EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

ドル円・ユーロドル・ドルスイスの展望【09/12/14の週】

先週はドイツは製造業受注が振るわないし,ギリシャやスペインの財政規律の問題がクローズアップされてソブリンの格下げが行われるなどユーロにとっては悪い材料ばかりでした。一方,日本もGDP下方修正のショックが走るし,もともと財政赤字ですのに国債発行額の予定上限を守れそうにないなどのネガティブなニュースが続きました。加えて先々週に続いて金価格も原油価格も続落ですので,こうなるとドルが相対的に強くなるのは必定でした。引き続き米国政府がドル安政策を続けているとの認識には変わりはありませんが,対欧州通貨では先々週よりレンジが変わったことは事実として受け止める必要があります。



ドル円は,予想が91.40円-87.70円で,実際は90.180円-87.350円(終値89.050円)でした。先週は金曜日のドル高で終値は戻したものの思ったよりドル高にならず上限は無残にも120PIPSもドル高方向に外しました。下限は35PIPSの差でまずまずですね。特に下限については12月3日の安値87.570円を意識していた動きでした。ドル円の90円の壁は厚く,欧州通貨に対してドルが素直に高くなっているのと比べて上値は重い展開が続きます。今週の方針としては,年末が近づくにつれてのドルの需給の関係から一段の円高を期待するのは難しそうで,上値のブレイクが発生するかに注目しましょう。下限については,12月4日の安値87.980円あたりが先週より上のサポートとして意識されるでしょう。上限については,金曜日のドル高でも90円は越えられませんでしたし,輸出企業がここぞとばかりドルを円に換える期末の動きも侮れませんので,90円を越えるとしても大きくは見込めません。よって,今週の上値は90.30円程度と予測し,下値は87.80円程度と予測します。



ユーロドルは,予想が1.5040ドル-1.4795ドルで,実際は1.49040ドル-1.45850ドル(終値1.46280ドル)でした。ドル円の予測とは異なり下のレンジに移行してしまいましたので上限も下限も全く外しました。先週の動きで特に注目すべきことは,1.48ドル付近にあったひとつ上のレンジ相場の下限を完全に下抜けしてしまったということです。このため現在のレンジ相場は1.48ドル-1.45ドルの間にあります。先週はこの上のレンジ相場が鉄板だったと言いながら1週間後に下抜けする現実を見ると,自身の予測の不確かさを恥じると同時に市場はこのギリシャとスペインの問題を思ったより重要視しているということがわかります。下限については,今後さらにドル高方向に振れるかどうかは,1.45ドルあたりでどの程度相場がもつれるかにかかっています。経済指標でなくドバイや欧州方面のイベントリスクに注意しましょう。上限については,1.48ドルをいったん無駄な抵抗で回復した後に力尽きて再度割りましたので,1.48ドル台では相当戻り売りが強くて1.48ドル台前半になると失速すると考えています。よって,今週の上値は1.4820ドル程度と予測し,下値は1.4485ドル程度と予測します。



ドルスイスは,予想が1.0190フラン-1.0040フランで,実際は1.03670フラン-1.01350フラン(終値1.03390フラン)でした。ユーロドルと同じようにドルスイスも上のレンジに移行してしまいましたので上限も下限も全く外しました。先週の動きで特に注目すべきことは,これまで毎週のように意識されていたパリティは市場の関心からいったんははずれ,1.01フラン台半ばにあったひとつ下のレンジ相場の上限を完全に上抜けしてしまったということです。歴史的なサイコロロジカルラインとのレートの距離はだいたい150PIPSぐらいになると意識され始めると言われていますので,そこを明確に越えると市場は急激に関心を失います。また,金価格もいまや1100ドルを割る勢いですしフランにとっては援軍材料がありません。今週の方針としては,年末が近づくにつれてのドルの需給の関係からさらなるドル高と金価格の下落に合わせたフランの続落を予想しています。下限については,レンジ相場の下限どころか再度1.02フランを割るのも難しいと考えています。上限については,11月3日の高値1.03362フランを余裕でブレイクしてから週末を迎えていますので,今年9月以来の1.04フラン台への上昇を期待したいと思います。よって,今週の上値は1.0460フラン程度と予測し,下値は1.0210フラン程度と予測します。

今週は経済指標はともかく,14日の月曜日が期限のナキール社の債務一括返済がどういう決着を見るかにまず注目です。また,16日の水曜日(日本時間17日の木曜日)のFOMCで雇用統計の改善や小売売上高などに対してFRBがどういう声明を発表するかが楽しみです。18日の金曜日の日銀政策決定会合はスルー…。あとは,年末恒例行事に注意が向かっているので詳細なチェックはゴメンナサイで,皆様にお任せします。

米11月小売売上高は先月に続いて続伸

Retail Sales in U.S Increase More Than Forecast (Update3)

前回に続いて今回も前回改定値が下方修正されているものの,コアも全体も力強く予想を上回りました。先回10月の小売売上高のカラクリ(前月改定値が-1.5%から-2.3%に下方修正)を心配しなくても,前月に比べて雇用統計が改善したのと呼応して確かに消費にも改善が見られます。その後に発表された12月ミシガン大学消費者信頼感指数も,67.4から73.4に上昇しており,普段あまり材料にされない指数が理由に使われるということは,市場は米国経済の回復を多少のバイアスを持って確信しているということです。

米11月小売売上高(自動車除くコア): 1.2% (予想:0.4%,前月改定:0.0%[改定前:0.2%])
米11月小売売上高: 1.3% (予想:0.6%,前月改定:1.1%[改定前:1.4%])



金曜の夜はこの時期特有の恒例行事で外出だったので,リアルタイムではチャートを見ておりませんが,対欧州通貨に対してドルは続伸し,対円に対してもドル高のモメンタムを生み出したと思います。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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