0.3% (予想:-0.2%,前月改定:0.1%[改定前:0.5%])

Please wait for Cleveland Fed data update

とは言え,ドル円の上限はほぼ週の予想通りなのは今週があまり活発な売買がない時期だからかも知れません。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【2010/03/08の週の展望】(超遅延モード)

本業が立て込んでいてまたもや9日まで更新がずれ込みました。先週は2月ISM製造業景気指数は前月より低下しましたがそれによる株式市場への影響は少なかったようです。また,欧州通貨の政策金利は据え置きだったものの先行きが不透明なために為替市場は主にドルが堅調に推移しました。一方,金曜日のNFPの発表が予想より良かったためドル高というよりはむしろ対ドルおよび対欧州通貨で円が全面安になりました。この時期の市場としては円ベースの市場参加者がメジャーなのかもしれません。ドル円が90円を回復したために今年の3月期末は極端な円高にはならずに済みそうです。原油価格はまた80ドルを越えて81ドル台で終了し,金価格は1145ドル台に突入した後には反転して1135ドルで週末を迎えました。このような資源価格の上昇は,チリの大地震の影響で銅山の再開が不透明だったために投機筋が一時的に資源買いに走ったのかもしれません。



ドル円は,予想が90.40円-87.80円で,実際は90.570円-88.120円(終値90.330円)でした。上限は約20PIPSドル安方向の誤差で済み,下限は約30PIPSドル安方向の誤差で済みました。重要な指標が多かった割にはレンジ内に推移したドル円は再び90円台に突入し,極端な円高で期末を迎える可能性が薄れたように思います。先週指摘した昨年12月6日の週の安値87.35円と終値89.25円の間の押し目買いによるサポートはうまく機能したようです。下限としては,90円台を回復したのでこのレンジのサポートとして88円台半ばまで引き上げたいと思います。一方,上限としては,2月23日の下落の高値91.280円は当面の上限として機能すると考えています。よって,今週の上値は91.20円程度と予測し,下値は88.50円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.3760ドル-1.3460ドルで,実際は1.37360ドル-1.34330ドル(終値1.36200ドル)でした。上限は約20PIPSドル安方向の誤差で済み,下限も約30PIPSドル安方向の誤差で済みました。ドル円だけでなくユーロドルも今週は誤差が少ないです。期末を控えて様子見のためか一時的にトレンドがなくなっており,テクニカルに見たレンジ予想の精度が上がるようです。また,3週続けて下ヒゲが出ても週足の始値と終値に大きな差がなくノータッチオプションを守るためのポジション修正の可能性がさらに強まりました。それで,下限については,今週もしつこいようですが昨年5月17日の週の安値1.34230ドルを意識して1.34ドル台半ばでのサポートを予想しています。上限についても,先週と同じく今週も1.37ドル台半ばでの失速を予想しています。よって,今週の上値は1.3750ドル程度と予測し,下値は1.3450ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0850フラン-1.0650フランで,実際は1.08880フラン-1.06470フラン(終値1.07400フラン)でした。上限は約40PIPSドル安方向の誤差で済み,下限は5PIPS未満のほぼピッタリの予想でした。7週連続の下値の切り上げはなりませんでしたが,相場の値動きがさらに緩慢になる傾向は継続しています。上限については,先週の昨年5月24日の週から8月9日の週までの1.08フラン後半から1.09フラン半ばまでの上限突破の攻防はまだ意識しますが1.08フラン台後半での失速を予想しています。下限については,ピッタリの予想でしたのでそのまま今週も継続します。よって,今週の上値は1.0870フラン程度と予測し,下値は1.0650フラン程度と予測します。

今週のイベントとしては,金曜日の3月12日の米小売売上高以外は大して気になる経済指標はありません。ユーロ圏の鉱工業生産高,スイス・オーストラリア・カナダの失業率,スイス・ニュージーランドの政策金利発表などはマイナー指標であり,為替市場を動かすレベルの経済指標ではありません。よって,あとは欧州方面からの大きなニュースがあるとすればロンドン時間のニュースには注意しましょう。

2月失業率は前月と変わらず,NFPは予想より減少幅が縮小

Payrolls in U.S. Fell 36,000; Unemployment at 9.7% (Update2)

2月非農業部門雇用者数: -36K (予想:-68K,前回修正値:-26K←-20K)
2月失業率: 9.7% (予想:9.8%,前回:9.7%)

2月の失業率は1月の9.7%と変わらずでした。予想は9.8%でしたのであまりズレはありませんでした。一方,NFPは予想が-68Kであったのにも関わらず,-36Kということで大雪等の季節要因の見積などが強すぎたのかもしれませんが,かなりなポジティブサプライズと言えるでしょう。

製造業: 1000人 (前回:2万0000人) ※プラスですがショボイ
建設業: -6万4000人 (前回:-7万7000人) ※寒波の影響
金融業: -1万0000人 (前回:-1万3000人)
リテール部門: -400人 (前回:4万1800人) ※またマイナスに逆戻り
政府部門: -1万8000人 (前回:7000人) ※またマイナスに逆戻り

まだ,一時雇用者の率も高く今後の変動要因となるでしょう。なお,一時雇用者を失業者扱いすると16.8%と潜在的失業率は跳ね上がります。

為替市場はポンド>ユーロ≒フラン>ドル>円の順の強さで反応しましたが,ユーロドルについては思ったほどドル高にはなりませんでした。雇用統計は少しずつ良くはなっているもののまだバラ色と言える状況ではないと市場参加者も良く理解しているのでしょう。

特徴的な動きを見せたのは,円が全面安になったことです。特にユーロ・ポンドに対して大幅安になりました。期末要因で円高になるかと思ったらその逆でこの円安の加速に関しては説明がどうにも付きません。事実として受け入れるしかないでしょう。

ECBは政策金利を据え置き…でも3か月物の金利は正常化

ECBは政策金利を1.0%で据え置き…

Trichet Phases Out Some Tools, Opposes IMF Help for Greece

ECBは10回連続金利据え置きでした。トリシェ総裁の記者会見では

「ただし,3か月物の金利は従来の変動金利に戻す」(ちょっと正常化への道を探る…)
「ギリシャ財政へのIMFの介入には断固反対」(そりゃあ,ドイツとフランスに頑張ってもらってギリシャの瀬戸際外交を封じ込めたいはず…)

という判断で,前回の一回待ちに近い重苦しい会見からは少しは前進しましたが,市場は依然として積極的に動けないECBに対して失望しており,ユーロドルはせっかく戻した1.37ドル台から滑り落ちています。



なお,BOEも同時に政策金利を据え置き0.5%のままにしたまま,ボンド購入プログラムは2000億ポンド規模に据え置くことを2か月継続しています。先月は規模を拡大しなかったことから少しは楽観できるのかと思ったらそうでもないようで,英国は今年は選挙があるし景気の2番底の恐れもあって買い入れ規模を減らすことも増やすこともできないようです。

BOE Holds Bond Purchase Program at 200 Billion Pounds (Update2)

 | HOME |  NEXT »

PAGE TOP ▲

Appendix

EURO SELLER

EURO SELLER

管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

お小遣い稼ぎ!
スマホでお小遣い稼ぎ!
DTIブログポータルへ
このブログを通報
Report Abuse

Search

Calender

« | 2010-03 | »
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

Forex Rates

This site's QR Code