EURO SELLERの為替・投資戦略ブログ

2005年6月の欧州憲法否決の際にユーロを売りまくった管理人の【新】為替・投資日記ブログです。くれぐれも投資行動は自己責任でお願いします。

英中銀の出口政策に対する姿勢に微妙な変化

フォーブス誌の選ぶ2009年の世界の権力者67人の中に,バーナンキFRB議長もトリシェECB総裁も白川日銀総裁も入っていたのに,キングBOE総裁は漏れてしまいました。まあ,(単にフォーブス誌の偏向かもしれませんが)それだけ歴史的に言ってポンドの通貨としての地位も英国経済が世界経済に与える影響も少なくなってきている証拠かもしれません。

以下は,そのキングBOE総裁についての記事です。

King Gives BOE Room as Bernanke, Trichet Signal Exit (Update1)

この記事によると,キングBOE総裁が現状では「出口政策」に積極的ではなく慎重な姿勢を示し,更なるボンドの買い取り枠拡大を示唆しているようです。これは,バーナンキFRB議長がFOMCでMBS買取り額の縮小を決めたことやトリシェECB総裁は最近では「出口政策」に頻繁に言及し一部のユーロボンドの買取りを12月に終了するようと明言したのとは対照的でもあります。

9月の英消費者物価指数は1.1%で,BOEのインフレターゲット政策の金利目標2.0%を大きく割り込んでおり,向こう3年間は2.0%を越えることはないだろうという一部予測もあるようです。それで,少なくとも2010年後半までBOEは利上げはしないと観測されています。

つまり,非伝統的政策である(英国版)量的緩和拡大によって,将来の利上げを当分しないことをコミットしたと受け取られてポンドが売られたのも無理はありません。

もちろん,政策決定のためのフリーハンドを残しておきたかったというのもあるでしょうが,インフレを押さえ込む面ではタカ派の代表であったキング総裁が量的緩和拡大の可能性を示唆すると,英国経済の景気回復にはまだ自信がないんだなと見えてしまいます。結論として,これからも更なるポンドの下落も予測されますので,ポンド系のポジションを持つ場合は注意したいものです。

そろそろ市場参加者が舞台から降りる時

たいして注目すべき指標は無いのに,ユーロもフランも安くなってドル高に推移しました。ユーロドルの1.51ドル越えもドルスイスの1.00割れ(パリティ割れ)も今週はなくなったように思います。

この時期は,目立った指標やイベントが無いのに以下のような理由で為替レートが動くことがあります。

■ 大口トレーダーの年度末近くの手仕舞いをきっかけに,トレンドが反転し相場が動く。
■ 企業実需において年度末近くの為替予約・オプションが執行される。カウンターパートが予約を受けるためにスポット市場で本来なら取らないポジションを取る。
■ 市場が薄くなっているときを狙って,負けているトレーダーが負けを取り返そうとして荒い売買を繰り返す。

また,大きく動くレートの場合で,以下のような理由で特にドル高になるケースも見受けられます。

■ 新興国市場に投資されていた資金が,利益確定のために米国にレパトリされる。
■ 景気が良い時に二国間の大型商談がまとまり,ドルでの支払いが行われる。

このような条件がいろいろ重なり合って,相場の潮目が変わったり荒れる場合があります。2008年は金融危機の真っ最中でしたので市場から目を離す人はいませんでしたが,今年であれば,成績の良いトレーダーの場合は11月の半ばあたりになると既に休み突入の季節かもしれませんね。例年では,プロでもアマでも新酒のワインが手に入るころには,いったん相場から離れたいですね。

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管理人のニックネームEURO SELLERの由来は,2005年6月の欧州憲法の否決の際にユーロを売りまくったことからきています。もう一つのシステムトレードのブログはこちらです。

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